ソフトバンク(☆1対0★)ロッテ =リーグ戦25回戦(2024.10.04)・みずほPayPayドーム福岡=
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ロッテ
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ソフトバンク
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勝利投手:大津 亮介(7勝7敗0S)
(セーブ:ヘルナンデス(3勝3敗3S))
敗戦投手:唐川 侑己(3勝2敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】栗原 陵矢(20号・6回裏ソロ)

  DAZN
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◆ソフトバンクが5連勝。ソフトバンクは両軍無得点で迎えた6回裏、栗原のソロで試合の均衡を破る。投げては、先発・大津が6回1安打無失点の好投。その後は4人の継投で完封リレーを展開し、大津は今季7勝目を挙げた。敗れたロッテは、先発・中森が好投するも、打線が沈黙した。

◆ソフトバンクが90勝に到達。90勝以上は17年に94勝したソフトバンク以来13度目。新人監督で90勝は、02年伊原監督(西武)と15年工藤監督(ソフトバンク)の2人に並ぶ最多タイ。最終戦も勝つと新人監督の勝利記録を更新するが、小久保監督はどうか。

◆ソフトバンク和田毅投手(43)が試合前練習に参加した。1日のオリックス戦で左足を負傷。翌2日に病院を受診したが、大事には至らなかった様子だ。3日はみずほペイペイドーム内の室内で汗を流し、この日はグラウンドで軽いキャッチボールなどで調整。表情には笑顔も見られた。和田については1日の試合後に小久保監督が「(出場選手登録を)抹消はせずに、今のところは様子を見ようかなと思っています」と語っており、和田本人も「大したことはありません」と軽傷を強調していた。

◆ソフトバンク大津亮介投手(25)が6回1安打無失点の快投。CSの先発ローテーション争いに向けてアピールに成功した。3回まではパーフェクト投球。4回は1死一、二塁のピンチもソトを一邪飛、藤原を二直に仕留めた。小久保監督は大津に関して「今シーズンの最終戦ですし、彼にとってみれば(CS先発ローテの)5番手争い真っただ中なんでね。どういうピッチングをしてくれるかすごく注目はしていますね」と話していた。大津は背水の思いでマウンドに上がっており、見事に結果を出した。

◆動画は下記X(エックス)のロゴをクリックすると見られます/??\#栗原陵矢 先制の20号ホームラン打率、本塁打、打点全てでトップ5入り?プロ野球(2024/10/4)??ソフトバンク×ロッテ??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #sbhawks pic.twitter.com/yJGXdpjWzf

◆パ・リーグ王者のソフトバンクが最終143試合目を勝利で締めた。レギュラーシーズンは91勝49敗3分けでフィニッシュ。小久保裕紀監督(52)は新人監督では歴代最多となる91勝。02年の西武・伊原春樹監督、15年のソフトバンク・工藤公康監督の90勝を塗り替えた。0-0の6回、栗原陵矢内野手(28)の20号ソロで先制、栗原は21年以来3年ぶりの20本塁打到達となった。先発の大津亮介投手(25)は6回1安打無失点。投打がかみあい、5連勝フィニッシュとなった。9月23日のオリックス戦で4年ぶりのリーグ優勝。V決定後は若手を積極的に起用しながら6勝2敗の好成績だった。今後は10月16日に開幕するクライマックスシリーズのファイナルステージに備えて調整していく。ソフトバンクが91勝でシーズンを終了。91勝以上は、94勝した17年ソフトバンク以来プロ野球9度目で、ソフトバンクが南海時代を含めて半数以上の5度記録している。小久保監督は就任1年目で、新人監督としては02年伊原監督(西武)と15年工藤監督(ソフトバンク)の90勝を抜く最多勝利となった。

◆ソフトバンク小久保裕紀監督(52)がシーズン最終戦セレモニーで、タカファンに珍要求した。タイトルについての話がはじまり、最優秀防御率が狙えるモイネロについて言及。「モイネロは防御率が1位。ただこれは、(オリックスの)宮城が抜く可能性があります」と話した。宮城は6日の楽天戦で先発する可能性が高い。小久保監督は続けて「楽天戦、楽天が2点を奪えばモイネロが1位。宮城が打たれることを願うのではなく、楽天打線を応援してください」と宮城に敬意を表しつつ笑いを呼んだ。モイネロはすでに規定投球回に到達し、防御率1・88。宮城は規定まで残り7回1/3で、防御率1・92としている。

