ロッテ(☆7対1★)西武 =リーグ戦22回戦(2024.09.21)・ZOZOマリンスタジアム=
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西武
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ロッテ
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勝利投手:小島 和哉(11勝10敗0S)
敗戦投手:松本 航(1勝9敗0S)

本塁打
【西武】野村 大樹(4号・3回表ソロ)
【ロッテ】佐藤 奨真(4号・2回裏ソロ)

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◆投打のかみ合ったロッテが完勝。ロッテは初回、角中の適時三塁打で2点を先制する。続く2回裏には、佐藤のソロとソトの適時打で3点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・小島が7回1失点7奪三振の好投で今季11勝目。敗れた西武は、先発・松本が試合をつくれなかった。

◆ロッテのポランコは今季22本塁打のうちZOZOマリンスタジアムで14本をマーク。昨季は同球場で17本を打っており、ZOZOマリンスタジアムでシーズン15本以上を2度記録すれば、19年に16本、21年に18本打ったレアード以来2人目。2年連続だと球団初の記録となる。西武戦は今季6本塁打で、7月31日には1試合3発をマーク。今日は本拠地で1発を打てるか。

◆西武は攻守ともに精彩を欠き、今季初の4連勝を逃した。先発の松本は初回、先頭岡の飛球を源田が落球するなどして無死一、三塁のピンチを招くと、角中に2点適時三塁打を浴びた。続く2回にも3点を失い、2回5失点(自責4)で降板。「今日から6連戦に挑む大事な初戦で、2イニングでマウンドを降りることになってしまい、本当に申し訳ないと思っています」と肩を落とした。打線も振るわなかった。3回に野村大がソロを放ったが、得点はその1得点のみ。ロッテ先発の小島の前に7回1失点に抑えられた。これで小島に対しては、22年8月からシーズンをまたいで10連敗となった。

◆ロッテ小島和哉投手(28)が自己最多の11勝で、4位楽天とのゲーム差を1・5に広げた。序盤はマリンの風に惑わされた。1死一塁から西武西川に自身の足の間を抜ける中前打を許すと、打ち取った当たりだけに悔しそうな表情を浮かべた。その後も秒速8メートルの風で制球に苦しみ、四球で2死満塁のピンチ。「風も思ったより強くて、変化球の曲がり方も1球1球違ったので、どうしようかなと思ってました」。だが、ずっと投げてきたホーム。「悪い時こそ丁寧に、勢いよくどんといかないようにっていうのは、ピンチの場面とかで思っていた」と、冷静に外崎を右飛に仕留めた。7回を野村大のソロによる1点のみにまとめた。この日、登場曲をポルノグラフィティのメリッサに変更した。昨オフに出演したラジオ番組「土田晃之 日曜のへそ」で「小島和哉投手の登場曲に使ってほしい曲」のテーマで募り、出演者の新内眞衣が希望した曲。小島は「こんな熾烈(しれつ)な争いをしている時に...。もっと序盤に使っとけばよかった」と苦笑いだったが、結果的に勝ち曲となった。吉井監督からは「本当にいつもローテーションでミスしないで守ってくれますし、イニングもしっかり投げてくれるので、ありがたいです」と感謝された。公式戦主催試合の観客動員数が180万5464人となり、昨季(180万3994人)を上回り過去最多を更新。連日多くのファンが詰めかける中で奮闘する左腕は「立ち上がりからフルパワーで行くのはシーズン最初も後も変わらない」。勝利のために全力で腕を振る。【星夏穂】

◆ロッテ・佐々木朗希投手(22)が22日の西武戦(ZOZOマリン)に先発する。キャッチボールをして調整し、クライマックスシリーズ進出に向けて勝利を誓った。「前回登板の良かった部分は継続して、悪かった部分は修正しながらしっかりと投げることが出来ればと思っています。自分のボールを投げ切ってチームの勝利に貢献できればと思っています」今季は16試合の登板で8勝5敗、防御率2・56。前回15日の西武戦では七回にプロ初の危険球で退場となっていた。今季の登板機会は同戦を含めて残り2試合が見込まれ、3年目に記録したキャリアハイに並ぶ9勝目、そして5年目で初の2桁到達のためにも負けられない。

◆ロッテ・佐藤都志也捕手(26)が「7番・捕手」で出場し、五回までにサイクル安打達成へ王手をかけた。三塁打が出れば偉業達成となる。第1打席の二回に8月10日以来の4号ソロを放ち「積極的に振りに行った結果いい形になってくれました」とうなずくと勢いに乗った。三回は右前打、五回は中二塁打を放った。初出場した7月24日のオールスター第2戦(神宮)でも二回に左前打、三回に左翼フェンス直撃の二塁打、四回に右中間三塁打を記録。その後はサイクル安打達成となる本塁打こそ出なかったが、二塁打を2本放って、最優秀選手賞(MVP)に選ばれていた。

◆ロッテが連敗を4で止めた。小島は序盤のピンチで粘り7回1失点で自己最多更新の11勝目。打線は一回に角中の2点三塁打で先制し、二回に佐藤の本塁打などで3点、三回は捕逸などで2点を加えた。西武は松本が崩れた。

◆ロッテは今季主催試合の観客動員数が180万5464人となり、過去最多を更新したと発表した。これまでは昨季の180万3994人が最多だった。

◆〝西武キラー〟ぶりを発揮した。ロッテ・小島和哉投手(28)が7回6安打1失点に抑え、6年目で自己最多の11勝目を記録。2022年8月6日から続く球団新記録の対西武戦の連勝も10に伸ばした。「チームが勝てたのでそれに尽きる。なんとか七回まで投げられてよかった」風速10メートルを超えて一球ごとに変化球は違う曲がりとなり苦戦。無失点に抑えたが一、二回と三塁まで走者を許して計48球を費やした。それでも「悪い時こそ丁寧に」と言い聞かせ、四回以降は二塁すら踏ませない投球で調子を上げていった。試合前には吉井監督やコーチ、選手だけでなく裏方も集めてチーム関係者全員でのミーティングが開催された。各々が意見を述べ、小島は「また新たに残りの試合を頑張ろうという話をした。みんなで勝ち取った1勝だった」と感謝した。連敗は4でストップ。3位のチームはクライマックスシリーズ進出を争う4位楽天と1・5ゲーム差に広げた。(森祥太郎)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
83473 0.638
(↑0.002)
M2
(↑2)
10557
(+3)
360
(+2)
106
(+1)
86
(+1)
0.256
(-)
2.500
(-)
2
(-)
日本ハム
70548 0.565
(↓0.004)
10
(↓1)
11507
(+1)
445
(+2)
102
(-)
85
(-)
0.247
(↓0.001)
2.920
(↑0.01)
3
(-)
ロッテ
66626 0.516
(↑0.004)
16
(-)
9470
(+7)
476
(+1)
73
(+1)
58
(-)
0.249
(-)
3.250
(↑0.02)
4
(-)
楽天
64633 0.504
(↓0.004)
17.5
(↓1)
13463
(+2)
528
(+3)
70
(+1)
85
(+1)
0.243
(↓0.001)
3.760
(-)
5
(-)
ORIX
59723 0.450
(↑0.004)
24.5
(-)
9363
(+2)
412
(+1)
65
(-)
54
(-)
0.235
(-)
2.760
(↑0.02)
6
(-)
西武
44872 0.336
(↓0.002)
39.5
(↓1)
10314
(+1)
459
(+7)
56
(+1)
73
(-)
0.211
(-)
3.090
(↓0.02)