楽天(★3対8☆)オリックス =リーグ戦25回戦(2024.10.06)・楽天モバイルパーク宮城=
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ORIX
0512000X81002
楽天
0001001321060
勝利投手:宮城 大弥(7勝9敗0S)
敗戦投手:早川 隆久(11勝6敗0S)

本塁打
【オリックス】若月 健矢(3号・2回表満塁),セデーニョ(15号・4回表2ラン)

  DAZN
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◆オリックスが降雨コールド勝ち。オリックスは2回表、若月のグランドスラムなどで一挙5点を先制する。続く3回に宗の適時打で1点を加えると、4回にはセデーニョの2ランが飛び出し、試合を優位に進めた。投げては、先発・宮城が6回1失点の好投で今季7勝目。敗れた楽天は、投打ともに振るわなかった。

◆楽天ドラフト3位の日当直喜投手(19)が6日、1軍に初昇格した。2軍戦では30試合に登板して3勝2敗、3セーブ、防御率2・01の好成績をマーク。前日5日に三木2軍監督から1軍行きを伝えられたという。「緊張してるんですけど、頑張っていきたいなと思います」。昨年のドラフトで入団した高卒選手としては、4日に出場選手登録されたドラフト2位の坂井に続く1軍合流となった。高卒1年目ながら1軍の舞台にたどり着いた。「やっぱり率直にうれしかったのと、念願というか、1年目の目標にしてたんで、やっと1軍に来れたなっていう気持ちと、ここからやっとプロ野球選手としてのスタートだなと思いました」と気を引き締めた。シーズン最終戦の9日西武戦まで同行する予定で、中継ぎとして初登板の機会をうかがう。「1イニングを完璧に抑えるっていうよりかは、無失点で帰ってくるというのを目標にするので、内容を問わず、価値あるマウンドにできたらいいかなと思います」。最速154キロを誇る直球が一番の持ち味だ。「真っすぐの強さだったり、バッターに対しての投球術であったり、投げる時は皆さん、楽しみにしていただけたらなと思います」と力を込めた。

◆オリックス若月健矢捕手(29)が2回に満塁アーチを放った。左腕の早川から左翼ポール際へ特大の先制弾。満塁弾は自身2本目で、20年7月21日の楽天戦(楽天生命パーク)以来4年ぶりとなった。この試合はチームの今季最終戦で、先発の宮城には最優秀防御率のタイトルがかかる。女房役としてのリード面とともに、打撃でも「(安打)1本とは言わず3本くらい打って」と援護への意欲を示していたが、序盤に左腕へ大きなプレゼントとなった。

◆楽天早川隆久投手(26)が、自己ワーストタイの8失点と打ち込まれた。2回無死満塁から若月に先制満塁弾を浴びると、なおも2死満塁で西川に左前適時打を許した。3回は宗に適時二塁打、4回はセデーニョに2ランを被弾した。志願して今季2度目の中5日で臨んだ。「来シーズンに向けて、中5日でどれだけのクオリティーのピッチングができるかを自分で試したい」と意気込み、登板。雨中のマウンドにも苦しみ、4回9安打8失点(自責5)でマウンドを降りた。自己最多を更新する12勝目を逃したが、今季は11勝5敗、防御率2・54の好成績を残した。また、プロ4年目で初の規定投球回もクリアし、最終的に170回1/3までイニング数を伸ばした。

◆楽天ドラフト2位の坂井陽翔投手(19)が、プロ初登板で無失点デビューした。4日に初昇格し、先発早川の後を受けて8点ビハインドの5回からマウンドに上がった。いきなり大ピンチを背負った。オリックス先頭茶野に四球を与え、続く宗に右前打、3番紅林に再び四球で無死満塁とした。それでも、4番森を二ゴロに仕留めて本塁封殺で1死を奪うと、5番西川を二ゴロ併殺で脱した。坂井は1回を26球、1安打2四球無失点で、自己最速タイの151キロを2球マークした。プロ初登板を終えて「やっぱり緊張しました。とにかく腕を振ろうと思って、思い切り投げました。内容的には良くなかったのですが、最終的に0点で初登板を終えることができたので良かったです」と振り返った。

