ソフトバンク(☆2対0★)西武 =リーグ戦24回戦(2024.09.25)・みずほPayPayドーム福岡=
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西武
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ソフトバンク
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勝利投手:スチュワート・ジュニア(9勝4敗0S)
(セーブ:オスナ(0勝2敗21S))
敗戦投手:隅田 知一郎(9勝10敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】山川 穂高(33号・4回裏ソロ)

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◆ソフトバンクが5連勝。ソフトバンクは4回裏、山川のソロで先制に成功する。そのまま迎えた7回には、谷川原が適時三塁打を放ち、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発のスチュワート・ジュニアが5回無安打無失点の好投で今季9勝目。敗れた西武は、打線が沈黙した。

◆ソフトバンクのジーター・ダウンズ内野手(26)が来日初の1軍合流を果たした。7月末に新加入したコロンビア出身の右打ち。8月に来日し、ウエスタン・リーグでは18試合で打率2割5分9厘、1本塁打、7打点の成績だった。野手では谷川原健太捕手(27)、投手では和田毅投手(43)、東浜巨投手(34)、ドラフト1位の前田悠伍投手(19)、2年目の前田純投手(24)も1軍合流した。

◆ソフトバンク山川穂高内野手(32)が先制の33号ソロ。リーグ優勝を決めてからの本拠地凱旋(がいせん)試合で球場を沸かせた。0-0の4回2死、隅田の低めスプリットに態勢を崩されながら左翼スタンドまで運んだ。山川の本塁打は通算250号だった21日の楽天戦(みずほペイペイドーム)以来、3試合ぶり。「うまく拾うことができました。先制のホームランになって良かったです」とコメントした。

◆ソフトバンク和田毅投手(43)が今季初のリリーフ登板で1軍復帰した。先発スチュワートが5回77球、無安打無失点で降板。和田は6回からマウンドに上がり、先頭に四球を与えたが無失点だった。1軍登板は7月5日の楽天戦以来、約2カ月半ぶり。直球の最速は146キロを計測した。和田の起用法については倉野投手コーチが「ポストシーズンに向けて、いろんな可能性を探っているところ。和田のリリーフはその1つですね」と語っていた。和田の中継ぎ登板は23年10月9日のオリックス戦以来だった。

◆ソフトバンクが史上6度目となる継投によるノーヒットノーランを逃した。西武の無安打で迎えた9回2死。5番手のオスナが野村大に左中間三塁打を浴びた。継投ノーノーならば21年8月15日のソフトバンク以来で球団2度目だった。試合は後続を抑え。2-0で勝利した。ソフトバンクは23日に4年ぶりのリーグ優勝。本拠地凱旋(がいせん)試合だったこの日も圧倒的な強さを見せつけた。

◆/淡々となぎ倒す\5回をノーヒットピッチ#スチュワートJr. 完璧な仕事回:5球:77振:3安:0四:2失:0?プロ野球(2024/9/25)?? ソフトバンク×西武??Live on DAZN#DAZNプロ野球#sbhawks pic.twitter.com/7gTvWMh9P2

◆ソフトバンクがリーグ優勝を果たしてからの本拠地凱旋(がいせん)試合で快勝した。和田毅投手(43)は今季初のリリーフ登板で1回無失点。CSでの新たなオプションとして結果を残した。試合後の小久保裕紀監督(52)の一問一答は以下の通り。-無安打試合まであと1死だったが小久保監督 継投の? まぁまぁ。それよりも和田を中継ぎで試しながらね。新しい戦い方を探っていく中で、収穫の多い試合だったんじゃないですかね。-和田は146キロを計測小久保監督 (スピード)ガンよりも速くっていうのが特徴のピッチャーなので、そこをもうちょっと求めたいのは求めたいですね。-和田のリリーフ起用はまだ試しの段階か小久保監督 もちろん。だってCSに入るメンバーはこれから選ぶんで。-ダウンズが来日初出場で初安打。守備も含めての評価は小久保監督 1試合じゃ分からないですけど、映像で見てるよりは練習の取り組み方は基本的。ジャンピングスローみたいなのが目立ちますけど、しっかり股を割って捕る。1軍の首脳陣は映像でしか見てなかったので、それに比べればきっちり守れているなという評価でした。-谷川原が今季初打席でタイムリー小久保監督 谷の場合は1年間ずっと2軍でね。2軍も優勝がかかっている。ずっと主戦で被ってきたキャッチャーなんで、向こうも...って思いましたけど、それよりやっぱり1軍で成績を残すのがプロなんで。あえて呼んだんですけどね。あの1打席は今年ずっとファームでやってきたところを出したような1球の集中力でしたね。-オスナが9回のマウンドに戻ってきた小久保監督 まぁでも、目的はクライマックスでクローザーに戻るための準備期間です。

