ソフトバンク(☆7対0★)オリックス =オープン戦1回戦(2025.02.22)・宮崎市生目の杜運動公園アイビースタジアム=
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ORIX
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ソフトバンク
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勝利投手:上沢 直之(1勝0敗0S)
敗戦投手:田嶋 大樹(0勝1敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】ダウンズ(1号・1回裏ソロ)

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◆ソフトバンクは、上沢と東浜がともに2回無失点。開幕ローテーション入りを期待される2人が、そろって好投を披露した。対するオリックスは、新助っ人のディアスが6番・DHでスタメン出場。第2打席で快音を響かせた。

◆ソフトバンクがオープン戦初戦のスタメンを発表した。「2番中堅」にギータ2世の笹川吉康外野手(22)、「4番一塁」には右の大砲候補、リチャード内野手(25)が入った。先発は新加入の上沢直之投手(31)で、2イニングの予定。リーグ連覇を目指す小久保ホークスは初の対外試合になる。

◆オリックスは岸田護新監督(43)が初陣に臨む。"開幕投手"は田嶋大樹投手(28)。今季は「腕主導」のフォームに大改造している。「4番左翼」では西川龍馬外野手(30)が入り、新助っ人のジョーダン・ディアス内野手(24)は「6番指名打者」で出場する。

◆ソフトバンクのジーター・ダウンズ内野手(26)がオープン戦の12球団最速1号を放った。「1番遊撃」でスタメン出場し、1回にオリックス田嶋から左翼ポール際へ先頭打者本塁打。カウント1ー1から116キロスライダーを強振した。ダウンズは「とにかく自分がやるべきことをやろうと打席に入った。打つべきボールにアプローチを仕掛けることができた結果だと思う。まずいいスタートがきれたことは良かったよ」とコメントした。ダウンズは昨季途中の8月に加入し、シーズンの最終盤に1軍昇格。計7試合出場で打率2割7分3厘、1本塁打、2打点をマークした。今季が来日2年目のシーズンになる。

◆ソフトバンクに新加入した上沢直之投手(31)が完璧な鷹デビューを飾った。「たくさんファンの前でプレーできるのはすごくうれしいことですし、幸せなこと。それをかみしめながら投げました」。510日ぶりの日本マウンドはホークス移籍後初登板だった。先発で2回無安打無失点、2奪三振。登板を終えた上沢はブルペンで追加20球を投じ「しっかりゾーンで勝負することを意識した。実戦なので結果を出した方がいいですけど、長い目で見ればもうちょっと突き詰めていかないといけない」と振り返った。初回は中川、太田、頓宮の上位打線を3者凡退。2回は西川、杉本、ディアスの中軸も危なげなく打ち取った。太田、杉本からはパワーカーブで三振を奪った。NPB通算70勝の上沢は、現状では開幕ローテーション入りが有力となっている。

◆ソフトバンクが快勝でオープン戦の初陣を飾った。先発の上沢直之投手(31)は2回無安打無失点で完璧な移籍後初登板。メジャー帰りの新加入右腕が510日ぶりの日本マウンドでNPB通算70勝の実力を発揮した。2番手の東浜巨投手(34)も2回無失点で開幕ローテーション入りへアピールした。打ってはジーター・ダウンズ内野手(26)がオープン戦の12球団最速1号。「1番遊撃」でスタメン出場し、1回にオリックス田嶋から左翼ポール際へ先頭打者本塁打を放った。高卒5年目の「ギータ2世」笹川吉康外野手(22)はマルチ安打、ドラフト2位ルーキーの庄子雄大内野手(22=神奈川大)にも"プロ初安打"が生まれた。投手陣は無失点リレーで野手陣は12安打7得点。リーグ2連覇と5年ぶり日本一へ幸先の良いスタートとなった。

◆オリックス岸田護新監督(43)は初陣で完封負けを喫した。「完敗でしたね」と苦笑いした。ソフトバンク上沢を前に2回無安打。日本ハム時代の23年まで33試合で20勝を献上してきた右腕にまたも抑え込まれた。以降も打線は散発3安打。投手陣も5投手が失点した。初采配を終え「これからじゃないですか。今やっていることは継続してやっていくしかないですし。おのおのの課題も、感じているところもあると思うので」と冷静に振り返った。一方、前日21日には山岡のオンラインカジノ利用による活動自粛が発表されたが「今、僕から話せることはありません」と話すにとどめた。

