DeNA(★4対6☆)巨人 =オープン戦1回戦(2025.02.22)・アトムホームスタジアム宜野湾=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
巨人
0000020406921
DeNA
10030000041410
勝利投手:横川 凱(1勝0敗0S)
敗戦投手:笠谷 俊介(0勝1敗0S)

本塁打
【巨人】大城 卓三(1号・8回表3ラン)

  DAZN
チケットぴあ DeNA戦チケット予約 巨人戦チケット予約
◆DeNAは、先発・ジャクソンが2回無失点3奪三振の投球を披露。順調な調整ぶりを示した。一方の巨人は、4番に座った秋広が適時打を放つ活躍。首脳陣の起用に応える一打でアピールに成功した。

◆巨人がオープン戦開幕戦のスタメンを発表した。18日のDeNAとの練習試合で2本塁打を放つなど、アピールに成功した秋広優人内野手(22)が「4番一塁」でスタメン出場。甲斐拓也捕手(32)は「6番捕手」で新天地デビューを果たす。先発マウンドには戸郷翔征投手(24)が上がる。3月28日のヤクルトとの開幕戦(東京ドーム)に先発することが内定した右腕が、順調な調整ぶりを示したい。

◆タレントでSNSで人気の金子みゆ(21)が、オープン戦初戦のセレモニアルピッチを務めた。打者度会、捕手井上が務めた中、キレイな投球フォームでノーバウンド投球を披露。観客からは拍手でたたえられ、金子もガッツポーズを見せた。

◆DeNAのオフィシャルパフォーマンスチーム「diana」とSNSで人気の金子みゆ(21)らが率いるインフルエンサー軍団が「ハピスタダンス」で宜野湾を盛り上げた。5回終了後、グラウンド整備の間に、横浜スタジアムでも行われている「ハピスタダンス」が行われた。dianaとインフルエンサー軍団が全力ダンスし、ファンもスタンドから体を全身使ったダンスでオープン戦初戦の宜野湾を盛り上げた。

◆巨人大城卓三捕手(32)が逆転の3点本塁打を放ち、地元・沖縄のファンから大歓声を浴びた。2点ビハインドの8回。2死一、二塁から中山礼都内野手(22)の右前適時打で1点を返すと、なお一、二塁のチャンスで大城卓が打席へ。フルカウントからDeNA笠谷の内角寄りの121キロスライダーを右翼席に運んだ。今季は甲斐拓也捕手(32)がチームに加入。激しい正捕手争いが繰り広げられる中で、持ち前の打撃でアピールに成功した。

◆巨人大城卓三捕手(32)が凱旋(がいせん)アーチを放った。DeNAとのオープン戦に途中出場。1点を追う8回2死一、二塁から、育成の笠谷の内角球を右翼席にオープン戦チーム1号となる逆転3ランを放り込んだ。フルカウントからの121キロスライダーを捉え「チャンスだったので、前の打者もつないでくれて、ホームランを打てて良かったです」とうなずいた。オフは国内FA権を行使せず残留を決断した。捕手陣はソフトバンクから加入した甲斐を筆頭に岸田も台頭し、チーム内の競争は激化。「1打席目は三振でしたけど2打席目はいい感じで打てて良かったです。久しぶりにいい当たりが出ました」と持ち前の打撃でアピールした。この日は沖縄らしい陽気で気温も20度に迫った。打席に入ると地元ファンからの声援を受けた。「本当にありがたいですし、また打てるように。沖縄の人にいいところを見せられるように頑張りたいと思います」と話した。

◆巨人阿部慎之助監督(45)が"デスマッチ"を予告した。DeNA戦では、1回に佐々木、6回に秋広が失策を犯した。記録には残らないミスもあり「ボロでたら、2軍にどんどん落ちていく。厳しいですけど、もうそういう競争の時期だと思うので、気を引き締めてやってもらいたいなと思います」と涼しい顔で忠告した。

