楽天(★2対5☆)オリックス =リーグ戦23回戦(2024.09.28)・楽天モバイルパーク宮城=
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ORIX
0003110005911
楽天
1000001002810
勝利投手:髙島 泰都(2勝2敗0S)
(セーブ:ペルドモ(1勝0敗4S))
敗戦投手:田中 将大(0勝1敗0S)

本塁打
【オリックス】太田 椋(6号・5回表ソロ)

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◆オリックスは1点ビハインドの4回表、若月の適時打などで3点を挙げ、逆転に成功する。続く5回に太田のソロで加点すると、6回には茶野が適時打を放ち、試合を優位に進めた。投げては、先発・高島が5回1失点で今季2勝目。敗れた楽天は、投打ともに振るわなかった。

◆楽天田中将大が今季初登板。対戦相手のオリックス戦は通算20勝10敗。ただし、メジャー移籍前の07~13年が17勝3敗、勝率8割5分に対し、楽天復帰後の21年以降は3勝7敗、勝率3割。パ・リーグ5球団の中で、メジャー移籍前は最も勝率の高い相手だったが、復帰後は逆に最も勝率が低い。お得意さまから苦手となったオリックス戦で今季初勝利を挙げられるか。

◆楽天田中将大投手(35)の日米通算198勝目はお預けとなった。昨年10月2日ソフトバンク戦(ペイペイドーム)以来、362日ぶりの1軍今季初登板は5回93球、6安打4失点。最速は147キロだった。今季初黒星に「悔しい結果になりましたね」と振り返った。初回は先頭茶野をスライダーで左飛に抑え、続く西野に右前打を打たれたが、太田を3球三振。森には四球を与え2死一、二塁としたが、紅林をスライダーで中飛に打ち取った。2回は2死二塁のピンチを背負うも、後続を断った。3回はわずか8球で3者凡退に仕留めた。1点リードの4回につかまった。3連打で無死満塁とされると、セデーニョの右犠飛で同点に追いつかれる。なおも1死二、三塁から渡部のスクイズで勝ち越されると、続く若月には右前適時打を許した。5回1死からは太田に右越えソロを被弾した。田中将は昨秋に右肘を手術。コンディション不良で開幕から2軍調整が続いていた。3位ロッテとCS進出を争う中で初登板。結果は敗戦となり、ゲーム差を2に広げられた。「どういう状況であれ、マウンドに上がったら自分が今季初登板とかリハビリしてきてずっと上がってなくて1年ぶりとか関係ないんで。今日はこういう投球になってしまってゲームを落としてしまって悔しいです」と話した。次回登板の可能性を問われた青山投手コーチは「もう1回、監督とこれから相談して、もう1回あるのかどうなのかっていうところは決めたいなと思います」と語った。

◆オリックスが2連勝として、楽天に2年連続のカード勝ち越しを決めた。今季初登板の田中将に3回まで得点を挙げられなかったが、1点を追う4回に逆転。3連打の無死満塁からセデーニョの犠飛で同点、続く渡部のスクイズで勝ち越し、若月の適時打で3点目を奪った。5回は太田の右越えソロで田中将から4点目を追加。6回には代わった渡辺翔から茶野の適時打で5点目を加えた。先発のルーキー高島は粘って5回5安打1失点。8月8日の西武戦以来となる2勝目を挙げた。8回から3番手の吉田は日本ハム時代の22年以来となる50試合登板。1死から浅村に死球を与えたところで右肘に違和感があり、緊急降板となった。オリックスは今季5位が確定している。

◆楽天則本昂大投手(33)が今季の最多セーブを確定させた。先発から抑えに転向して1年目。この日は登板機会がなかったものの、53試合で32セーブを挙げてきた。28セーブで2位の西武アブレイユが残り4試合となったため、タイトル獲得が決まった。「反省点もいっぱいある。残り8試合をやりきるだけなので、やりきってからまた思い返したい」と話した。

◆オリックスのルーキー高島泰都投手が、憧れの楽天田中将に投げ勝った。1回に先制点を与えたが、好守備にも助けられ5回1失点。2勝目を挙げた。「本当に見てきた選手。大投手に胸を借りるつもりで投げた。しっかり投げ勝てたのはすごい自信になる」と喜んだ。北海道(赤平市)出身の高島にとって、駒大苫小牧で甲子園を沸かせたマー君の存在は別格。99年生まれだけに、04年からの連覇をリアルタイムでは見ていないが「いろんな映像を見た。斎藤佑樹投手との決勝戦は北海道民からしたらすごいこと」。高校時代の監督が田中将の登板試合の主審を務めたことがあり「スライダーが消えた」と伝説のような話を聞いていた。これがプロ1年目最後の登板になりそう。中継ぎから先発まで21試合に登板して「どっちもやれて良かった」と収穫を口にした。中嶋監督は「先発したいと思うなら、70、80球で必ず落ちてくる。どう克服するか」と来季への課題を掲げた。▽オリックス太田(楽天田中将と3年ぶり対戦。初安打が右越え6号ソロに) 追い込まれていたので何とか塁に出ようと思って打ちにいった。いいスイングができた。

