オリックス(☆9対1★)ソフトバンク =オープン戦2回戦(2025.02.23)・宮崎市清武SOKKENスタジアム=
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ソフトバンク
0000000101910
ORIX
03402000X91700
勝利投手:九里 亜蓮(1勝0敗0S)
敗戦投手:伊藤 大将(0勝1敗0S)
  DAZN
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◆オリックスは、ルーキーの山中が先制打を含む2打席連続適時打を放つ活躍。打線の火付け役を果たし、首脳陣へのアピールに成功した。対するソフトバンクは、石塚が適時二塁打を含む2安打を記録。限られたチャンスで結果を残した。

◆オリックスはオープン戦2戦目のスタメンを発表した。広島から加入した九里亜蓮投手(33)が今季初実戦で先発する。ドラフト1位の麦谷祐介外野手(22=富士大)も「1番中堅」でオープン戦デビュー。4番には前日22日に続き、西川龍馬外野手(30)が入る。

◆オリックスにFA移籍した九里亜蓮投手(33)がオープン戦初登板で上々の試運転を終えた。先発して2回を2安打無失点に抑えた。1回は先頭の庄子に右前打を許した。1死後に四球で一、二塁とされたが、リチャードと谷川原を連続三振に仕留めた。フォークを低めに集めるなど、アウト3つはすべて三振だった。2回は内野ゴロ2つで簡単にツーアウト。2死から広瀬隆のゴロが右足に当たったが(結果は内野安打)、続投して緒方を二ゴロに抑えた。納得の内容だったのか、ベンチに戻ると笑顔を見せていた。広島では21年に最多勝のタイトルを獲得。17年から8年連続で年間110イニングを投げているタフネス右腕だ。新天地オリックスでは先発ローテの一角として期待されている。

◆オリックスのドラフト4位ルーキー山中稜真捕手(24)が、岸田オリックスのオープン戦初得点をたたき出した。2回無死一、三塁から右前に先制打。ソフトバンク伊藤の初球をたたいてゴロで運んだ。一塁に到達すると、笑みが広がった。捕手登録ながらこの日は「7番右翼」で先発。木更津総合(千葉)では投手以外の全ポジションを守り、青学大では捕手と外野。三菱重工Eastでは一塁と外野だった。「どこでも守れる準備はしている。打つ方を期待されているのは重々承知。打てなかったら終わりくらいの覚悟を決めてやりたい」と並々ならぬ決意を持ってプロ入りしてきた。キャンプ終盤の実戦で、開幕1軍を強烈にアピールした。チームは前日22日のオープン戦初戦でソフトバンクに0-7。わずか3安打で完封負けを喫し、岸田監督も「完敗でしたね」と苦笑いで振り返っていた。ルーキーの一打に活気づいた打線は、野口と森にも適時打が生まれ、この回3点を奪った。

◆ソフトバンクのドラフト2位ルーキー、庄子雄大内野手(22=神奈川大)が"プロ初盗塁"をマークした。「1番遊撃」で先発出場し、0-3の3回無死の第2打席。一塁へ失策で出塁し、2死から二盗を決めた。大学時代は50メートル5秒7の脚力を武器に、通算54盗塁を誇った。1回先頭の第1打席は右前打を放ち、前日22日の同戦では途中出場から"プロ初安打"をマークしていた。

◆ソフトバンクの伊藤優輔投手(28)、浜口遥大投手(29)の"新加入コンビ"はほろ苦デビューとなった。ともに移籍後初めて対外試合に登板した。巨人から人的補償で加入した伊藤は2回を6安打3失点。初回を無失点で抑えるも、2回に3連打を浴びて先制点を与え、その後も野口、森に適時打を許した。トレードでDeNAから加入した浜口は3回から2番手で登板。1死一塁から3連打を許して2失点するなど、この回だけで4点を失った。続く4回は無失点も、2回を6安打4失点と苦しいマウンドになった。

◆岸田オリックスがオープン戦2戦目で初勝利を挙げた。序盤から着々と加点して17安打9得点。前日は0-7と3安打完封負けを食らった相手にリベンジ成功した。2回はルーキー山中の適時打などで3点を先制。3回も山中の適時打など4本の長短打で4点を追加した。5回は途中出場の遠藤に2点適時打が生まれ、この時点で9-0の大量リードとなった。投手陣はFA加入の九里が先発して2回2安打無失点。2番手の高島は6回途中まで投げた。その後は井口、川瀬、才木とつないで相手打線を1点にとどめた。

◆ソフトバンクがオープン戦2試合目のオリックス戦で大敗した。先発の巨人から加入した伊藤優輔投手(28)が2回を6安打3失点。初回を無失点に抑えるも、2回に3連打などで3失点を喫した。続く3回はトレードでDeNAから加入した浜口遥大投手(29)が登板。1死一塁から3連打で2失点するなど、この回だけで4点を失った。ともに移籍後初めて対外試合に登板した。試合後、小久保裕紀監督(53)は「今日だけじゃ、ちょっと分からないです」と振り返った。7回から5番手で登板し、開幕ローテーション争い中の松本晴投手(23)は2回1安打無失点、計1奪三振と好投した。指揮官は「先発候補でやっているんでね。出力はしっかり出てましたね」と目を細めた。打っては「8番二塁」で先発出場し、侍ジャパンに選出された広瀬隆太内野手(23)が2安打をマークし、ガッツあふれる好守備も見せた。

