オリックス(☆2対1★)日本ハム =リーグ戦24回戦(2024.09.21)・京セラドーム大阪=
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日本ハム
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ORIX
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勝利投手:椋木 蓮(1勝1敗0S)
敗戦投手:田中 正義(4勝4敗19S)
  DAZN
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◆オリックスがサヨナラ勝利。オリックスは1点を追う9回裏、杉本の適時打が飛び出し、土壇場で同点とする。なおも続く好機で渡部が適時打を放ち、試合を決めた。投げては、4番手・椋木が今季初勝利。敗れた日本ハムは、先発・北山が好投を見せるも、2番手・田中正が誤算だった。

◆日本ハム矢沢宏太投手(24)が、1軍に昇格した。今季は5月下旬から中継ぎ投手として1軍昇格し、17試合に登板。1勝2敗3ホールドをマークしたが、6月24日に登録抹消し、2軍で再調整していた。今回は主に野手としての合流で「チームとしても大事な時期。ここでしっかりアピールしていきたい」と気を引き締めた。投手で得た経験を生かす。「(前回1軍で)ピッチャーだけやって感じた部分を自分の野手として生かしていくみたいな感じ。あの、こういうバッターいいなとは思いながら、はい、投げてたんで。それを自分でも実践してみる感じ。バッティングの方はだんだん良くなってきました」と手応えを口にした。2軍では主に指名打者での出場だったが、17日のイースタン・リーグヤクルト戦(鎌ケ谷)から3試合連続で外野を守り、個別練習を取り入れながら守備面も磨いてきた。18日のヤクルト戦では1番左翼でスタメン出場し、先頭打者弾を放つなど打撃にもスイッチが入った。新庄監督からは「守備もやっているんだね」と連絡が届き、矢沢は「見てくれてるんだなっていう感じでした。ここでしっかり自分でやることをやっていきたいなと思います」。22ドラフト1位の"二刀流"が、今回は野手としての出陣をイメージし、キバを研ぐ。

◆日本ハムの二刀流、矢沢宏太投手(24)が1軍昇格即「6番・左翼」でスタメン出場する。今季は中継ぎ投手としての出場はあるが、野手として打席に立つのは初。ドラフト1位で入団したルーキーイヤーの昨季は、4月30日ソフトバンク戦で本塁打も放つなど打撃センスも高く、このタイミングで呼んだ新庄監督の勘ピューターがさえるか。18日のイースタン・リーグヤクルト戦では1番左翼でスタメン出場し、先頭打者弾。2軍では主に指名打者での出場だったが、17日のイースタン・リーグヤクルト戦から3試合連続で外野を守り、個別練習を取り入れながら、守備面も磨いてきた。ちなみに田宮裕涼捕手(24)が今季初めて2番に入る。

◆オリックス山下舜平大投手(22)が3回まで9K、アウトすべてを三振で奪う離れ業を演じた。1回は万波、田宮、清宮を3者連続の空振り三振。2回は安打と死球で無死満塁の大ピンチを再び3者三振で脱出した。松本剛はカーブで空振り、水野は直球で見逃し、石井も直球で空振りの三振とした。再び1番を迎えた3回も3者連続空振り三振、これで6者連続三振となった。4回先頭のレイエスは左飛で、連続奪三振はストップしたが、1三振を加え4回で早くも2桁10奪三振となった。

◆日本ハムの二刀流、矢沢宏太投手(24)が1軍昇格即「6番・左翼」でスタメン出場し、今季初打席で二塁への内野安打を放った。2回無死一、二塁、2ストライクと追い込まれた中、オリックス山下のフォークをバットの先で捉え、快足を生かし内野安打にした。無死満塁のチャンスをつくったが、後続が山下に3者連続三振に切って取られ、先制点はつかめなかった。矢沢は今季、中継ぎ投手としての出場はあるが、野手として打席に立つのは初。2軍では14日のイースタン・リーグ楽天戦で5打数4安打、18日の同ヤクルト戦では1番左翼でスタメン出場し、先頭打者本塁打を放つなど調子を上げてきていた。内野安打とは言え、初打席で好投手山下から初安打。俊足も含めた、好機での活躍に注目だ。