◆オリックス吉田輝星投手(23)が緊急降板した。楽天23回戦(楽天モバイルパーク)で8回から登板。1死から浅村に死球を与えたところで右肘の違和感を訴えて交代した。「その2球前で張って、けがした経験がないので『けがなのかな』という感じで投げて、力が入らずに抜けてしまった。検査しないと何も分からない。投げきりたかった」と悔しそう。日本ハム在籍の22年以来2年ぶり50試合登板には「最低限の目標だった。いけたのは良かった」と明るい顔も見せた。

◆日米通算198勝目はお預けとなった。楽天田中将大投手(35)が今季1軍初登板。大歓声に包まれながら楽天モバイルパークのまっさらなマウンドに上がったが、5回93球、6安打4失点で黒星を喫した。初回、1番茶野への初球、145キロ内角直球でストライクを奪うと拍手が送られた。ウオーミングアップ中からファンに背中を押され「球場全体、ああいう声援をいただけてすごくうれしかった」と感謝した。4回につかまった。3連打で無死満塁とされると、セデーニョの右犠飛で同点。なおも1死二、三塁から渡部のスクイズで勝ち越され、続く若月に右前適時打を許した。さらに5回は太田にソロ本塁打を浴びた。昨秋に右肘を手術。コンディション不良で開幕から2軍調整が続き、ようやく訪れた初登板だった。昨年10月2日ソフトバンク戦(ペイペイドーム)以来362日ぶりの1軍マウンド。本拠地では同8月26日ソフトバンク戦が最後だった。今季は残り8試合。登板間隔的に、あと1試合で投げることが可能だが、青山投手コーチは「監督と相談して、もう1回あるのかどうかは決めたい」と話した。CS進出を争う中で手痛い1敗を喫し、3位ロッテと2ゲーム差に広がった。田中将は「マウンドに上がったら自分が今季初登板とか、リハビリしてきて1年ぶりとか関係ない。こういう投球でゲームを落としてしまって悔しい」。復帰初戦を笑顔で飾ることはできなかった。【山田愛斗】

◆オリックスはクリーンアップのチャンスメークから逆転に成功した。0-1の四回に4番・森、紅林、西川が3連打で無死満塁。セデーニョの右犠飛で同点に追いつくと、なおも二、三塁で渡部が一塁線へスクイズを成功させて逆転に成功した。若月も右前へ適時打を放ち、効率良く得点を重ねた。

◆楽天・田中将大投手(35)が今季1軍初登板し、5回6安打4失点、1奪三振で降板した。1-0、四回先頭・森に左前打、紅林に一塁内野安打、西川にも右前打を許し無死満塁。続くセデーニョに右犠飛、渡辺にスクイズを決められ、若月に右前適時打を喫した。1-3、五回1死走者なしから太田に右越え6号ソロを被弾した。春先からコンディションが整わずプロ18年目で長い2軍生活を送った。「これまでにない状況だが、ファームで取り組んできたことをしっかりと出せれば」と明かしていた。日米通算198勝目はならなかった。

◆オリックス・吉田輝星投手(23)が右肘の違和感で緊急降板した。八回に登板し、1死で迎えた浅村への5球目が抜けて死球に。左肘に投球が当たった浅村は大事には至らなかったが、投球した吉田が右肘に違和感を感じ、ベンチへと下がり、そのまま降板となった。降板後はアイシングなどを行い、様子を見ているという。

◆オリックスは打線がかみ合い、連勝。楽天に対し、シーズンの勝ち越しを決めた。四回に無死満塁でセデーニョの犠飛で追いつき、渡部のスクイズで勝ち越しに成功した。五回は太田のソロでリードを広げ、六回には茶野が適時打を放った。先発のD5位ルーキーの高島は5回1失点で2勝目を挙げた。球団を通じ、「バックの守備に助けられながら、なんとか最少失点で粘り強く投げることができた」とコメントした。

◆楽天は今季初登板の田中将大投手が5回4失点と踏ん張れずに黒星を喫した。打線は迫力を欠き、勝率5割に後退。オリックスは0―1の四回に4安打を集めて3点を奪い、五回の太田のソロなどで加点。高島が5回1失点で2勝目を挙げた。

