オリックス(★2対3☆)日本ハム =リーグ戦25回戦(2024.09.22)・京セラドーム大阪=
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日本ハム
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ORIX
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勝利投手:加藤 貴之(10勝8敗0S)
敗戦投手:宮城 大弥(5勝9敗0S)

本塁打
【日本ハム】水野 達稀(6号・3回表2ラン)

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◆日本ハムは1点を追う3回表、水野が2ランを放ち逆転する。その後同点とされて迎えた9回には、代打・松本剛の内野ゴロの間に1点を加え、勝ち越しに成功した。投げては、先発・加藤貴が9回5安打2失点の力投で今季10勝目。敗れたオリックスは、終盤に追いつく粘りを見せるも及ばなかった。

◆日本ハムがオリックス宮城大弥と対戦する。宮城の日本ハム戦は通算10試合で5勝0敗と、日本ハムは宮城にまだ黒星をつけたことがない。今季は82打数15安打、打率1割8分3厘で、打点は9月8日にレイエスが記録した1点だけ。通算でも打率2割1分1厘に抑えられ、本塁打を打ったのは21年杉谷と22年今川2本の2人しかいない。

◆日本ハム水野達稀内野手(24)が貴重な逆転弾を放った。1点先制された直後の3回1死一塁、1ボールからオリックス先発宮城の高めストレートをフルスイング。「打ったのはストレート。最高の手応えでした!」という打球は、右翼スタンドへの6号2ランとなった。引き分け以下でソフトバンクの優勝が決まる試合。通算10試合で0勝5敗と苦手にしている宮城からの勝ち越し弾となった。

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◆日本ハムが競り合いに勝ち、ソフトバンクの優勝を阻止した。引き分け以下でV逸だったが、1点先制された直後の3回1死一塁、水野達稀内野手(24)が右越え6号2ランを放ち、逆転。7回に追い付かれたが9回1死二、三塁、代打松本剛外野手(31)の三ゴロの間に、代走五十幡亮汰外野手(25)が三塁から生還し、再び勝ち越した。対オリックスス宮城はこれまで通算10試合で0勝5敗だったが、初めて黒星をつけた。先発の加藤貴之投手(32)は9回5安打2失点完投し、9年目で自身初の2ケタ10勝目を挙げた。クライマックスシリーズ進出へのクリンチナンバーは1に縮め、最短で23日西武戦(ベルーナドーム)で新庄体制初のAクラス3位以内が確定し、CS進出が決まる。

◆日本ハム新庄剛志監督(52)が、5回の守備から水谷瞬外野手(23)をベンチに下げ、代わりに江越大賀外野手(31)を起用し、中堅の矢沢宏太投手(24)を左翼に移し、江越を中堅に据えた理由について説明した。水谷は2打席目で豪快なスイングをして1度、打席を離れた場面があったが、ケガではなかった。指揮官は試合後「(水谷が)タイミング合ってなかったし。タイミング合ってなかったらもう守備優先で。あそこで水谷君がいい内容だったら代えてなかった」と話した。

◆代走で出場した日本ハム五十幡亮汰外野手(25)が、9回1死二、三塁、松本剛の三ゴロで快足を飛ばし決勝の生還を果たした。「いい緊張感でした。(バットを)振り出すイメージを持って。振り出すところぐらいにスタートを切れるように」と、送球より早く滑り込んだ。ソフトバンクの優勝を阻止する貴重な1点に貢献し「遅れずしっかりスタートを切れたと思いますし、そういうイメージが持てたのでよかったと思います」と振り返った。