◆日本ハムが原点回帰の「せこせこ野球」で難敵から先制点をもぎ取った。5回1死一、三塁。今季初めて2番に入った田宮裕涼捕手がスクイズを成功。4回までに10三振を奪われたオリックス山下の牙城を崩した。緊張感あふれる攻防だった。初球から、田宮は山下が投球すると同時にバットを寝かせた。三塁走者の水野はスタートを切らず、田宮は外角高めのボール球にバットを引いた。山下は2球目を投じる前に一塁へけん制。田宮の様子をうかがってから2球目を投じた。田宮は1球目と同様にバントの構えからボール球を見極めた。3球目はバントの構えをしなかった田宮。カウント2-1。山下は再び一塁へけん制も全く動じなかった田宮は、4球目で三たび、バットを寝かせた。水野もスタート。ここで仕掛けたスクイズが決まり、先制点を奪った。田宮も「しっかり仕事ができてよかったです」と笑顔を見せた。この日は投打二刀流で、今季は投手で初勝利を挙げた矢沢を野手として初スタメン起用する大胆策も打って出た新庄監督。就任3年目でまもなく初進出が決まるCSへ向けて、今季開幕前に掲げた相手が防げない点の取り方をする「せこせこ野球」を勝負どころでさく裂させた。【木下大輔】

◆/追い込まれてからコンパクトに\うまくセンターへ弾き返した#杉本裕太郎 同点タイムリー?プロ野球(2024/9/21)??オリックス×日本ハム??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #bs2024 pic.twitter.com/Bszlife4St

◆日本ハムがサヨナラ負けを喫し、CS王手がお預けになった。1点リードの9回に守護神の田中正義投手(30)が2失点し、まさかの敗戦となった。0-0の5回1死一、三塁で田宮裕涼捕手(24)がスクイズを決め先制。先発の北山亘基投手(25)が8回4安打無失点と好投したが、最後にひっくり返された。甲子園での6月18日阪神戦から、苦手にしていた関西遠征の連敗は7に伸びた。

◆動画は下記Xロゴをクリックすると見られます/エリア0が打撃で魅せた\#渡部遼人 サヨナラタイムリーオリックスは連敗を8でストップ?プロ野球(2024/9/21)??オリックス×日本ハム??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #bs2024 pic.twitter.com/9FeOfPw8OB

◆オリックスが日本ハムに逆転サヨナラ勝ちし、連敗を8で止めた。負ければCS消滅の可能性もあったが、土壇場で踏みとどまった。1点を追う9回、代わった田中正からまず同点。最後は途中出場の渡部が決めた。1死満塁から右前にライナーで運んだ。プロ初の殊勲に「自分でもびっくり。代打を出されずに送ってくれた」。打率1割台の伏兵はベンチの期待に応えたい一心だった。8連敗中はわずか9得点と深刻な貧打。完封負け直前からのうっちゃりで、少しは留飲が下がった。杉本の同点打はチーム84イニングぶりの適時打。中嶋監督は「本当に欲しがっていた。全員そういう気持ち。つながっていくのが久々に見えた」と喜んだ。故障から復帰戦の森も9回安打で逆転を演出。杉本は「明日もっと早い段階でピッチャーを援護したい」と誓った。▽オリックス山下(3回まで9奪三振など自己最多12奪三振で6回1失点)「真っすぐの感覚が良かった。思った以上に相手打者が苦しんでいた」▽オリックス椋木(右肘手術を経て2年ぶり白星)「先発でない勝利ですけど、同期の(渡部)遼人が決めてくれてうれしかった」

◆日本ハムが痛恨の逆転サヨナラ負けを喫した。1-0の9回に登板した守護神の田中正がリードを守れなかった。これでチームは関西遠征で6月18日阪神戦(甲子園)から7連敗。京セラドーム大阪では5連敗となった新庄監督は「この球場で、本当この負け方...何回見てきたか。やっぱ、バファローズファンの声援が選手に伝わっている感じがしますね」と敵地のパワーに舌を巻いた。虎の子の1点で逃げ切りたかった。4回までに10三振を奪われたオリックス山下から5回に田宮のスクイズで先制点を奪った。「やるぞ、やるぞ、やらないぞ...で、やる」と2球目までバントの構えだけをさせ、3球目は見逃し、4球目で作戦を遂行。両ベンチの駆け引きを制した会心の得点で先行も連勝は3で止まり、CS進出へのクリンチナンバーも3で小休止。「また明日、楽しんでいきます」と指揮官は気持ちを切り替えて球場を後にした。

