楽天(★1対8☆)オリックス =リーグ戦24回戦(2024.09.29)・楽天モバイルパーク宮城=
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ORIX
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楽天
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勝利投手:宮城 大弥(6勝9敗0S)
敗戦投手:瀧中 瞭太(3勝6敗0S)
  DAZN
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◆オリックスは4回表、セデーニョと茶野の適時打で3点を先制する。続く5回には、渡部と若月の連続適時打などで一挙5点を奪い、相手を突き放した。投げては、先発・宮城が7回無失点の力投で今季6勝目。敗れた楽天は、先発・瀧中が試合をつくれず、打線もつながりを欠いた。

◆お笑いコンビのエバースがセレモニアルピッチを行った。佐々木隆史が投手、町田和樹が捕手を務めた。背番号「1」の楽天ユニホームを着てマウンドに立った佐々木は、打者の楽天山田に向かってノーバウンド投球を披露し、空振りを奪った。宮城県登米市出身の佐々木は「ボールが走って、いい投球ができたと思います! 投げる前の最初の一言でかなりスベってしまい、その恐怖が緊張を超えましたね」と笑った。「今年の夏も楽天モバイルパーク宮城で観戦しましたし、中学生の頃に球団ができてからずっと楽天イーグルス一筋です。CS進出、そして日本一を目指して応援します! 今日はありがとうございました!」と話した。捕手役を務めた町田は「佐々木のボールが思ったより速くて、しっかり捕れなかったのが悔しいです。すみません! 今日から僕も楽天イーグルスファンです。CS進出に向けての大事な試合、一緒に盛り上げていきましょう! 頑張れ楽天イーグルス!」と力を込めた。

◆オリックス宮城大弥投手(23)が7回無失点と好投し、自身初の投手タイトルとなる最優秀防御率獲得の可能性を広げた。左大胸筋の筋損傷により5月中旬から約1カ月半の離脱がありながら、4年連続の規定投球回到達まで残り7回1/3とした。防御率はこの試合を終えて1・92となり、タイトル争いのライバルとなるソフトバンク・モイネロの1・94を上回った。宮城は次回、今季チーム最終戦となる10月6日の楽天戦(楽天モバイルパーク)に先発することが予想される。またモイネロは30日のオリックス戦(みずほペイペイドーム)の先発が発表された。

◆4位楽天が痛恨の3連敗を喫し、逆転でのCS進出に黄信号がともった。オリックス打線に17安打8得点と打ち込まれ、完封負けを阻止するのがやっとだった。今江監督は「3回まで滝中が粘って投げてましたけど、粘りきれなかったですね」と振り返った。先発滝中が5回途中11安打6失点と乱調。4回無死二塁からオリックス・セデーニョに先制打を浴び、なおも1死二、三塁から茶野に2点適時二塁打を許した。5回にも紅林の犠飛で追加点を奪われるなどKO。2番手津留崎も2回2/3を5安打2失点と悪い流れを止められなかった。打線は初回2死一、三塁の先制機で安田が二ゴロに打ち取られた。5回は無死二、三塁としたが後続が凡退。9回1死一、三塁から小深田が犠飛で1点をかえしたが、試合を通してあと1本が出なかった。先発宮城には7回無得点に封じられ、今江監督は「防御率(のタイトル)もかかっているというところも踏まえて、それだけ点の取れないピッチャー。今日は完全にやられたっていう感じですね」と話した。この敗戦で3位ロッテとのゲーム差は3に開いた。30日からはロッテとの2連戦。「とにかく自分たちの力をしっかりグラウンド上で発揮するのみだと思います」。2連敗を喫すれば4位が確定し、最短で10月1日にCS進出の可能性が完全消滅する。

◆オリックス宮城大弥投手(23)が、自身初の投手タイトルとなる最優秀防御率獲得に前進した。楽天戦に7回115球で無失点。規定投球回不足ながら防御率は試合前の2・03から1・92に良化させ、タイトルを争うソフトバンク・モイネロの1・94を上回った。「ピンチも何回かあったけど、冷静に打者と勝負できた。頑張ったらいいことあるかなと思う。最後まで頑張りたい」。イニングを稼ぎ、かつ1点もやりたくない状況で粘った。5回は無死二、三塁、続く6回は2死満塁をしのいだ。被安打7も6勝目をつかんだ。5月中旬から左大胸筋の筋損傷で1カ月半離脱しながら、タイトル獲得の条件となる規定投球回まで残り7回1/3までこぎつけた。ここ9試合連続で7回以上かつ3失点以下。その間の球数は平均113にのぼる。前回22日の日本ハム戦ではプロ最多128球を投げた。それでも「ずっと体は元気。問題ない」とタフネスぶりを発揮している。シーズン序盤は直球が150キロをゆうに越えていたが、最近は150キロに届く球はわずか。「最初は勢いあったが、その中でけがをしてしまった。力よりバランスを意識して」と故障からの学びを生かしている。くしくも30日のソフトバンク戦にモイネロが先発。打線が援護できれば大きいが、左腕は「それを言ったら皆にプレッシャーをかけちゃう。打っても打たなくてもそれが運命。あとは運に任せたい」と自然体を強調した。次回はチーム最終戦となる10月6日楽天戦に先発を予定。最善を尽くし、尊敬するドジャース山本が独占してきたタイトルを引き寄せる。【大池和幸】▽オリックス中嶋監督(6勝目の宮城に)「目標があるので、それに向け、いい投球をしたんじゃないでしょうか」