◆オリックス宮城大弥投手(23)が不運な形で初の投手タイトルとなる最優秀防御率を逃した。トップに立つソフトバンク・モイネロの防御率1・88を上回る条件として、規定投球回に到達する7回1/3を自責0か、8回1/3を自責1が必要だった。4回に犠飛で1点を失ったが、可能性を残したまま試合は中盤へ。だが7回のオリックス攻撃途中で開始から降る雨が強くなり、試合は中断。審判団の判断により、このまま降雨コールドとなった。宮城は6回1失点でシーズン最終戦に7勝目。だが天候によって、タイトルの道が閉ざされてしまった。さらに目指していた4年連続の規定投球回到達にも、あとアウト4つ足りずに終わってしまった。

◆楽天が雨天コールドで5年ぶりの8連敗を喫した。中5日で登板した早川がオリックス打線に打ち込まれ、4回を9安打8失点(自責5)。2回に若月に先制満塁弾を浴びるなど自己ワーストタイの失点数で12勝目は逃した。最終登板となった早川について、今江敏晃監督(41)は「本当に(シーズン)中盤から後半にかけてチームの軸としてしっかり投げてくれて本当に感謝しています」と話した。

◆オリックス中嶋聡監督(55)が6日、今季限りの辞任を電撃表明した。昨年までリーグ3連覇に導いたが、就任4年目の今季は63勝77敗3分けで5位に終わった責任を取った。今季最終戦となったこの日の楽天戦(楽天モバイルパーク)終了後の全体ミーティングで伝え、チーム内からも驚きの声が多く上がった。後任は未定。くしくも昨季日本シリーズで戦った阪神岡田彰布監督(66)と同日の退任表明となった。まさにサプライズ辞任だった。中嶋監督は試合終了後のチーム宿舎で、自らの重い決断を明かした。「3連覇したチームと思えないくらい優勝争いにまったく絡めずに終わってしまったのが、本当につらかった。僕は責任という言葉をよく使っていた。こっちに責任があるから思い切ってやってくれと。それを考えたら、優勝していたチームがここまで落ちるということの責任を取りたいと思います。今年で辞任します」。球団からは何度も続投要請があったが固辞した。「強く止めていただいたんですけど。もう1回やり返したいという気持ちももちろんあった。3連覇して、何かが足りない、新しいことを始める時に、新しい人がやるべき。今まで通りやっても人って慣れるじゃないですか。その慣れという部分の方が、今年はより強く出てしまったのかなと」。指揮官に就任後、選手に求めていた全力疾走など最低限の約束が今季は「改善されなかった」とした。チーム内に流れる緩みやスキに納得できなかった。「言ってもやれないんだったら、言ってないのと一緒」とこちらも自らの責任を口にした。19年に2軍監督に就任し、20年の途中から監督代行となった。監督就任1年目の21年には杉本、宗らの成長もあって25年ぶりにリーグ制覇。そして昨年までの3連覇へと続いた。「本当にいい思いもさせてもらった。悔しい思いもつらい思いもしたけど、それをいるメンバーで共有できたっていうのが本当に感謝してますし、楽しかったですね。とりあえず、ゆっくりします」。最後はすがすがしさも漂わせた。後任は未定だが、球団は内部昇格や外部からの招へいも含めて幅広く検討するとみられる。オリックスの5位以下は3連覇前年20年の最下位以来4年ぶり。5位は15年以来9年ぶり。3連覇以上したチームは、オリックスが15度目だったが、翌年5位以下に沈んだチームは史上初めてだった。中嶋聡(なかじま・さとし)1969年(昭44)3月27日生まれ、秋田県出身。鷹巣農林から捕手として86年ドラフト3位で阪急入団。その後西武、横浜、日本ハムと移り15年に現役引退。実働29年は工藤公康、山本昌に並ぶプロ野球記録。通算1550試合、804安打、55本塁打、349打点、打率2割3分2厘。ベストナイン、ゴールデングラブ賞各1度。20年シーズン中、西村監督の辞任後に監督代行。21年から正式に監督を務めた。▽オリックス福良淳一GM 中嶋監督より辞意の申し出を受け、球団としては幾度も対話を重ね慰留に努めましたが、本人の意思は固く、今季限りでの退任となりました。とても残念な気持ちであることは当然ですが、同時に、25年ぶりにチームをリーグ優勝に導き、その後、日本一とリーグ3連覇を達成したその手腕には、心からの感謝と最大限の賛辞を贈りたいと思います。中嶋監督とともに積み上げたチームの進化の歩みは球団にとって大切な財産であり、さらに強いチームを作り上げることが我々の使命であると考えています。

◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレイバック】最終戦で最優秀防御率を狙った宮城大弥は、あとアウト4つと迫りながら無情の雨でコールド。審判団も粘るもシートをはがしたところで雨脚が強まる不運で涙雨となった。4年連続規定投球回数も目前で達成ならず。来季、万全での快投に期待しましょう。

◆オリックス・若月健矢捕手(29)がプロ2本目の満塁本塁打を放った。「最終戦なので、しっかりと勝てるように引き続きがんばります!」。二回に安打と四球、犠打失策で無死満塁と好機を迎え、若月が先発・早川の甘く入った直球を一閃。左翼席中段への特大弾となった。満塁本塁打は5月22日の日本ハム戦(エスコン)で福田が放って以来、今季チーム2本目。女房役が、最優秀防御率のタイトルを狙う先発の宮城を大量得点で援護した。

◆オリックスは七回の攻撃中に雨脚が強まり、午後8時25分に中断。約40分の中断の後、審判団によって続行不可能と判断され、降雨コールドで勝利した。先発の宮城は6回1失点の好投で7勝目を挙げたが、天候には勝てず。規定投球回まで残り1回1/3となったところで試合終了を余儀なくされた。規定投球回に乗れば最優秀防御率のタイトルの可能性も残っていたが、自身初のタイトル獲得のチャンスも雨によって流されてしまった。打線は二回に若月の満塁弾などで5得点。三、四回にも加点してリードを広げた。

◆七回表1死降雨コールドゲームでオリックスが大勝した。二回に若月の満塁本塁打などで5点を先取し、三、四回に計3点を加えた。宮城が6回1失点で7勝目。楽天は早川が4回8失点と崩れて6敗目。チームは5年ぶりの8連敗。

◆オリックス・中嶋聡監督(55)が今季限りで辞任することが6日、決まった。今季最終戦となった同日の楽天戦(楽天モバイルパーク)で8-1(七回表降雨コールド)で勝利した後、仙台市内の宿舎で取材対応した。「もう僕は責任っていう言葉をよく使っていたんですけど、こっちに責任がある、と。だから思い切ってやってくれと いうことをよく言ってたんで、それ考えたら、やっぱり 優勝したチームがここまで落ちるっていうことに関しての責任はしっかり取りたいと思いますね。今年で辞任します」中嶋監督は2020年の監督代行を経て、21年から指揮官に就任。昨季まで、球団では1975年から4連覇を成し遂げた阪急以来となる3連覇を達成した。単年契約だった今季は昨季までの大黒柱だった山本がポスティングシステムを利用し、米大リーグ、ドジャースに移籍。平野佳、東ら主力投手が次々と故障し、野手では昨季首位打者の頓宮をはじめ、杉本、宗らの状態が上がらなかった。湊球団社長は「来年以降も(続投してほしい)というのは、もちろん(ある)」と続投要請し、中嶋監督からの返答を待っていたが、勝負師らしい決断をした。