◆日本ハムがオリックスに競り勝って、6年ぶりのCS進出へ王手をかけた。負ければ、ソフトバンクのリーグ制覇が決まる試合を1点差で制した新庄剛志監督(52)は「生まれて初めて京セラで勝った気分」と京セラドーム大阪での連敗を5で止めて笑顔。続けて、平謝りした。「ソフトバンクのファンの方たちには申し訳ないですけど、こっちも一生懸命やっているので」と理解を求めた。しぶとく決勝点をもぎ取った。2-2の9回。先頭の万波が二塁打で出塁すると「(相手守備陣に)プレッシャーをかけるために」と代走五十幡を投入。1死二、三塁として、今度は代打で松本剛を起用した。ここでの作戦は「めちゃくちゃ迷った。五十幡君がサードランナー。何でもできるから」。この3年間、いろんな采配に応えてきた、信頼抜群の選手会長だからこそ、攻め手を悩んだ。それでも2人の意思疎通はできていた。松本剛はいろんな作戦の可能性も頭に入れながら「三振とポップフライ以外で(バットに)当てさえすれば、イソ(五十幡)ならセーフだなと思っていた」。新庄監督も「バットに当てさえすれば、何か起こる場面」と最後まで「打て」のサインで貫いた。五十幡には抜かりなくギャンブルスタートを指示し、松本剛は三ゴロ。思惑通りに決勝点を奪った。これでCSクリンチナンバーは「1」。23日西武戦で勝てば、就任3年目で初めてAクラス入りが確定する。CSでは「もう(優勝は)時間の問題でしょ」とシーズンで独走を許したソフトバンクと再戦し、日本シリーズへ勝ち上がる脚本も指揮官の中ではできている。「決めたいですね。決めてしまえば(CSへ向けて)いろいろな作戦も変わってくるし、やりたいこともやれる」。足踏みせず、日本一への挑戦権を得る。【木下大輔】

◆今季2試合目のスタメンマスクをかぶった日本ハム郡司裕也捕手(26)が、加藤貴の2ケタ勝利をお膳立てした。今季は三塁での先発出場が多かったが、伏見の離脱で20日楽天戦に続き"捕手2連勝"。「楽しまなきゃいけないですけど、必死でした」。新庄監督は「サード守っている時より大きく見える」と本職ならではの存在感を感じていた。

◆日本ハムがオリックスとの今季最終戦を制し、この日のソフトバンクの優勝決定を阻止するとともに、CS進出へ王手をかけた。1点を追う3回に水野達稀内野手(24)が一時逆転となる6号2ラン。7回に追い付かれたが9回1死二、三塁で代打松本剛外野手(31)の三ゴロの間に代走五十幡亮汰外野手(25)が三塁から生還した。投げては先発の加藤貴之投手(32)が完投で自身初の10勝目を挙げた。京セラドーム大阪での連敗を5で止め、今季のオリックス戦は12勝12敗1分けで終えた。これでCS進出へのクリンチナンバーは「1」となり、最短で23日西武戦(ベルーナドーム)でチーム6年ぶりのAクラス入りが確定する。試合後の新庄剛志監督(52)の一問一答は以下の通り。新庄監督 生まれて初めて京セラで勝った気分(笑い)。よく勝てましたよ。今日は、もう加藤君で全部行こうって。加藤君を信じて任せました。-加藤貴の投球内容が抜群だった新庄監督 良かったです、本当に。郡司君とのコンビも良かったです。郡司君、キャッチャーになると大きく見えるのは俺だけかな(笑い)。サードの時、ちっちぇーって。なんかでかく見えたな。スローイングはね、ずっとしてなかったんで、練習で補って。伏見君がああいう形でケガして。しっかりカバーしてくれてうれしかったですね。-試合前にソフトバンクが勝利し、引き分け以下ならV逸だった新庄監督 ソフトバンクファンの人たちには申し訳ないですけど、こっちも一生懸命やっているので。時間の問題ですからね。ソフトバンクさんのことより、自分のことでいっぱいいっぱい(笑い)。-23日西武戦で勝てば、CS進出が決定する新庄監督 決めたいですね。決めてしまえばまた、いろいろな作戦も変わってくるし、やりたいこともやれるし-CSをにらんで新庄監督 はい。-加藤貴は初の10勝新庄監督 本人は2ケタ(勝利を)挙げたことがないので、今後の自信にはなると思う。こないだ(10勝目を挙げた)山崎君の時にも言ったように、10勝すれば、また楽にマウンドで楽しく投げられると思うから、さらに期待してマウンドへ送れます。-これまでやられていたオリックス宮城に初めて黒星を付けた新庄監督 打ちのめした感じは全くないですね。水野君のあれ(ホームラン)も、宝くじで当たったみたいなホームランだから(笑い)。-勝ち越した9回の攻撃は代走の五十幡の足が生きた新庄監督 (相手は)プレッシャーになるでしょ。(三塁手の)西野君は捕ってすぐ投げなきゃいけない。そこでちょっと引っかかる。万波君が出たら(代走は)五十幡君で行こうと決めていたんで。プレッシャーをかけるために。-4回の守備から中堅の矢沢を左翼に回し、左翼の水谷に代えて江越を中堅に入れた新庄監督 (水谷は宮城に)タイミングが合っていなかった。タイミングが合っていなかったら、もう守備優先で。あそこで水谷君がいい内容だったら代えていなかった。江越君がね...(8回に)バントでも三振したし。その辺は自覚をもっと持って。-毎日、バント練習はしているが新庄監督 やってる(笑い)。やっているけど、あそこは決めてほしですね。もう松本君の時、めちゃくちゃ(作戦を)迷った。五十幡君がサードランナーで、何でもできるから。でも結果的に、バットに当てさえすれば、何か起こるっていうことを選手全員がわからないといけない場面でしたね。-それが自然にできたってことは成長新庄監督 もう、できていますよ、ずっと。今年に関しては。今までね、これ以上のことを、みんなにさせてきたんで。-これでオリックス戦は12勝12敗1分けのイーブンで終了。負け越さなかった新庄監督 勝ち越したかったですね。でも、負け越さないっていうところが成長であって...もう終わったことなんで。OKですか?

