1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 |
日本ハム | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 1 | 1 | 0 | 0 |
勝利投手:北山 亘基(1勝0敗0S) (セーブ:清宮 虎多朗(0勝0敗1S)) 敗戦投手:メヒア(0勝1敗0S) |

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◆日本ハムは、3番手で登板した伊藤が3回無安打無失点。5つの三振を奪うなど、状態の良さを示した。一方の中日は、先発・メヒアが5回1失点の好投。開幕ローテーション入りを狙う助っ人右腕が、順調な仕上がりをアピールした。
◆日本ハムのアリエル・マルティネス捕手(28)が"ホームラン賞1号"に認定され、プチ賞金をゲットした。8日の試合前練習で左翼席後方の「SHINJOボード」エリアに打球を飛ばした。公式戦で当てると賞金111万円の本塁打賞だが、練習中の場合は1万1100円がもらえるルール。新庄剛志監督(53)は8日の試合後「ちょっと下だったらしいですよ。でも1ミリでも当たっていたら渡します。リクエストで」と映像検証を要望していたが、首脳陣で検討した結果、"当たり"と認定された。この日の練習前、新庄監督から、八木裕打撃コーチ(59)経由で賞金1万1100円を手渡されたマルティネスは「やりました! 今度は試合で打てるように頑張りたいですね」と111万円獲得を見据えた。その上で「今回の賞金は(この日対戦する古巣の)中日の皆さんへの差し入れに使いたい」と来日後、最初に所属したチームへの恩返しに使う意向を口にした。賞金を手渡した八木コーチは「本番の方でなんぼでも打って欲しいな」と期待。公式戦での賞金111万円は、同企画に賛同した複数のスポンサーから支払われる。
◆日本ハム新庄剛志監督(53)が、メンバー表交換の際、中日の井上一樹監督(53)から「きよめぱん」をお土産にもらった。名古屋市の熱田神宮近くの老舗名菓店「きよめ餅総本家」で販売しているもの。もちっとした食感で人気を集めており、定番の「きよめ餅」ともども、評判の名古屋土産になっている。新庄監督は、手にした「きよめぱん」を"いただきました~"といわんばかりに、高々と掲げ、スタンドのファンにお披露目していた。「きよめぱん」の「きよめ」の由来は、一説には熱田神宮参拝の人々が疲れを休め、姿を正すための場所「きよめ茶屋」からきているともいわれる。開幕まで1カ月を切った。実戦も続く中、新庄監督も選手たちが「きよめぱん」効果で、しっかり疲労を取りながら、万全の準備を整える。
◆日本ハムがノーヒットで先取点を奪った。3回まで中日の先発メヒアにパーフェクトに抑えられた打線は、4回先頭で1番五十幡が四球で出塁。五十幡は次打者の2番吉田の時に二盗に成功した。無死二塁から吉田は進塁打となる二ゴロを放って1死三塁と好機を広げた。中日の内野陣が前進守備を敷く中で3番マルティネスはボテボテの二ゴロを放つと三塁走者の五十幡が好スタートして先制のホームを踏んだ。ヒットが出なくても、ワンチャンスをしっかりモノにする新庄監督好みの"せこせこ野球"で1点を先制した。
◆日本ハムが"せこせこ野球"で「1安打勝利」を挙げた。決勝点が生まれたのは4回の攻撃。3回まで中日の先発メヒアにパーフェクトに抑えられていた中で、4回先頭で1番五十幡亮汰外野手(26)が四球で出塁した。五十幡は次打者の2番吉田賢吾捕手(24)の時に二盗に成功して無死二塁。吉田は進塁打となる二ゴロで1死三塁と好機を広げた。中日の内野陣が前進守備を敷く中で、3番アリエル・マルティネス捕手(28)がボテボテの二ゴロを放つと三塁走者の五十幡が好スタート。無安打で先制点を奪った。ちなみに唯一の安打は、6回に吉田が放った中堅フェンス直撃の二塁打。こちらは得点につながらなかった。投手陣も無失点リレーを見せた。先発した北山亘基投手(25)が4回2安打無失点と快投。オフに中日からFA移籍した福谷浩司投手(34)が5回に登板し、1死満塁のピンチを背負うも最後は併殺打で切り抜けて1回無失点。6回からはホーム開幕戦で先発が内定している伊藤大海投手(27)が登板し、3回無安打無失点と盤石。9回は育成の清宮虎多朗投手(24)が無失点で締めくくった。ワンチャンスをしっかりモノにする新庄剛志監督(53)好みの"せこせこ野球"での勝利も、試合後は「打つ方は何もしていないのでピッチャーのおかげで勝てました。あとは選手に聞いてちょうだい」と球団を通じてコメント。チームはオープン戦首位を守った。
