1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 7 | 0 | 0 |
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 3 | 8 | 2 | 0 |
勝利投手:エスピノーザ(1勝1敗0S) (セーブ:椋木 蓮(0勝0敗1S)) 敗戦投手:髙橋 宏斗(1勝1敗0S) |

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◆中日は、村松が2本の二塁打を記録。犠打も決めるなど、2番打者として再三の好機を演出した。一方のオリックスは、先発・エスピノーザが5回2安打無失点の好投。シーズン開幕に向け、来日2年目の右腕が順調な調整ぶりを示した。
◆オリックスはアンダーソン・エスピノーザ投手(27)が先発。前回4日の楽天戦(京セラドーム大阪)では4回3安打1失点。昨季7勝を挙げた右腕が、2年目も安定した投球を続けている。ドラフト1位で宮城・仙台出身の麦谷祐介外野手(22=富士大)は「1番中堅」で出場。ここまで2試合連続で安打を放っている。クリーンアップは3番に西川龍馬外野手(30)、4番頓宮裕真捕手(28)、5番森友哉捕手(29)が並ぶ。3月に入って対外試合は6敗1分け。中日先発の高橋宏斗投手(22)を攻略し、3月初勝利なるか。
◆オリックスが1日韓国・斗山との練習試合(宮崎市清武)以来、対外試合7戦ぶりとなる1試合3得点以上を挙げた。初回、「1番右翼」のドラフト1位麦谷祐介外野手(22=富士大)が中日の先発、高橋宏の153キロを左中間へ運ぶ二塁打。1死一、三塁から4番頓宮裕真捕手(28)の二ゴロ間に1点を先制した。5回には先頭の太田椋内野手(24)が左前打。遊ゴロで1死二塁とすると、中日高橋宏のけん制が悪送球。さらに捕球した中堅岡林の三塁送球が乱れ、白球が転々としている間に太田が生還した。1死一塁で再び1番麦谷。右翼への痛烈な打球に右翼手ブライトが目測を誤り、打球は頭上を越えて1死二、三塁と好機を広げた。続く途中出場の来田涼斗外野手(22)が左翼線へ2点適時二塁打を放ち、4点目を挙げた。期待の即戦力ルーキーが同学年の高橋宏から、オープン戦初のマルチ安打を放ち、打線をけん引した。
◆オリックスが1日韓国・斗山との練習試合(宮崎市清武)以来、対外試合7戦ぶりとなる1試合3得点以上を挙げた。初回、「1番右翼」のドラフト1位麦谷祐介外野手(22=富士大)が中日の先発、高橋宏の153キロを左中間へ運ぶ二塁打。1死一、三塁から4番頓宮裕真捕手(28)の二ゴロ間に1点を先制した。5回には先頭の太田椋内野手(24)が左前打。遊ゴロで1死二塁とすると、中日高橋宏のけん制が悪送球。さらに捕球した中堅岡林の三塁送球が乱れ、白球が転々としている間に太田が生還した。1死一塁で再び1番麦谷。右翼への痛烈な打球に右翼手ブライトが目測を誤り、打球は頭上を越えて1死二、三塁と好機を広げた。続く途中出場の来田涼斗外野手(22)が左翼線へ2点適時二塁打を放ち、4点目を挙げた。投げては先発のアンダーソン・エスピノーザ投手(27)が5回2安打無失点、4奪三振。3回まで中日打線に安打を許さなかった。4回、先頭の村松に右中間に二塁打を許すも、最後は5番カリステを152キロ高めの直球で空振り三振に仕留めた。この回2本のバットを折り、球威は抜群。開幕ローテ入り濃厚な2年目右腕が順調な調整ぶりを見せた。