◆2年連続の開幕投手に決まっている巨人戸郷翔征投手(24)が甲斐と"初バッテリー"を組んだ。DeNAとのオープン戦に先発。1回2安打1失点で試運転した。「一番は会話していくこと。実戦感覚、お互いの感覚とか変化球の使い方とかの違いとかもあると思う。そういうところを会話していければ」と見据えた。開幕まではあと4試合の調整登板を予定している。

◆底が知れない。DeNAアンドレ・ジャクソン投手(28)が22日、新スタイルの投球で制圧した。巨人とのオープン戦初戦で、先発として今季実戦初登板。2回1安打無失点、3奪三振と上々の滑り出しで「今日の目標はしっかりゾーンに投げ込むということだった。それができて良かった」と充実の表情を浮かべた。新たな可能性が垣間見えた。昨季までは直球とチェンジアップを中心に据え、目線を変えるナックルカーブと小さく曲がるカットボールの4球種が主体。しかし、今キャンプでは新たな武器としてスイーパーを試している。横に滑り落ちる軌道の新球種を、この日も繰り返し試投。「まだ企業秘密」と笑みを浮かべつつも「必ず武器にはなってくると思う」と予告した。まだ28歳と脂ののった年齢でタフさも魅力。メジャーでの経験も豊富で、昨年の日本シリーズのように中4日の先発も歓迎する。ドジャース時代の同僚でもあるバウアーの加入も決まり、チームからも登板間隔を詰めた"フル回転ローテ"の打診を受けた。ジャクソンは「より多くの試合に登板したい。自分にとってもいい話」と歓迎した。三浦監督は開幕ローテ入りが確実視される右腕へ「直球のキレが良い。いろいろ取り組んでることは良いことだと思うし、秘密のボールはどんどん磨いて状態を上げていってほしい」と期待を込めた。まだ2月にして仕上がりは上々。超強力ローテを担う準備はできている。【小早川宗一郎】

◆昨年のオープン戦首位打者のDeNA度会隆輝外野手(22)が、オープン戦開幕戦を3安打猛打賞ですべり出した。「1番右翼」で先発し、4回1死満塁、投手強襲の適時打を放つなど、5打数3安打。ここまで実戦5試合で打率5割2分2厘と好調を維持しており「オープン戦で結果を出して、シーズンで同じ成績を残せるくらいの準備をして、必死に泥くさくやっていきたい」と力を込めた。

◆巨人甲斐拓也捕手(32)が新天地でのデビュー戦を終えた。DeNAとのオープン戦に「6番捕手」でスタメン出場。「久しぶりに試合に出て、緊張してるような感じの試合だった」と心境を語った。5回裏の守備から途中交代すると、沖縄セルラー那覇に戻って打撃練習を実施。「実戦に入って課題も見つかると思いますし、そのために練習しないと。ある程度(バットを)振って体で覚えることも大事」と力を込めた。

◆巨人大勢投手(25)が主砲斬りに笑顔を見せた。22日、ライブBPに登板して、打者9人との対戦で被安打3、3奪三振。「無事にバッターに投げられたのは良かったですし。体の状態もいい」と振り返った。かねて対戦を熱望していた岡本を1三振を含む2打数無安打に封じ「三振って言っていいんすかね。(カウント)1-1からやったので」と謙遜しつつも「スライダーで三振を取れて良かった」と話した。

◆2年連続の開幕投手が決まっている巨人・戸郷翔征投手(24)が先発。今季初の実戦登板は牧、オースティンらが並んだDeNA打線を相手に1回2安打1失点だった。「やっぱり昨年CSで負けていますし、何か今年は変えて抑えないと、という気持ちなので。気持ちも入りましたし、その中で1点取られたことが今日の反省」と振り返った。ソフトバンクからフリーエージェント権を行使して巨人に移籍した甲斐と、実戦で初めてバッテリーを組んだ。「試合前の話だったり、配球の面だったり、多少話はできましたし、これからいろいろ詰めていって、もっと濃い話ができれば」と語った。2年続けて任される開幕戦へ「あと4試合、オープン戦ありますけど、結果を求めつつ、しっかり自分の投球が開幕でできるように調整していきたい」と見据えた。