◆楽天相手に17安打8得点したオリックス野手陣が、宮城大弥投手のタイトル獲得の援護射撃を誓った。モイネロと対戦する30日ソフトバンク戦に向け、この日3安打1打点のセデーニョは「打線でしっかり点を取って、宮城のサポートをしたい」と力こぶ。2安打した太田も「点を取ってあげたい。今日もいい投球をしていた。毎週のように球数100球越えて頑張っているので。少しでも援護できれば」と意気込んだ。

◆オリックスのレアンドロ・セデーニョ内野手(26)が先制点を挙げて打線に火をつけた。四回に西川が左翼線二塁打でチャンスメーク。ここで打席に立った助っ人は先発・滝中の高めの直球を中前へはじき返して先制打とした。続く渡辺が右翼線二塁打で好機を広げ、2試合連続先発出場の茶野が右翼線に運んで2点を追加した。

◆オリックスが打者一巡の猛攻で大量得点に成功した。3-0の五回に太田、森の連打で一、三塁と好機を作り、紅林の中犠飛で4点目を挙げると、その後も渡部が右翼の頭上を越える2点二塁打、若月のタイムリーなどで1イニング5得点で8点差に広げた。

◆オリックスは投打がかみ合い、3連勝した。打線は三回にセデーニョ、茶野のタイムリーなどで3点を先制。四回には打者一巡の猛攻で1イニング5得点を挙げて大量リードを奪った。先発の宮城は7回115球を投げ、無失点で6勝目。これで今季の投球回が135回2/3となり、4年連続となる規定投球回到達まで7回1/3とした。今季最終戦となる10月6日の楽天戦(楽天モバイルパーク)で先発見込みで、無事に規定クリアとなれば、防御率のタイトル獲得の可能性も現実味を帯びてくる(リーグトップはソフトバンクのモイネロの同1・94で、宮城は試合終了時点で同1・92)。

◆4位楽天が3連敗し、3位ロッテとのゲーム差が3に広がった。楽天・滝中瞭太投手(29)が先発し、4回?を11安打6失点、1奪三振で6敗目を喫した。試合後、報道陣の取材に応じた今江敏晃監督(41)の一問一答は以下の通り。--試合を振り返って「滝中は三回まで(毎回得点圏に走者を背負うも)無失点で、粘り強く投げたが、(四回に3失点するなど)粘りきれなかった」--四回まで毎回の8安打を浴びた滝中を、四回で降板させる選択肢はなかったか「選択肢の一つにあった。4連戦中で、次は5連戦。後のことを考えている場合ではないが、投手の数が限られている。非常に難しいところで悩んだ」--8安打1得点の打線の状態「良くも悪くもない。相手投手との兼ね合い、展開もある。最終回に何とか1点取れたので、次の試合につなげたい」--30日から3位ロッテと2連戦「自分たちの力をしっかりグラウンド上で発揮するのみです。ファンの大声援も試合に生かしたい」

◆楽天は投手陣が17安打を浴びて8点を失い、3連敗。クライマックスシリーズの残り1枠を争う3位ロッテと3ゲーム差に広がった。先発の滝中は4回?を11安打6失点。「大量失点になって申し訳ない」と猛省した。今江監督は四回まで毎回の8安打を浴びた滝中を五回も続投させたことに「残り試合のことを考えている場合ではないが、投手の数が限られている」と説明した。30日からロッテとの直接対決2連戦に臨む。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
優勝
(-)
ソフトバンク
87493 0.640
(↑0.003)
-
(-)
4593
(+6)
382
(+2)
110
(+1)
88
(-)
0.260
(↑0.001)
2.540
(↑0.01)
2
(-)
日本ハム
73578 0.562
(↓0.004)
11
(↓1)
5526
(+2)
469
(+6)
109
(-)
89
(-)
0.247
(↓0.001)
2.970
(↓0.02)
3
(-)
ロッテ
69646 0.519
(↑0.004)
16.5
(-)
4486
(+2)
489
(-)
74
(-)
60
(-)
0.249
(-)
3.220
(↑0.02)
4
(-)
楽天
66673 0.496
(↓0.004)
19.5
(↓1)
7481
(+1)
555
(+8)
72
(-)
86
(-)
0.244
(-)
3.790
(↓0.03)
5
(-)
ORIX
62753 0.453
(↑0.004)
25.5
(-)
3388
(+8)
438
(+1)
68
(-)
59
(-)
0.237
(↑0.002
2.800
(↑0.01)
6
(-)
西武
47912 0.341
(↓0.002)
41
(↓1)
3336
(-)
483
(+2)
59
(-)
78
(+1)
0.211
(-)
3.080
(↑0.01)