ソフトバンク(☆11対5★)楽天 =リーグ戦24回戦(2024.09.22)・みずほPayPayドーム福岡=
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楽天
00102000251100
ソフトバンク
15002111X111701
勝利投手:岩井 俊介(1勝0敗1S)
敗戦投手:高田 孝一(0勝1敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】川村 友斗(1号・2回裏2ラン)

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◆ソフトバンクは1-0で迎えた2回裏、川村のプロ初本塁打となる2ランなどで5点を加える。その後6回には川村の適時三塁打が飛び出すなど、終わってみれば17安打で11得点を挙げた。投げては、2番手・岩井がプロ初勝利。敗れた楽天は、先発・高田が試合をつくれなかった。なお、この試合でソフトバンクが優勝マジックを1とした。

◆楽天田中将大投手(35)の今季1軍初登板が28日オリックス戦(楽天モバイルパーク)に決まった。22日の試合前、今江監督が明言した。今江監督は「ピッチャーがかなり逼迫(ひっぱく)しているのもあるが、彼が投げることでチームへの影響が非常に大きい。今の僕らのチーム状況も何か彼のパワーでいければ」と話した。田中将は前回登板となった13日の2軍日本ハム戦では今季最長の7回を投げ、3失点(自責2)だった。

◆楽天田中将大投手(35)の今季1軍初登板が、28日オリックス戦(楽天モバイルパーク)に決定した。22日の試合前、今江敏晃監督(41)が明言した。高熱などの体調不良で登録を抹消された内星龍投手(22)は練習を再開したものの、試合復帰まで時間を要する見込みで、日米通算197勝を誇るベテラン右腕が先発することになった。今江監督が試合前取材でサプライズ発表した。今季初先発する高田に関する質問が続いた後に「田中がいきます。土曜日に。28」と報道陣を驚かせた。「彼が投げることによってチームへの影響力というのは非常に大きいですし、彼の力ももちろん実績もそうですし、あとは野球ファンの方が、イーグルスファンだけじゃなくてね、もうとにかくみんなもいろいろ期待していると思うので。今の僕らのチームのこの状況も、何か彼のパワーでいければ」と期待を込めた。田中将は昨年10月に右肘を手術し、一時は開幕ローテーション入りを目指していたが、完調とはならずに2軍調整が続いていた。8月7日の富士大戦で4カ月半ぶりに実戦復帰すると、2軍戦では4度登板。イニング数や球数を徐々に増やし、満を持して1軍初登板に向かう。直近の13日日本ハム戦では今季最長7回を投げ3失点(自責2)で試合を作った。同戦を視察していた今江監督は「投球術というところが彼はやっぱり優れているし、そこでしっかり相手バッターの反応を見たりとか、そういうところになってくる。今までみたいな強い球というのは、けがもあったりして投げられていないかもしれないですけど、それでも抑えてくれそうだなというふうに見えたので」と力を込めた。

◆リーグ優勝に王手をかけているソフトバンクの長い1日が始まった。前日21日はナイターゲーム。一夜明けたこの日は午後1時開始のデーゲームで、ナインは重たいまぶたをこすりながら球場入りした。優勝マジック2のソフトバンクは、楽天戦でいかなる結果になってもVの可能性がある。負けても日本ハムが敗れれば、引き分け数の違いでMが一気に2減。両球団が敗れてもマジック2が減るという珍現象が起きる。ソフトバンクは引き分け以上でM1となり、日本ハムが引き分けか負けでVが決まる。チームは試合後に大阪移動の予定。優勝が決まれば大阪の宿舎で会見や祝勝会が行われる。

◆ソフトバンク周東佑京内野手(28)の快足で先制点を奪った。0-0の初回先頭の第1打席で右翼線への二塁打で出塁。2番今宮健太内野手(33)の一ゴロの間に三塁へ。続く3番栗原陵矢内野手(28)はボテボテの三ゴロを放ち、勢いよくホームに生還した。出場7試合ぶりとなる1番起用にきっちり応えた。チームは優勝マジックを2とし、最短で今日22日に4年ぶりのリーグVが決定する。