◆ソフトバンク6年目の杉山一樹投手(26)が初のシーズン50試合登板に達した。8回1死からマウンドへ上がり、友杉と岡を打ち取った。昨季までは制球難に苦しんできた最速160キロ右腕が、大台に到達してかつ防御率1・61。4勝0敗1セーブ、13ホールドを挙げ「振り返りは日本一になってからやろうと思います」とポストシーズンを見据えた。

◆頼れる「3番」に成長した男のバットが最終戦白星を運んできた。0-0の6回。先頭打席に立ったソフトバンク栗原陵矢内野手(28)はロッテ2番手唐川の3球目を強振。打球は右中間テラス席に飛び込む決勝弾となった。「打ったのはカットボールです。自分のスイングができました。とにかく先制のホームランになってよかった」。笑顔でダイヤモンドを1周した。栗原にとって21年の21本塁打以来、3年ぶりの20号到達。キャリアハイの87打点でシーズンを完走した。長期離脱となった柳田に代わり「3番」となって92試合で17本塁打、60打点。しっかりクリーンアップで結果を残した。前日(3日)の楽天戦(みずほペイペイドーム)では2本の二塁打を放ち、シーズン二塁打の球団記録(40本)に並んだ。最終戦で新記録とはならなかったが二塁打を超す見事なアーチで小久保監督に91勝目をプレゼント。栗原も7戦連続安打でラストゲームを締め、最高の形でポストシーズンに挑む。

◆ロッテのドラフト5位ルーキーの寺地隆成(19)が"捕手デビュー"した。前日3日に1軍昇格し「1番DH」で初のスタメン出場。初打席で初球を初安打し、鮮烈デビューを飾った。この日は「7番捕手」で1軍初のスタメンマスクをかぶった。19才の寺地が、22才の先発中森をリードする若手バッテリーでプレーボール。寺地は初回にフェンスギリギリの打球をキャッチするファインプレーも見せた。初回を無得点に抑えると中森とグータッチ。3回まで毎回走者を許したものの、5回4安打無失点と粘る中森を好リード。6回からは35才のベテラン唐川のボールを受けた。先頭打者に先制ソロを被弾し、捕逸でピンチを広げたが追加点は許さなかった。「今日は守備に就くのでもっと緊張するのかなと思いきや、そんなに緊張することなく、いつも中森さんとはファームで組むことも多かったので、やりやすかった」と振り返った。打撃は2三振を含む3打数無安打に終わった。「ストレートにさされることが多かった。次のシーズンに生かせるような課題が見つかったので、落ち込むようなことではないと思うので、次のシーズンに向けて今日の課題をしっかりとつぶしていければ」と前を向いた。吉井理人監督(59)も「ホークス打線をしっかり1失点で抑えたんで。大したものだと思います」とルーキーの奮闘をたたえた。

◆ソフトバンク牧原大成内野手(31)が4日、第2子となる男児が誕生したことを公表した。シーズン最終戦セレモニーのあいさつで小久保裕紀監督(52)が"電撃"発表。「出産に立ち会い、球場に駆け付け、セカンドを守るという大変な商売ですね」と祝福の言葉を送った。牧原大はこの日、試合前練習に参加せずに病院へ。試合中に球場へ戻り、6回の守備から二塁に就いた。「これからもっと頑張っていかないといけない」と引き締めた。

◆パ・リーグ王者のソフトバンクが最終143試合目を白星で飾った。ロッテ戦で1-0勝利し、小久保裕紀監督(52)は新人監督では歴代最多となる91勝目。レギュラーシーズンは両リーグ断トツの勝率6割5分で終えた。先発の大津亮介投手(25)が6回1安打無失点の快投で勝利に貢献。ポストシーズンでの先発ローテーション入りへ大きく前進した。-就任1年目のシーズンを振り返って小久保監督 (観客動員数が)270万人以上もこのみずほペイペイドームに詰めかけてもらって、それを結果で恩返しできたのはレギュラーシーズンでは喜ばしいことでした。-先発陣の奮闘小久保監督 有原というひとり軸がいたんですけど、あとは誰が続くかなという中でモイネロの先発の転向、あとはカーターの成長、前半は大津が引っ張りましたし、あとは大関の安定感ですよね。そのへんが中盤、後半と非常に安定した戦いができたと思います。-打撃陣も好成績小久保監督 不動のクリーンアップがいてね。いかにそこにつなぐか、という役割を個々の選手が持てたのが一番。けが人は出ましたけど、4番の山川が1年を通してチームで唯一全試合出場。それが大きな要因でしょうね。