◆ソフトバンク山川穂高内野手(32)が本塁打と打点の2冠獲得へ前進した。0-0の4回2死、隅田の低めスプリットに態勢を崩されながら左翼スタンドに決勝ソロ。3試合ぶりのアーチでリーグトップの33本塁打、95打点に積み上げた。「うまく拾うことができました。先制のホームランになって良かったです」と笑顔だった。

◆ソフトバンク谷川原健太捕手(27)が今季初ヒットを放った。この日、今季初めて1軍昇格。先発甲斐に代わって7回表からマスクをかぶると、直後の7回裏2死一塁で初打席が回ってきた。初球の高めの直球を強振し右翼フェンス直撃の適時三塁打を放った。「久々のドームでめちゃくちゃ緊張した。初球から狙っていた。打ててよかった」。今季から捕手一本に絞ったが、1軍へのお呼びはかからなかった。「やっぱり野球はここ(ドーム)。優勝は決まったけど、僕の戦いは続きがあります」と猛アピールを続ける。

◆ソフトバンク先発のカーター・スチュワート投手(24)が9勝目を挙げた。「1球ずつ集中できた。プラン通りの投球ができてよかった」。5回77球を投げ無安打投球。2四球と味方失策で3度出塁を許したものの力ある球でねじ伏せた。「できることなら、もう少し長いイニングを投げたいところだが、CS(クライマックス・シリーズ)に向けて万全の状態にすることが今は1番大事だと思う」。圧巻の投球に納得顔だった。

◆ソフトバンクのリーグ優勝セレモニーが西武24回戦(みずほペイペイドーム)の試合後に行われた。トロフィー、優勝ペナント、優勝旗を授与され、小久保裕紀監督(52)を中心に記念撮影。開幕戦からの戦いをまとめたダイジェスト映像も放映された。終了後はチーム全員でグラウンドを1周し、ファンと優勝の喜びを分かち合った。締めは20発の花火。豪華に締めくくった。

◆西武の1、2軍が、同日にあわやノーヒットノーランを許す展開で完封負けを喫した。1軍は敵地でのソフトバンク戦。相手の継投策にハマり、9回2死まで無安打。野村大がオスナから左中間フェンス直撃の三塁打を放つも、続く外崎が中飛に倒れて試合終了。渡辺GM兼監督代行「ヒット1本打つのがやっとだった。(打線が)あまりにも淡泊だった」と嘆いた。一方の2軍は、本拠地ベルーナドームで行われたイースタン・リーグのヤクルト戦。こちらも同じく相手の継投を打ち崩せず7回終了まで無安打だった。8回先頭の村田が中前へ運びノーノーは免れるも、ホーム最終戦で大量7失点と惨敗。来季1軍監督就任が決定的となっている西口2軍監督が試合後のあいさつで「ホーム最終戦で勝って気持ちよくファンの皆さんと喜びを分かち合いたかったのですが、こういう結果となり、すみませんでした」と頭を下げた。

◆西武隅田知一郎投手(25)が7回2失点と力投を見せるも、打線の援護に恵まれず3年連続の10敗目を喫した。4回に山川に先制ソロを浴びると、1点を追う7回2死一塁で谷川原に適時三塁打を許し「もったいなかった。何としても抑えたかった」と悔やんだ。プロ3年目で初の10勝目はお預けとなったが、今季はもう1試合登板する予定。「チームが勝てる投球を続けることは変わらない」と前を向いた。

◆ソフトバンク新外国人のジーター・ダウンズ内野手(26)が来日初ヒットを放った。この日、初昇格すると7番二塁で先発出場。7回の第3打席で三遊間を破る左前打を放った。二塁の守備でも4回、西川の強烈な打球を倒れながら好捕。起き上がりながら送球しアウトにして見せた。途中からは遊撃の守備にもついた。「1試合ではちょっと分からないけど、(これまでの映像より)きっちり守れているという評価だった」と、小久保監督は及第点を与えていた。

