オリックス(★1対5☆)巨人 =オープン戦1回戦(2025.03.07)・京セラドーム大阪=
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巨人
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ORIX
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勝利投手:山﨑 伊織(1勝0敗0S)
敗戦投手:山下 舜平大(0勝1敗0S)
  DAZN
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◆巨人は、先発・山崎が4回1安打無失点。シーズン開幕に向けて、順調な調整ぶりを示した。対するオリックスは、打線が4安打1得点と振るわず。3失策を記録するなど、守備面でも課題を残す結果となった。

◆オリックスがオープン戦本拠地初勝利を目指す。先発は山下舜平大投手(22)。今春の実戦3試合では計7回を投げて無失点、13奪三振を記録している。また、ドラフト1位麦谷祐介外野手(22=富士大)とドラフト4位山中稜真捕手(24=三菱重工East)が1軍に合流。山中は「9番右翼」で出場する。

◆オリックス山下舜平大投手(22)が緊急降板した。4回、無死二塁で7番巨人甲斐に135キロフォークで見逃し三振を奪った直後。表情やしぐさに異変はなかったが、厚沢和幸1軍投手コーチ(52)が出て、マウンドを降りた。そのまま岸田護監督(43)が2番手村西良太投手(27)へ交代を告げた。山下は昨季終盤に再発した「第3腰椎分離症」から完全復活を目指し、調整を続けてきた。今春キャンプではライブBPで右手中指の爪が割れるアクシデントもあった。

◆巨人山崎伊織投手(26)がシーズン開幕に向け、順調な調整をアピールした。オリックス打線を相手に、4回1安打無失点と好投。1回は2死からの四球と安打でピンチを背負ったが、巧打者の西川を封じてピンチを脱出。2回以降はテンポ良くボールを投げ込み、内定する開幕ローテーションに向け、また1段階ステップが上がった。緩急を有効に使った投球だった。最速は150キロをマークし、最も遅かったスローカーブは97キロで、球速差は53キロ。相手のタイミングを外しながら、凡打の山を築いた。1、3回と2死からの四球は次回登板の課題だが、3月上旬のオープン戦で調整段階。実戦を積み重ねれば、ボールの精度やキレ、威力もさらに上がってくるとみられる。阿部監督は5日の練習で「もっと自覚を持ってほしい。そのために週の頭にするかもしれない」と井上を裏ローテの頭となる火曜日の先発起用を示唆。新加入の田中将についても「入れてるつもり」と開幕ローテ入りを明言し、開幕カード3戦目の30日ヤクルト戦(東京ドーム)で登板するプランを立てる。現状、山崎は2カード目の中日3連戦での先発が有力視される。

◆オリックスはオープン戦3連敗を喫した。先発の山下舜平大投手(22)は初回初球でいきなり156キロを計測。2回に味方の失策で先頭に出塁を許すと、7番甲斐拓也捕手(32)に左前、8番門脇誠内野手(24)に中前適時打と直球を痛打された。さらに犠飛で2失点。それでも150キロ超えの直球に切れ味鋭いフォークを軸に踏ん張った。だが4回、無死二塁で甲斐を135キロフォークで見逃し三振に仕留めた直後。厚沢1軍投手コーチとトレーナーが歩み寄り、マウンドを降りた。そのまま2番手村西良太投手(27)へ交代が告げられた。3回1/3を2安打2失点、61球。何らかのアクシデントとみられる。村西は緊急登板で2死満塁のピンチを迎えたが、最後は147キロ内角直球で三ゴロに詰まらせた。3番手富山凌雅投手(27)は1イニング目の5回は3人でピシャリも、6回は3四球と制球が定まらず。1死満塁で3番手小野泰己投手(30)が途中出場のオコエ瑠偉外野手(27)に右翼線へ2点適時二塁打を浴びた。投手陣は7回からアンドレス・マチャド投手(31)、斎藤響介投手(20)、山崎颯一郎投手(26)と継投し、追加点を与えなかった。打線は巨人山崎伊織投手(26)と戸郷翔征投手(24)を前に8回まで4安打散発。9回紅林弘太郎内野手(23)が放った右犠飛での1点にとどまった。オープン戦3戦目も、岸田護新監督(43)の本拠地初勝利とはならなかった。

