西武(☆10対0★)広島 =オープン戦2回戦(2025.03.19)・ベルーナドーム=
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広島
0000000000600
西武
01110223X101501
勝利投手:與座 海人(1勝1敗0S)
敗戦投手:大瀬良 大地(0勝1敗0S)

本塁打
【西武】牧野 翔矢(1号・7回裏2ラン)

  DAZN
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◆西武は元山が先制適時打を含む2安打、牧野が2ランを放つなど、計15安打で10得点を挙げた。対する広島は、先発・大瀬良が4回3失点の投球。打線も無得点と振るわず、投打ともに課題を残した。

◆広島打線が2戦連続で完封負けを喫した。現状、オープン戦15試合で5度目のゼロ封負け。昨季も課題となっていた得点力不足の解消へ、2戦連続で1番に二俣を起用するなど、新井貴浩監督(48)ら首脳陣の試行錯誤が続く。この日も好機でホームベースが遠かった。1回は1死から2番矢野、3番小園の2連打で一、二塁とした。だが4番モンテロが遊ゴロ、5番田村が空振り三振に倒れて先制点ならず。7回は先頭の代打堂林が左翼線二塁打を放ち、1死から途中出場の野間が遊撃内野安打。1死一、三塁の好機をつくったが、ここでも7番林が空振り三振、8番韮崎が中飛に倒れた。8回2死満塁の大チャンスでも5番田村が左飛。右翼席のカープファンからため息が漏れた。

◆広島打線が2戦連続で完封負けを喫した。現状、オープン戦15試合で5度目のゼロ封負け。昨季も課題となっていた得点力不足の解消へ、2戦連続で1番に二俣を起用するなど、試行錯誤が続く。新井貴浩監督(48)の一問一答は以下の通り。-大瀬良投手は4回3失点「前回よりも1段階上がったのかなと。残り1試合しっかり調整して、彼の開幕に備えてほしいと思います」-投手陣が計10失点「オープン戦だから。気にしてないし、点を取られずに入るより、少々打たれて取られて入った方が、逆に本番、気合も入るんじゃないかなと。問題ないです」-打線も得点圏で1本が出なかった「いつも言っているけど、これは時間かかるからね、バッティングというのは。今日も若い選手がいっぱい出たけどね。時間がかかるから、こっちも根気よく」-10失点は若手捕手にとっても勉強「もちろん、特にキャッチャーはそういう経験は大切なことだから。オープン戦とはいえ、いい経験になったんじゃないの」-手術明けの栗林投手は1回3失点「球の力強さはあると思うよ。別に打たれたから、点を取られたからどうというのは全然関係ないと思う」-オープン戦も残り3試合「しっかり調整する選手はそこで調整して。最後残り3試合、まだ開幕のロースターというのは決まってないから、各自がいいものを見せてもらいたい」

◆西武与座海人投手(29)が開幕先発ローテ入りをたぐり寄せた。沖縄出身。この日の所沢は外が雪で「小さい頃は雪なんて見たことなかったです」と身を縮めたが、試合になればものともせず4回6奪三振で無失点。「初回をゼロで抑えることにこだわっていたので、球数をかけてでも抑える気持ちで投げました」。頭脳派のアンダースローとして、貴重な戦力になりそうだ。

◆広島は投打で収穫に乏しい内容だった。大瀬良の4回3失点に始まり、島内、栗林も複数失点。投手陣で15安打10失点を喫しても、新井監督は「オープン戦だから気にしていない。打たれて点を取られた方が本番で気合が入るんじゃないか」と悲観しなかった。攻めてはオープン戦5度目の無得点で、20イニング連続無得点。キャンプで振り込みを課した若手に思うような成果が見られないが、監督は「打撃は時間がかかる。こちらとしても根気強くだね」と、信じて待つ構えでいる。

◆西武は与座、菅井がともに好投。西口監督は先発枠6人がそろったかと問われ「いいんじゃないですかね」と納得の表情だった。ほかには今井と高橋、隅田、渡辺。与座は右下手から緩急と高低で揺さぶり、4回で6奪三振の無失点。オープン戦は計12イニングを投げて3失点と上々で「やりたいことはできている」と満足げだった。4年目サウスポーの菅井は3回無失点。七回は1死一、三塁、八回は2死満塁をしのぎ、「調子が良くない中で走者を背負っても抑えられた」と語った。

◆西武の元山が2安打2打点で開幕1軍入りへアピールした。二回に大瀬良の速球を中前へ運んで適時打とし、六回の犠飛の次は右前打。「強く振れる形ができてきた」と手応えを口にした。正遊撃手の源田の故障離脱があり、ヤクルトから移籍2年目の今季は出番を増やすチャンス。遊撃先発から二塁にも就き「自分は守備ありき。打撃以前にしっかり守ってというところ」と足元を見つめた。

◆開幕ローテーション入りを狙う与座が先発し、4回2安打無失点と好投した。一回1死から連打を許したが、以降は無安打投球を披露。78球を投げ「球数はかかりましたけど、しっかりゼロで抑えられてよかった」とうなずいた。この日は選抜高校野球で母校・沖縄尚学が初戦突破。下手投げ右腕は「後輩たちも頑張っているので、僕も頑張らないと」と汗を拭った。

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
831 0.727
(-)
-
(-)
42
(-)
32
(-)
6
(-)
10
(-)
0.235
(-)
2.080
(-)
1
(1↑)
日本ハム
832 0.727
(↑0.027)
0
(↓0.5)
45
(+5)
34
(+2)
11
(-)
10
(-)
0.246
(↑0.004)
2.450
(↑0.04)
3
(1↑)
西武
632 0.667
(↑0.042)
1
(↑0.5)
45
(+10)
22
(-)
3
(+1)
7
(+2)
0.275
(↑0.015
1.860
(↑0.19)
4
(1↓)
ソフトバンク
753 0.583
(↓0.053)
1.5
(↓0.5)
55
(+1)
47
(+2)
7
(-)
22
(+2)
0.258
(↓0.006)
2.690
(↑0.12)
5
(1↑)
ロッテ
761 0.538
(↑0.038)
2
(↑0.5)
48
(+5)
39
(-)
8
(+1)
7
(-)
0.219
(↑0.004)
2.200
(↑0.17)
6
(2↑)
中日
663 0.500
(↑0.045)
2.5
(↑0.5)
45
(+2)
52
(+1)
7
(-)
11
(-)
0.220
(↓0.003)
3.320
(↑0.16)
6
(-)
DeNA
662 0.500
(-)
2.5
(-)
40
(-)
43
(-)
3
(-)
9
(-)
0.221
(-)
2.710
(-)
6
(1↓)
巨人
661 0.500
(↓0.045)
2.5
(↓0.5)
45
(+2)
48
(+5)
7
(+1)
4
(-)
0.241
(↓0.006)
3.240
(↓0.18)
9
(-)
阪神
342 0.429
(-)
3
(-)
40
(-)
41
(-)
6
(-)
6
(-)
0.295
(-)
4.050
(-)
10
(-)
広島
582 0.385
(↓0.032)
4
(↓0.5)
30
(-)
45
(+10)
8
(-)
4
(-)
0.214
(↓0.003)
2.980
(↓0.55)
11
(-)
楽天
382 0.273
(↓0.027)
5
(↓0.5)
43
(-)
44
(+5)
3
(-)
14
(+1)
0.216
(↓0.003)
3.160
(↓0.19)
12
(-)
ORIX
291 0.182
(-)
6
(-)
31
(-)
62
(-)
1
(-)
3
(-)
0.217
(-)
4.860
(-)