◆新守護神候補の中日松山晋也投手(24)がオープン戦に初登板した。先頭のジョーダン・ディアス内野手(24=アスレチックス3A)に中前安打を許すが、続く大里昂生内野手(25)を外角フォークで泳がせ遊ゴロ併殺。広岡大志内野手(27)は2ボール2ストライクからフォークで見逃し三振。1イニングを無失点で片付けた。この日の直球の最速は151キロだった。松山はキャンプ序盤の2月9日に上半身の張りのため打撃投手登板を回避し、その後調整が遅れていた。「リハビリというか時間がちょっと長かったので、まず登板できたことに感謝したい。まだ出力も上がってくると思う」と、マウンドに立てたことを喜んだ。まだ、新守護神は確定していない。「そこは目指している。高いレベルで争えていることが大きい」。新外国人のジュニオル・マルテ投手(30=フィリーズ)らとの競争は、開幕までここからハイレベルな争いとなりそうだ。井上一樹監督(53)も「こちらとすれば一安心」と、ようやくの今季初実戦登板に安堵(あんど)の表情だった。【石橋隆雄】
◆オリックスが対外試合7戦ぶりとなる1試合3得点以上を挙げ、3月初勝利を飾った。ドラフト1位麦谷祐介外野手(22=富士大)は同学年の中日高橋宏から二塁打2本のマルチ安打と活躍。「同級生で、日本代表するピッチャーなので、気合も入っていました」。初回は左中間、5回は右越えに二塁打を放った。小学2年時に東日本大震災で避難所生活も経験し、13年の楽天日本一に感銘を受けた。「こういう日に活躍できたことは本当にうれしい。今度は僕が夢と感動を与える。今後も誰かのためにやっていきたい」と力を込めた。ルーキーの活躍に岸田護監督(43)は、シーズンでの1番起用についても「そういう可能性もありますよね、今日の見ると。足もありますしね」。中川圭太内野手(28)や福田周平外野手(32)らとの競争に「いい相乗効果が生まれてきていると思いますけどね。打線の方もみんな活性化ちょっとずつしてきている」と評価した。
◆オリックスは11日、宇田川優希投手(26)が同日に横浜市内の病院で「右肘内側側副靱帯再建術、鏡視下右肘頭骨棘切除術」を受けたと発表した。数日間の入院後、患部の状態を確認しながらリハビリを行う。
◆オリックスはオープン戦の連敗を4(引き分けを挟む)で止め、6戦ぶりに勝利。最下位を脱出した。在籍2年目を迎える先発のエスピノーザが5回零封の好投で流れを作ると、打線は0-1の五回に太田の安打から敵失(けん悪送球と中堅の悪送球)が重なり、得点。その後も宗の四球とD1位・麦谷(富士大)の二塁打で好機を作り、途中出場の来田の2点打でリードを広げた。2番手の椋木が3失点して1点差に迫られたが、チームはリードを守って逃げ切った。ルーキーの麦谷は3打数2安打2得点で1番打者の役割を果たし、開幕1軍へアピールした。
◆東日本大震災から14年。仙台市出身でオリックスのドラフト1位・麦谷祐介外野手(22)=富士大=は被災地に思いをはせ、全力プレーを貫いた。二塁打を2本放ち、「3・11」という特別な日にグラウンドで輝いた。「こういう日に活躍できて本当にうれしい」一回、同学年で今季の開幕投手を務める中日・高橋宏の2球目の153キロ直球を逆らわずにバットを合わせ、左中間二塁打。その後、三進して頓宮の内野ゴロで先制のホームを踏んだ。「無理に引っ掛けずに左中間方向に長打を狙っていこうという気持ちだった。それを実践できてよかった」五回にも1死一塁で右越えの二塁打で好機を広げて来田の2点打を呼び込んだ。岸田監督は打って良し、走って良しのルーキーのシーズンでの1番起用に「きょうのプレーを見るとそういう可能性もある」と示唆した。試合前には両軍と観客が東日本大震災の被災地、犠牲者に黙とうをささげた。震災を経験した麦谷には14年前の記憶は決して風化することはない。小学2年だった当時、学校にいたときに地震が発生。親に迎えに来てもらい、自宅に帰ったが「家から津波が見えた」という。避難を急いだが、道は大渋滞。あの時の光景や体験は今でも鮮明に覚えている。避難生活も経験した麦谷の希望の光となったのは、地元を本拠地とする楽天だった。2年後の2013年にはリーグ優勝と日本一を達成。開幕から24連勝を記録した田中将大(現巨人)の活躍に胸を打たれ「夢や感動を与えてもらった」と振り返る。「被災された方のためにやろうと黙とうしたときに思った。野球を見に来てよかったと言ってもらえるように、自分らしくプレーしたい」今度は麦谷が見る人たちに勇気や元気を与える番だ。目標に掲げる開幕1軍をつかみ、東北に、日本全国に雄姿を届ける。(織原祥平)

