1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DeNA | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 |
中日 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 1 | 3 | 1 | 0 |
勝利投手:髙橋 宏斗(1勝0敗0S) (セーブ:清水 達也(0勝1敗1S)) 敗戦投手:伊勢 大夢(0勝1敗0S) |

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◆中日は、先発・高橋宏が4回2安打無失点の好投。開幕投手候補の右腕が、貫禄を示すピッチングを披露した。一方のDeNAは、先発・伊勢が4回1安打1失点。制球に苦しみながらも、まずまずの結果を残した。
◆中日が1番岡林勇希外野手(23)の好走塁で先制した。DeNA先発伊勢大夢投手(26)の初球外角直球を左前へはじき返した。速いゴロを左翼手の筒香嘉智外野手(33)が後逸。白球が転々とする間に岡林は快足を飛ばし本塁へ。間一髪で生還し、記録は安打+左失策ながら、ひとりで先制点をもぎとった。ベンチで迎えるナインに岡林は疲れた表情を見せていた。
◆中日高橋宏斗投手(22)が初の開幕投手に指名された。試合後。井上一樹監督(53)が公表した。井上監督は「高橋宏斗でいきます。彼はうちの押しも押されもせぬエースであることは間違いない。22歳と若さはまだありますが、マウンドでの立ち居振る舞い、球の威力、昨年の実績を踏まえても」と説明した。3月28日に敵地横浜で対戦する高橋宏はこの日DeNA相手に先発し4回2安打無失点。「どこからでも一発が出たりDeNA打線は怖い」と警戒しつつも、しっかりと0を並べた。
◆中日岡林勇希外野手(23)の"ランニング先頭打者本塁打"で1-0のスミ1勝利を挙げ、オープン戦3連勝だ。決勝点は初回の初球だった。DeNA先発伊勢の外角直球を左前へ。速いゴロを左翼手筒香が後逸。白球が外野を転々とする間に快足を飛ばし本塁へ。間一髪生還を果たした。井上監督は「よく走った」と記録は安打+左失策ながらも、積極的な走塁をほめた。▽中日育成岡田(23年に右大腿(だいたい)骨骨折後、初のオープン戦登板。1軍での本拠地バンテリンドームのマウンドは21年10月13日ヤクルト戦以来で1回無失点)「よかったです。(大歓声は)集中と緊張で、それどころではなかったんですが、無事に投げ終えられてホッとしています」
◆中日高橋宏斗投手(22)が、初の開幕投手に指名された。DeNAとのオープン戦後に井上監督が公表した。「彼はうちの押しも押されもせぬエースであることは間違いない」と期待を込めた。本人にはキャンプ終盤の2月下旬に告げた。「初めて監督をやる年のスタートを、やはりお前でいかせてもらうわ」。新監督はキャンプ中にエースと何度も「開幕投手」について意見を交わしてきた。その上で熱い言葉で伝えた。高卒4年目の昨季は初の2桁となる12勝4敗、防御率1・38で最優秀防御率に輝いた。だが投球フォーム修正の遅れから、1軍に合流したのは開幕から約1カ月遅れだった。当時2軍監督だった井上監督は「(当時は)憧れが強すぎて、米国かぶれというか、日本でやる野球をまずしっかりやりなさいよと。軽く伸びていた鼻をチョキチョキと剪定(せんてい)してあげた」と振り返った。そこから野球に対する姿勢が変わり自覚も芽生えてきた。高橋宏本人も今季はエースの自覚十分。この日は開幕戦で対戦するDeNA打線に新たな軸となるカーブ、カットボールを見せながら4回2安打無失点。「3月28日は必ず勝たせます」と力強く宣言した。【石橋隆雄】
◆中日のリードオフマン岡林が調子を上げてきた。オープン戦3試合で8打数1安打だったが、この日は一回に左前打、五回に右前打と広角に打ち分けた。「まだ良い時と、悪い時がはっきりしている。練習で修正していく」と引き締まった表情で話した。一回は左翼手が打球を後逸した間にスピードを上げ、一気に生還した。持ち前の俊足を見せつけ「三塁までは慣れているけど、(三塁)ベースを踏んでからはめっちゃ疲れた」とおどけた。
◆六回から登板したDeNA・大貫が4三振を奪うなど3回無安打無失点。前回登板で2回7失点と打ち込まれたが、「しっかり自分で意図したところに投げられるようになった」と納得の表情を浮かべた。昨季は15試合に登板し、88回?で6勝7敗、防御率2・85。今季の目標には規定投球回の143イニング到達を掲げる。開幕ローテーション入りへ、「やるべきことをやる。いい準備がしたい」と力を込めた。
◆【プロ野球オープン戦中日対DeNA】 3回、マウンドでDeNA・牧秀悟と話す伊勢大夢 =バンテリンドームナゴヤ(撮影・甘利慈)
◆DeNAが2試合連続の零封負けを喫した。これで2月24日の阪神との練習試合から23イニング連続無得点。三浦監督は「打線がつながる、つながらないよりも、課題がいろいろ出てきていることがいいこと」と語った。28日からの開幕カード(横浜)では中日と対戦。4回2安打無得点に抑え込まれた先発の高橋宏は試合後、開幕投手に決定した。「3番・二塁」で先発出場した牧は2打数無安打に終わり、「やっぱり球質がいい。しっかり準備したい」と力を込めた。この日は「5番・左翼」で先発出場した筒香が一回、後逸する場面もあった。2月の沖縄・宜野湾キャンプから守備力強化を掲げており、三浦監督は「喝です」と一言。攻守でさらに精度を上げる。
