ロッテ(★4対6☆)ソフトバンク =オープン戦2回戦(2025.03.08)・ZOZOマリンスタジアム=
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ソフトバンク
00000213061021
ロッテ
00103000041020
勝利投手:尾形 崇斗(1勝0敗1S)
(セーブ:大山 凌(0勝0敗1S))
敗戦投手:中村 稔弥(0勝1敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】正木 智也(1号・7回表ソロ)

  DAZN
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◆ロッテは、新助っ人のボスが先発。3回1安打無失点と好投し、本拠地のファンに実力を示した。対するソフトバンクは、先発・上沢が4回1失点。前回登板で精彩を欠いた右腕が、しっかりと結果を残した。

◆ソフトバンク周東佑京内野手(29)が今季初盗塁を決めた。「2番中堅」でスタメン出場し、1回1死の第1打席で右前打。2死と変わり、4番リチャードの2球目で二塁を陥れた。通算3度の盗塁王を獲得している周東は、昨年11月に左膝を手術。春季キャンプは独自調整が許されていた「S組」で練習し、4日のヤクルトとのオープン戦で今季初実戦を迎えていた。打線のカギを握るリードオフマンが着々と完全復活に向けて近づいている。

◆ソフトバンクに新加入した上沢直之投手(31=レッドソックス)が、さすがの修正力を見せた。オープン戦2度目の登板で4回53球を投げ、3安打1失点。練習試合だった前回登板の1日西武戦(宮崎アイビー)では3回途中10安打7失点と大炎上したが、1週間後に汚名返上の力投を見せた。登板後は「シーズンも近くなってきているので、しっかり全部使って、結果をまず。この前は出し切れなかったので、しっかり結果を残すことを考えて投げました」と振り返った。1回、先頭打者の高部に中前打を浴びたが、2番西川を併殺打に仕留めた。4回1死では上田の右前打の当たりを右翼手の柳町がバウンドの判断を誤り、頭を越された。1死三塁のピンチを背負い、石垣を空振り三振。さらに飛び出していた三塁走者の上田を捕手渡辺が刺し、失点を防いだ。小久保監督が内定を出した有原、大関、モイネロに加えて、上沢も開幕ローテーション入りが有力となっている。3週間後の開幕に向けて上々の結果を残した。

◆ソフトバンク小久保裕紀監督(53)が、新加入した上沢直之投手(31=レッドソックス)の開幕ローテーション入りを明言した。ロッテ戦後に「決まりです」と明かした。上沢はこの日、オープン戦2度目の登板で4回53球を投げ、3安打1失点。最速は146キロだった。練習試合だった前回登板の1日西武戦(宮崎アイビー)では3回途中10安打7失点と大炎上したが、1週間後に汚名返上の力投を見せた。これでローテーション入りが内定したのは開幕投手の有原、大関、モイネロを含めて4人目。有原は3月28日のロッテ戦(みずほペイペイドーム)に決定しており、大関は29日の同戦、モイネロは4月1日の日本ハム戦(エスコンフィールド)が有力となっている。

◆ロッテドラフト1位の西川史礁外野手(21=青学大)が勝負強さを発揮した。3回2死二塁の場面で、ソフトバンク上沢の低めの変化球をしぶとく中前に転がして先制適時打とした。「チャンスの時は、絶対に走者をかえし、チームの勝利に貢献する打撃を心がけている」と頼もしい口ぶり。5回2死二、三塁では、冷静に四球を選んで中軸につなげた点も収穫で「しっかりと見送ることができた」と満足そうに話した。

