ヤクルト(★6対7☆)中日 =リーグ戦24回戦(2024.09.20)・明治神宮野球場=
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中日
40000030071203
ヤクルト
00110202061103
勝利投手:勝野 昌慶(1勝1敗0S)
(セーブ:マルティネス(1勝3敗40S))
敗戦投手:田口 麗斗(1勝4敗7S)

本塁打
【中日】村松 開人(1号・1回表ソロ),福永 裕基(5号・1回表ソロ),細川 成也(21号・1回表2ラン)
【ヤクルト】並木 秀尊(1号・3回裏ソロ),村上 宗隆(29号・6回裏2ラン),村上 宗隆(30号・8回裏2ラン)

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◆中日は初回に村松、福永、細川の本塁打で一挙4点を先制する。その後同点とされるも、7回表に村松の適時三塁打などで3点を挙げ、再びリードを奪った。投げては、守護神・マルティネスが今季40セーブ目。敗れたヤクルトは、8回に村上の2ランで1点差に迫るも及ばなかった。

◆中日が01年8月26日巨人戦(東京ドーム)以来、23年ぶりの初回1イニング3本塁打を放った。1死で村松開人内野手(23)がヤクルト先発サイスニードから先制1号ソロを放つと、福永裕基内野手(28)が5号ソロで続いた。石川昂が四球で出塁すると細川成也が初球ストレートを一振り。左中間への21号2ランで一気に4点を奪った。細川は「(初球を)一発で仕留めることができた。前の打者の良い流れに乗ることができて良かった」。攻撃力不足に苦しみ3年連続下位低迷の責任を取り退任する立浪監督を喜ばせた。中日の1イニング3本塁打は13年8月28日ヤクルト戦以来。▽中日村松(初回先制1号ソロ)「なんとか入ってくれました。初回にまずは先制できて良かったです」▽中日福永(初回5号ソロ)「良いカウントだったので、しっかり振れるボールを待っていました。自分も(村松に)続けて良かったです」

◆ヤクルト村上宗隆内野手(24)が4年連続5度目の30本塁打を達成した。6回無死一塁で右翼へ同点の29号2ラン。さらに8回無死一塁で左翼へ広角の30号2ランを運んだ。節目の一発に「少し詰まりましたが最後は風が押してくれました」と感謝。9月に入ってから量産態勢に入りつつあり、セ・リーグでは一番乗りで大台に達した。2年ぶり3度目の本塁打王へも前進している。

◆最下位中日がヤクルトに競り勝ったが、4年連続のBクラスが確定した。01年8月26日巨人戦(東京ドーム)以来、23年ぶりの初回1イニング3本塁打で試合の主導権を握ったが、一時は同点に追い付かれた。7回に3得点で突き放し、何とか1点差で勝利。5位ヤクルトに対し、ゲーム差なしで接近した。しかしクライマックスシリーズ進出の可能性は完全に消滅した。チームは3年連続最下位の危機を迎えており、すでに立浪和義監督(55)が責任を取って、今季限りの退任を表明している。

◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレイバック】ドジャース大谷翔平の快挙にヤクルトつば九郎も感激!神宮球場からメッセージ。ヤクルト-中日戦では大谷に負けじと空中くるりんぱなどで奮闘しました!

◆ヤクルト・サイスニード投手(31)が先発。一回に中日打線に3本塁打を浴び、いきなり4点を失った。右腕は一回1死から村松に逆方向となる左翼席最前列へソロを浴びると、続く福永には内角球を完璧に捉えられ左翼席へ2者連続被弾。4番の石川昂には四球を与え、続く細川に左中間へ2ランを許した。立浪和義監督(55)が18日に今季限りでの退任を表明後、初の試合となった中日打線にいきなり一発攻勢をかけられた。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(24)が2点を追う六回、右翼席へ同点に追いつく29号2ランを放ち「カーブでしたが崩されることなく、しっかりと捉えることができた」と語った。2―4の六回無死一塁。小笠原に対しフルカウントからの6球目、カーブを力強く振り抜いた。打球は右翼席へと一直線。村上はバットを振り抜いたままほとんど動くことなく打球を見つめ、〝確信歩かない弾〟を見せつけた。自身4年連続となる30本塁打以上まであと1本とし、通算220本塁打に到達。プロ7年目までの通算本塁打数では元西武・清原和博の222本に次いで、元阪神・田淵幸一と並ぶ歴代2位となった。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(24)が八回、逆方向となる左翼席へ2ラン。2打席連発で今季セ・リーグ一番乗り、自身4年連続となる30本塁打をマークし「少し詰まりましたが、最後は風が押してくれました」と語った。4―7の八回無死一塁。清水のフォークボールをすくい上げ、高々と舞い上がった打球が左翼席へ着弾した。球団では16-19年のバレンティン以来の4年連続30号。通算221本塁打に到達し、プロ7年目までの通算本塁打数では元西武・清原和博の222本に次いで、歴代単独2位となった。

◆中日が打ち勝った。一回に村松、福永、細川の3本塁打で計4点。同点の七回は村松と福永の連続適時三塁打などで3点を勝ち越した。勝野が今季初勝利、マルティネスが40セーブ目。ヤクルトの村上は2発で4年連続の30号到達。

◆中日は連敗を3で止めたものの、他球場の結果を受けて4年連続の4位以下が確定した。今季限りでの辞任が決まっている立浪監督は「細かいミスも出ている」と気を引き締めた。残り8試合。クライマックスシリーズ(CS)進出の可能性はなくなったが、3年連続最下位は阻止したいところ。監督は「しっかり反省して次につなげていけるように一試合一試合、やっていく」と話した。