◆開幕ローテーション入りを狙うソフトバンク松本晴投手(23)が2回無失点で安定感を見せた。最速147キロの直球を中心に二塁を踏ませず。「1イニング目は感覚が良くなかったけど、2イニング目は修正できた」。登板後はブルペンでおかわりの投球練習。3年目左腕が本格的に先発モードだ。「オフは誰よりもやってきた自信がある。目の前の目標を1歩ずつクリアしていきたい」。地道に開幕ローテを手繰り寄せる。

◆オリックスの九里亜蓮投手(33)が今季初登板初先発し、2回2安打無得点に抑えた。一回に先頭打者に安打を許すなど1死一、二塁のピンチを招いたが、後続を連続三振に仕留めた。二回には2死で広瀬の打球が右もも付近に当たるアクシデントが発生したが、投球練習で確認後に投球を再開。緒方を二ゴロに打ち取って攻撃を終わらせた。

◆オリックスのドラフト4位・山中稜真捕手(24)=三菱重工East=が「7番・右翼」でオープン戦初出場し、いきなり結果を残した。二回に太田、福田の連打で無死一、三塁の好機を作り、ルーキーが打席へ。ソフトバンク先発・伊藤の初球を右前へはじき返して先制の適時打。チームもこれがオープン戦の初得点だった。22日の同戦(宮崎アイビー)では散発3安打で零封負け。即戦力ルーキーが前日の嫌な流れを絶つ一打でチームを勢いづけると、野口、森にもタイムリーが出てリードを3点に広げた。

◆オリックスは打線が17安打9得点とつながりを見せ、昨季王者のソフトバンクに快勝した。チームはオープン戦初勝利で、岸田護監督(43)も就任後、初白星となった。二回にD4位・山中(三菱重工East)の先制打で勢いづき、その後も2本のタイムリーが飛びした。三回にも山中が2打席連続の適時打を放つなど4得点と突き放した。 22日の同戦は散発3安打で零封負け。鬱憤を晴らすかのように打線が活発だった。

◆オリックスのドラフト4位ルーキー山中(三菱重工East)が2安打2打点と活躍した。二回無死一、三塁から右前へ先制適時打を放ち、三回1死一、二塁では遊撃手の頭を越えるライナー性の当たり。ともに初球を捉え「積極的に振る、思い描いた打撃ができた」としてやったりの表情を浮かべた。紅白戦から好調が続く左打者は、持ち味の広角に運ぶ打撃を見せた。「本当に充実したキャンプが送れている。調子をキープしたい」と目標とする開幕1軍に向けて挑戦が続く。

◆ソフトバンクの新戦力、伊藤と浜口は課題の残る初登板となった。先発した伊藤は二回に先頭打者から3連打を浴びるなど2回を6安打3失点。「少し慎重になりすぎ、カウントを悪くして甘い球を捉えられてしまった」と振り返った。2番手の浜口も2回6安打4失点。追い込んでからの球が甘く「決め球の精度を上げ、決めきれるようにしないといけない」と反省。倉野投手チーフコーチは26日の練習試合から結果を評価するとし「今の状態にどうアプローチしていくか」と話した。

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
100 1.000
(↑1)
-
(↓1)
7
(+7)
2
(+2)
0
(-)
0
(-)
0.257
(↑0.257)
2.000
(↓2)
1
(-)
ロッテ
100 1.000
(-)
0
(-)
5
(-)
1
(-)
2
(-)
1
(-)
0.188
(-)
1.000
(-)
1
(-)
阪神
101 1.000
(↑1)
0
(↓1)
16
(+9)
13
(+6)
3
(+1)
0
(-)
0.395
(↑0.054)
6.000
(-)
4
(3↓)
ソフトバンク
110 0.500
(↓0.5)
0.5
(↑0.5)
8
(+1)
9
(+9)
1
(-)
4
(+1)
0.313
(↓0.062)
3.180
(↓3.18)
4
(3↓)
ヤクルト
110 0.500
(↓0.5)
0.5
(↑0.5)
3
(+1)
7
(+6)
0
(-)
4
(-)
0.200
(↓0.05)
1.500
(↓1.5)
4
(1↑)
ORIX
110 0.500
(↑0.5)
0.5
(↓0.5)
9
(+9)
8
(+1)
0
(-)
0
(-)
0.286
(↑0.186
4.240
(↑3.64)
4
(1↑)
DeNA
110 0.500
(↑0.5)
0.5
(↓0.5)
10
(+6)
7
(+1)
0
(-)
0
(-)
0.333
(↓0.017)
3.000
(↑2)
4
(1↑)
日本ハム
110 0.500
(↑0.5)
0.5
(↓0.5)
3
(+2)
2
(-)
0
(-)
2
(+1)
0.219
(↑0.058)
1.060
(↑1.19)
4
(3↓)
巨人
110 0.500
(↓0.5)
0.5
(↑0.5)
8
(+2)
11
(+7)
1
(-)
0
(-)
0.268
(↑0.011)
4.500
(↓1.5)
10
(-)
楽天
011 0.000
(-)
1
(-)
7
(-)
9
(+2)
1
(-)
2
(-)
0.232
(↓0.068)
4.760
(↑2.24)
10
(5↓)
中日
020 0.000
(-)
1.5
(↓0.5)
7
(+6)
14
(+9)
1
(+1)
1
(+1)
0.239
(↑0.106)
7.000
(↓2)
-
(-)
西武
000 0.000
(-)
1.5
(↓0.5)
0
(-)
0
(-)
0
(-)
0
(-)
0.000
(-)
0.000
(-)