◆ソフトバンクに新加入した上沢直之投手(31=レッドソックス)が8日、開幕ローテーション入りを決めた。敵地ロッテとのオープン戦に先発し、4回3安打1失点。試合後に小久保裕紀監督(53)が「もう決まりです」と明言した。開幕カード3戦目の30日ロッテ戦(みずほペイペイドーム)での先発登板が有力視される。開幕ローテは残り1枠を争う構図になった。注目の新加入右腕が開幕ローテを勝ち取った。小久保監督が「結果を求めた」という上沢が4回3安打1失点。気温7度のZOZOマリンで直球の最速は146キロを計測した。右腕は「温かいところで投げたらもう少し出る」と向上の余地も残す。前回とは別人のような安定した投球に小久保監督は「もう決まりです」とローテーション入りを明言した。これでローテ内定者は有原、モイネロ、大関に次いで4人目となった。練習試合の1日西武戦(宮崎アイビー)では3回途中10安打7失点と大炎上した。「しっかり結果を出すことを考えました。この前は出し切れなかったので」。屈辱のマウンドから1週間後に汚名返上の力投だ。「強い真っすぐ」を目指し、投球フォームの微修正が奏功。スライダーとカーブで3奪三振。変化球もキレが増し「今は少しずついい感覚が出てきている。今の感覚をもっと体に染みこませていければ、もっとよりいい状態になる」と実りある実戦登板になった。移籍後のシーズン初登板は開幕3戦目の30日ロッテ戦が有力視される。本拠地での開幕カードはエース有原が決定しており、2戦目は大関、3戦目は上沢が先発するとみられる。2カード目の4月1日の日本ハム戦(エスコンフィールド)はモイネロが有力で、残る2日の同戦を東浜、松本晴、前田純、大津、伊藤らが争う構図になりそうだ。4回1死では上田の右前打の当たりを右翼手の柳町がバウンドの判断を誤り、頭を越された。1死三塁のピンチを背負ったが、石垣をカーブで空振り三振。さらに飛び出していた三塁走者の上田を捕手渡辺が刺して失点を防いだ。上沢は渡辺に頭を下げ「いいものをチョイスしてやってくれたおかげ」と好リードに感謝。本拠地デビューに向けて視界良好だ。【只松憲】

◆ソフトバンク先発マスクの渡辺陸捕手(24)が自慢の打撃で気を吐いた。4点を追う6回2死満塁。八木の初球シュートを右前に運び2点を返した。「とにかくいいイメージを持って打席に入りました。イメージ通りのバッティングができました」。守っても初めてコンビを組んだ先発上沢を4回1失点と上々のリード。激しい正捕手争いが続くが「チャンスで結果を出すことができてよかったです」と笑顔だった。

◆開幕入りへ黄信号がともっていたソフトバンクの右の大砲候補2人が、息を吹き返した。4番DHで先発出場したリチャード内野手(25)が4回の第2打席でしぶとく左前打を放つと、6回には右翼越え二塁打。「今日のいい感じを絶対に忘れないようにして、どんなときでも準備をしっかりして試合に臨みたい」。前日(7日)は4三振。バットは空を切った。落ち込む気持ちを和ませてくれたのは柳田、山川の言葉だった。「ギー(柳田)さんも『4三振したことある』とか、山川さんも『お前、たぶん野球に向いていないから、今までやってきたことだけやればいい』と。気が楽になって。力みなくフラットな状態で打席に入れた」。3試合ぶりのマルチ安打に少しばかりほおを緩めた。途中出場した正木智也外野手(25)は1発回答だ。7回2死走者なしから、坂本の150キロの直球を左中間スタンド中段に運ぶ1号ソロ。オープン戦6試合目にして初ヒットが豪快弾となった。「しっかりと自分のスイングができました。結果を出すことができてよかった」。開幕の2文字は簡単にあきらめるわけにはいかない。

◆ソフトバンク周東佑京内野手(29)が今季初盗塁を決めた。「2番中堅」でスタメン出場。1回1死の第1打席で右前打を放ち、2死で4番リチャードに2球目が投じられた際に二塁を陥れた。「試合に出られているし、順調です。本当にいい感じ」。昨年11月に左膝を手術してから初盗塁。打線のカギを握る男が完全復活を印象づけている。

◆8番二塁で先発出場したソフトバンク広瀬隆太内野手(23)が意地の一打を放った。同点とした直後の8回1死二、三塁。左腕中村稔のフォークを左前にはじき返す勝ち越しの2点適時打。「前進守備だったので、強い打球で内野手の間を抜くイメージで打席に入りました。イメージ通りのバッティングができました」。侍ジャパン後の2軍遠征合流が決まっていたが、牧原大の故障もあって急きょ千葉入り。開幕メンバー入りへさらにアピールを続けるつもりだ。

◆ソフトバンクに新加入した上沢直之投手(31=レッドソックス)が8日、開幕ローテーション入りを決めた。敵地ロッテとのオープン戦に先発し、4回3安打1失点。試合後に小久保裕紀監督(53)が「もう決まりです」と明言した。開幕カード3戦目の30日ロッテ戦(みずほペイペイドーム)での先発登板が有力視される。開幕ローテは残り1枠を争う構図になった。