◆日本ハム水野達稀内野手(24)が1点先制された直後の3回1死一塁で一時逆転となる6号2ランを放った。1ボールからオリックス先発宮城の高めストレートをフルスイングし、右翼スタンドに突き刺した。「打ったのはストレート。最高の手応えでした!」。8月20日ロッテ戦以来約1カ月ぶりの本塁打で京セラドーム大阪1号。新庄監督は好投手宮城からの1発に「宝くじで当たったみたい」と話した。

◆オリックスが今季135試合目で「終戦」を迎えた。日本ハムに敗れてCS進出が消滅。中嶋監督は「これだけ借金しているんですからね。いずれ消えるのは分かっているし、試合数考えたらそうですし」。借金14は今季最多タイ。宮城はプロ入り最多128球の熱投も、9回に内野ゴロの間に決勝点を奪われた。パ4連覇を狙ったシーズンとしては寂しい結果に終わったが、指揮官の来季続投が有力視される。球団は3連覇に導いた手腕やマネジメント力を変わらず評価。今季の反省もふまえ、来季の巻き返しに向けたビジョンや戦略を中嶋監督と共有しているとみられる。優勝の道が断たれ、逆転CSを狙った9月もここまで5勝12敗と失速。残り8試合に黒星続きなら責任を感じて退任の可能性も残るが、基本は続投の方向で交渉が進む見通しだ。監督はこの試合後、去就について「何で言わなあかんの」とだけ言い残した。主力に故障や不振が目立ち、優勝争いに絡めなかった。中でも貧打は深刻。得点はリーグ5位で、防御率リーグ2位の投手陣をカバーできなかった。FA加入して打線の軸として期待された西川は好不調が激しいシーズンだった。7回に同点打も、それまで28打席無安打。指揮官は「大きく落とさないようにと、あのクラスの選手なら思いますよね」と注文をつけた。代行から昇格して初めてBクラスに沈んだ中嶋オリックス。王座奪回へ、残り8試合も無駄にできない。

◆日本ハム公式チアチーム「ファイターズガール」の2024年メンバー24人を、「ファイターズガール名鑑」と題して、各メンバーの「エスコン推しグルメ&スポット」「お気に入り写真」などプロフィルを添えて紹介します。2024年のメンバー24人を大紹介!/まとめ出身地石川県ファイターズガール歴1年目ニックネームはっちマイブームキングダムを見ること、サウナエスコン推しグルメトリュフベーカリーの「卵サンド」、海味はちきょうの「イクラのつっこ飯」エスコン推しスポットコンコースどこからでもグラウンドを見渡せるところ、タワーイレブンで試合を楽しみながら入ることができるサウナ私のここを見て!キリッとした見た目とはギャップのある笑顔と全力さお気に入り写真の推しポイント海鮮が大好きで地元に帰った時にお母さんと食べた、おすし屋での1枚!手のひらサイズのおすしの大きさがポイントです!