◆ソフトバンク川村友斗外野手(25)が、記念すべきプロ1号をかっ飛ばした。「9番右翼」で先発出場。3-0の2回1死一塁だ。カウント3-1から楽天高田の真ん中139キロ直球をフルスイング。打球は右翼スタンドに飛び込んだ。笑顔でダイヤモンドを周回し、ベンチ前で小久保監督も満面の笑みで出迎えた。「今日はスタメンで起用していただいて、絶対に結果で応えたいと打席に入りました。思い切ってスイングした結果がホームランになってくれました。プロ初のホームランなのでうれしいです」と振り返った。川村は仙台大から21年に育成ドラフト2位で入団。プロ3年目の今シーズンは春季キャンプで1軍完走し、オープン戦でもアピールを続けた。開幕前に念願の支配下登録をつかんでいた。

◆動画は下記X(エックス)のロゴをクリックすると見られます/村上コーチ「HR見れるかもしれませんよ」\ここで飛び出した嬉しい一発#川村友斗 プロ初ホームラン?プロ野球(2024/9/22)?? ソフトバンク×楽天??Live on DAZN#DAZNプロ野球#sbhawks pic.twitter.com/mYoBmBf34I

◆ソフトバンクが3連勝を飾り、優勝マジックがついに「1」となった。午後6時開始の日本ハム-オリックス25回戦(京セラドーム大阪)で、日本ハムが引き分けか負けならば4年ぶりのリーグ優勝が決まる。1回に周東佑京内野手(28)の先頭二塁打から先制。2回は川村友斗外野手(25)にプロ1号2ランが飛び出すなど5安打で5得点を挙げた。V王手のソフトバンクが本拠地で猛攻。CS出場を目指す楽天を突き放した。チームはこの後、23日の敵地オリックス戦に備えて大阪に移動する。日本ハムの結果は新幹線内か大阪到着後に届く予定。日本ハムが勝利すればVはお預け。優勝マジック「1」で23日のオリックス戦を行う。

◆4年ぶりのリーグ優勝に王手をかけるソフトバンクが、マジック1とした。ナイターで2位日本ハムがオリックスに勝利したため、最短で明日23日に持ち越しとなった。ソフトバンク小久保裕紀監督(52)の一問一答は以下の通り。-先発大津は常にランナーを背負っての投球「あれだけ(援護)点をもらいながら、やっぱり勝利をつけられないところに課題はあると思いますね」-岩井、木村ら、若手中継ぎ陣がリードを守った「ここに来て主力というかね。開幕からいたメンバーが離脱の中、彼らは存在感を発揮してますよね」-1番周東が3安打「9月が(調子)いいらしいんで。毎月打てって感じですね」-川村にプロ初ホームラン「バッティングコーチからの推薦で、非常に状態が良くなっているからって。今日のフリーバッティングも本当に良かった。あの打席(2回1死一塁)みんなで『ホームラン狙え』って言ってたんでね。ほんとに甘いボールを1球で仕留めて。あれぐらいの長打を打てる選手だと思ってますね」-主力が本当に優勝かかる場面でしっかりと活躍「そうね。1、2回でゲームを有利に進められたんで。それは良かった。ただ、やっぱり津森が少し不安定なところと、オスナが非常に良くなってきてるんで。クライマックスに向けては、非常に頼もしい人が帰ってきたっていうところですね。(オスナは)出力的にも、もっと出るっていうところなんで、まだ少し抑えながら、あのぐらいらしいんでね。非常に頼もしいなというふうに思いました」-自力で(優勝)と言っていた中でしっかり勝って(マジックを)1つ減らした「はい。そうですね。まあ、今からとりあえず大阪に移動して僕らはあと見届けるしかないんで」-(小久保監督自らで切り出して)「気になるところというか、僕から出していいか分からないですけど。(大差のついた)ビハインドのゲームで負けているチームが(一塁手がベースを)外すと我々(走者は二塁へ)走れないんですけど、今までのマナー的に負けてるチームが最初に離すと走らないっていうのが、いきなり(楽天に)2つ走られたので。ちょっとそれはどうなんかなというのを、非常にベンチでちょっと困惑しました」

◆楽天がCS進出へ手痛い3連敗を喫した。今季初先発の高田がソフトバンク打線の圧力に屈し、2回6失点でKO。3回に安田、5回に鈴木大の適時打で一時3点差に詰め寄ったが、リリーフ5人のうち4人が失点して突き放された。今江監督は「1、2回でね、あの6点は非常に大きかったし、もう切り替えてやるしかないですね」。23日は2・5ゲーム差で追う3位ロッテとの直接対決。絶対に負けられない。

