DeNA(☆9対4★)オリックス =オープン戦2回戦(2025.03.18)・横浜スタジアム=
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ORIX
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DeNA
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勝利投手:ジャクソン(1勝0敗0S)
敗戦投手:エスピノーザ(1勝2敗0S)
  DAZN
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◆DeNAは、打線が15安打で9得点を記録。筒香、京田、桑原の3人が複数安打を放つなど、つながりのある攻撃を披露した。一方のオリックスはエスピノーザが先発。走者を背負いながらも粘りの投球を見せ、5回1失点と試合をつくった。

◆オリックスはオープン戦残り5試合でスタメンを入れ替えた。同10試合で先発していた西川龍馬外野手(30)がベンチスタート。ここまで打率0割7分7厘と苦しんでいた。4番には杉本裕太郎外野手(33)が入り、試合前時点で打率5割の宗佑磨内野手(28)は「3番三塁」。5番には紅林弘太郎内野手(23)が入った。課題の得点力不足解消へ、新クリーンアップを組んだ。また、新外国人のジョーダン・ディアス内野手(24)とエドワード・オリバレス外野手(29)は2軍中日戦(ナゴヤ球場)に出場している。先発はアンダーソン・エスピノーザ投手(27)。前回11日の中日戦(バンテリンドーム)では5回2安打無失点と好投していた。この日は100球をめどに登板する。

◆DeNA筒香嘉智外野手(33)が珍プレーに見舞われた。1回2死、エスピノーザから左翼線へ二塁打を放って出塁。先制のチャンスをつくった。1回2死二塁で打席には4番オースティン。遊撃への強烈なライナーをはじき返したが、あまりに強烈な打球に二塁走者の筒香が打球を避けきれず、ダイレクトで右足付近を直撃した。記録は遊撃への内野安打と筒香の守備妨害で3アウト。筒香は一時、倒れ込んだがすぐに立ち上がり、苦笑いを浮かべながら出場を続けた。打者のオースティンも心配そうに歩み寄って言葉を交わした。

◆オリックスはオープン戦4連敗を喫した。先発のアンダーソン・エスピノーザ投手(27)は5回5安打1失点の力投。だが、中継ぎ陣がDeNA打線につかまった。0-1の6回に2番手でマウンドに上がった高卒2年目の東松快征投手(19)は7番桑原将志外野手(31)に左翼フェンス直撃の2点適時二塁打を浴びるなど4失点。7回には3番手の古田島成龍投手(25)が1死しか奪えず、5安打4失点と炎上した。打線は8回と9回に計4得点の反撃。最終回には紅林弘太郎内野手(23)、太田椋内野手(24)、渡部遼人外野手(25)、ドラフト1位麦谷祐介外野手(22=富士大)ら若手が安打を放ち、光が見えた。

◆DeNA桑原将志外野手(31)が4安打の固め打ちで熾烈(しれつ)な外野手争いでアピールした。6回1死満塁、力感なくコツンと振り抜いた当たりで左中間フェンス直撃の2点適時二塁打。「頭で考えてることと体でやろうとしたことが少し一致してきたかなと。この力感でもいいんだと。いいきっかけになったので、どうつなげていくかだと思います」と上々の手応えを示した。

◆オリックス2年目のアンダーソン・エスピノーザ投手(27)が「火曜日の男」が決定的となった。DeNA戦に先発し、5回5安打1失点の力投。100球を要するも、粘りの投球で昨季の日本一打線を最少失点に抑えた。「こういう日はシーズン中も絶対にやってくる。いい練習、いい準備ができた」と前向きに捉えた。開幕2カード目の初戦、4月1日ロッテ戦(ZOZOマリン)での先発が濃厚。開幕ローテは28日からの楽天戦(京セラドーム大阪)が宮城、九里、高島。2カード目がエスピノーザ、曽谷、椋木の順で見込まれる。▽オリックス古田島(7回に3番手で登板し、1/3を5安打4失点)「コース、高さ、どちらも甘かった。反省点がたくさん出たのでありがたいです」▽オリックス岸田監督(9回一挙3得点に)「最後、若い子が本当に頑張って、必死につないでくれたと思います。(太田と紅林の二遊間コンビは)結果も出ましたしね、良かったと思います」