◆2年連続2度目の開幕投手に内定している戸郷が先発登板。今季初の実戦登板は甲斐とバッテリーを組み、1回2安打1失点だった。「入りからやられましたし、反省すべきところはたくさんある。オープン戦でよかった。立ち上がりは良くないので、1イニング目は大事にしていきたいと改めて思った」と振り返った。約1カ月後の開幕へ「あと4試合(に登板予定)。しっかり調整したい」と先を見据えた。

◆巨人に今季加入した甲斐が移籍後初実戦に臨んだ。「6番・捕手」で先発出場し、打撃は見逃し三振と二ゴロで無安打。守りでは開幕投手の戸郷、2番手で投げた又木とバッテリーを組み、互いの理解を深めた。好結果での新天地デビューとはならなかったが、阿部監督は「投手陣のボールをどんどん捕ってもらいたいだけ。開幕までにうまくやってくれたらいい」と信頼感をにじませた。

◆日本一へのキーマンが、新天地デビューを迎えた。ソフトバンクからフリーエージェント(FA)権を行使して巨人に加入した甲斐拓也捕手(32)が22日、DeNAとのオープン戦(宜野湾)に「6番・捕手」で出場。移籍後初実戦で開幕投手の戸郷、2番手で投げた又木をリードした。「久しぶりに試合に出て、もちろん緊張もしたし、心臓が緊張しているような感じでの試合だった」いきなり同一リーグで優勝を争うライバル、DeNAとのオープン戦初戦。戸郷が一回に2安打を許し先取点を取られたが「まず投げて、しっかり捕れたことが僕は収穫。これからもっと試合が入っていくので、もっといい時間にしたい」と先を見据えた。マスクをかぶった4イニングで被安打9、4失点を喫した。それでも巨人の投手をリードして牧、オースティンら主力が並んだ相手打線と2月に対戦できたことは、レギュラーシーズンへ向けて大きなデータと感覚の蓄積となった。2打数無安打で交代後に、キャンプ地の那覇へ戻って打撃練習を行うなど課題はあるが、阿部監督は「開幕までにうまくやってくれればいい」と信頼は不変。チームを優勝へと導く活躍が期待される扇の要は「ものすごいプレッシャーがあると今も痛感しているけど、これはもう覚悟の上で来ているので、しっかりそのつもりで頑張りたい」と言葉に力を込めた。(浜浦日向)

◆巨人はオープン戦今季初戦で逆転勝利を飾った。3―4の八回2死一、二塁で途中出場の大城卓三捕手(32)が右翼席へ、値千金の決勝3ランを放ち「チャンスだったので、本塁打が出てくれてよかった」とうなずいた。今季はソフトバンクから優勝経験豊富な甲斐拓也捕手(32)がフリーエージェント(FA)権を行使して巨人に加入する中、持ち味の打力をしっかりとアピール。阿部監督も「(打線が湿り)途中まで眠かったけど、大城のホームランで目が覚めた。甲斐が入ってもしっかりやることをやって、自分がやるべきことをわかってくれている」と評価した。

◆DeNA・度会隆輝外野手(22)が巨人戦に「1番・右翼」で先発出場し、3安打1打点と大暴れ。「いい状態をキープできている。好球必打で甘い球が来たらどんどん振りにいきたい」と笑顔を見せた。一回、巨人の開幕投手に決まっている戸郷の初球を捉えて中前打とした。「12球団でも本当に素晴らしい投手」と語るエースの直球を打って波に乗ると、四回は又木から投手強襲の内野安打、六回は山崎から右前打を放った。昨季はオープン戦で打率・434を記録し、ルーキーで史上2人目の首位打者となった。開幕スタメンをつかみ、セ・リーグの新人で史上初となる開幕から2試合連続本塁打をマーク。最高のスタートを切ったが、トータルでは出場75試合で打率・255、3本塁打、24打点だった。勝負の2年目へ向け、オープン戦初戦で猛打賞発進。「シーズンで同じ成績を残せるくらい必死に泥臭くやっていきたい」。激しい外野手争いで度会が輝きを放つ。

