1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DeNA | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | 0 | 0 |
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 |
勝利投手:大貫 晋一(6勝7敗0S) (セーブ:中川 颯(3勝0敗1S)) 敗戦投手:松木平 優太(2勝4敗0S) |

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◆DeNAは0-0で迎えた4回表、2死二三塁から京田の適時打が飛び出し、2点を先制する。投げては、先発・大貫が7回3安打無失点の力投で今季6勝目。3番手・中川颯がプロ初セーブを挙げた。敗れた中日は、先発・松木平が好投を見せるも、打線が5安打無得点と沈黙した。
◆今季のセ・リーグ最優秀中継ぎ賞が確定した。中日の今季最終戦となるDeNA戦で松山晋也投手(24)がベンチメンバーを外れたため、43ホールドポイントで並んでいて、すでに全日程を終了させている阪神桐敷拓馬投手(25)とのダブル受賞が決まった。松山は5日のDeNA戦で7回に4番手登板し、林を二ゴロに打ち取り、通算41ホールドを挙げ、並んでいた。2年目の松山は59試合、2勝3敗41ホールド、防御率1・33。3年目の桐敷はリーグ最多の70試合に登板、3勝1敗、40ホールド、防御率1・79。2人はともにタイトルの初受賞になる。
◆DeNAタイラー・オースティン内野手(33)が、自身初タイトルとなる首位打者を獲得した。球団の助っ人外国人では13年ブランコ以来、11年ぶり5人目となった。4日の同戦で来日5年目で目標に掲げてきた規定打席に初めて到達。さらに4打数3安打と固め打ちすると、前日5日の同戦の第1打席で中前打を放ち、打率3割1分6厘で首位打者を"当確"させており、この日は出場せずに休養に充てた。ラストスパートに成功してタイトルをかっさらった。中日3連戦前は打率3割9厘。4日に出場選手登録を抹消されて帰国したライバルのヤクルト・サンタナは3割1分5厘をマークしていた。2試合で5打数4安打と一気に逆転した。メジャーでは出塁率やOPSが重視されることも多いが、「自分にとって、打率は結構重要な指標です。マイナーリーグ時代もそれなりの打率を残してきましたし、頭の片隅には必ずある数字」と追い求めてきた首位打者を確定させた。
◆中日立浪和義監督(55)が就任3年間の最後の戦いを終えた。4回に守備の乱れから2死二、三塁とされた場面で元中日京田の中前適時打で2失点。打線は5安打を得点につなげられず、今季16度目の完封負けで最下位が確定した。球団史上初となる3年連続最下位を記録。監督就任時の同一チームでの3年連続最下位は、99年から01年にかけての阪神野村監督以来23年ぶり史上6人目になる。球団最多通算2480安打の竜のレジェンド指揮官は就任3年目を60勝75敗8分けで終え、黒歴史を刻んで退任することになった。試合後は、最終戦セレモニーが行われ、グラウンド上であいさつ。「今日も最後の最後まで声援をいただきましてありがとうございます。1年間、バンテリンドームはもちろんビジターのグラウンドでも声援をいただいたありがとうございました。3年間結果を出すことができず、皆様には申し訳ない思いをさせて、すみませんでした。何とか3年間チームを強くしようと、改革してきましたが、まだこのチームは改革の途中。志半ばでチームを退くのは残念で悔しい思いです。来年以降は新体制になりますが、応援して力を与えて上げてください。負けたので多くは語りません。本当に3年間ありがとうございました」と、話した。場内を1周する前には、ビシエドがサプライズで登場。ファンを沸かせた。指揮官は3年間着用した背番号「73」のユニホームに別れを告げた。▽中日松木平(5位がかかった最終戦で6回2失点、チームも敗れて涙)「大事な一戦で先に点を取られてしまい、チームに申し訳ないと思っています」
◆中日はDeNA25回戦で今季の全日程を終了した。この日は3万6310人の入場があり、今季の主催71試合総観客動員数は、233万9541人(平均3万2951人)と発表。うちバンテリンドームでの69試合では231万3777人(平均3万3533人)で、08年236万1662人(67試合、平均3万5248人)以来、16年ぶりの230万人を突破した。
