1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 4 | 9 | 1 | 0 |
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 9 | 0 | 0 |
勝利投手:曽谷 龍平(7勝11敗0S) (セーブ:ペルドモ(1勝0敗3S)) 敗戦投手:カイケル(2勝3敗0S) |
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◆オリックスは3回表、セデーニョの適時二塁打で先制する。その後は5回に杉本が適時打を放つと、3-2となって迎えた8回には大城の適時二塁打が飛び出し、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・曽谷が6回2失点の好投で今季7勝目。敗れたロッテは、打線が中盤に追い上げを見せるも及ばなかった。
◆オリックス曽谷龍平投手(23)が6回2失点と好投した。今季20試合目は最終登板が濃厚で、有終の7勝目。「粘り強くゲームをつくることができた。調子は良くなかったけど役割を果たせて良かった」。ここまで交流戦の対阪神1勝を除く白星はすべて楽天から。ロッテ戦は4度目で初勝利だ。2年目で年間通してローテを守り、防御率は2点台前半。援護が少なく白星は伸びなかったが、実り多いシーズンとなった。▽オリックス・セデーニョ(3回2死二塁から先制二塁打)「一塁が空いていたし、きわどいところを攻めてくるなと思っていた。崩されないように我慢強くいこうと思っていた」▽オリックス杉本(5回に今季初2戦連続打点となる適時打)「いいところに飛んでくれて良かった」
◆オリックスのルーキー古田島成龍投手(25)が50試合登板に乗せた。球団の新人では17年黒木以来6人目。8回を無失点で抑え、防御率0点台をキープと新人王候補だ。「いろんな場面で投げさせてもらったので、本当にいい経験ができた」。5位は確定しているが、投打がかみ合い3連敗で止めた。中嶋監督は「進めることのできる打者たちが仕事をしてくれたら、こうなる」と打線のつながりにうなずいた。▽オリックス大城(故障から復帰し今季2試合目。スクイズなど2打点)「できることはやろうと思っていた。まだまだ動けるというところをアピールしたい」
◆ロッテは再三のチャンスを生かせず惜敗した。2点ビハインドの6回に1点差に迫った直後、2死一、三塁の一打同点のチャンスで友杉が遊ゴロに倒れ、流れを引き寄せられなかった。相手投手が交代した7回にも1死満塁のチャンスが訪れたが、ソトが遊ゴロで、この日2つ目の併殺打で得点できなかった。吉井監督は「相手の先発も高めに投げてこなかったのでなかなかチャンスボールがなかったんですけど、そこをなんとかしないといけないのが打線。打てるようにやっていきたい」と切り替えた。
◆オリックス・大城滉二内野手(31)が美技で追加点を挙げた。2-1の六回に連打で無死一、三塁と好機を作り、今季2度の先発出場となった大城がバットを寝かせて一塁線へ転がし、スクイズに成功。追加点を挙げて2点差に広げた。今季は開幕直前に左肩のけがで離脱。7月に初昇格するも右太もも裏を痛めて再び戦線離脱を強いられていた。そして、シーズン最終盤のこの日に3度目の昇格を果たし、結果を残した。
◆オリックスは打線が奮起し、連敗を3で止めた。三回にセデーニョが先制打を放ち、五回には杉本が適時打で追加点。今季2度目の先発となった大城が六回にスクイズを成功させて打点を挙げ、八回にはタイムリーで流れを引き寄せた。先発の曽谷は6回2失点で登板3試合ぶりの白星で7勝目を挙げ、球団を通じて「先発として粘り強く、ゲームを作ることができたところはよかった」とコメントした。今季最後の敵地・ZOZOマリンで勝利をおさめた。
◆3位のロッテは打線がつながらず2連敗となった。終盤の六、七、八、九回と毎回のようにチャンスは作ったが得点を奪うことができなかった。クライマックスシリーズ進出を争う4位楽天も敗れたため1ゲーム差のままとなった。2点差の六回は1死二、三塁から佐藤の左犠飛で1点を返したが、同点に追いつくことはできず。七回も藤原の安打などで1死満塁としたが、ソトが痛恨の遊撃への併殺打。再び2点差とされた八回は2死から中村奨が左前打で出塁し、失投の間に三塁まで進塁したが、代打・角中が空振り三振に倒れた。九回も2死から藤岡、荻野の連打で一、二塁としたが最後はソトが中飛に終わった。先発したカイケルは6回7安打3失点。毎回得点圏に走者を許す苦しい展開だったが、なんとか粘りの投球をみせて「ランナーは出しましたが要所はしっかり抑えて、ゴロを打たせるピッチングでなんとか最低限の仕事はできたかなと思います」と球団を通じて振り返った。