◆パ・リーグ王者のソフトバンクが最終143試合目を白星で飾った。ロッテ戦で1-0勝利し、小久保裕紀監督(52)は新人監督では歴代最多となる91勝目。レギュラーシーズンは両リーグ断トツの勝率6割5分で終えた。先発の大津亮介投手(25)が6回1安打無失点の快投で勝利に貢献。ポストシーズンでの先発ローテーション入りへ大きく前進した。小久保ホークスは貫禄を示したままレギュラーシーズンを終えた。143試合目で1-0勝利。小久保監督は新人監督最多の91勝目だ。「大した感想はありません」と大記録には無関心だったが、4年ぶりのリーグ優勝を達成してからは6勝2敗。V決定後も緩めることなくファンに白星を届けた。今季は6月から主砲柳田を欠き、9月中旬からはリーグ首位打者の近藤が故障離脱した。投手陣でも勝ちパターンだった藤井、松本裕、オスナ不在の期間があった。万全でなくとも勝率6割5分は両リーグ断トツ。指揮官は「優勝するまでの戦いは、けが人も出た中で新しい若い選手も出てきたり」と若手を評価した。さらに開幕前から「野球はピッチャー」と話してきただけに「最後までいいピッチングだったと思います」と投手陣もたたえた。シーズン最終戦でも大きな収穫があった。先発の大津が6回1安打無失点の快投。CSの先発ローテーション入りへ大きく前進した。小久保監督は「まだ決まっていない」としたが、有原、モイネロ、スチュワートは当確済み。残る2枠を大津、大関、石川、松本晴、前田純らで争っている状況だ。前田純は5日のファーム日本選手権に先発予定で、石川は同日にファーム施設でライブBPを行う。7勝目を手にした大津は先んじてアピールに成功した。「いい投球ができて本当にうれしいです。感覚はベストに近い状態だった。CSで絶対に投げたいので、評価を上げられるように全力で投げました」と笑みを浮かべた。今後は10月16日に開幕するCSファイナルステージに備える。CSでも先発を含む投手陣が勝利のカギを握るだけに、大津の快投に首脳陣もさらに頭を悩ませることになりそうだ。5連勝締めでソフトバンクが圧倒的な強さを誇った。【只松憲】ソフトバンクは今季の総得点が607、総失点が390で、得失点差がプラス217。得失点差プラスが大きいことは、投打のバランスが良いことを示す。NPB史上得失点差プラスが最も大きかったのは、50年の松竹でプラス384だが、ソフトバンクではダイエー時代の03年プラス234(822得点、588失点)が最高。球団で得失点差プラス200超はこの年だけで、今季は球団史上2度目の200超えとなった。03年はチーム防御率3・94で、同打率が2割9分7厘。100打点以上が4人もいる強力打線を誇った。今季は攻撃陣が12球団最多得点の一方、投手陣もチーム防御率2・53に、12球団最少53失策とディフェンス面も堅く失点はリーグ最少。投打の好バランスが、91勝を挙げ、リーグ戦を独走した原動力といえそうだ。ソフトバンクが91勝でシーズンを終了。91勝以上は、94勝した17年ソフトバンク以来プロ野球9度目で、ソフトバンクが南海時代を含めて半数以上の5度記録している。小久保監督は就任1年目で、新人監督としては02年伊原監督(西武)と15年工藤監督(ソフトバンク)の90勝を抜く最多勝利となった。

◆動画は下記X(エックス)のロゴをクリックすると見られます/華麗なるグラブトス\ダッシュしながら合わせ、そのままトス#牧原大成 が好守で魅せる#中村晃 ナイスフォロー?プロ野球(2024/10/4)??ソフトバンク×ロッテ??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #sbhawks pic.twitter.com/OfXM7Y6LkP