◆4年ぶりのリーグ優勝に王手をかけるソフトバンクが、マジック1とした。ホークスはデーゲームで楽天に完勝し、マジック2から自力で1つ減らした。ナイターゲームの2位日本ハムがオリックスに勝利し、最短で明日23日にも持ち越しとなった。チーム本隊は試合後に23日のオリックス戦(京セラドーム大阪)に向け、大阪へ向かった。ホークス勝ちで自力マジック1が減り、2位日本ハムが西武に引き分け、もしくは敗戦でも、ホークスの優勝が決定する。

◆ソフトバンクドラフト2位のルーキー岩井俊介投手(23)に、節目のプロ1勝が舞い込んできた。「いや~。うれしいですね。こういう緊迫した試合で投げられて、勝ち星を挙げられた」。ヒーローインタビューで思わず声が弾んだ。記念球を突き出し、笑顔で無数のフラッシュライトを浴びた。出番は6-3の5回2死二塁の場面だった。3点差に迫られた直後。先発大津からバトンを引き継いだ。岩井は「もう、気持ちで。強い気持ちでバッターに向かっていくだけでした」。楽天の伊藤裕を3球で追い込む。カウント1-2からの5球目だ。最後は真ん中低めに決め球のフォークを落とした。イメージ通りの空振り三振。わずか5球でひと仕事を終え、マウンド上でガッツポーズした。同期入団の選手から刺激をもらう。23年ドラフト2位指名で名城大から入団。公私ともに仲良しの同1位の前田悠は2軍で好投を続け、同5位の沢柳、同6位の大山はプロ初勝利をすでに挙げていた。岩井は「同級生の大山、さわさん(沢柳)が勝利を挙げていたので。自分も勝てて良かったです」と安堵(あんど)の笑みを見せた。チームのブルペン事情は万全でない。勝ちパターンの一角だった藤井、松本裕の両右腕が離脱中。危機的な状況にも、大山をはじめ、この日は木村光、大山も好救援するなど若手中継ぎ陣の存在感も光る。小久保監督も「開幕からいたメンバーが離脱している中、彼らは存在感を発揮してますよね」と目を細めた。チームは優勝マジックを1とし、4年ぶりのリーグVがいよいよ目前に迫った。「本当にいい経験ができている」。チームの歓喜の瞬間を前に、チームの未来を担う若鷹がうれしい白星をつかんだ。【佐藤究】岩井俊介(いわい・しゅんすけ)2001年(平13)7月30日生まれ、愛知県出身。京都翔英-名城大を経て、23年ドラフト2位でソフトバンク入り。趣味は筋トレで、あだ名は「キン肉マン」。憧れの投手は、球団OBの千賀滉大(メッツ)。181センチ、92キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1200万円。

◆4年ぶりのリーグ優勝に王手をかけるソフトバンクが、マジック1でお預けとなった。ホークスはデーゲームで楽天に完勝し、マジック2から自力で1つ減らした。その後23日京セラドーム大阪でのオリックス戦のため大阪へ移動。ナイターゲームの2位日本ハムがオリックスに勝利したため、最短で明日23日に持ち越しとなった。ドタバタとなったソフトバンクの1日を振り返る。午前9時10分 小久保監督、選手らがグラウンド入り。試合前練習がスタート。午前10時45分 試合前練習が終了。楽天がウオーミングアップを開始。午後1時 プレーボール。午後4時33分 楽天に勝利。この時点で優勝マジック1となる。午後4時54分 ヒーローインタビューを受けた川村、岩井の囲み取材が発生。他の選手らは続々と博多駅へ。小久保監督は福岡空港に向かう。午後5時30分 選手が博多駅から新大阪に出発。午後8時10分 選手が新大阪に到着。タクシーで市内のチーム宿舎へ。午後8時40分 日本ハムがオリックスに勝利。M1のままで優勝は23日にお預け。中村晃、牧原大、山川、三笠GMらが宿舎に到着。

