中日(☆4対3★)DeNA =リーグ戦24回戦(2024.10.05)・バンテリンドーム=
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DeNA
11100000031110
中日
100101001X41101
勝利投手:マルティネス(2勝3敗43S)
敗戦投手:上茶谷 大河(2勝2敗0S)

本塁打
【中日】細川 成也(23号・6回裏ソロ)

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◆中日が劇的なサヨナラ勝利。中日は1点ビハインドの6回裏、細川のソロで同点とする。そのまま迎えた9回には、福永が適時打を放ち、試合を決めた。敗れたDeNAは、打線が終盤の好機を生かせなかった。なお、今季限りでの現役引退を表明している中日・田島は5番手として登板。打者1人を三振に抑え、有終の美を飾った。

◆DeNAタイラー・オースティン内野手(33)が、首位打者をほぼ"確定"させた。1回1死一塁の第1打席、中日小笠原のチェンジアップを捉えて中前打。代走林が送られて、スタンドからは拍手が送られた。ベンチでナインもハイタッチとハグで祝福した。これで打率3割1分6厘。ライバルだったヤクルト・サンタナが打率3割1分5厘で4日に出場選手登録を抹消され、すでに米国に帰国しており、首位打者をほぼ確実なものとした。前夜の同戦では4打数3安打で打率3割9厘から3割1分4厘までアップ。規定打席にも到達し、首位打者に向けて「あと1試合、2試合、楽しみにしていてください」と話していた。このまま首位打者となれば、球団の助っ人外国人では13年ブランコ以来、11年ぶり5人目。自身にとってもNPB初タイトルとなる。

◆今季限りでの現役引退を発表していた中日田島慎二投手(34)が、最終登板した。7回1死走者なしの場面で5番手登板。立浪監督がマウンドで待ち受け、ボールを渡して送り出した。対するDeNAは元チームメートでもある京田を代打に。初球141キロの直球でストライクを奪うと、2球目は空振り、3球目は134キロのスプリットで空振り三振に打ち取った。外野手を含めナインがマウンドに集まり、最後のマウンドを囲むと、田島は涙を浮かべDeNAベンチに一礼して、ベンチへ戻った。

◆DeNA京田陽太内野手(30)が打席で涙した。同点の7回1死、この日が引退試合の中日田島慎二投手(34)が登板したタイミングで代打で登場。三浦大輔監督(50)の粋な采配で、かつてのチームメートとの対決が実現した。打席に入る前から目からは涙があふれた。打席に入る前にはヘルメットを脱いで田島と目を合わせて一礼。3球三振に倒れると、再び一礼して感謝を示した。

◆中日松山晋也投手(24)が、初めてのタイトルとなる最優秀中継ぎを確定させた。3-3の7回に4番手で登板。先頭のDeNA林をフォークで二ゴロに打ち取り、43ホールドポイント目を挙げて田島と交代した。全日程を終了した阪神桐敷のリーグトップmp43ホールドポイントに並び、1試合を残してタイトルを確定させた。松山は八戸学院野辺地西(青森)、八戸学院大を経て22年育成ドラフト1位で中日に入団。新人の昨年6月に支配下登録されると、ストレートとフォークを武器にリリーフとして36試合に登板し、17ホールドを挙げた。今季は守護神マルティネスにつなぐセットアッパーとして59試合に登板して、リリーフ陣の中核を担ってきた。

◆/13年間で462登板永遠なれ #タジ魔神\最後の対戦は代打 #京田陽太#田島慎二 現役最終登板?プロ野球(2024/10/5)?? 中日×DeNA??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #dragons#baystars pic.twitter.com/bTD8LAdIk5