◆オリックスの高島は走者を背負っても粘り強く投げ、5回5安打1失点で2勝目を手にした。楽天の先発は田中将で「大投手に胸を借りるつもりで投げたので、投げ勝てたのはすごく自信になった」と目を輝かせた。ドラフト5位入団した今季は救援、先発の両方をこなした。「中継ぎでの経験も自分のためになっているし、先発で勝ちを重ねられているのも自信になる」と充実感を語った。

◆楽天・田中将大投手(35)がオリックス戦で今季初登板し、5回を6安打4失点、1奪三振。黒星を喫し、日米通算198勝目はならなかった。「こういう投球になって、ゲームを落として悔しい結果になった」1-0の四回無死満塁からセデーニョの犠飛で追い付かれると、渡部にスクイズを決められ、若月には右前適時打を浴びた。五回は太田に右越えソロを被弾した。最速147キロ、93球。試合前には「球場全体から大声援をいただけてすごくうれしかった」と感謝。今江監督は「次回登板は未定も、思った以上にいい球を投げていた」と語った。チームは3位ロッテと2ゲーム差に広がり、クライマックスシリーズ進出争いで崖っぷちに立たされた。(広岡浩二)抑え転向1年目で32セーブを挙げ、他の投手に上回られる可能性がなくなり、最多セーブのタイトル獲得が確定した楽天・則本 「反省点もいっぱいある。まだシーズン中なので、残り8試合をやり切った後に思い返したい」

◆4位楽天が2連敗し、3位ロッテとのゲーム差が2に広がった。試合後、報道陣の取材に応じた、今江敏晃監督(41)の一問一答は以下の通り。--田中将が今季1軍初登板し、5回6安打4失点、1奪三振で初黒星「初回からしっかり丁寧に投げていた。点は取られたけど、いいところもみられた。次の登板はまだ分からないが、いいところもでた」--田中将のよかったところ「マウンドさばき、ベテランらしさ、粘り強さ。失点した四、五回は頑張ってもらいたかったが、思ってる以上にいい球を投げていた」--打線は一回に先制も、その後は好機で一本がでなかった「一回に先制して、その後に追加点が取れなかったというところですかね。その後、やはり相手に流れが行ってしまった」--クライマックス・シリーズ進出に向けて負けられない試合が続く「もう目の前の試合を、本当に一戦一戦、戦っていくだけです」

◆ベテラン田中将と投げ合ったドラフト5位の高島泰都投手(王子)が5回1失点の力投。プロ2勝目を挙げた。「大投手に胸を借りるつもりで投げた。投げ勝てたのはすごく自信になる」。北海道・滝川西高出身の右腕は駒大苫小牧高時代の田中を知る関係者から「スライダーが消えた」という逸話を聞いたことがあり「別格の存在。投げ合えて光栄だった」と感激していた。

◆オリックス・吉田輝星投手(23)が八回に登板し、右肘の違和感で途中降板した。1死から浅村への5球目が死球となり、その直後にベンチに下がってそのまま交代した。中嶋監督は「そこまで(重傷)じゃないような感じではあるけど」と話すにとどめ、右肘にアイシングをしてバスに乗り込んだ吉田は「検査しないと何も分からない」と語った。今季50試合登板に達したことには「最低限の目標としていた登板数にいけたのは良かった」とうなずいた。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
優勝
(-)
ソフトバンク
86493 0.637
(↓0.005)
-
(-)
5587
(+6)
380
(+7)
109
(+1)
88
(+1)
0.259
(-)
2.550
(↓0.03)
2
(-)
日本ハム
73568 0.566
(↑0.003)
10
(↑1)
6524
(+7)
463
(+6)
109
(+3)
89
(-)
0.248
(↑0.001)
2.950
(↓0.02)
3
(-)
ロッテ
68646 0.515
(↑0.004)
16.5
(↑1)
5484
(+5)
489
(+1)
74
(+1)
60
(+1)
0.249
(-)
3.240
(↑0.02)
4
(-)
楽天
66663 0.500
(↓0.004)
18.5
(-)
8480
(+2)
547
(+5)
72
(-)
86
(-)
0.244
(-)
3.760
(↓0.01)
5
(-)
ORIX
61753 0.449
(↑0.005)
25.5
(↑1)
4380
(+5)
437
(+2)
68
(+1)
59
(+1)
0.235
(-)
2.810
(↑0.01)
6
(-)
西武
47902 0.343
(↓0.003)
40
(-)
4336
(+1)
481
(+5)
59
(-)
77
(+1)
0.211
(-)
3.090
(↓0.01)