◆DeNA・伊勢大夢投手(26)が2日、中日とのオープン戦(バンテリンドーム)に先発し、4回1安打1失点(自責点0)と粘投した。昨季まで確約された中継ぎでの地位から今季は先発に挑戦。開幕ローテーションは、エースの東克樹投手(29)、2季ぶりに復帰するトレバー・バウアー投手(34)ら4本柱が当確で、残り2枠を争う中、アピールに成功した。試合は0-1で敗れた。しびれる場面こそ、元セットアッパーの本領が発揮される。三回一死一、二塁。ギアが入った伊勢は、ボスラー、細川の中軸を直球で2打席連続三振にねじ伏せた。63球を投じて4回1失点。アピール成功を静かに振り返った。「ギアは上げるというより、上がっちゃう。ランナーがいるときに力を入れることは、リリーフで培ったもの。強みにしたいし、もともと持っている。強みを消さないように先発でもできたことはよかった」一回に先頭打者の岡林に左前に運ばれると、左翼・筒香が後逸。一気に本塁への生還を許し、自責点こそつかなかったものの、失点を喫した。だが、4イニングで打たれたのは安打は、この1本のみ。変化球中心の配球で4四球を出しながらも、要所で締めた。「四球がちょっと多かった。あれがヒットだったら全然僕の中ではOKなんですけど」。反省が止まらないが、結果は残した。大原チーフ投手コーチは、「セットアッパーをやっているので、ランナーがいる状況はいい意味で得意だと思う。タフに投げている」と評価した。1年目から救援を務めてきた右腕は、2022年に71試合で防御率1・72を記録。昨季は5月末から約2カ月半にわたりファームで調整し、37試合で防御率3・62だった。6年目の今季は「投手としての価値を上げたい」と先発に挑戦。開幕ローテーションに東、バウアー、ジャクソン、ケイの4本柱がいる中、残り2枠を大貫、石田裕らと争っている。「いろいろと試しつつ、結果も出さないといけない。自分の形を開幕までに確立して、ローテ(ーション)に入れるようにアピールしたい」。救援での実績は十分も覚悟は決めた。先発ローテーション入りへ、ただ結果を残し続ける。(阿部慎)

<オープン戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ロッテ |
2 | 0 | 0 | 1.000 (-) | - (-) |
7 (-) | 2 (-) | 2 (-) | 1 (-) |
0.212 (-) | 1.000 (-) |
1 (-) |
阪神 |
1 | 0 | 1 | 1.000 (-) | 0 (-) |
16 (-) | 13 (-) | 3 (-) | 0 (-) |
0.395 (-) | 6.000 (-) |
3 (-) |
広島 |
2 | 1 | 1 | 0.667 (↑0.167) | 0 (↓0.5) |
13 (+2) | 9 (-) | 1 (-) | 0 (-) |
0.222 (↑0.004) | 1.800 (↑0.62) |
4 (1↓) |
中日 |
3 | 2 | 0 | 0.600 (↑0.1) | 0 (↓0.5) |
17 (+1) | 17 (-) | 2 (-) | 7 (+2) |
0.231 (↓0.023) | 3.400 (↑0.85) |
5 (2↓) |
ソフトバンク |
1 | 1 | 0 | 0.500 (-) | 0.5 (-) |
8 (-) | 9 (-) | 1 (-) | 4 (-) |
0.313 (-) | 3.180 (-) |
5 (4↑) |
ヤクルト |
2 | 2 | 0 | 0.500 (↑0.167) | 0.5 (↓0.5) |
12 (+4) | 14 (+1) | 2 (-) | 6 (+1) |
0.235 (↑0.022) | 2.570 (↑0.55) |
5 (2↓) |
ORIX |
1 | 1 | 0 | 0.500 (-) | 0.5 (-) |
9 (-) | 8 (-) | 0 (-) | 0 (-) |
0.286 (-) | 4.240 (-) |
5 (2↓) |
日本ハム |
1 | 1 | 0 | 0.500 (-) | 0.5 (-) |
3 (-) | 2 (-) | 0 (-) | 2 (-) |
0.219 (-) | 1.060 (-) |
9 (6↓) |
巨人 |
2 | 3 | 0 | 0.400 (↓0.1) | 1 (↓0.5) |
16 (+1) | 22 (+4) | 3 (-) | 0 (-) |
0.250 (↓0.016) | 3.800 (↓0.05) |
10 (1↓) |
DeNA |
1 | 3 | 0 | 0.250 (↓0.083) | 1.5 (↓0.5) |
10 (-) | 11 (+1) | 0 (-) | 0 (-) |
0.250 (↓0.04) | 2.380 (↑0.74) |
11 (-) |
楽天 |
0 | 2 | 2 | 0.000 (-) | 1.5 (↓0.5) |
8 (-) | 12 (+2) | 1 (-) | 5 (+2) |
0.203 (↑0.003) | 3.090 (↑0.37) |
- (-) |
西武 |
0 | 0 | 0 | 0.000 (-) | 1.5 (↓0.5) |
0 (-) | 0 (-) | 0 (-) | 0 (-) |
0.000 (-) | 0.000 (-) |
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