ソフトバンク(☆4対2★)楽天 =リーグ戦25回戦(2024.10.03)・みずほPayPayドーム福岡=
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楽天
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ソフトバンク
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勝利投手:有原 航平(14勝7敗0S)
(セーブ:オスナ(0勝3敗24S))
敗戦投手:古謝 樹(5勝8敗0S)
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◆ソフトバンクが4連勝。ソフトバンクは初回、栗原の適時二塁打と山川の犠飛で2点を先制する。その後同点とされるも、直後の6回裏に正木が適時二塁打を放ち、勝ち越しに成功した。投げては、先発・有原が7回2失点8奪三振の力投。リーグトップに並ぶ今季14勝目を挙げた。敗れた楽天は、先発・古謝が好投するも、打線が好機を生かしきれなかった。

◆ソフトバンク栗原陵矢内野手(28)がシーズン40本目の二塁打をマークし、1948年(昭23)の笠原和夫(南海)が持つ球団記録に並んだ。楽天戦に「3番三塁」で先発出場。初回の第1打席で先制の右越え適時二塁打を放ち、2-2で迎えた6回1死の第3打席でも二塁打をマークした。これでシーズン40本目の二塁打とし、南海時代の笠原に並んで球団のシーズン最多記録となった。

◆「9番遊撃」で先発した楽天入江大樹内野手(22)がプロ初安打を放った。2点を追う6回1死から有原のスライダーを左前打に運んだ。仙台育英(宮城)から20年ドラフト5位で入団した22歳。この回同点に追いつき「意外に緊張はなく、いつもどおり試合に入っていけました。ここまで携わってくださった皆さんに感謝したいです。記念のボールは家族に渡したいと思います」と引き締まった表情で話した。

◆ソフトバンクが17年以来7年ぶりにシーズン90勝に到達した。0-0の1回無死一、二塁から3番栗原陵矢内野手(28)が先制の適時二塁打を放った。なおも無死二、三塁で4番山川穂高内野手(32)の右犠飛でさらに1点を追加した。2-2の6回は2死二塁から正木智也外野手(24)が勝ち越しのタイムリー。7回にも1点を追加した。投げては先発の有原航平投手(32)は7回6安打2失点、8奪三振の好投で14勝目をマークした。小久保裕紀監督(52)にとっては、就任1年目でのシーズン90勝は新人監督の最多勝利タイ記録。02年の西武伊原春樹監督、15年のソフトバンク工藤公康監督に並んだ。ソフトバンクが90勝に到達。90勝以上は17年に94勝したソフトバンク以来13度目。新人監督で90勝は、02年伊原監督(西武)と15年工藤監督(ソフトバンク)の2人に並ぶ最多タイ。最終戦も勝つと新人監督の勝利記録を更新するが、小久保監督はどうか。

◆最多勝のタイトルに望みをつなぐ先輩右腕に白星を届けたい...。ソフトバンク正木智也外野手(24)は強い気持ちを持って打席に立った。先発有原が2点を失い、同点に追いつかれた直後の6回裏。2死二塁。楽天先発の左腕古謝の初球だった。迷わず振り切ると打球は三塁線を抜ける勝ち越しのタイムリー二塁打となった。「同点に追いつかれていたし、緊張もした。絶対に結果を出そうと思って思い切って振った」。決勝の一打に正木は納得の表情を浮かべた。試合前の野手ミーティングでも「有原に勝利」が話題だった。前2打席は見逃し三振と空振り三振。「どちらとも初球を見逃していたし、しっかり初球から打ちたかった」。緊張の場面でも積極性を失うことはなかった。1日のオリックス戦(みずほペイペイ)は反撃ノロシとなる7号ソロを放った。2戦連続でヒーローのお立ち台に上がったが、浮かれる立場にはない。柳田が復帰するなどポストシーズンに向けてサバイバル戦は厳しさを増している。「CSもあるし、もっと自分を高めて行こうと思う」。正木はまだまだ先を見据えている。

◆「9番遊撃」でプロ初出場した楽天4年目の入江大樹(22)が、プロ初安打を含む2安打を放った。2点を追う6回1死から有原のスライダーを左前に運び、8回にも右前打。仙台育英(宮城)から20年ドラフト5位で入団した22歳は「1本出したいなと思っていて、1試合目に出てすごくほっとしている。(初安打のボールは)両親にプレゼントしようかな」と話した。