◆DeNA大貫晋一投手(30)が7回3安打無失点無四死球の快投で、CSに向けてアピールした。1回に2死から連打で一、二塁とするも、以降はテンポの良い投球でピンチすら作らせず。背中の違和感から約1カ月半ぶりの1軍マウンドで存在感を示し「ポストシーズンで投げたい思いは人一倍あると思います」と闘志を燃やした。三浦監督も「今日の投球で(CSの登板も)十分考えてます」と期待した。
◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレイバック】マンデードアラは今季最終戦から!この時期は別れの季節、チームを去りゆく選手、監督を感慨深く見送ったドアラさんでした。
◆今季最終戦に臨む中日は、勝つか引き分ければ、ヤクルトを抜いて球団ワーストを更新する3年連続最下位を免れる。今季8度目のマウンドとなる松木平優太投手(21)は2勝3敗、防御率3・80の成績。DeNAには3試合登板して0勝2敗と分が悪いが、前回9月23日の広島戦(マツダスタジアム)で7回1安打無失点で勝利したのに続く好投をみせ、価値ある1勝を?み取りたい。
◆今季最終戦を勝つか引き分けで5位に、負ければ球団ワーストを更新する3年連続の最下位となる中日は、四回に2点を先制された。先発の松木平優太投手(21)は三回まで無失点に抑えていたが、四回、1死から佐野を右前打で出塁させると、牧には死球をあたえる。続く宮崎の中飛で走者の進塁を許して2死二、三塁を招いた。ここで前の打席でも左前打を許していた京田にカウント2-2から中前に打球を弾き返された。打球を追いかけた中堅手の岡林勇希外野手(22)が倒れこみながら捕球を試みたが捕れず、安打に。2者がかえって0-2とリードを許した。
◆中日は今季最終戦でDeNAに敗れ、60勝75敗8分の勝率・444で、球団史上ワーストを更新する3年連続の最下位が決まった。先発した松木平優太投手(21)は0-0の四回に2死二、三塁から京田に2点打を許した。打線はDeNA先発の大貫に7回無得点と沈黙。八回以降も得点を相手救援陣から奪えず今季14度目の零封負けを喫した。今季限りでの退任が決まっている立浪和義監督(55)は在位3年間、オール最下位となった。
◆DeNAの大貫が自身4連勝で6勝目を挙げた。制球が安定し、7回を3安打無失点。四回に京田の適時打で奪った2点を継投で守り切った。中川颯はプロ初セーブ。中日は今季16度目の零敗を喫し、3年連続となる最下位が確定した。
◆八回、登板したDeNA・佐々木千隼=バンテリンドームナゴヤ(撮影・沢野貴信)
◆中日は今季の主催71試合の観客動員数が233万9541人だったと発表した。72試合だった昨季の218万3950人を上回った。230万人を突破するのは2008年以来、16年ぶり。
◆DeNAのタイラー・オースティン内野手(33)が、打率・316で首位打者を確定させた。5日にヤクルト・サンタナを抜いてリーグトップに立ち、この日は出番がなかった。来日5年目で自身初のタイトルを獲得し「本音を言えば優勝とセットで喜びたかった。栄誉ある賞を受賞できてうれしい」と心境を語った。
◆中日は本拠地最終戦を零封負けで終え、3年連続最下位となった。試合後に3年目の今季で退任する立浪和義監督(54)がファンにあいさつした。今季の観客動員数で2番目に多い3万6310人が詰めかけたスタンドに向け「3年間、これだけ声援をいただきながら結果を出すことができず、みなさんには申し訳ない思いをさせてしまい、すみませんでした」とわびた。「なんとかこの3年、チームを強くしようとチームを改革してきましたが、まだこのチームは改革の途中です。志なかばで退くというのは非常に残念な思いと悔しい思いと申し訳ない気持ちがありますが、ただ、後ろにいる選手たちには確実に力をつけてきた選手がいます」とチームにある希望を強調した。その後、全員で場内を一周するタイミングで、一塁ベンチから2軍で調整を続けていたダヤン・ビシエド内野手(35)が姿を現し、スタンドのファンが一層沸きあがった。ビシエドはチームの列に加わり、サインボールを投げ込むなどファンの大きな声援に笑顔で応えた。立浪監督と握手を交わす場面もみられた。ビシエドについて、加藤宏幸球団本部長は「契約を更新しない旨を本人に伝えた」と、来季の契約を結ばないことを明かした。
◆中日の松木平は四回を悔やんだ。2死二、三塁。京田に甘く入った変化球を捉えられ、2点適時打を浴び「序盤は自分の球を投げられたが、徐々に制球も球威もなくなった」と唇をかんだ。最下位脱出が懸かった最終戦を任され、6回を2失点で4敗目。立浪監督や恩師の落合投手コーチが退任するとあって「いい姿を最後に見せられなかった」と涙が止まらなかった。(共同)