◆ロッテは好機を生かせず敗れた。2―3の七回1死満塁でソトが遊ゴロ併殺打に倒れるなど決定打が出なかった。カイケルは6回3失点で3敗目。オリックスは連敗が3で止まった。曽谷は6回2失点で粘り、7勝目を挙げた。
◆オリックス・曽谷龍平投手(23)が6回5安打2失点で今季7勝目を挙げた。「なんとか勝ちたいと思ってマウンドに上がったので、勝ててよかった」2-0の五回に1死三塁で藤原の犠飛で1点を返され、六回には安打と四球などで1死二、三塁とされて佐藤の犠飛で再び1点差とされたが、リードを守り切って、8月30日の楽天戦(楽天モバイルパーク)以来、約1カ月ぶりに白星を挙げた。チームは今季最後となるZOZOマリンで勝利し、試合後に千葉のファンにあいさつ。ヒーローインタビューに登場した左腕は「点をとってもらった(直後の)回に先頭(打者)を出してしまったりして調子はよくなかったけど、なんとか先発としての役割を果たすことができてよかった」と投球を振り返り、「来年もまた強くなってこっち(千葉)に帰ってきたいと思いますので、来年からもまた応援よろしくお願いします!」と感謝した。
◆3位のロッテは打線がつながらず2連敗となった。終盤にチャンスは作ったが得点を奪うことができなかった。吉井理人監督(59)は「相手の先発(曽谷)も高めに投げてこなくて、なかなかチャンスボールがなかった。そこをなんとかしないといけないのが打線。打てるようにしっかりと練習をしていきたい」と悔やんだ。七回は1死満塁としたが、ソトが遊ゴロ併殺打に。四回にも併殺打を放っており、頼みの4番に快音が響かなかった。ソトについて吉井監督は「いつも打ってくれていますからね。ピッチャーが一つ上だった。(七回は)外に逃げていく球に、チャンスだったので打ち気をうまく利用された感じだった」と話した。クライマックスシリーズ進出を争う4位楽天も敗れたため1ゲーム差のままとなった。
◆ロッテは打線が勝負強さを欠いた。9安打で再三好機をつくっても犠飛による2得点。頼みの4番ソトが七回1死満塁で遊ゴロ併殺打、九回2死一、二塁では中飛とブレーキとなったが、吉井監督は「いつも打ってくれているので」とかばった。クライマックスシリーズは残り1枠。4位楽天も敗れて1ゲーム差は保ったが、打線の低調ぶりは気がかりだ。監督は「何とかしないといけない」と話した。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
優勝 (-) |
ソフトバンク |
86 | 48 | 3 | 0.642 (↓0.005) | - (-) |
6 | 581 (+2) | 373 (+4) | 108 (-) | 87 (-) |
0.259 (-) | 2.520 (↓0.01) |
2 (-) |
日本ハム |
72 | 56 | 8 | 0.563 (↑0.004) | 11 (↑1) |
7 | 517 (+2) | 457 (+1) | 106 (+2) | 89 (-) |
0.247 (-) | 2.930 (↑0.01) |
3 (-) |
ロッテ |
67 | 64 | 6 | 0.511 (↓0.004) | 17.5 (-) |
6 | 479 (+2) | 488 (+4) | 73 (-) | 59 (-) |
0.249 (-) | 3.260 (↓0.01) |
4 (-) |
楽天 |
66 | 65 | 3 | 0.504 (↓0.004) | 18.5 (-) |
9 | 478 (+1) | 542 (+2) | 72 (-) | 86 (-) |
0.244 (-) | 3.750 (↑0.01) |
5 (-) |
ORIX |
60 | 75 | 3 | 0.444 (↑0.004) | 26.5 (↑1) |
5 | 375 (+4) | 435 (+2) | 67 (-) | 58 (+1) |
0.235 (↑0.001) | 2.820 (-) |
6 (-) |
西武 |
47 | 89 | 2 | 0.346 (↑0.005) | 40 (↑1) |
5 | 335 (+4) | 476 (+2) | 59 (+1) | 76 (+1) |
0.211 (-) | 3.080 (↑0.02) |
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