◆ソフトバンク栗原陵矢内野手(28)が2二塁打を放ってシーズン球団記録に並んだ。初回に先制のタイムリー二塁打、6回には勝ち越しを呼び込む右中間二塁打を放った。1リーグ時代の48年に笠原和夫がマークしたシーズン40二塁打に並んだ。「(記録は)10試合くらい前から意識していた。なかなか(二塁打を)打てなかったのでよかった。明日も1本打ちます」とお立ち台で記録更新を公約していた。

◆ソフトバンク柳田悠岐外野手(35)が2番右翼でスタメン出場し、1軍復帰後初の外野守備に就いた。守備機会を無難にこなし、小久保監督は「打球も来ましたけど、不安なくやれていたので。そこも1つの収穫かなと思いますね」と振り返った。打っては2回1死から中前打をマーク。走っては全力疾走を見せるなど、走攻守で万全ぶりをアピールした。4日のシーズン最終戦も出場予定で、CSに向けて準備を整えていく。

◆ソフトバンク有原航平投手(32)がリーグトップタイの14勝目を挙げた。7回6安打2失点と好投。自身のシーズン最終登板で日本ハム伊藤に並び最多勝のタイトルに望みをつないだ。今季は26試合に先発し、投球イニング182回2/3はともにキャリアハイ。鷹のエースがフル回転し、チームは17年以来、7年ぶりにシーズン90勝の大台に到達した。クールな有原が、何度もグラブをたたいた。「粘れたので良かった。(甲斐)拓也がいいリードをしてくれて、いいピッチングができたと思います」。3-2の7回2死一塁。最後は楽天小深田を中飛に抑え、きっちり先発の役目を果たした。自身シーズン最終登板で115球の熱投。7回6安打2失点にまとめ、リーグトップタイの14勝目を手にした。19年以来5年ぶりの最多勝タイトルへ。運命の行方は、勝利数で並ぶ日本ハム伊藤の今後の結果待ちとなった。有原 あとは流れに身を任すというか。もちろん、取れたらうれしいですけど、もう、ほんとに見届けるだけかなと。エースの投球内容だった。初回に1死二塁のピンチを招くも、後続を2者凡退に打ち取った。2回から5回までは1人の走者も許さない。6回1死から4連打を浴び2失点するも、1死一、三塁で浅村を注文通りの遊ゴロ併殺に仕留めた。この試合、打者26人に対し初球ストライクは22人。先頭の出塁も1度だけと好リズムで、8奪三振もマークした。「真っすぐの感じも結構良かったと思う」と納得のマウンド上だった。有言実行だった。今季は開幕投手の大役を務め、計26試合に先発した。投球回は182回2/3。ともに自己最多の数字だ。「180を目標にシーズンが始まったので。そこを超られたのは一番ホッとしたところ」。1試合平均で7イニング。クオリティースタート(6回以上、自責点3以下)は21度を数えた。鷹のエースがフル回転の活躍を見せ、チームはシーズン90勝の大台に到達した。「本当に勝てて良かったかなと」。安堵(あんど)の笑みを見せた右腕だが、すぐさま切り替えた。「CSが一番大事なので。そこに向けて、また調整をしたいなと思います」。CS突破、日本一に向け、背番号17はチームのために懸命に腕を振っていく。【佐藤究】○...小久保監督がシーズン90勝目を手にした。就任1年目での90勝到達は02年の西武伊原春樹監督、15年のソフトバンク工藤公康監督以来。そんな大台も、指揮官は「優勝決まってからは、全部勝つつもりでやっていない。それは別に気にしていないです」と意に介さなかった。4日の本拠地ロッテ戦が今季のレギュラーシーズン最終戦。5連勝で締め、新人監督記録をぬり替える。ソフトバンクが90勝に到達。90勝以上は17年に94勝したソフトバンク以来13度目。新人監督で90勝は、02年伊原監督(西武)と15年工藤監督(ソフトバンク)の2人に並ぶ最多タイ。最終戦も勝つと新人監督の勝利記録を更新するが、小久保監督はどうか。