◆DeNA・京田陽太内野手が六回の守備から途中出場し、2安打1打点と存在感を放った。七回1死二塁では古田島の甘く入った直球を逃さず、右越えの適時二塁打。「しっかりと振り抜くことができた」と納得顔を浮かべた。本職の遊撃だけでなく、一塁や三塁でも堅実にプレーする。三浦監督は「状態はずっといい。沖縄(でのキャンプ)からコツコツと、いいアピールをしている」と姿勢を買った。

◆DeNA・桑原将志外野手(31)が18日、オリックスとのオープン戦(横浜)で4安打2打点と固め打ちした。開幕戦の先発出場に向けて猛アピール。「結果を考えて自分の良さを出しきれていない部分があった。頭で考えていることと体でやろうとしていることが一致してきた」と手応えを口にした。異なる4投手から安打を打ち分け、六回1死満塁では左翼フェンス直撃の2点二塁打。低めの直球にタイミングが合わなかったものの、コンパクトなスイングでうまくバットに乗せた。オープン戦の4安打は記憶にないという。軽打で快音を響かせ「この力感でいいんだなと改めて思った」とうなずいた。昨季は日本シリーズでMVPに選ばれたが、開幕戦の先発はならず、レギュラーシーズンの出場は106試合。4年ぶりに規定打席に届かなかった。三浦監督は「捉えた当たりが出てきている。いいアピールだった」と評価した。「ポジションを任せられるように結果を残すしかない」と桑原。梶原、蝦名らとの定位置争いを勝ち抜く覚悟だ。(鈴木智紘)

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
831 0.727
(-)
-
(-)
42
(+5)
32
(+5)
6
(-)
10
(+1)
0.235
(↑0.002)
2.080
(-)
2
(-)
日本ハム
732 0.700
(↑0.033)
0.5
(↓0.5)
40
(+5)
32
(+2)
11
(+4)
10
(-)
0.242
(↑0.003)
2.490
(↑0.04)
3
(-)
ソフトバンク
743 0.636
(↑0.036)
1
(↑0.5)
54
(+5)
45
(-)
7
(-)
20
(+2)
0.264
(↑0.005)
2.810
(↑0.22)
4
(1↑)
西武
532 0.625
(↑0.054)
1.5
(↑0.5)
35
(+6)
22
(-)
2
(-)
5
(+1)
0.260
(↑0.014)
2.050
(↑0.23)
5
(2↓)
巨人
651 0.545
(↓0.055)
2
(↓0.5)
43
(+2)
43
(+5)
6
(-)
4
(-)
0.247
(↑0.002)
3.060
(↓0.21)
6
(1↑)
DeNA
662 0.500
(↑0.045)
2.5
(↑0.5)
40
(+9)
43
(+4)
3
(-)
9
(-)
0.221
(↑0.017
2.710
(↓0.1)
6
(1↑)
ロッテ
661 0.500
(↑0.045)
2.5
(↑0.5)
43
(+6)
39
(+4)
7
(-)
7
(-)
0.215
(↑0.008)
2.370
(↓0.14)
8
(2↓)
中日
563 0.455
(↓0.045)
3
(↓0.5)
43
(-)
51
(+5)
7
(-)
11
(-)
0.223
(↓0.007)
3.480
(↓0.07)
9
(1↑)
阪神
342 0.429
(-)
3
(-)
40
(+5)
41
(+5)
6
(-)
6
(+2)
0.295
(↑0.002)
4.050
(↓0.12)
10
(3↓)
広島
572 0.417
(↓0.038)
3.5
(↓0.5)
30
(-)
35
(+6)
8
(-)
4
(-)
0.217
(↓0.003)
2.430
(↓0.3)
11
(-)
楽天
372 0.300
(↓0.033)
4.5
(↓0.5)
43
(+4)
39
(+6)
3
(-)
13
(+1)
0.219
(↓0.007)
2.970
(↓0.32)
12
(-)
ORIX
291 0.182
(↓0.018)
6
(↓0.5)
31
(+4)
62
(+9)
1
(-)
3
(-)
0.217
(↑0.004
4.860
(↓0.34)