◆今季限りでの引退を発表していた中日田島慎二投手(34)が、現役最後のマウンドに立った。7回1死走者なしで、5番手で登板。立浪監督がマウンドで待ち受け、ボールを渡して送り出した。対するDeNAは元チームメートでもある京田を代打に。初球141キロの直球でストライクを奪うと、2球目は空振り、3球目は134キロのスプリットで空振り三振に打ち取った。外野手を含めナインがマウンドに集まり、最後のマウンドを囲むと、田島は涙を浮かべDeNAベンチに一礼して、ベンチへ戻った。試合後は引退セレモニーが行われ、入団からの映像などがビジョンに映し出された。ビデオメッセージでは、中日からソフトバンクに移籍した又吉、中日時代にチームメートだった日本ハム山本、郡司、アリエル・マルティネスが登場した。また親交のあった大相撲・二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)からもメッセージの映像が届いた。大野、祖父江、小笠原、長男颯士(そうし)さん(10)、長女明紗(めいさ)さん(8)、次女実莉(みのり)さん(6)から花束が贈られると、涙を流し続けた。「幸せです。僕は下手クソだった。勝ちたい気持ちだけでやってきた。ドラゴンズで出会った先輩たちは格好良くあこがれていた。近づきたい思いでやった。先輩たちに少しでも近づけるようにやりきれたと思う」と、仲間、家族、ファンへの思いを込めてあいさつ。ベンチ前に並ぶ立浪監督ら首脳陣、ナインと握手を終えると、DeNA京田も参加して5回の胴上げで宙に舞った。▽中日福永(プロ入り初のサヨナラ打)「タジさん(田島)の引退試合だったので、何としても、いい形で送りたかったので勝てて良かった」

◆DeNA4年目左腕の松本隆之介投手(22)がプロ初登板初先発で役割を全うも、プロ初勝利はお預けになった。188センチの長身から伸びのある直球を武器に粘投。1点リードの4回1死二、三塁で代打カリステ、1番岡林を連続三振に仕留め切り抜けた。勝ち投手の権利を持ったまま、5回6安打2失点で降板。チームは6回に追いつかれ、9回にサヨナラ負けを喫した。「真っすぐの出力を上げていって、課題の変化球を来年までに完成させたい」と見据えた。

◆DeNA京田陽太内野手(30)が打席で涙した。同点の7回1死、引退試合の中日田島が登板したタイミングで代打で登場。かつての同僚との最後の対決で3球三振した。粋な采配を見せた三浦監督は「2人だけの空間というかね。良かったんじゃないですかね。京田も思うところがあったという話もね。いい打席、良いマウンドになったんじゃないかなと思います」と振り返った。

◆DeNAタイラー・オースティン内野手(33)が、首位打者を"確定"させた。1回1死一塁の第1打席、中日小笠原のチェンジアップをバットの先端で捉えた。ポトリと落ちる中前打で打率3割1分6厘に到達。自身初タイトルに当確ランプをともした。代走林が送られて、スタンドやベンチからも祝福されるも「バットが折れた。詰まっていたので正直良い打球ではなかったですけど、良いところに落ちてくれました」と照れ笑いを浮かべた。勝負強く決めた。1打席目で凡退すれば、少なくとも2安打が必要になる。2打席目、3打席目は流動的だったが、1打席目で決めきった。すでに登録抹消されて帰国しているヤクルト・サンタナを1厘差で上回り「暫定首位打者にいることはうれしいです。ただ、まだ確定してないので込み上げてくる感情はないです」と落ち着きを払った。「打率」はこだわってきた数字だった。メジャーでは出塁率やOPSが重視されることも多いが「自分にとって、打率は結構重要な指標です。マイナーリーグ時代もそれなりの打率を残してきましたし、頭の片隅には必ずある数字」と追い求めてきた。このまま首位打者となれば球団の助っ人外国人では13年ブランコ以来、11年ぶり5人目。自身にとってもNPB初タイトルとなる。全面サポートを約束していた三浦監督も「良かったです」と喜びつつ「明日は休ませます」とコンディション調整にあてる予定。セ界の首位打者がCSに向けて状態を整える。【小早川宗一郎】

◆プロ2年目の中日松山晋也投手(24)が初タイトルの最優秀中継ぎを確定させた。同点の7回に4番手で登板。DeNA林をフォークで二ゴロに打ち取り、43ホールドポイント目を挙げた。全日程を終了したリーグトップの阪神桐敷に並び、1試合を残してタイトルを確定させ「(タイトルへの)重圧を感じながら最高の準備をしてチームに貢献できて良かった」と喜びをかみしめた。▽中日立浪監督(松山のタイトル確定に)「ここまで来たら何とか取らせてあげたいと。(打者)1人だけど、よく抑えてくれた」