◆現役ドラフトでソフトバンクから加入した日本ハム吉田賢吾捕手(24)が、チーム唯一の安打を放った。「2番・左翼」でスタメン出場し、6回1死で、左中間フェンス直撃の二塁打。4回無死二塁の第1打席では二ゴロで走者を進め、決勝点もお膳立てした。前日8日は4安打。連日の活躍に「シンプルにやることやろうと思ってました。全体的に打席の内容が良かった。継続していくだけ」と謙虚に話した。日本ハムは6回の吉田の二塁打だけの1安打で勝利。オープン戦の1安打勝利は、22年3月2日日本ハムが佐藤の二塁打だけでヤクルトに勝って以来3年ぶり。この試合も1-0だった。80年以降のオープン戦では他に07年3月10日ソフトバンク戦の広島しか記録しておらず、3度のうち2度を日本ハムが記録している。ちなみに、公式戦では1安打勝利が39度、0安打勝利が1度ある。
◆日本ハムが"せこせこ野球"でオープン戦では3年ぶりの「1安打勝利」を挙げた。決勝点が生まれたのは4回の攻撃。先頭で五十幡が四球で出塁後に二盗。吉田の二ゴロで1死三塁となり、マルティネスの二ゴロの間に得点した。安打は6回の吉田の二塁打のみで得点には絡まず。新庄監督は「打つ方は何もしていないのでピッチャーのおかげで勝てました」と球団を通じてコメントした。日本ハムは6回の吉田の二塁打だけの1安打で勝利。オープン戦の1安打勝利は、22年3月2日日本ハムが佐藤の二塁打だけでヤクルトに勝って以来3年ぶり。この試合も1-0だった。80年以降のオープン戦では他に07年3月10日ソフトバンク戦の広島しか記録しておらず、3度のうち2度を日本ハムが記録している。ちなみに、公式戦では1安打勝利が39度、0安打勝利が1度ある。
◆FAで新加入した日本ハム福谷浩司投手(34=中日)が古巣相手&本拠地初登板を果たした。「5、6回投げたくらい疲れた」。9日中日戦(エスコンフィールド)の5回に登板。2安打1四球で1死満塁のピンチを背負ったが、最後は岡林を二ゴロ併殺打。1イニングで出番を終えたが「いろんな感情が出たり、いろいろ考えちゃったなっていうのもあった。すごく疲れた」と苦笑いで振り返った。不思議な感覚でマウンドに上がった。昨季まで12年間、身にまとっていたユニホームを相手にしての投球。「エスコンを感じる前に、やっぱ古巣との(対戦)っていう方が結局、先に勝ってしまった」。オープン戦だが、まるで中日がキャンプを張る沖縄・北谷のような空気感を感じていた。「例えとして適切かはわからないけど、ライブBPをやっているような感じ。大島さんは昨年もキャンプでライブBPで対戦しているので...」という中でピンチを迎えてしまった。そこで初めて新たなホームを体感した。1死満塁で対戦した岡林に対して3ボールとなった時だ。「温かく拍手で(励まされた)。僕自身、人生で初めての経験。ファンの方の力があって抑えられた」。カウント3-1からツーシームで併殺を奪い、本拠地で無失点デビュー。「今度は"いらぬ心配"をかけぬように」と恩返しの快投を誓った。いろんな感情が揺れ動いた節目の登板は「結果は0で良かったけど、内容はゴミみたいなもの」と振り返った福谷。開幕1軍入りへ向けて「毎試合アピールのつもりで。今日はあんまり良くなかったので、次はしっかり」と自らに言い聞かせた。【木下大輔】
◆日本ハム伊藤大海投手(27)がオープン戦ならではの"ワガママ投球"で開幕へ向けた収穫を得た。中日戦(エスコンフィールド)の6回から登板。2イニング目の7回にはバッテリーを組んだ同学年の郡司のサインに何度も首を振り、意図的な"サイン間違い"で投球する場面も。試したいことを貫いて3回47球を投げて無安打無失点5奪三振。先発が内定しているホーム開幕戦の4月1日ソフトバンク戦へ向けてきっちりステップを踏んだ。伊藤は試合後、申し訳なさそうに言った。「今日は僕のワガママだったんで...」。7回2死無走者。打席には現役ながら名球会入りを果たしている大島がいた。カウント2-2からの6球目。郡司からのサインに首を振り、また首を振り...。5度ほどサインが合わなくて1度プレートを外した。再びサインをのぞき込むが、また首を振り、内角を指示するかのように顔も動かし...最後はうなずいた。投げたのは内角へのカットボールだったが、実は「真っすぐのサインで(うなずいて)そのままカットボールを投げました」。