◆ポストシーズンへの新兵器だ。ソフトバンク和田毅投手(43)が今季初のリリーフ登板で1回無安打無失点に抑えた。プロ初ホールドを43歳で挙げ、吉田修司の球団最年長ホールド記録を更新。CSで新たな戦い方を探る小久保裕紀監督(52)に「収穫の多い試合だった」と言わしめた。4年ぶりのリーグ優勝を果たしてからの本拠地凱旋(がいせん)試合を白星で飾った。パ・リーグ王者に新たなオプションが誕生しそうだ。6回、ベテラン和田がまっさらではないマウンドへ。中継ぎ登板は23年10月9日のオリックス戦以来だが、同試合はシーズン100イニングに達するための起用だった。今年は違う。CSでの中継ぎ起用を見据えての登板。1回無安打無失点で結果を出した。先頭の長谷川には四球を与えたが、後続3人をピシャリ。最速は146キロを計測した。和田は「準備はファームでやっていたので。その時よりも少しずつ慣れてきている感じはあります」と手応え。これには小久保監督も「和田を中継ぎで試しながらね。新しい戦い方を探っていく中で、収穫の多い試合だったんじゃないですかね」とうなずいた。通算332試合でプロ初ホールドのおまけつき。吉田修司の球団最年長ホールド記録を更新した。1軍登板も再調整や腰痛、左膝痛を経て7月5日の楽天戦以来だった。さすがはベテランの底力。指揮官は「CSに入るメンバーはこれから選ぶ」と和田の中継ぎ起用は正式決定ではないとしたが、CSでの切り札として結果を残したことは事実。倉野1軍投手コーチは「初めてで本人は『ちょっと緊張した』って言ってましたけど、また次も見たいなと思います。収穫? もちろんです」と及第点を与えた。リリーフ起用が決まれば1~2イニングを想定しているという。チームは9回2死まで継投ノーノー。あと1死でヒットを許し、史上6度目の快挙とはならなかったが、和田は無安打リレーをつないだ。さらに4年ぶりのリーグ優勝を果たしてからの本拠地凱旋(がいせん)試合の白星に貢献。「まだまだ自分の特徴のある感じの球ではないけど、ある程度は詰まらせる感じはあった。空振りが取れればいい時の状態になってくる」。倉野コーチは次回の中継ぎ起用も約束。不惑を超えたベテランがCS突破、日本シリーズ制覇に貢献する。【只松憲】43歳7カ月の和田がプロ初ホールドを挙げた。ソフトバンクでは06年吉田修司の39歳9カ月を超え、最年長ホールド記録を更新した。なおこの年齢でのプロ初ホールドは、パ・リーグ最年長。球界最年長は09年工藤公康(横浜)の46歳0カ月。

◆ソフトバンクが5連勝。四回に山川のソロで先制し、七回にも1点を加えた。スチュワートが5回を無安打無得点に抑えて9勝目、オスナが7月以来の21セーブ目。西武は打線が1安打で、7回2失点の隅田が10敗目を喫した。

◆西武の隅田は球数を要しながら7回2失点と踏ん張ったが、プロ3年目で初の10勝目はお預けとなった。打線の援護にも恵まれず、3年連続の10敗目。今季はもう一度登板する予定で「チームが勝てる投球を続けることは変わらない」と前を向いた。落ちる球がさえ、一回は3者三振に仕留める完璧な立ち上がり。0―1の七回2死一塁で谷川原に失投を適時三塁打とされ「もったいなかった。何としても抑えたかった」と唇をかんだ。

◆九回2死から西武・野村大が三塁打で出塁し、継投による無安打無得点を阻止するのが精いっぱいだった。5番手・オスナの真っすぐを捉えた打球は、もう少しで本塁打という左中間フェンス直撃の一打となり「(バットの)芯だったので入ってくれと思った」。隅田は7回2失点の粘投も打線の援護なく10敗目。自身初の2桁勝利を目指す今季最後の次回登板へ向け「先制点を与えないようにしたい」と表情を引き締めた。

◆7月から2軍で調整していたソフトバンクの和田が、2番手で六回に登板し1回を無安打無失点に封じた。首脳陣はクライマックスシリーズで、救援での起用を考えている。43歳の左投手は「緊張した。もっともっと状態を上げていける」と意欲をにじませた。直球は146キロをマーク。先発からの配置転換について「自分が貢献するためには、中継ぎでやるのが一番いいと考えた」と話した。チームは2度目の継投での無安打無得点試合達成まであと一歩だったが、5番手のオスナが九回2死から三塁打を浴びて快挙を逃した。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
優勝
(-)
ソフトバンク
86473 0.647
(↑0.003)
-
(-)
7579
(+2)
369
(-)
108
(+1)
87
(-)
0.259
(-)
2.510
(↑0.02)
2
(-)
日本ハム
71568 0.559
(↓0.004)
12
(↓12)
8515
(+1)
456
(+3)
104
(+1)
89
(+1)
0.247
(↓0.001)
2.940
(-)
3
(-)
ロッテ
67636 0.515
(-)
17.5
(↓11.5)
7477
(-)
484
(-)
73
(-)
59
(-)
0.249
(-)
3.250
(-)
4
(-)
楽天
66643 0.508
(↑0.004)
18.5
(↓11)
10477
(+3)
540
(+1)
72
(+1)
86
(-)
0.244
(-)
3.760
(↑0.03)
5
(-)
ORIX
59753 0.440
(-)
27.5
(↓11.5)
6371
(-)
433
(-)
67
(-)
57
(-)
0.234
(-)
2.820
(-)
6
(-)
西武
46892 0.341
(↓0.002)
41
(↓12)
6331
(-)
474
(+2)
58
(-)
75
(-)
0.211
(↓0.001)
3.100
(-)