◆オリックス・西川龍馬外野手(29)が久しぶりの快音でチームに得点をもたらした。1ー2の七回に1死で森が右前打で出塁。杉本は左飛に倒れたが、続く西川の打席で一走・森が二盗に成功して好機を広げた。ここで先発・加藤の低めのフォークをすくい上げて左前に落とし、同点打とした。西川は13日のソフトバンク戦(京セラ)で中前打を放ってから6試合連続安打なし。今回で29打席ぶりとなる安打を記録し、チームに貢献した。

◆日本ハム・水野達稀内野手が0―1の三回1死一塁から、8月20日以来の一発となる6号2ランを放った。宮城の浮いた直球を強振。右翼席に高々と運び「最高の手応えだった」と余韻に浸った。六回の守備では西野の中前に抜けそうなゴロを華麗にさばき、素早く一塁に送球してアウトに。6月下旬から右足首の靱帯損傷で1カ月以上離脱した期間はあったが、プロ3年目で遊撃の定位置を確保。シーズン最終盤で攻守に躍動している。

◆オリックスは九回に勝ち越されて敗戦。今季のBクラスが確定し、クライマックスシリーズ進出の可能性も完全に消滅した。打線は二回に紅林が先制打、七回に西川が一時同点打を放って食らいついたが、九回に先発の宮城が決勝点を献上した。

◆日本ハム・加藤貴之投手はが丁寧に打たせて取り、5安打2失点で完投して自身初の10勝目を挙げた。2―2の九回1死二、三塁から代打松本剛の三ゴロで勝ち越した。オリックスは力投の宮城が九回に力尽き、4位以下が確定した。

◆最後を空振り三振で締めくくると表情を変えず、グラブをポンと軽くたたいた。日本ハム・加藤貴之投手(32)が無四球の2失点完投で10勝目。9年目で初の2桁勝利をマークした。「(相手の)宮城投手は良い投手なので、何とか粘り強く投げようと思っていた」NPBシーズン最少与四球記録(11個)を持つ左腕は、直球は140キロに届かなくても変化球を織り交ぜつつ、内角、外角、高低と抜群の制球力で投げ分けた。前回14日の楽天戦は2桁勝利を意識するあまり5回4失点で黒星。この日は「打者に向かっていく。そこだけでした」。今季最多125球の熱投で、首位ソフトバンクのこの日の優勝を阻止した。京セラドームでの連敗が5で止まり、新庄監督は「生まれて初めて京セラで勝った気分」と声を弾ませた。23日の西武戦(ベルーナ)に勝てば6年ぶり、監督にとっては就任3年目で初のクライマックスシリーズ進出が決まる。「(早く)決めたいですね」と、ナインの思いを代弁した。(加藤次郎)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
84473 0.641
(↑0.003)
M1
(↑1)
9568
(+11)
365
(+5)
107
(+1)
87
(+1)
0.258
(↑0.002)
2.520
(↓0.02)
2
(-)
日本ハム
71548 0.568
(↑0.003)
10
(-)
10510
(+3)
447
(+2)
103
(+1)
85
(-)
0.248
(↑0.001
2.920
(-)
3
(-)
ロッテ
67626 0.519
(↑0.003)
16
(-)
8477
(+7)
478
(+2)
73
(-)
58
(-)
0.250
(↑0.001)
3.230
(↑0.02)
4
(-)
楽天
64643 0.500
(↓0.004)
18.5
(↓1)
12468
(+5)
539
(+11)
70
(-)
85
(-)
0.244
(↑0.001)
3.810
(↓0.05)
5
(-)
ORIX
59733 0.447
(↓0.003)
25.5
(↓1)
8365
(+2)
415
(+3)
65
(-)
56
(+2)
0.235
(-)
2.770
(↓0.01)
6
(-)
西武
44882 0.333
(↓0.003)
40.5
(↓1)
9316
(+2)
466
(+7)
56
(-)
74
(+1)
0.210
(↓0.001)
3.110
(↓0.02)