◆巨人ドラフト2位ルーキーの浦田俊輔内野手(22=九産大)が、オープン戦初安打を記録した。6回に代走で途中出場。5点リードの9回2死。オリックス山崎の内角147キロ直球を右翼線へはじき返し、二塁へ到達した。1日のオープン戦のヤクルト戦(東京ドーム)から1軍に合流。5打席目で、結果を残した。試合後、阿部慎之助監督(45)は「何か、彼なりの世界を持っている感じがするので、とてもいいヒットになったんじゃないですか?」と評価した。11日は長崎、12、13日はみずほペイペイドームでの試合が控える。長崎出身で、大学は福岡で過ごした浦田にとっては、"地元"での3連戦。指揮官は、そこの1軍同行も示唆。「他のあれだけたくさん打席与えてあげている選手が結果出なかったりした。(浦田は)少ない中でカチン、カチンと打っているからね。残してあげたいなと思います」とさらなる飛躍に期待した。

◆意地の投球を見せた。巨人山崎伊織投手(26)がオリックスとのオープン戦に先発。最速150キロの速球に加えて、97キロのスローカーブを駆使するなど、緩急を使って相手打者を手玉に取った。4回1安打無失点の好投に「無失点というのが一番良かったんですけど、ところどころで反省するべきことは多かったので、次に向けてやっていきたい」と、収穫と課題を口にした。周囲の配慮で実現した今季初先発だった。1日ヤクルト戦(東京ドーム)は2番手で登板し、2回2/3を6安打4失点。首脳陣から中継ぎとして試合に入ることの難しさを考慮され、先発での調整登板を提案された。この日に先発予定だった戸郷も快諾し「すごく申し訳ないんですけど、その分しっかりと絶対に抑えないといけなかった」。オープン戦とはいえ、思いのこもったマウンドで本来の輝きを取り戻した。勝負どころでの内角攻めも生きた。キャンプ中は内角に投げきることを意識して投球練習を重ねた。初回に2死から四球と安打で一、三塁のピンチを招くも、西川を内角直球で遊飛。3回にも中川を内角シュートで空振り三振に打ち取った。「確率が悪いので、よくしていかないといけない」と本人は辛口評価も、練習の成果は確実に実を結んでいる。現状、開幕2カード目の中日戦(バンテリンドーム)での先発が有力視されている。今季も先発の柱として期待される右腕は「(残りのオープン戦の登板が)3試合か4試合か分からないですけど、自分の納得するボールをしっかりと投げる」。開幕に向けて、ギアを上げていく。【水谷京裕】

◆巨人甲斐拓也捕手(32)が攻守にわたって躍動した。「7番捕手」でスタメン出場。0-0の2回無死一塁で、オリックス山下の直球をはじき返し、左前打を放った。オープン戦初安打に「良かったです。また頑張ります」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。捕手としても、山崎伊織投手(26)と実戦で初バッテリーを組んだ。4回無失点に導き「いろいろと確認できたことも多いですし、いいピッチングができるように引き出せるようにしていかないといけない」。続けて「この時期だからできることもたくさんあるので、(残りのオープン戦も)いろいろとやりたいと思います」と気を引き締めた。

◆開幕投手に決定している巨人戸郷翔征投手(24)が4回を無失点に抑えた。カットボール、スライダーなど曲がり球を多めに投げ、打者の反応などをチェック。直前に先発が山崎に変更したが、影響はなかった。「球速とかまだまだ上げられるところはあるので、満足はしてないですけど、ゼロに抑えられたところは良かった」とコメント。次回は15日のドジャース戦に登板する。

◆巨人ドラフト2位ルーキーの浦田俊輔内野手(22=九産大)が、オープン戦初安打を記録した。6回に代走で途中出場。5点リードの9回2死。オリックス山崎の内角147キロ直球を右翼線への二塁打とした。1日のオープン戦のヤクルト戦(東京ドーム)から1軍に合流。5打席目で、結果を残した。感触を問われ「練習でやってきたことが徐々に出てき始めて、バッティングも最後のライトのツーベースはやっぱり真っすぐを狙っていった形がああやってヒットになったんで。ホッとしました」と言い「山崎颯一郎さんのボールを打てたということは自信にはなりました」とうなずいた。阿部監督は、11日からの九州3連戦(長崎、みずほペイペイドーム2試合)に同行させると明言。長崎出身で、大学は福岡で過ごした浦田にとっては、"地元"でのゲームとなる。「結果を残さないで行くのはやっぱり違うと思うので。しっかりと周りの人に認めてもらえるぐらいの結果を残して行きたいですね」と貪欲に行く。