捕球した郡司が苦笑いを浮かべていた理由は確信犯の"サイン間違い"だったから。直球系と呼ばれるカットなら「真っすぐのサインでインコースでも...捕ってくれるだろうって」と郡司を信頼するからこその"ワガママ"をしてまで左打者への決め球としてカットボールが有効かを試したかった。もちろん郡司の配球に納得できなかったわけではない。「1発目のサインが出た時は僕もそれ(決め球としてカットボール以外の球種)が来るだろうなと思っていた。ただ、僕のワガママ。普通に考えたら(郡司)裕也が出していた3、4パターン(の球種を選ぶところ)。僕が、あのタイミングで内角にちょっと突っ込んでみたかっただけです」と狙いを明かした。結果は見送られてボール球だった。本当は「できればスイングさせたかったけど、あれだけ首振ると打者も警戒するので」と苦笑い。その後、郡司には「僕は球種のサインがやっぱ多いので...『ちょっと(サインが)飛んじゃって、ごめん』って言いました」と確信犯であることは隠して言い訳したそうだが、取材対応の際は「ほんとに僕のワガママで裕也を困らせてしまった」と"謝罪"した。多彩な球種を持つからこそ、いろんな配球パターンを試して投球の幅を広げる。結果が問われないオープン戦だからできる調整で「いろいろ試せて良かった」と収穫あり。4月1日ソフトバンク戦まで調整登板は残り2試合。「細かいところをどんどん詰めていけたら」と細部を突き詰めていく。【木下大輔】
◆開幕ローテ入りが当確となった。日本ハム北山亘基投手(25)が9日、中日戦(エスコンフィールド)で今季実戦初先発し、4回2安打無失点、3奪三振と快投した。昨季までイニング間に取り入れていたストレッチなどを一切やめ、「静」の時間を設けることで気持ちにメリハリをつけ、テンポのいい投球につなげた。今後は中6日での調整が濃厚で、30日の西武との開幕カード3戦目の先発登板が有力となった。北山が小気味よく回を重ね、指定の4イニングを50球で締めた。今季初の先発登板。本拠地エスコンフィールドでも初登板とあり「久しぶりにホームのマウンドで投げさせてもらって、ファンの方の声援も今日は感じることができた。独特の緊張感も久しぶりに感じた中で、比較的自分のピッチングができた。良かった」と感触を口にした。2日の台湾シリーズは3回2安打無失点。中6日で臨んだこの日は1、3、4回を、きっちり3者凡退。2回2死から走者を出したが、落ち着いて後続を断ち、安心感たっぷりの投球を披露した。「今までは自分と勝負してしまう場面もあったんですけど、今は対バッターに集中して抑えられるようになってきた」。開幕ローテ入りへ、加藤投手コーチも「(開幕ローテに)入るものだと思って、今投げさせている。順調に来てます」と喜んだ。昨季は負傷で一時離脱も5勝を挙げAクラス入りに貢献。2ケタ勝利を狙う4年目の今季は、昨季までイニング間に行っていたストレッチなどのエクササイズを一切やめた。「回をまたぐ中で自分の投球が継続できるかが大事。(ベンチでは)リラックスして座って、試合の状況だけをしっかり見る」。マウンドでの「動」とベンチでの「静」。メリハリをつけることで、投球時に気持ちをより打者にフォーカスしていく。次回登板は中6日で、鎌ケ谷での2軍ロッテ戦を予定。新人だった22年に開幕投手を務め「1年目からの継続性の中で、だんだん安定感は出て来ている」。昨季は4月3日楽天戦で初先発し、6回1/3、1失点と好投。チームの本拠地初勝利をお膳立てした。今季は開幕カードの獅子狩りを思い描き、さらに爪を研ぎすませる。【永野高輔】
◆開幕ローテ入りが当確となった。日本ハム北山亘基投手(25)が9日、中日戦(エスコンフィールド)で今季実戦初先発し、4回2安打無失点、3奪三振と快投した。昨季までイニング間に取り入れていたストレッチなどを一切やめ、「静」の時間を設けることで気持ちにメリハリをつけ、テンポのいい投球につなげた。今後は中6日での調整が濃厚で、30日の西武との開幕カード3戦目の先発登板が有力となった。
◆中日の中継ぎサウスポー斎藤が地元の北海道で快投を披露した。七回に登板し、3者連続三振。万波を重点的に取り組むシンカーで見逃し三振とすると、田宮、石井は追い込んでから決め球のスライダーを振らせた。「順調にきている」とうなずいた。昨季は56試合で23ホールドポイントと自己最高の数字を残し、今季も同点や僅差の場面での起用が予想される。井上監督は「信頼を置いている。今年も1年、ブルペンで頑張ってほしい」と期待した。