◆セ・リーグ5位のヤクルトは両軍計6本塁打の空中戦に敗れ、中日にゲーム差なしに迫られた。村上宗隆内野手(24)が2打席連発で4年連続の30号をマーク。先発のサイスニード(31)が一回から4失点するなど、投手陣が粘れなかった。高津監督の主な一問一答は以下の通り。――打ち合いの展開「立ち上がりは、ないね。ちょっと真っすぐばっかりになったわけじゃないだろうけど、あれだけ長打というか、食らうわけだからね。もうちょっと丁寧に入ってほしかったなっていう感じですね」――一回の失点が響いた「いや、大きいですよ。よく追いついてね、ゲームにはなりましたけど、先発投手としてどうかなと思いましたね」――村上の2発はチームを勢いづけた「その前のミンゴ(サンタナ)も良いし、後ろのオスナも良い。今、良い形のクリーンアップかなと。ムネの一発で点が取れるっていうのは非常に良い形だと思うし、やっぱり相手からしてもムネが当たってくる、長打が出てくるっていうのは非常に嫌なのかなとは思います」――今日も青木が出てからムードが変わった「ね、すごいね。いろいろ情報っていうか、どのぐらいで、どんな角度できてとかっていうのを聞いて、ポーンと打つわけだから。さすがだなと思いましたね」――田口が踏ん張れず「うーん、今日は特に球が走ってなかったように見えましたね。一生懸命やってはいるんだろうけども、少し球にキレがないというか。うん、そういうふうに映りました」――明日は中日との今季最終戦「もう全員で勝ちたいなと思います。戦力を余すことなく、全員使い切ってでも勝ちにこだわりたいなと思います」――村上は4年連続30本塁打「求めるところが非常にこちらも高いし、本人も目指してるところはこんなところじゃないとは思います。三冠王を取るぐらいの男なので、もっともっと、っていう数字も気持ちもあるとは思います。打てないときもあったけど、こうして30本打ったわけなので、それは素晴らしいことだと思います。他にもまだまだ、これから成長していくためには改善していかなきゃいけないところもあるのかなという感じです」――右にも左にも打てるのが特徴「一番評価できるのは左中間。(四回の)ツーベースだよね。追い込まれてからああいう打ち方したら、それこそ三振も減るし、率も残るし、打点も増えるだろうし、本塁打が増えるかどうかはちょっと別として、ああいうバッティングを全方向にできるようになればとは思います」

◆日本でプレーする大砲も歴史を刻んだ。ヤクルト・村上宗隆内野手(24)が2打席連発。リーグ一番乗りで、自身4年連続となる30本塁打に乗せ「結果として、という感じ。目標はもうちょっと高いところにあったので。また明日打てるように頑張りたい」と冷静に語った。六回は小笠原のカーブを捉え「良い形で打てた」と右翼席へ同点2ラン。八回は清水のフォークボールをすくい上げ、逆方向となる左翼席まで運んだ。球団で4年連続30号到達は16―19年のバレンティン以来4人目。計5度は池山隆寛、山田哲人と並ぶ歴代2位となった。この日、目覚めてスマートフォンの画面を開くと米大リーグ、ドジャースの大谷翔平が前人未到の「50本塁打、50盗塁」を達成したニュースが飛び込んできた。「すごいの一言。日本人でもやれるんだっていうことを世界で証明して、米国の選手でも達成できなかったことをやって、すごく尊敬できる存在」。昨年のWBCで共闘した大谷の快挙も力に変えた。ここ10戦で7発と量産態勢。プロ7年目までの通算本塁打数は1位の清原和博(西武)の222本に次ぐ、歴代単独2位の221本。本塁打とともに78打点もリーグトップに浮上した村上が、最後までファンを魅了する。(浜浦日向)?ヤクルト・村上が1試合2本塁打を放ち、今季30号。シーズン30本以上は2021年から4年連続で通算5度目。新人から7年目までに5度記録したのは最多タイで巨人・原辰徳、西武・清原和博に次いで3人目。左打者では初。?通算221本塁打。7年目までの通算本塁打数では阪神・田淵幸一の220を抜き、清原の222に次ぐ2位。?ヤクルト(前身を含む)の選手がシーズン30本以上を5度記録したのは日本選手最多で池山隆寛、山田哲人に次いで3人目。左打者は初。最多はバレンティンの8度。4年連続は池山(5年)、ペタジーニ(4年)、バレンティン(4年)に次いで4人目。?ヤクルトで通算221本塁打は若松勉の220を抜いて歴代6位。球団記録は池山の304。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
72557 0.567
(↑0.004)
M6
(↑2)
9426
(+8)
361
(+2)
78
(+1)
54
(+1)
0.244
(↑0.001)
2.520
(-)
2
(-)
阪神
70596 0.543
(↓0.004)
3
(↓1)
8464
(+6)
395
(+9)
64
(-)
36
(-)
0.245
(↑0.001)
2.490
(↓0.06)
3
(1↑)
DeNA
65623 0.512
(↑0.004)
7
(-)
13481
(+9)
458
(+6)
95
(+2)
60
(+2)
0.256
(↑0.001)
3.060
(↓0.02)
4
(1↓)
広島
64625 0.508
(↓0.004)
7.5
(↓1)
12385
(+2)
378
(+8)
51
(-)
56
(-)
0.238
(-)
2.560
(↓0.01)
5
(-)
ヤクルト
56734 0.434
(↓0.004)
17
(↓1)
10464
(+6)
518
(+7)
95
(+3)
61
(-)
0.240
(↑0.001
3.660
(↓0.03)
6
(-)
中日
55728 0.433
(↑0.004)
17
(-)
8353
(+7)
457
(+6)
64
(+3)
37
(-)
0.242
(↑0.001
3.010
(↓0.02)