◆オリックス・中嶋聡監督(55)が今季限りで辞任することが決まった。今季最終戦となった同日の楽天戦(楽天モバイルパーク)で8-1(七回表降雨コールド)で勝利した後、仙台市内の宿舎で取材対応した。主な一問一答は以下の通り。――シーズン通して、チームとしてはなかなか貯金ができなかった中嶋監督「うん、そうですね。本当に3連覇したチームとは思えないぐらいの、その優勝争いに全く絡めずに終わってしまったっていうのが、本当にね、つらかったですけどね」――やっぱり打線の方が「うん。もうこればっかりはもう言い訳になるし。最良のことを考えてね、みんなでやってきたんですけれども、そこがうまくいかなかったっていうのは、もう一年間ずっとそうでしたし。苦しかったですよね」――今後、どう向かっていくか。監督自身のお気持ちは「もう僕は責任っていう言葉をよく使ってたんですけど、『こっちに責任がある』と。『だから思い切ってやってくれ』ということをよく言ってたんで、それ考えたら、やっぱり優勝していたチームがここまで落ちるっていうことに関しての責任はしっかり取りたいと思いますね。今年で辞任します」――球団からもいろいろな話があった「本当に、強く(退任を)止めていただいたんですけれども。やっぱり形として3連覇して、その一つの時代って言ったらおかしいですけど、選手変わってるわけじゃないんでね。なんですけど、やっぱりなんかが足りないというときに、新しいことを始めるときにやっぱり新しい人がやるべきだと思いますし。今まで通りにやったとしても、人って慣れるじゃないですか。その慣れという部分の方が今年は本当により多く、より強く出てしまったのかなと思いますね」(続けて)「(これまでは)ある程度言ったらできてたというか、ある程度と言ったら失礼ですけど。最初に言ってたのは全力疾走であり、攻守交代であり、とりあえずそこだけはしっかりやってくれと。本当に最下位からのスタートだったんでね。その最下位のチームがそれをできないって言うんだったらおかしい話であり、じゃあ勝ったチームはやらんでいいのかってなったときに、どれだけ言ってもそれが改善されなかった部分がもうその部分なのかなと。慣れという部分なのかなっていうのも思うし、きょう最後のところでヘッドがもう一回お願いしたときに、今日みたいなことができるわけなんですよね」(さらに続けて)「それを考えたら、じゃあ一試合、一試合にそれが連続となったときになぜできなくなったのかっていうことですよね。じゃあこれがCSのファイナルのゲームだったとか、日本シリーズのゲームだったとかってなったらやるわけじゃないですか。だけど、それを一年間通してやるっていうのが最低限の、僕はそこは約束してたんですけれども、そこに関しての薄さが出たというか、その部分ではどんだけね、言ったところで。言ってもやれないんだったら、言ってないのと一緒なんでね。ええ、そこに関してはもう 慣れなのかなと思いますね」――ユニホームを脱ぐことに関する迷いとか葛藤は「いやね、せっかくなんでもう一回やり返したいという気持ちももちろんありましたけれども。もちろんありましたけど、やり返すのはもう新しい形の方がいいのかなと思いますし。今はもう本当に行くって決めたらもう何もないっすね。考えてないですね」――2軍監督のときを含めてさまざまな選手と「そうですね。今のメンバーたちとはほぼほぼファームで見てきた選手ですし、その分もあるんで、出るのかなとも思いますしね。本当4年間なんですけど、やっぱ6年間っていうスパンで考えたら、そのぐらいでちょっとなるのかなと。ある監督の人たちも言ってましたけども『5年ないし7年で(監督が)変わるのが1番じゃないの?』っていうことをよく聞いたことあるんだよね。そういうのがやっぱり出るんだなとか、そういうことなのか、言ってたことはっていうのが今正直な感想ですかね」――チームを去る寂しさであったりとかは「いや、もう楽しみな選手いっぱいいますし、本当にその選手たちの行く末というか、見てみたいですけど、こればっかりは絶対ないじゃないですか。いつかは終わりが来るっていうことを考えたときに、もうここでって決めたんですから」――指揮された4年間はどういった期間「いや、もう本当にいい思いもさせてもらったし、悔しい思いもつらい思いもしましたけども、それをいるメンバーで共有できたっていうのが本当に感謝してますし、楽しかったですね」――少しゆっくりする「ですね。とりあえず。ゆっくりします」