◆佐野が2安打1打点と存在感を示した。「3番・左翼」で先発出場し、一回は右翼線への適時二塁打、三回は二遊間を抜く中前打とした。「どっちもラッキーヒット」と笑ったが、順調な調整ぶりに手応えを示した。昨オフは国内FA権を行使せずに3年契約で残留。2020年の首位打者は「もうちょっとタイミングが合ってきたら、長打も出てくる」と先を見据えた。

◆プロ野球のオープン戦は22日、沖縄、宮崎両県内の5試合で開幕した。DeNA・牧秀悟内野手(26)が巨人戦(宜野湾)に「2番・二塁」で先発出場し、〝走塁革命〟を体現した。今キャンプのテーマに打球判断の向上を掲げてきた中、三回1死で一走として次打者の中前打で三塁まで進む好走塁を披露。新任の河田雄祐外野守備兼野手コーチ(57)と取り組んできた走塁意識の高さを示した。試合は4-6で敗れた。 一瞬の隙も見逃さない。オープン戦初戦で、主将2年目を迎えた牧が率先して次の塁を狙う姿勢を見せた。2打席(2打数1安打)で退いたものの、納得の表情を浮かべた。「(走塁は)チームで課題としているし、この時期にしかできないこともある。今のうちにできることはやっておきたいと思う」右前に落とす当たりで出塁した三回1死。次打者の3番佐野が2球目を中前に運ぶと、中堅手の動きを確認しながらペースを緩めずに加速。一気に三塁を陥れた。後続が続かず得点にはつながらなかったが「あれを当たり前のように、全員ができるように。まずは率先してやっていけたら」と胸を張った。今キャンプのテーマは打球の判断力向上。昨季リーグ最多69盗塁を記録したチームは、判断力を伸ばしてさらなる得点力アップを目指してきた。広島で指導した2016、17年に機動力を強化してリーグ連覇に貢献し、ヤクルトでも指導経験豊富な新任の河田外野守備兼野手コーチのもと、この一カ月は黙々と走塁練習。三塁ベースコーチを務めた同コーチは牧の走塁について「(中堅手が)浅く守っていて、もうちょっと早く捕っていたら(三塁に)行けないところだった。非常に素晴らしい走塁だった」と称賛した。掲げるキーワードは「間」だ。これまで打球が放たれた後、即座に走者が判断していたと河田コーチは指摘。「みんな感覚だけで動いている。判断する時間がものすごく短い」とした上で「もうちょっと判断する時間をつくりたい」と明かす。そこで掲げたのが「間」という言葉だった。前日21日に宜野湾キャンプとしての練習は終了。雨で室内練習となったことでこの日の試合後に手締めが行われ、牧が音頭を取った=写真。「本当に自分の時間を多く作れた。やりたいこともできたし、順調に来ている」。昨季はリーグ3位から日本一に輝いた。連日の特守に加えて走塁でも見せ場をつくった主将が、今年も先頭に立って戦う。(阿部慎)

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
ソフトバンク
100 1.000- 7013 0.3750.000
1
ヤクルト
100 1.0000 2104 0.2500.000
1
巨人
100 1.0000 6410 0.2573.000
1
ロッテ
100 1.0000 5121 0.1881.000
5
中日
010 0.0001 1500 0.1335.000
5
ORIX
010 0.0001 0700 0.1007.880
5
DeNA
010 0.0001 4600 0.3505.000
5
日本ハム
010 0.0001 1201 0.1612.250
-
楽天
001 0.0001 7712 0.3007.000
-
西武
000 0.0001 0000 0.0000.000
-
広島
000 0.0001 0000 0.0000.000
-
阪神
001 0.0001 7720 0.3416.000