◆さあ、23日胴上げだ。ソフトバンクが17安打11得点で3連勝だ。3-0の2回1死一塁で、9番川村友斗外野手(25)がプロ初本塁打となる1号2ラン。5番中村晃外野手(34)は3安打1打点の活躍を見せ、若手とベテランが存在感を発揮した。同日のナイターで2位日本ハムがオリックスに勝ち、マジック1のまま。優勝は23日に持ち越しとなった。リーグVお預けも、期待の若手がプロ1号を放てば、ベテランは3安打の大活躍だった。打線が17安打11得点とつながっての圧勝。小久保裕紀監督(52)もベンチで顔をほころばせた。「1、2回でゲームを有利に進められた。ほんとに甘い球を1球で仕留めて」。指揮官が絶賛したのはプロ3年目の川村だった。3-0の2回1死一塁。楽天高田からプロ初アーチとなる1号2ランを放った。「打った瞬間、入るかなと思った」。会心の一打は右翼スタンドに飛び込んだ。「プロで初のホームランなのでうれしい」。昨季まで2軍で育成の川村を手塩にかけて育てた小久保監督も、満面の笑みで出迎えた。6回無死二塁の第3打席は右翼フェンス直撃の適時三塁打をマーク。2本の長打に、指揮官は「もともと長打力のあるバッター。あれぐらいの長打を打てる選手だと思いますね」と大きくうなずいた。若手に負けじと、プロ17年目の5番中村晃も存在感を示した。2回先頭で左前打で出塁。5回は2死二塁で中前タイムリーを放った。7回も左前打と今季2度目の3安打固め打ちだった。小久保監督は「どっしりしててくれたらいいんで。その通りにやってくれました」と目を細めた。優勝を目前に、チームは絶対的な主軸だった近藤が右足関節捻挫で離脱した。首脳陣は代役の5番に実績、経験とも申し分なしの背番号7を据えた。村上打撃コーチは「やっぱりチームとして(中村)晃がどっしり構えてくれる。状態悪い、いい関係なく信頼を置いている。若手選手にも自分の行動で示してくれる」と言う。近藤の離脱後、4番山川との勝負を避けられることが増えた。5番が打つか、打たないか-。勝敗を大きく左右することになる。楽天に圧勝するも、2位日本ハムがオリックスに勝利したため、優勝マジック1。チームは試合後に23日オリックス戦(京セラドーム大阪)に備えて大阪へ向かった。小久保監督は空路で移動し「(福岡で)胴上げなんて関係ありません。勝てばいいんです」。関西の地で、いよいよ歓喜の瞬間を迎える。【佐藤究】

◆4年ぶりのリーグ優勝に王手をかけるソフトバンクが、マジック1とした。ホークスはデーゲームで楽天に完勝し、マジック2から自力で1つ減らした。ナイターゲームの2位日本ハムがオリックスに勝利し、最短で明日23日にも持ち越しとなった。4年ぶりのリーグ優勝が持ち越しとなり、王球団会長は「自力で決めろ、ということですよ」と前向きに話した。デーゲームで楽天に勝利し、チームは優勝マジック1で大阪入り。祝勝会の準備なども進められていたが、日本ハムの勝利でお預けになった。16日のオリックス戦で右足首を負傷した近藤も松葉づえ姿で大阪に移動。M1で迎える23日の敵地オリックス戦はチーム一丸で悲願をつかむ。

◆優勝へのマジックナンバー2のソフトバンクは「6番・左翼」で柳町達外野手(27)がスタメン出場する。前夜21日の試合で代打で劇的な逆転サヨナラ打を放った。勝ったとしてもナイターの日本ハムの結果待ちだが、「どちらでも優勝すればうれしい。優勝を経験したい」と話した。前回2020年の優勝決定時はファーム。ポストシーズンの時期はフェニックスリーグに行っており、歓喜の瞬間は未経験だ。

◆優勝へのマジックナンバーを2としているソフトバンクが一回に1点を先制した。今季初先発の楽天・高田を攻めた。先頭の周東佑京内野手(28)がインコースの球をうまく拾って右翼線の二塁打で出塁。今宮健太内野手(34)の進塁打で1死三塁として、栗原はカウント3-1から打った打球は三ゴロに。この間に周東がホームインし、先制点を挙げた。