◆期待の新人が〝捕手デビュー〟した。ロッテのドラフト5位・寺地隆成捕手(19)=高知・明徳義塾高=が、「7番・捕手」で初めて守備に就いた。高校2年夏までは三塁手で、2年秋から捕手に転向。まだ経験は浅いが2軍でもバッテリーを組んでいた中森とのコンビで五回まで無失点に封じた。二回は1死から連打を浴びて一、三塁としたが、甲斐と川村を空振り三振に抑えるなど先輩と上手くコミュニケーションを取ってうまくリード。ただ六回は2番手・唐川に代わって栗原にソロを被弾し、チェンジアップを捕逸してしまう場面もあり課題も残した。プロ初昇格した前日3日の日本ハム戦では指名打者で初先発。一回にいきなり初球を捉えて左翼フェンス直撃の二塁打を放ち、プロ初安打を記録した。逆(左)方向に強い打球を放つ持ち味を存分に発揮し「すごく緊張はしていました。でも、自分の1番の長所をしっかりと1打席目から出せてよかった」と笑みを浮かべた。高卒ルーキーながらイースタン・リーグでは104試合出場し、打率・290、2本塁打、39打点。得点圏では打率・344と勝負強さも発揮した。この日は二ゴロ、空振り三振、空振り三振と3打数ノーヒットに終わったが、未来のマリーンズを背負うべく、シーズン最終戦で先発マスクフル出場という貴重な経験を積んだ。

◆ソフトバンクが無失点リレーで5連勝。大津は6回1安打無失点の快投で7勝目を挙げた。七回からは救援陣がつなぎ、六回に栗原の20号ソロで奪った1点を守った。ロッテは5回無失点の中森を援護できず、2試合連続の零敗。

◆ロッテのダラス・カイケル投手(36)が、左ハムストリング(太もも裏)の軽い肉離れでCSファーストステージに間に合わない見込みとなった。試合後に吉井監督は「カイケルはちょっと脚が痛くなったので、しばらくは投げられないですね。CSのファーストはちょっと難しい」と明かした。カイケルは3日の日本ハム戦に先発したが、二回に降板。一回無死一塁で浅間の一ゴロの打球で一塁にベースカバーで走った際に、左脚を気にするしぐさをみせていた。小野投手コーチとトレーナーが駆けつけて、その後は続投したが2回3安打1失点でマウンドを降りた。

◆リーグ優勝したソフトバンクが91勝49敗3分けの勝率・650でシーズンを終えた。ソフトバンク(前身を含む)の91勝は1955年の99勝、56年の96勝、2017年の94勝に次ぐ54年と並ぶ4番目。小久保監督の新人監督としての91勝は02年の西武・伊原春樹、15年のソフトバンク・工藤公康の各90勝を抜く最多勝利記録となった。

◆ソフトバンクの山川は3打数無安打に終わったものの、4度目の本塁打王と2度目の打点王をほぼ確実とした。移籍1年目で34本塁打、99打点と堂々の成績を残したが「もっとできたら良かったなというのが理想」と満足していなかった。チームただ一人の全試合出場を、全て先発の4番で務め「けがなく終えられたことは良かった」と胸をなで下ろした。7日から始まる2軍の秋季教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」に参加する予定で「より一層、集中してやりたい」とポストシーズンへ万全を期す。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
優勝
(-)
ソフトバンク
91493 0.650
(↑0.003)
-
(-)
0607
(+1)
390
(-)
114
(+1)
89
(-)
0.259
(-)
2.530
(↑0.01)
2
(-)
日本ハム
74598 0.556
(-)
13.5
(↓0.5)
2529
(-)
481
(-)
110
(-)
91
(-)
0.245
(-)
2.960
(-)
3
(-)
ロッテ
71666 0.518
(↓0.004)
18.5
(↓1)
0493
(-)
495
(+1)
75
(-)
64
(+1)
0.248
(-)
3.170
(↑0.02)
4
(-)
楽天
66703 0.485
(-)
23
(↓0.5)
4485
(-)
566
(-)
72
(-)
88
(-)
0.243
(-)
3.770
(-)
5
(-)
ORIX
62773 0.446
(-)
28.5
(↓0.5)
1394
(-)
447
(-)
69
(-)
60
(-)
0.238
(-)
2.820
(-)
6
(-)
西武
49912 0.350
(-)
42
(↓0.5)
1348
(-)
483
(-)
59
(-)
82
(-)
0.211
(-)
3.040
(-)