◆日本ハム北山亘基投手が8回無失点と好投した。「最後は球速が落ちたけど、集中力は最後まで切らさずに投げられた」。ただ、チームは逆転サヨナラ負けで6勝目はお預け。「僕自身(中継ぎの時に)先発投手の勝ちを消した試合もあった。当時、上沢さんに『気にしなくていいから、次また頑張ろう』と言ってもらえたのを今でも覚えている。次またみんなで良い形で勝てるように、しっかりやりたい」と話した。

◆日本ハム田宮裕涼捕手(24)がスクイズを一発で決めた。5回1死一、三塁で初球と2球目はバントの構えからボール球を見逃し、3球目は構えも見せずに見逃し。スクイズの雰囲気を醸し出しながらの「待て」でカウント2-1とし、4球目で出たスクイズのサインをきっちり決めた。「しっかり仕事ができてよかったです」と振り返ったが、試合はサヨナラ負け。悔しい幕切れとなった。

◆日本ハムの二刀流、矢沢宏太投手(24)が1軍昇格即「6番左翼」でスタメン出場し、2安打を放った。2回の今季初打席で二塁内野安打を記録すると、9回にも一塁へ内野安打。サヨナラ負けで最短CS進出決定は23日に後退したが、ポストシーズンへ向けた新たなキーマンが出てきた。矢沢が打者として元気に戻ってきた。2回無死一、二塁。2ストライクと追い込まれた中、山下のフォークをバットの先で捉え、快足を生かし内野安打。「いいピッチャーなので、きれいなヒットは狙ってなかった。何とか食らいついて。結果的にヒットになって良かったです」。9回にも一塁強襲の強い打球で、2安打を記録した。打線は山下に対して、3回まですべてのアウトを三振で奪われた。新庄監督は「きょうは矢沢君しか合ってないかなっていうぐらいファウルを(打って粘っていた)。十分な活躍はしてくれました」。試合前に指揮官から「とにかく楽しんで」と声をかけられた矢沢は「楽しめました。もっと打球速度だったり、いい内容にしていきたい」と次を見据えた。2年目の今季は5月に一度、投手として1軍昇格し、6月7日ヤクルト戦でプロ初勝利。その後の2軍再調整は二刀流として腕を磨き、今回は野手で抜てきされた。「ピッチャーだけやって感じた部分を野手として生かす。こういうバッターいいなと思いながら投げていた。それを実践してみる感じ」。自身の特徴を生かし、打者としてもレベルアップしてきた。6年ぶりのCS進出決定は目前。このタイミングで呼ばれたことを意気に感じている。「チームとしても大事な時期。ここでしっかりアピールしていきたい」。打って走って、さらに投げられる矢沢が、日本一へ向けた貴重な戦力になる。

◆日本ハム新庄剛志監督(52)が試合前練習で、フランミル・レイエス外野手(29)に水谷瞬外野手(23)の"臨時コーチ"をお願いした。試合後、その理由について説明した。新庄監督 水谷君がちょっとヘッドを使えてなくて、ボールを捉えてなくて滑る感じで、今ちょっとあんまりよくないんで。ポイントが近いし。僕が言うより、いま絶好調のバッターから言う方が説得力があるじゃないですか。だからお願いして。モーレは「ボスが俺に教えてくれたじゃないか」って。「ポイントを前にして高いボールを。それで良くなったんだから」って。「いやいや説得力が違うからモーレ頼む」って。事前に八木打撃コーチに「こうこうこうでモーレが教えますので」と、筋を通してからの"オファー"だった。

◆5位オリックスが敗れ、4年ぶりにシーズン4位以下が確定。CS進出の可能性が消滅した。リーグ4連覇を狙ったシーズンは寂しい結果に終わった。2回に紅林の適時打で1点先制。先発宮城が3回に水野に逆転2ランを浴びた。7回に西川の適時打で追いついたが、9回は代打松本剛の内野ゴロの間に勝ち越し点を許した。今季135戦目での「終戦」となった。

◆日本ハム戦前に、大阪の街を明るくすることに貢献した地元のヒーローが始球式を行う「なにわのHERO特別始球式」が実施され、「第三十四回伊藤園お~いお茶新俳句大賞」で最高位の文部科学大臣賞に輝いた10歳の小林渡さん(大阪市在住)が登板した。「初めてのマウンドでかなり緊張したけど、投げられてよかった」。投球の感想を即興で俳句にし「テレビより スケール大きい スタジアム」と振り返った。