◆オリックス山下舜平大投手(22)が腰の張りの影響で降板した。巨人戦(京セラドーム大阪)に先発。4回、無死二塁で甲斐を135キロフォークで見逃し三振に仕留めた直後。厚沢1軍投手コーチとトレーナーが歩み寄り、マウンドを降りた。今春キャンプ中から腰に違和感があり、この日もコーチ陣と相談の上、登板。岸田監督は「まだいけたんでしょうけど、大事を取って代えました」と説明。3回1/3を61球で、2安打2失点だった。山下は「キャンプ中から多少の違和感はあった。ひどくはなっていないですけど、監督が安全を考えて止めてくれました。球自体カーブ、フォークも扱って状態的には良いかな」と軽傷を強調した。この日は初球でいきなり156キロを計測し、丸から空振りを奪うなど、150キロ超えの直球と切れ味鋭いフォークを軸に、4回1死まで2失点にまとめた。昨季終盤には「第3腰椎分離症」を再発しており、岸田監督は今後について「状態を見ながらしか進んでいかない。無理することでもないですし」と無理させない方針だ。

◆オリックス山崎颯一郎投手(26)が力強い直球で1回1安打3奪三振に抑えた。9回に7番手で登板。150キロ超えの直球で2者連続三振。巨人浦田に右翼へ二塁打を浴びるも、最後は149キロの直球で見逃し三振。前回4日の楽天戦では1回2失点だったが、この試合では持ち味を発揮した。岸田監督も「段階を踏んで、少しずつ上がってきているので良かったと思います」と評価した。

◆オリックス山下舜平大投手(22)が腰の張りの影響で緊急降板した。巨人戦(京セラドーム大阪)に先発。4回、無死二塁で甲斐を135キロフォークで見逃し三振に仕留めた直後。厚沢1軍投手コーチとトレーナーが歩み寄り、マウンドを降りた。今春キャンプ中から腰に違和感があり、この日も試合前や4回のマウンドに上がる前から厚沢コーチと相談していた。岸田監督は「(本人)いけると言ったんですけど、大事を取って代えました」と説明。3回1/3を61球で、2安打2失点だった。山下は「自分の中で全然いけるという感じだった。球自体カーブ、フォークも扱って状態的には良いかな」と軽傷を強調。初回の初球でいきなり156キロを計測し、丸から空振りを奪うなど、150キロ超えの直球と切れ味鋭いフォークを軸に、4回1死まで2失点と踏ん張っていた。開幕1軍が不安視されるが「リカバリーも含めて開幕を見据えて」と前を向いた。

◆オリックス太田椋内野手(24)が8日、出身地大阪・羽曳野市の「はびきの応援大使」に就任し、委託式に出席した。「羽曳野と言えば大先輩であるダルビッシュさんが1番に思い浮かべると思うんですけど、それに負けないように『羽曳野と言えば太田椋』と言われるぐらい自分自身も頑張っていきたい」とあいさつ。羽曳野市の山入端創(やまのははじめ)市長から委託状と名刺が贈呈された。任期は3年で、同市の魅力を発信する。これまでも帰省した際には出身チームの羽曳野ボーイズで野球教室などを行ってきた。就任が決まり、「まさか自分が」とびっくり。パドレスのダルビッシュ有投手(38)も同大使に就任しており、「雲の上の存在」。6日の侍ジャパン強化試合(京セラドーム大阪)では2安打で存在感を発揮。26年のWBCで共闘へ。「目指すべき場所はそこかな」と世界の舞台を見据えた。

◆先発のオリックス・山下舜平大投手(22)が四回途中で緊急降板した。 先頭の坂本に四球。暴投で二進を許し、ソフトバンクから新加入の甲斐をフォークで空振り三振に仕留めたが、ここでベンチへと下がり、そのまま降板となった。昨季終了後に第三腰椎分離症が再発していたことがわかり、オフはリハビリに専念。2月の春季キャンプでは3試合に登板し、自責0と好投を続けていた。 開幕ローテ入りが期待されていただけに、不安が残る形での交代となった。

◆巨人・山崎伊織投手(26)が先発し、4回1安打無失点と好投した。最速150キロの直球とカットボール、シュートなど多彩な変化球を織り交ぜた。「無失点はよかったけど、反省するべきところはあった。ボール先行になったときに力が入る場面があった」と、三回2死走者なしで4球連続ボールの四球を与えた場面などを課題に挙げた。当初は開幕投手の戸郷が先発予定だったが、前回2回2/3で4失点と乱調だった1日のヤクルト戦(東京ドーム)に2番手として投げたこともあり、先発に変更。「(開幕戦と同じ)金曜日の先発は戸郷が絶対にするべきなんですけど、杉内さんと内海さんから『やっぱりこの入り方って難しい』と話していただいて、戸郷も『大丈夫ですよ』と言ってくれたので」と年下のエースに感謝。好結果で先発ローテ―ションの内定を守り抜く決意を示した。