◆日本ハムの伊藤が3番手で登板し、3回を無安打無失点、5奪三振と好投した。速球に力があり、四球が絡んで2死二塁を招いた八回は、辻本を見逃し三振に仕留めて切り抜けた。上々な仕上がりに「しっかり投げることができた。悪くはない」と手応えを口にした。今季の初登板は本拠地初戦のソフトバンク戦。その前哨戦となる16日が次回登板の予定で「どれだけインパクトを残せるかが大事」と表情を引き締めた。
◆日本ハム・新庄監督が試合前のメンバー交換の際、中日・井上監督から名古屋市の和菓子店「きよめ餅総本家」の「きよめぱん」を贈られた。きよめぱんは、モチモチの生地につぶあんを詰め込んで焼き上げた逸品。新庄監督は試合後に自身のインスタグラムのストーリーズを更新し「同級生 井上監督 粋な計らい サンキューね」と感謝しつつ、謝罪の絵文字を添えて「俺 粒あん 苦手なんよ~」とつづった。

<オープン戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
日本ハム |
4 | 1 | 1 | 0.800 (↑0.05) | - (-) |
16 (+1) | 12 (-) | 3 (-) | 5 (+1) |
0.215 (↓0.026) | 1.700 (↑0.35) |
2 (-) |
ソフトバンク |
4 | 2 | 1 | 0.667 (-) | 0.5 (↑0.5) |
28 (+5) | 25 (+5) | 4 (+1) | 8 (+1) |
0.257 (↑0.012) | 3.190 (↓0.3) |
3 (1↑) |
ヤクルト |
5 | 3 | 0 | 0.625 (↑0.054) | 0.5 (-) |
22 (+4) | 20 (-) | 4 (-) | 8 (-) |
0.218 (↑0.005) | 2.060 (↑0.3) |
3 (1↑) |
巨人 |
5 | 3 | 0 | 0.625 (↑0.054) | 0.5 (-) |
33 (+8) | 26 (+2) | 5 (-) | 0 (-) |
0.254 (↑0.013) | 2.630 (↑0.23) |
5 (3↓) |
中日 |
4 | 3 | 1 | 0.571 (↓0.096) | 1 (↓1) |
30 (-) | 28 (+1) | 3 (-) | 10 (+1) |
0.231 (↓0.012) | 3.550 (↑0.31) |
6 (5↑) |
西武 |
2 | 2 | 0 | 0.500 (↑0.167) | 1.5 (-) |
14 (+7) | 12 (+4) | 1 (-) | 3 (+2) |
0.257 (↑0.038) | 2.650 (↓0.13) |
6 (-) |
ロッテ |
3 | 3 | 1 | 0.500 (-) | 1.5 (↓0.5) |
24 (+5) | 21 (+5) | 5 (+1) | 6 (+1) |
0.204 (↑0.005) | 2.030 (↓0.16) |
8 (-) |
DeNA |
3 | 4 | 2 | 0.429 (-) | 2 (↓0.5) |
25 (+2) | 28 (+2) | 0 (-) | 7 (-) |
0.216 (↓0.007) | 2.650 (↑0.35) |
9 (3↓) |
阪神 |
2 | 3 | 1 | 0.400 (↓0.1) | 2 (↓1) |
32 (+2) | 33 (+8) | 6 (-) | 4 (-) |
0.338 (↓0.019) | 4.670 (↓0.47) |
10 (1↓) |
楽天 |
2 | 4 | 2 | 0.333 (↓0.067) | 2.5 (↓1) |
32 (+4) | 26 (+7) | 3 (-) | 10 (+2) |
0.233 (↓0.005) | 3.170 (↓0.56) |
10 (1↓) |
広島 |
2 | 4 | 2 | 0.333 (↓0.067) | 2.5 (↓1) |
16 (-) | 21 (+4) | 2 (-) | 1 (-) |
0.201 (-) | 2.440 (↓0.23) |
12 (-) |
ORIX |
1 | 5 | 1 | 0.167 (-) | 3.5 (↓0.5) |
17 (+2) | 37 (+2) | 0 (-) | 1 (-) |
0.230 (↓0.001) | 4.940 (↑0.49) |
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