◆ソフトバンクが二回、5点を奪って6-0とリードを広げた。先頭の中村晃外野手(34)が左前打を放って出塁。柳町達外野手(27)が四球で歩き、牧原大成内野手(31)が犠打を決めて一、三塁として打席に甲斐拓也捕手(31)。カウント2-2から高田のカットボールを中前にはじき返し、2者を返して3-0とし「(先発の)大津に勝ちをつけられるように頑張っていきます」と声を弾ませた。さらに1死一塁でラストバッターのプロ3年目・川村友斗内野手(25)が3-1から右翼スタンドに飛び込むプロ初本塁打となる2ランを放って5-0とした。今季初めて支配下登録されて、120打席目でうれしい初アーチ。「今日はスタメンで起用していただいて、絶対に結果で応えたいと打席に入りました。拓也さんのタイムリーで、気楽に思い切ってスイングをすることができた結果がホームランになってくれました。プロ初のホームランなので嬉しいです」と喜んだ。打線の攻勢は止まらず、周東佑京内野手(28)が中前打で続くと、今宮健太内野手(34)が左翼線に適時打を放って6点のリードを奪った。

◆ソフトバンク先発の大津亮介投手(25)は5回を投げ切ることができなかった。二回までに6点のリードをもらったが、三回に安田に適時打を打たれて1点を返された。倉野信次投手コーチは「毎回ランナーを出して、内容的には少し苦しい投球になってしまっている。早い回から援護してもらったし、ここから自分の投球をしてほしい。粘り強く投げていってもらいたい」と見守ったが、粘り切れなかった。1-6で5点リードの五回には1死から辰己に右前打で出すと、2死後に安田に左前打を打たれて一、二塁。鈴木大に右翼線への2点二塁打を打たれて3-6とされた。まだ4回?を投げたところで勝ち投手の権利は得られていないなか、2番手のD2位・岩井俊介投手(23、名城大)への交代を告げられ降板した。前回15日のオリックス戦(京セラドーム)では8回無失点と好投しながら打線の援護がなく勝ち星がつかなかった。だが、今回はせっかくの大量リードの中、盤石の快投といかず7勝目とはならなかった。

◆ソフトバンクは楽天に打ち勝って、優勝へのマジックナンバーを1とした。午後6時開始のオリックスー日本ハム戦(京セラドーム)で日本ハムが引き分けるか敗れれば、4年ぶり20度目(前身の南海、ダイエー時代を含む)の優勝が決まる。一回に周東佑京内野手(28)の二塁打から1死三塁のチャンスをるつくり、栗原陵矢内野手(28)の三ゴロの間に先制点を挙げた。二回には川村友斗外野手(25)のプロ初本塁打となる2ランなどで5点を追加。3点を返された後、五回には中村晃の中前適時打などで2点を取って突き放した。六回には無死二塁から川村に適時三塁打が出て9-3。七回、八回にも1点ずつ取って大量リードを奪った。

◆ソフトバンクの新人、岩井が優勝を間近に迎えた試合でプロ初勝利を挙げた。6―3とされた五回2死二塁で2番手として登板し、フォークボールで空振り三振に仕留めてガッツポーズ。「緊迫した試合で投げられてうれしい。大きく成長できている」と破顔した。京都翔英高から名城大を経て、ドラフト2位入団した右投手。終盤戦で松本裕や藤井ら救援陣の主力が故障離脱した中「あの人たちの思いを背負って腕を振る」と頼もしい。記念球は母親に渡すそうで「これからも活躍したい」と鼻息が荒かった。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
84473 0.641
(↑0.003)
M1
(↑1)
9568
(+11)
365
(+5)
107
(+1)
87
(+1)
0.258
(↑0.002
2.520
(↓0.02)
2
(-)
日本ハム
71548 0.568
(↑0.003)
10
(-)
10510
(+3)
447
(+2)
103
(+1)
85
(-)
0.248
(↑0.001)
2.920
(-)
3
(-)
ロッテ
67626 0.519
(↑0.003)
16
(-)
8477
(+7)
478
(+2)
73
(-)
58
(-)
0.250
(↑0.001)
3.230
(↑0.02)
4
(-)
楽天
64643 0.500
(↓0.004)
18.5
(↓1)
12468
(+5)
539
(+11)
70
(-)
85
(-)
0.244
(↑0.001
3.810
(↓0.05)
5
(-)
ORIX
59733 0.447
(↓0.003)
25.5
(↓1)
8365
(+2)
415
(+3)
65
(-)
56
(+2)
0.235
(-)
2.770
(↓0.01)
6
(-)
西武
44882 0.333
(↓0.003)
40.5
(↓1)
9316
(+2)
466
(+7)
56
(-)
74
(+1)
0.210
(↓0.001)
3.110
(↓0.02)