◆2年連続開幕投手を務める巨人・戸郷翔征投手(24)が五回からマウンドに上がり、4回3安打無失点に抑えた。五回、先頭の紅林に二塁打を浴び、犠打で1死三塁。しかし後続を投ゴロ、遊ゴロに打ち取って無失点で切り抜けた。六回は四球を与えるも併殺打、七回は三者凡退。八回は2安打を許し首をかしげながら腕を振る場面もあったが、無失点に抑えた。

◆オリックスはオープン戦3連敗。さらに3月1日の「球春みやざきベースボールゲームズ」の西武戦(SOKKEN)から対外試合5連敗となった。投手陣は開幕ローテ入りが有力視されていた先発の山下舜平大投手(22)が四回途中で緊急降板し、不安が残る形となった。打線は九回に紅林の犠飛で1点を返すのがやっと。オープン戦では直近3試合で平均1・6得点と課題の得点力も改善傾向が見られず、見せ場を作ることができなかった。

◆巨人・阿部慎之助監督(45)は、途中出場で九回に右翼線二塁打を放ったドラフト2位・浦田俊輔内野手(22)=九産大=を評価した。実績のある救援投手のオリックス・山崎が投じた148㌔の直球を引っ張って二塁打に。春季キャンプは2軍で過ごすも、3月から1軍に参加した左打ち内野手の〝1軍初安打〟に「なんかね、彼なりの世界を持ってる感じがする。とてもいいヒットになったんじゃないですかね」と好印象。来週の九州遠征にも帯同するかとの問いに「行くよ。あれだけたくさん打席を与えてあげている選手が結果出なかったりしたら、(浦田は打席が)少ない中でカチンカチンって打ってるから残してあげたいなと」と、他の若手をチクリ。競争を促した。また、先発して4回1安打無失点の山崎には「もっとね、できるピッチャーなので。次はもっとエンジンかけていくだろうから。(開幕ローテに)入ってもらわないと困る」とハッパをかけつつ、開幕ローテ入り内定を明言した。

◆巨人・オコエ瑠偉外野手(27)が途中出場で2打数2安打2打点と存在感を示した。四回の守備から丸に代わって中堅で出場し、六回1死満塁で富山から右翼線へ2点二塁打。八回は右腕の斎藤にバットを折られながらも右前打。塁上では笑みがこぼれた。これでオープン戦は8打数3安打の打率.375に上昇。オコエは「(1打席目は)バットが内から出てよかった。常に準備だけはしっかりしようと思います」と胸を張った。昨季キャリアハイの68試合に出た右打ち外野手が好アピールを続けている。

◆巨人・山崎伊織は4回を1安打無失点と好投した。2回?で4失点だった1日のヤクルト戦は2番手で投げたこともあり、戸郷に代わって先発。「無失点はよかったけど、ボール先行になったときに力が入る場面があった」と反省したが、最速150キロの直球と多彩な変化球で封じた。阿部監督は「もっとできる投手。(開幕ローテーションに)入ってもらわないと困る」と先発枠入りを明言。開幕5戦目となる4月2日の中日戦(バンテリンドーム)での先発が濃厚だ。