◆中日は16度目の零敗を喫し、最終戦で3年連続最下位が決まった。立浪監督は無念の表情でセレモニーに臨み、頭を下げた。「結果を出せず、皆さんには申し訳ない思いをさせてしまい、すみませんでした。志半ばで退くというのは非常に残念な思いと、悔しい思いと、申し訳ない気持ちがあります」若返りを図り、入団1、2年目の選手を積極的に起用した。フレッシュな顔ぶれで変わろうとするチームにファンも期待し、シーズン終盤まで主催試合は満員御礼。主催71試合の観客動員数は落合監督時代だった2008年以来16年ぶりの230万人超えとなった。チーム強化のためにまいた種は在任中の3年で実を結ばなかったが、高橋宏は防御率1・38で最優秀防御率。2年目の松山は43ホールドポイントで初タイトルとなる最優秀中継ぎに輝いた。「たくさんの批判を受けながら、いろんな改革もしてきましたけど、これからのドラゴンズのために決して間違ったことはしていない」球団は次期監督として井上一樹2軍監督に就任要請しており、今週中にも誕生する流れ。通算2480安打のミスタードラゴンズは静かにタクトを置いた。(上阪正人)
◆ラストチャンスをつかんだ。これまで苦しんできたDeNA・大貫晋一投手(30)は、挽回を期して腕を振った。7回90球を投げ、3安打無失点で6勝目(7敗)。シーズン最終戦でチームを3年連続の勝ち越しに導き「合格点。仕事を果たせたといえると思う」と胸を張った。背中の違和感で9月上旬に戦線離脱。8月27日以来の復帰登板だった。打者の手元で球を動かす持ち味がさえ、バットの芯で捉えさせない。二回から六回まで一人の走者も許さず、テンポ良く打たせて取った。チームが3位でクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた中、自身は思うように白星を積み重ねられなかった。「よかったのは1試合くらい」と打ち明けるほどだ。それでも下を向かず、CSでの登板を目指して腕の振り方や重心移動を見直してきた。三浦監督はCSでの先発起用について「十分に考えられる。1枚加わった」と復調を歓迎。経験豊富な30歳は2022年のCSファーストステージで阪神相手に七回途中2安打無失点で勝利を飾っており、頼もしいピースが戻ってきたといえる。「日本一になるために野球をやっている。ポストシーズンでやり返せるように」。調子とともに力強い言葉も取り戻した。(鈴木智紘)

<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
優勝 (-) |
巨人 |
77 | 59 | 7 | 0.566 (-) | - (-) |
0 | 462 (-) | 381 (-) | 81 (-) | 59 (-) |
0.247 (-) | 2.490 (-) |
2 (-) |
阪神 |
74 | 63 | 6 | 0.540 (-) | 3.5 (-) |
0 | 485 (-) | 420 (-) | 67 (-) | 41 (-) |
0.242 (-) | 2.500 (-) |
3 (-) |
DeNA |
71 | 69 | 3 | 0.507 (↑0.003) | 8 (↑0.5) |
0 | 522 (+2) | 503 (-) | 101 (-) | 69 (+1) |
0.256 (↓0.001) | 3.070 (↑0.03) |
4 (-) |
広島 |
68 | 70 | 5 | 0.493 (-) | 10 (-) |
0 | 415 (-) | 419 (-) | 52 (-) | 66 (-) |
0.238 (-) | 2.620 (-) |
5 (1↑) |
ヤクルト |
62 | 77 | 4 | 0.446 (-) | 16.5 (-) |
0 | 506 (-) | 556 (-) | 103 (-) | 67 (-) |
0.243 (-) | 3.640 (-) |
6 (1↓) |
中日 |
60 | 75 | 8 | 0.444 (↓0.004) | 16.5 (↓0.5) |
0 | 373 (-) | 478 (+2) | 68 (-) | 40 (-) |
0.243 (↓0.001) | 2.990 (↑0.01) |
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