◆ソフトバンクに新加入した上沢直之投手(31=レッドソックス)が完全デビューを決め、開幕ローテをほぼ手中に収めた。オリックスとのオープン戦(アイビー)で開幕投手を務め、2回パーフェクト。小久保裕紀監督(53)は先発当確の有原、モイネロ、大関に次ぐ高い評価を明かした。この日、左の腹直筋を痛めて離脱中のカーター・スチュワート投手(25)が開幕を断念したことが判明。チームの窮地を救うべく、次回登板でローテを当確させる。アイビースタジアムに温かい拍手が湧き起こった。背番号「10」の快投に宮崎のファンも心をつかまれた。メジャーから日本球界に復帰した上沢にとって、日本ハム時代の23年以来510日ぶりの日本マウンド。「たくさんファンの前でプレーできるのはすごくうれしいことですし、幸せなこと。それをかみしめながら投げていました」。鷹初登板で、2回無安打無失点のパーフェクトデビュー。会心の笑みがはじけた。直球は140キロ前後だったが、カーブはキレキレ。110キロ台の通常カーブと120キロ台のパワーカーブで曲がり球に緩急をつけた。中でもパワーカーブは強烈で、太田から空振り三振、杉本から見逃し三振を奪うなど打者を圧倒。「変化球自体は全部コントロールできてました」と手応えを深めた。「実戦なので成績を残した方がもちろんいいと思います。そこは良かったなと思います」。その上で直球の出力などの課題を挙げ「長い目で見たら、もっと内容も詰めていかないといけない」と引き締めた。試合前、小久保監督は左の腹直筋を痛めて離脱したスチュワートについて「(開幕ローテには)計算していない」と明言。昨季9勝を挙げた剛腕の開幕ローテを断念した。暗雲が垂れ込めたが同じ日、上沢がチームに安心を届けた意味は大きい。快投を見守った小久保監督は「競争をしているのは変わりないけど、ブルペン投球を見ても、今の(争いの)順位的には(ローテに)入ってきてもおかしくない」と高く評価。現時点では当確の有原、モイネロ、大関に続く先発4番手の位置づけで、開幕ローテ入りはほぼ手中に収めた状況だ。早ければ、次回登板でローテ当確が言い渡される可能性がある。上沢は「もっと出力を上げていかなきゃいけない。もっとたくさん練習していけたら」と貪欲に進化を求める。新加入右腕はひた向きに、開幕ローテをつかみにいく。【只松憲】▽ソフトバンク東浜(2番手で2回1安打無失点)「総じて悲観することはなかったし、いいステップを踏めている。焦ることなく上げていきたい」▽ソフトバンク・モイネロ(初のブルペン投球で41球)「初めてにしては内容は良かったよ。実戦は3月の早い段階でできればいいね」

◆ソフトバンク栗原陵矢内野手(28)がマルチ安打発進だ。オリックス戦に「3番三塁」で出場し、2打数2安打1打点。3回無死二、三塁ではオリックス権田の直球を右前に運ぶ適時打で2点目を呼んだ。「実戦の中でしっかりと自分のスイングをすることに集中しました」。昨年はリーグ優勝に貢献し、侍ジャパンにも選出されて活躍。開幕三塁最有力の男が順調な仕上がりを見せた。

◆ソフトバンクのジーター・ダウンズ内野手(26)がオープン戦の12球団最速1号を放った。「1番遊撃」で出場。初回の第1打席で、オリックス田嶋のスライダーを左翼ポール際へ運ぶ先頭打者本塁打を決めた。 昨季途中に加入し、7試合で1本塁打だった助っ人が、25年の小久保ホークス初陣で"進化発揮"の決勝アーチ。「自分がやるべきことをやろうと打席に入ったよ。打つべきボールにアプローチを仕掛けることができた結果だと思う」。本人も納得の1発で、12安打7得点のオープン戦快勝発進を導いた。左ふくらはぎを痛めた今宮が開幕に間に合えば、二塁でのレギュラー争いが濃厚。今宮が間に合わなければ、球団では南海時代の1961年(昭36)バディ・ピート以来、64年ぶりの外国人選手の開幕遊撃スタメンも見えてくる。1発もあることをアピールしたことで起用の幅も広がりそうだ。第2打席は四球を選び、笹川の鋭い右前打の当たりで三塁まで激走。ヘッドスライディングでチャンスを呼び込み、1番らしく打って走ってハッスルした。第3、第4打席は見逃し三振したが、小久保監督は「見逃し三振とフォアボールは紙一重でした。走塁はダウンズもそうですけど、今日は全体的に良かったですね」と評価。ダウンズも「まずはいいスタートが切れたことは良かったよ」と胸を張って球場を後にした。【只松憲】

◆オリックス・田嶋大樹投手(28)がオープン戦の〝開幕投手〟として今季初実戦のマウンドに上がった。一回に先頭打者のダウンズにカーブをとらえられて先頭打者本塁打を被弾。以降も安打と四球などで得点圏に走者を背負いながらも追加点は許さなかった。2回3安打1失点で降板。今年から腕主導の投球フォームに取り組む左腕は一発を浴びはしたが、上々の実戦初マウンドとなった。

◆オリックスは昨季王者のソフトバンクとのオープン戦初戦に臨み、散発3安打無得点で完封負けを喫した。オリックキラーの鷹の先発・上沢の前に2回無失点で封じられ、以降もソフトバンク投手陣の牙城を崩せず。安打を記録したの三回の若月、五回の新外国人のディアス(前アスレチックス傘下)、九回の大里の3人のみ。初めて指揮を執った岸田護新監督(43)の記念すべき初陣は悔しい完敗となった。

◆ソフトバンクの栗原が2安打を放ち、上々の滑り出しとなった。三回は追い込まれながらも直球を右前適時打とし「実戦の中でしっかりと自分のスイングをすることに集中した」と息をついた。一回も同じく引っ張って快音を響かせた。早出練習で連日バットを振り込んでいる。順調にいけば定位置の三塁に就きそうだが「本当に必要不可欠なピースになりたい」と慢心はない。主力としての働きを期待されており「まだまだ。もっと頑張る」と気合十分だった。

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
ソフトバンク
100 1.000- 7013 0.3750.000
1
ヤクルト
100 1.0000 2104 0.2500.000
1
巨人
100 1.0000 6410 0.2573.000
1
ロッテ
100 1.0000 5121 0.1881.000
5
中日
010 0.0001 1500 0.1335.000
5
ORIX
010 0.0001 0700 0.1007.880
5
DeNA
010 0.0001 4600 0.3505.000
5
日本ハム
010 0.0001 1201 0.1612.250
-
楽天
001 0.0001 7712 0.3007.000
-
西武
000 0.0001 0000 0.0000.000
-
広島
000 0.0001 0000 0.0000.000
-
阪神
001 0.0001 7720 0.3416.000