◆ソフトバンク有原航平投手(32)がリーグトップタイの14勝目を挙げた。7回6安打2失点と好投。自身のシーズン最終登板で日本ハム伊藤に並び最多勝のタイトルに望みをつないだ。今季は26試合に先発し、投球イニング182回2/3はともにキャリアハイ。鷹のエースがフル回転し、チームは17年以来、7年ぶりにシーズン90勝の大台に到達した。小久保裕紀監督(52)の一問一答は以下の通り。-有原が7回を2失点の好投小久保監督 彼のために今日は勝ちにいくぞという話しをしている中でね(よく投げた)。2点は奪われましたけど、正木がいいところで(6回に)タイムリーを打って。(有原の最多勝タイトル獲得の)可能性が残りましたね。-栗原は2安打2打点の活躍小久保監督 思っている数字じゃないでしょうけどね。もっと(打)率は残る選手だと思いますけどね。-有原の1年間の活躍は小久保監督 分業制が確立された時代で180イニング以上、1試合平均7イニング以上はものすごい数字だと思いますね。-シーズン最終戦は大津が先発小久保監督 今シーズン最終戦ですし、彼(大津)にとってみれば(CSの先発)5番手争い真っただ中なんでね。どういうピッチングをしてくれるかすごく注目していますね。

◆ソフトバンクが7年ぶりに90勝に到達した。有原は落ちる球を有効に使い7回6安打2失点で、リーグトップに並ぶ14勝目を挙げた。2―2の六回に正木の適時二塁打で勝ち越した。楽天は6連敗で、打線に一押しが足りなかった。

◆楽天の古謝は6回3失点で8敗目を喫した。一回に2四死球を起点に2点を失い、同点に追い付いてもらった直後の六回は2本の二塁打で勝ち越しを許した。要所の粘りを欠いたものの力強い速球を軸に8三振を奪い「真っすぐで三振を数多く取れたのはいい経験」と話した。ドラフト1位で入団し、今回が今季最終登板の見込みで、1年目は15試合で5勝。体力を課題に挙げ「あとは来年につながるいいトレーニングをしていきたい」と語った。今江監督(8敗目の古謝に)「尻上がりに良くなっていく投手なので、何とか序盤からできるようになってほしい」入江(4年目でプロ初出場し、2安打)「1本出したいなと思っていて、1試合目に出てすごくほっとしている。(初安打のボールは)両親にプレゼントしようかな」

◆ソフトバンク・有原が7回6安打2失点と試合を作り、リーグトップに並ぶ14勝目を挙げた。チームは90勝に到達した。データBOXは以下の通り。ソフトバンクが今季90勝目。シーズン90勝以上したのは、2017年のソフトバンク(94勝)以来7年ぶり。ソフトバンク(前身を含む)では1954年(91勝)、55年(99勝=プロ野球記録)、56年(96勝)、15年(90年)、17年に次いで6度目で、球団別では最多回数(他に西武4度、巨人2度、松竹1度)。 小久保監督は、新人監督として最多に並ぶ90勝。02年の西武・伊原春樹、15年のソフトバンク・工藤公康に次いで3人目。4日のシーズン最終戦も勝利すると、新人監督の最多勝利記録更新となる。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
優勝
(-)
ソフトバンク
90493 0.647
(↑0.002)
-
(-)
1606
(+4)
390
(+2)
113
(-)
89
(-)
0.259
(↓0.001)
2.540
(↑0.01)
2
(-)
日本ハム
74598 0.556
(↑0.003)
13
(-)
2529
(+3)
481
(-)
110
(+1)
91
(+1)
0.245
(-)
2.960
(↑0.02)
3
(-)
ロッテ
71656 0.522
(↓0.004)
17.5
(↓1)
1493
(-)
494
(+3)
75
(-)
63
(+2)
0.248
(-)
3.190
(-)
4
(-)
楽天
66703 0.485
(↓0.004)
22.5
(↓1)
4485
(+2)
566
(+4)
72
(-)
88
(+1)
0.243
(-)
3.770
(-)
5
(-)
ORIX
62773 0.446
(-)
28
(↓0.5)
1394
(-)
447
(-)
69
(-)
60
(-)
0.238
(-)
2.820
(-)
6
(-)
西武
49912 0.350
(-)
41.5
(↓0.5)
1348
(-)
483
(-)
59
(-)
82
(-)
0.211
(-)
3.040
(-)