◆雨に負けた。オリックス・宮城の?はぬれていた。雨粒なのか、それとも-。4年連続の規定投球回と自身初のタイトルとなる最優秀防御率の〝二兎〟を追って、どちらも逃した。打たれたわけじゃない。だから、悔しさをどこにぶつけていいのか、分からなかった。「もっと何とかしたかった、というのはありますけど、仕方がないかなと思います」今季最終戦でマウンドの土がぬかるむ中、三回まで完全投球。防御率でソフトバンク・モイネロを抜くためには7回?を投げて規定投球回に到達し、自責0の必要があった。自責1でも、8回?を投げればよかった。女房役の若月が二回に満塁弾を放って援護してくれた。最大のピンチが訪れたのは四回。左翼手・西川が目測を誤るなど1死一、三塁とピンチを広げ、浅村に犠飛を許した。それでも、最少失点で踏ん張った。このままいけば...。降雨により、オリックスが七回の攻撃中だった午後8時25分に中断。約40分後、審判団の判断で降雨コールドが宣告された。6回1失点で今季7勝目を挙げたが、ベンチで唇をかみながら、何度も何度もタオルで顔をぬぐっていた。「今の状態であったら球数的にも余裕がありました。絶対行けたという自信、本当にそれしかなかったんですけど...」ファンにあいさつをした後、中嶋監督からねぎらわれた。「こういうこと、あるんだな。来年もしっかりやろう」という声が身に染みた。開幕投手を務めたが、5月に左肩付近に強い張りを感じ、左大胸筋の筋挫傷と診断され、戦線離脱。「張り切りすぎた」。山本が米大リーグ、ドジャースに移籍。穴を埋めてリーグ4連覇を目指したが空回りしてしまった。「積み重ねてきたものが また崩れることになる。けがをしない体作りだったり、トレーニングしながら、もっとレベルアップしていきたい」高卒5年目で通算42勝目。これまでで、最も悔しい1勝。ここから宮城がまた強くなっていく。

◆衝撃の辞任劇だった。今季最終戦となった楽天戦を七回降雨コールド勝ちで締めると、中嶋監督は宮城ら選手に声をかけ、労をねぎらった。仙台市内の宿舎に帰って、緊急ミーティングを開催。選手たちにユニホームを脱ぐことを伝えた。「僕は『責任』っていう言葉をよく使っていたんですけど、こっちに責任がある、と。『思い切ってやってくれ』ということをよく言っていたんで、それを考えたら、やっぱり優勝したチームがここまで落ちるっていうことに関しての責任はしっかり取りたい。今年で辞任します」2020年の監督代行を経て、21年から指揮官に就任。昨季まで、球団では1975年から4連覇を成し遂げた阪急以来となる3連覇を達成した。単年契約だった今季は大黒柱だった山本がポスティングシステムを利用し、米大リーグ、ドジャースに移籍。平野佳、東ら主力投手が故障し、野手では昨季首位打者の頓宮をはじめ、杉本、宗らの状態が上がらなかったが、辞任の理由となったのは全力疾走しない選手たちの姿であり、それが「慣れ」だと感じた。「一つの時代って言ったらおかしいですけど、選手が変わっているわけじゃない。やっぱり何かが足りないという時に、新しいことを始める時にやっぱり新しい人がやるべきだと思いますし。今まで通りにやったとしても、人って慣れるじゃないですか。その慣れという部分の方が今年は本当により多く、より強く出てしまったのかな」球団からは続投要請されていた。福良GMは「球団としては幾度も対話を重ね、慰留に努めました」とコメントを発表。それでも中嶋監督は「『5年ないし7年で(監督が)代わるのが一番じゃないの?』っていうことをよく聞いたことある」と心のハリが動くことはなかった。後任には小林宏2軍監督(53)や、田口壮外野守備・走塁コーチ(55)らの内部昇格が候補になるが、球団は幅広く人選し、最善の選択をする見通し。阪神は岡田監督の退任が決定し、藤川SAの就任が内定している。昨季日本シリーズを戦った関西2球団が新しい時代を迎える。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
優勝
(-)
ソフトバンク
91493 0.650
(-)
-
(-)
0607
(-)
390
(-)
114
(-)
89
(-)
0.259
(-)
2.530
(-)
2
(-)
日本ハム
75598 0.560
(-)
13
(-)
1532
(-)
483
(-)
111
(-)
91
(-)
0.245
(-)
2.950
(-)
3
(-)
ロッテ
71666 0.518
(-)
18.5
(-)
0493
(-)
495
(-)
75
(-)
64
(-)
0.248
(-)
3.170
(-)
4
(-)
楽天
66723 0.478
(↓0.004)
24
(↓0.5)
2488
(+1)
577
(+8)
72
(-)
89
(-)
0.242
(↓0.001)
3.780
(↓0.02)
5
(-)
ORIX
63773 0.450
(↑0.004)
28
(↑0.5)
0402
(+8)
448
(+1)
71
(+2)
61
(+1)
0.238
(-)
2.820
(-)
6
(-)
西武
49912 0.350
(-)
42
(-)
1348
(-)
483
(-)
59
(-)
82
(-)
0.211
(-)
3.040
(-)