◆巨人・戸郷翔征投手(24)が7日、オリックスとのオープン戦(京セラ)に五回から登板して4回3安打無失点に抑えた。28日のヤクルト戦(東京ドーム)で2年連続の開幕投手を務めることが決まっているエースは、オープン戦計8イニングで自責点ゼロと順調な調整ぶり。次回は15日に米大リーグ、ドジャースとのプレシーズンゲーム(東京ドーム)に先発予定で、大谷翔平投手(30)擁する最強軍団を相手に腕を振る。3月末に控える開幕戦へ、上々の仕上がりだ。2年連続の開幕投手を務める戸郷が、走者を背負いながらも無失点。マウンド上で首をかしげる場面もありながら、自身の投球に及第点の評価を与えた。「球速だったり、まだまだ上げられるところはある。満足はしていないけど、ゼロに抑えられたところはよかった」五回は先頭の紅林に二塁打を浴び、犠打で1死三塁。しかし、後続を140キロ台中盤の直球と決め球のフォークボールで2者続けて内野ゴロに打ち取り、スコアボードに0を並べた。前回登板の1日のヤクルト戦(東京ドーム)は先発して3回無失点。ここまでオープン戦3試合に登板し、計8イニングで自責点ゼロと順調だ。前日時点では先発予定だったが、投手コーチからの提案で山崎の後を受けてマウンドに上がった。エースの調整具合について阿部監督は「(開幕に)合わせてくれると思っている」と全幅の信頼を置いた。メジャーで昨季ワールドシリーズを制した最強軍団を相手に、ガチンコ勝負を挑む。次回登板は15日に行われるドジャースとの一戦。「まだまだ(状態を)上げないことには、いいピッチングができないと思う」と口元を引き締めた右腕だが、「なかなか世界一のチームと対戦することは数少ない。次の対戦が楽しみです」と心待ちにした。ド軍打線は昨季ナ・リーグ本塁打王に輝いた大谷を筆頭にフリーマン、ベッツら強力なラインアップ。戸郷は「調整というより本当の勝負だと思っている。シーズンと同じくらいの出力で、いい緊張感の中で投げられる」と気合を入れてマウンドに立つ。(原田優介)

◆ルーキーが開幕1軍入り争いに乱入だ。春季キャンプを2軍で過ごしたドラフト2位・浦田俊輔内野手(22)=九産大=が六回から代走で途中出場し、九回にオープン戦初安打となる右翼線二塁打を放った。「山崎颯一郎さんから打てたのは自信になりました。周りの人に認めてもらえるぐらいの結果を残したい」オリックスの剛腕、山崎の148キロの直球を引っ張った。3月から1軍に合流した俊足の左打者はオープン戦5打席目で結果を出した。控え内野手の枠を泉口、中山、D3位・荒巻(上武大)らと争い、外野での練習も始めている。阿部監督は「彼なりの世界を持っている。少ない(打席の)中でカチンカチンって打っている。たくさん打席を与えている選手に結果が出なかったら(1軍に)残してあげたい」と評価。地元・長崎で行われる11日のソフトバンク戦の帯同も決まった。(谷川直之)

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
310 0.750
(-)
-
(-)
9
(-)
6
(-)
2
(-)
4
(-)
0.232
(-)
1.540
(-)
2
(1↑)
中日
420 0.667
(-)
0
(-)
24
(-)
21
(-)
3
(-)
9
(-)
0.241
(-)
3.500
(-)
2
(2↑)
阪神
211 0.667
(↑0.167)
0.5
(↓0.5)
26
(+6)
20
(-)
6
(+2)
1
(-)
0.382
(↓0.005)
4.750
(↑1.58)
4
(-)
ソフトバンク
320 0.600
(↑0.1)
0.5
(↓0.5)
17
(+3)
16
(+2)
2
(-)
6
(+1)
0.241
(↓0.019)
2.660
(↑0.17)
4
(3↓)
ロッテ
320 0.600
(↓0.15)
0.5
(↑0.5)
15
(+2)
10
(+3)
4
(-)
3
(-)
0.178
(↓0.001)
1.230
(↓0.2)
6
(2↓)
ヤクルト
330 0.500
(-)
1
(-)
17
(-)
20
(-)
4
(-)
6
(-)
0.222
(-)
2.770
(-)
6
(2↓)
楽天
222 0.500
(-)
1
(-)
26
(-)
16
(-)
3
(-)
8
(-)
0.243
(-)
2.720
(-)
6
(3↑)
巨人
330 0.500
(↑0.1)
1
(↑0.5)
21
(+5)
23
(+1)
3
(-)
0
(-)
0.234
(↓0.016)
3.330
(↑0.47)
6
(2↓)
広島
222 0.500
(-)
1
(-)
16
(-)
16
(-)
2
(-)
1
(-)
0.199
(-)
2.420
(-)
10
(1↓)
DeNA
241 0.333
(↓0.067)
2
(↓0.5)
18
(-)
22
(+6)
0
(-)
6
(-)
0.214
(↓0.026)
3.000
(↓0.58)
11
(-)
ORIX
140 0.200
(↓0.05)
2.5
(↓0.5)
14
(+1)
31
(+5)
0
(-)
1
(-)
0.230
(↓0.018)
5.930
(↑0.76)
12
(-)
西武
020 0.000
(-)
2
(-)
4
(-)
6
(-)
1
(-)
0
(-)
0.222
(-)
2.810
(-)