◆オリックス・山下舜平大投手(22)は6回1失点と好投したが、援護に恵まれず、勝利投手の権利を得ることができなかった。一回は3者連続三振の快調な滑り出し。二回に無死満塁のピンチを招くも、再び3者連続三振を奪ってしのいだ。三回も3者連続三振に仕留めて、6者連続三振を記録した。しかし、五回に1死一、三塁で田宮にスクイズを許して先制点を献上。6回を投げ切り、4安打1失点、自己最多の12奪三振を記録して降板。今季4勝目の権利を得られなかったが、実力を示した。

◆オリックスは途中出場の渡部の劇打で勝利。連敗を8で止めた。 先発の山下舜平大は自己最多の12奪三振を記録し、6回1失点と好投したが、援護がないまま降板した。打線は七回まで散発3安打。八回に初めて二塁まで走者を進めたが、代打・紅林、広岡が凡退して無得点に終わった。九回は2本の安打で一、三塁と再び好機を作り、杉本がチーム84イニングぶりの適時打で土壇場で同点に追いついた。その後、1死満塁とチャンスを広げ、途中出場の渡部が右前にサヨナラ打を放って勝敗を決した。

◆日本ハムはサヨナラ負けで連勝が3でストップした。1ー0の九回に抑えの田中正が5番・杉本に同点中前打、1死満塁で途中出場の渡部に右前へのサヨナラ打を浴びた。新庄監督は「バファローズファンの声援が選手に伝わっている感じがしますね。打った方が素晴らしい」と脱帽した。先発の北山は8回4安打無失点と好投。今季6勝目は消えたが「チーム全体で戦っている。良いときもあれば悪いときもある。またみんなで良い形で勝てるようにやりたい」と語った。指揮官は「良かったですね」と右腕を評価。その上で「また明日、楽しんでいきます」と前を向いた。

◆抑えの田中正が打たれた日本ハムは逆転サヨナラ負けで連勝が3で止まった。このカードは敵地で6連敗。新庄監督は「この負け方、何回、見てきたか。バファローズファンの声援が選手に伝わっている感じがする」と苦笑交じりだった。打線も五回のスクイズによる1得点どまり。山下に6回で12三振を奪われ、「球の勢いがあった。山下君がすごく良かった」と相手先発をたたえた。

◆貧打にあえぐオリックスが八回まで無得点の重い空気を九回に打ち破って連敗を8で止めた。杉本裕太郎外野手の適時打で追い付き、途中から出場していた渡部遼人外野手がサヨナラ打。「実感がない。何とか当てることを意識していた」と声を弾ませた。慶大からドラフト4位で入団して3年目の外野手。俊足と守備力が売りで打席に立つ機会は少なく、試合前まで通算14安打で4打点だった。「一個ずつ結果を残していかないといけない。代打を出されないような選手になりたい」と打力アップを誓った。

◆オリックスは、今季8度目のサヨナラ勝利で連敗を8で止めた。九回にけがから復帰した森が好機を広げ、杉本がチーム84イニングぶりのタイムリーとなる同点打。途中出場の渡部がプロ初のサヨナラ打で試合を決めた。中嶋監督は「誰もが(適時打を)欲しがっているところで、結果になって本当によかった」と安堵の表情。3位ロッテとは8・5ゲーム差とCS進出は厳しい状況だが「いい形で終えなきゃいけない」と力を込めた。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
83473 0.638
(↑0.002)
M2
(↑2)
10557
(+3)
360
(+2)
106
(+1)
86
(+1)
0.256
(-)
2.500
(-)
2
(-)
日本ハム
70548 0.565
(↓0.004)
10
(↓1)
11507
(+1)
445
(+2)
102
(-)
85
(-)
0.247
(↓0.001)
2.920
(↑0.01)
3
(-)
ロッテ
66626 0.516
(↑0.004)
16
(-)
9470
(+7)
476
(+1)
73
(+1)
58
(-)
0.249
(-)
3.250
(↑0.02)
4
(-)
楽天
64633 0.504
(↓0.004)
17.5
(↓1)
13463
(+2)
528
(+3)
70
(+1)
85
(+1)
0.243
(↓0.001)
3.760
(-)
5
(-)
ORIX
59723 0.450
(↑0.004)
24.5
(-)
9363
(+2)
412
(+1)
65
(-)
54
(-)
0.235
(-)
2.760
(↑0.02)
6
(-)
西武
44872 0.336
(↓0.002)
39.5
(↓1)
10314
(+1)
459
(+7)
56
(+1)
73
(-)
0.211
(-)
3.090
(↓0.02)