<オープン戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
日本ハム |
5 | 1 | 1 | 0.833 (↑0.033) | - (-) |
21 (+5) | 16 (+4) | 3 (-) | 6 (+1) |
0.220 (↑0.005) | 2.030 (↓0.33) |
2 (1↑) |
ヤクルト |
6 | 3 | 0 | 0.667 (↑0.042) | 0.5 (-) |
27 (+5) | 23 (+3) | 4 (-) | 8 (-) |
0.232 (↑0.014) | 2.220 (↓0.16) |
2 (-) |
ソフトバンク |
4 | 2 | 2 | 0.667 (-) | 1 (↓0.5) |
32 (+4) | 29 (+4) | 4 (-) | 11 (+3) |
0.265 (↑0.008) | 2.920 (↑0.27) |
4 (1↓) |
巨人 |
5 | 3 | 1 | 0.625 (-) | 1 (↓0.5) |
37 (+4) | 30 (+4) | 5 (-) | 1 (+1) |
0.256 (↑0.002) | 2.560 (↑0.07) |
5 (1↑) |
西武 |
3 | 2 | 0 | 0.600 (↑0.1) | 1.5 (-) |
15 (+1) | 12 (-) | 1 (-) | 3 (-) |
0.253 (↓0.004) | 2.090 (↑0.56) |
6 (1↓) |
中日 |
4 | 4 | 1 | 0.500 (↓0.071) | 2 (↓1) |
33 (+3) | 32 (+4) | 3 (-) | 10 (-) |
0.233 (↑0.002) | 3.490 (↑0.06) |
6 (2↑) |
DeNA |
4 | 4 | 2 | 0.500 (↑0.071) | 2 (-) |
27 (+2) | 29 (+1) | 1 (+1) | 8 (+1) |
0.206 (↓0.01) | 2.480 (↑0.17) |
8 (2↓) |
ロッテ |
3 | 4 | 1 | 0.429 (↓0.071) | 2.5 (↓1) |
28 (+4) | 26 (+5) | 6 (+1) | 7 (+1) |
0.208 (↑0.004) | 2.150 (↓0.12) |
9 (-) |
阪神 |
2 | 4 | 1 | 0.333 (↓0.067) | 3 (↓1) |
32 (-) | 34 (+1) | 6 (-) | 4 (-) |
0.306 (↓0.032) | 4.210 (↑0.46) |
10 (-) |
楽天 |
2 | 5 | 2 | 0.286 (↓0.047) | 3.5 (↓1) |
35 (+3) | 31 (+5) | 3 (-) | 10 (-) |
0.234 (↑0.001) | 3.000 (↑0.17) |
10 (2↑) |
ORIX |
2 | 5 | 1 | 0.286 (↑0.119) | 3.5 (-) |
21 (+4) | 40 (+3) | 0 (-) | 1 (-) |
0.229 (↓0.001) | 4.690 (↑0.25) |
10 (-) |
広島 |
2 | 5 | 2 | 0.286 (↓0.047) | 3.5 (↓1) |
17 (+1) | 23 (+2) | 3 (+1) | 1 (-) |
0.200 (↓0.001) | 2.420 (↑0.02) |
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