◆ポスティングシステムによるメジャー移籍の可能性がある中日小笠原慎之介投手(26)が5日、今季最終登板を終えた。DeNA戦に先発し3回7安打3失点で、8月9日巨人戦以来の6勝目はならず。「1年が終わったが、全体的な数字が物語っている。防御率もだし、勝てていないし、三振も取れていない」。4年連続規定投球回到達も、5勝11敗、防御率3・12の成績への不満を口にした。国内、海外のフリーエージェント(FA)権の資格取得条件を満たしていないが、22年から米国の大手マネジメント会社「WME(ウィリアム・モリス・エンデバー)」と代理人契約を締結。今春にはMLBネットワークの記者が、小笠原が今季終了後にポスティングシステムでのメジャー移籍を目指す可能性を伝えた。9月下旬には本人も「チャンスがあるなら、(代理人の)力を借りて(メジャーに)行きたいなと思っている」と発言。この日、加藤球団本部長は「ノーコメント」だったが、今後の交渉の行方が注目される。

◆DeNAのタイラー・オースティン内野手(33)が一回に中前打を放ち、打率を・316に上げて首位打者を確実にした。・315でリーグトップに立っていたヤクルト・サンタナを逆転した。サンタナは既に今季を終えており、オースティンも代走を告げられて交代。6日のレギュラーシーズン最終戦は欠場するとみられる。

◆DeNA・松本隆之介投手(22)が先発でプロ初登板に臨み、5回79球を投げて6安打2失点だった。勝利投手の権利を持って降板したが、1点リードの六回に2番手の坂本が細川に同点ソロを許し、初勝利は持ち越しとなった。松本隆は2021年に横浜高からドラフト3位で入団した188センチの大型左腕。一回は3安打を浴びたものの最少失点でしのぎ、角度のある直球とフォークボールを軸にした組み立てで試合をつくった。

◆DeNAの4年目左腕、松本隆之介投手(22)が先発でプロ初登板デビューし、5回6安打2失点だった。勝利投手の権利を持って降板したが、1点リードの六回に坂本が同点ソロを許し、初勝利は持ち越しとなった。一回に3安打を浴びたものの最少失点でしのぎ、角度のある直球を軸に試合をつくった。188センチの大型左腕は「真っすぐはある程度通用するなと。変化球が課題」と振り返り、三浦監督は「得られたものの方が大きいと思う」と評価した。

◆歓喜の瞬間に敵も味方もなかった。DeNAのタイラー・オースティン内野手(33)が首位打者を確実にすると、スタンドの四方八方から拍手が降り注いだ。来日5年目にして自身初のタイトルを手中にしたと言っていい4番打者は「暫定はうれしい。明日の試合後にまだ首位打者なら、そのときに質問して」と照れ笑いを浮かべた。一回に小笠原の浮いたチェンジアップにバットを折られながらも中前へ運び、打率を・316に上げた。既に今季を終え、打率・315でリーグトップに立っていたヤクルト・サンタナを逆転。代走を告げられてお役御免となり、レギュラーシーズン最終戦となる6日の欠場が決まった。ここ数年は度重なる故障に苦しみ、昨季は22試合の出場にとどまった。今季の打席では試合勘を取り戻すため、あえて早打ちせずに球を見極めながらブランクを埋めてきた。8、9月はともに月間打率3割超。勝負どころで地力を証明した。この日は勝利を飾れなかったが、シーズンを通してチームを導いてきた強打の助っ人。球団とは2022年から延長オプション付きの3年契約を結んでいる。三浦監督は「打つだけでなく走塁も守備もアグレッシブに1年間貢献してくれた。クライマックス(シリーズ)でも期待している」と最敬礼した。(鈴木智紘)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
優勝
(-)
巨人
77597 0.566
(-)
-
(-)
0462
(-)
381
(-)
81
(-)
59
(-)
0.247
(-)
2.490
(-)
2
(-)
阪神
74636 0.540
(-)
3.5
(-)
0485
(-)
420
(-)
67
(-)
41
(-)
0.242
(-)
2.500
(-)
3
(-)
DeNA
70693 0.504
(↓0.003)
8.5
(↓0.5)
1520
(+3)
503
(+4)
101
(-)
68
(+2)
0.257
(-)
3.100
(↓0.01)
4
(-)
広島
68705 0.493
(↑0.004)
10
(↑0.5)
0415
(+3)
419
(+1)
52
(-)
66
(+2)
0.238
(-)
2.620
(↑0.01)
5
(1↑)
中日
60748 0.448
(↑0.004)
16
(↑0.5)
1373
(+4)
476
(+3)
68
(+1)
40
(+1)
0.244
(↑0.001
3.000
(-)
6
(1↓)
ヤクルト
62774 0.446
(↓0.003)
16.5
(↓0.5)
0506
(+1)
556
(+3)
103
(-)
67
(-)
0.243
(↓0.001)
3.640
(↑0.02)