◆ロッテのドラフト1位新人、西川史礁外野手(21)=青学大=は8日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)に「2番・左翼」で先発し、三回に先制打を放った。オープン戦5試合に出場し、打率・385(13打数5安打)をマークする黄金ルーキーの勢いは衰え知らずだ。相手先発は上沢。一回無死一塁では初球を打って遊ゴロ併殺打に打ち取られたが「ファーストストライクを打ちに行けている。しっかりと勝負に行けているので、そこはプラス」と前向きに捉え、三回2死二塁の第2打席に生かした。カウント2-1から低めのカットボールを強振し、二遊間をしぶとく抜く先制中前打でオープン戦&本拠地初タイムリーを記録。「プロのレベルになると真っすぐで来ずに、変化球でカウントを取りに来る」とプロの配球にも対応してみせた。吉井監督は「勝負強さのある選手だと思っていたので、結果が出てよかった」と目尻を下げる。スタメン出場のほとんどの試合で1-3番を任され、練習試合を含む対外試合の11試合で31打数13安打の打率・419。開幕スタメンどころか、このまま開幕以降も上位に座りそうな勢いだ。(片岡将)

◆ロッテの新外国人で先発ローテーション候補のオースティン・ボス投手(前マリナーズ)がオープン戦初登板で3回1安打無失点と好投。直球の最速は150キロを計測し、2三振を奪った投球に「制球も良かった」とうなずいた。本拠地初登場とあって右翼席のファンから大歓声で迎えられ、「Awesome(最高)! 大好きな球場になりそうです」と端正なマスクをほころばせた。

◆外野の一角を狙うソフトバンクの4年目、正木が攻守でアピールした。2―4の七回2死から、直球を左翼席中段まで運ぶソロ。オープン戦初安打となる本塁打に「バッティング自体は悪くないと思っていたので、思い切って振った。ここから乗っていければ」と明るい表情で話した。八回には左翼への打球を横に飛びついて好捕し「うまく一歩目を切れて、走り出した瞬間にいけると思った」と満足げ。層の厚い外野の定位置争いを激しくさせている。

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
311 0.750
(-)
-
(-)
15
(+6)
12
(+6)
3
(+1)
4
(-)
0.241
(↑0.009)
2.050
(↓0.51)
2
(-)
中日
421 0.667
(-)
0
(-)
30
(+6)
27
(+6)
3
(-)
9
(-)
0.243
(↑0.002)
3.860
(↓0.36)
2
(2↑)
ソフトバンク
420 0.667
(↑0.067)
0
(↓0.5)
23
(+6)
20
(+4)
3
(+1)
7
(+1)
0.245
(↑0.004
2.890
(↓0.23)
4
(2↑)
ヤクルト
430 0.571
(↑0.071)
0.5
(↓0.5)
18
(+1)
20
(-)
4
(-)
8
(+2)
0.213
(↓0.009)
2.360
(↑0.41)
4
(2↑)
巨人
430 0.571
(↑0.071)
0.5
(↓0.5)
25
(+4)
24
(+1)
5
(+2)
0
(-)
0.241
(↑0.007)
2.860
(↑0.47)
6
(2↓)
ロッテ
330 0.500
(↓0.1)
1
(↓0.5)
19
(+4)
16
(+6)
4
(-)
5
(+2)
0.199
(↑0.021
1.870
(↓0.64)
6
(4↓)
阪神
221 0.500
(↓0.167)
1
(↓0.5)
30
(+4)
25
(+5)
6
(-)
4
(+3)
0.357
(↓0.025)
4.200
(↑0.55)
8
(2↑)
DeNA
341 0.429
(↑0.096)
1.5
(↑0.5)
23
(+5)
26
(+4)
0
(-)
7
(+1)
0.223
(↑0.009)
3.000
(-)
9
(3↓)
楽天
232 0.400
(↓0.1)
1.5
(↓0.5)
28
(+2)
19
(+3)
3
(-)
8
(-)
0.238
(↓0.005)
2.610
(↑0.11)
9
(3↓)
広島
232 0.400
(↓0.1)
1.5
(↓0.5)
16
(-)
17
(+1)
2
(-)
1
(-)
0.201
(↑0.002)
2.210
(↑0.21)
11
(1↑)
西武
120 0.333
(↑0.333)
1.5
(↑0.5)
7
(+3)
8
(+2)
1
(-)
1
(+1)
0.219
(↓0.003)
2.520
(↑0.29)
12
(1↓)
ORIX
150 0.167
(↓0.033)
3
(↓0.5)
15
(+1)
35
(+4)
0
(-)
1
(-)
0.231
(↑0.001)
5.430
(↑0.5)