ソフトバンク(★0対3☆)日本ハム =リーグ戦23回戦(2024.09.18)・みずほPayPayドーム福岡=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
日本ハム
0100010013501
ソフトバンク
0000000000900
勝利投手:伊藤 大海(13勝4敗0S)
敗戦投手:大関 友久(8勝4敗0S)

本塁打
【日本ハム】レイエス(21号・9回表ソロ)

  DAZN
チケットぴあ ソフトバンク戦チケット予約 日本ハム戦チケット予約
◆日本ハムは2回表、水野の犠飛で1点を先制する。その後2-0となって迎えた9回には、レイエスのソロで貴重な追加点を奪った。投げては、先発・伊藤が9回無失点の快投。自身2試合連続の完封で今季13勝目を挙げた。敗れたソフトバンクは、打線が9安打を放つも、つながりを欠いた。

◆先発したソフトバンクの大関友久投手(26)が何らかのアクシデントがあった模様で緊急降板した。6回のマウンドに上がり、投球練習を途中でやめ、トレーナーとともにベンチへと下がった。その後交代が告げられ、尾形崇斗投手(25)が緊急で登板した。大関は初回は3人斬りで好スタートを切ったが、2回1死からマルティネス、万波に連打を許し、一、三塁から水野に中犠飛を浴びて先制点を献上。3回以降は無失点投球。5回3安打1失点と力投を続けていた。日本ハム戦は今季5度目の先発で初勝利ならず。自身初の2桁勝利へ王手をかけることはできなかった。尾形は先頭上川畑を空振り三振に仕留めるも捕逸で振り逃げを許し、清宮に右中間への二塁打を許して無死二、三塁のピンチを招いた。1死からマルティネスに遊ゴロを打たれた間に1点を追加され、リードを2点に広げられた。

◆日本ハムに大きな戦力が戻ってきた。試合開始2時間前の午後4時ごろ。「幽霊やないよ」と笑みを浮かべて球場入りしたのは日本ハム小村勝社長(58)だ。その数分後、サプライズの温かく大きな拍手に包まれて感涙した。新庄監督が自身のインスタグラムで、その様子の動画を投稿した。小村社長が球団関係者に誘導されたのは三塁側ベンチ裏の食堂。そこには新庄監督やコーチ陣、選手、スタッフが勢ぞろい。涙声であいさつした。小村社長 頭をケガして後遺症はないんですけど、後遺症はちょっと涙もろくなったかもしれません。以前と変わらぬ、軽妙な関西弁でユーモアを交えながら、言葉を続けた。小村社長 チームの調子が良くて、それに勇気づけられて何とか生還しました。ありがとうございます。エスコンでのCS、見せてください。お願いします。このまま頑張ってください。ありがとうございました。6月に北海道・北広島にある球団事務所で倒れた。くも膜下出血。札幌市内の病院に運ばれた。生死のはざまで受けた、10数時間に及ぶ開頭手術が成功。そこからは医師も驚く奇跡的な回復を見せ、約3カ月で現場復帰を果たした。見舞いにも通っていた新庄監督は、小村社長へ「僕たちが日本シリーズに連れて行くので、楽しんで」と声をかけた。そんなチームの新たな船出となった試合は2回に先制し、6回に追加点を奪い、エース伊藤が快投。逆転優勝は厳しくても、CSからの下克上、日本一は夢ではない。"奇跡の社長"がチームに大きな推進力を与えた1日となった。【木下大輔】

◆/弾丸が止まらない\恐ろしい夏男#レイエス 第21号ホームラン打球速度172キロ打球角度26度?プロ野球(2024/9/18)??ソフトバンク×日本ハム??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #lovefighters pic.twitter.com/V4S3JmXToq

◆日本ハムのフランミル・レイエス外野手(29)が、今季チーム100号となる21号ソロを放った。2点リードの9回先頭で、ソフトバンク又吉の高めストレートを捉えた。レイエスは8、9月で計13本と量産している。新庄剛志監督(52)就任後、チーム100号は、1年目の22年が9月28日の142試合目、昨季は10月1日の141試合目で到達。今季は現体制最速の130試合目での到達となった。

◆/腕を振り続けた証\独立リーグ出身者として初の偉業#又吉克樹 500試合登板達成?プロ野球(2024/9/18)??ソフトバンク×日本ハム??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #sbhawks pic.twitter.com/g43YtECHkh

◆ソフトバンク又吉克樹投手(33)が、プロ野球110人目となる通算500試合登板を飾った。2点ビハインドの9回に登板。しかしいきなりレイエスに真ん中への甘い直球を左中間スタンドへ運ばれた。ただ、後続を3人で片付け1回1安打1失点だった。中日で400試合、22年から加入したソフトバンクではこれが100試合目だった。ここまでプロ通算成績は46勝32敗、171ホールド、1セーブ。通算500試合登板=又吉(ソフトバンク) 18日の日本ハム23回戦(みずほペイペイドーム)の9回にリリーフ登板して達成。プロ野球110人目。初登板は中日時代の14年3月29日の広島2回戦(ナゴヤドーム)。

◆首位ソフトバンクが2位日本ハムに屈し、2連敗で優勝マジックを5から減らすことができなかった。日本ハム戦はホーム4連敗を含む6連敗と大苦戦。ゲーム差は9に縮まった。打線が難敵伊藤大海投手(27)に丸め込まれた。再三訪れたチャンスで打ち崩すことができず、伊藤には完封負けで今季4連敗を喫した。16日に右足首を負傷した攻撃の要の近藤健介外野手(31)が抜けた穴をカバーすることができなかった。投げては先発した大関友久投手(26)は5回3安打1失点と試合をつくるも、何らかのアクシデントがあった模様で緊急降板した。6回のマウンドに上がり、投球練習を途中でやめ、トレーナーとともにベンチへと下がった。その後交代が告げられ、尾形崇斗投手(25)が登板するも、1点を失いリードを広げられた。2点ビハインドの9回に登板した又吉克樹投手(33)は、いきなり先頭のレイエスに左中間スタンドへ運ばれた。後続は3人で片付けたが、1回1安打1失点で通算500試合目の節目の登板を快投で飾ることはできなかった。優勝を目前にして足踏みが続き、これで最短Vは21日に延びた。

◆ソフトバンク小久保裕紀監督(52)が、6回の前に緊急降板した大関友久投手(26)について言及した。「ちょっと、来週はどうですかね。ちょっと心配です。まだ詳しくは聞いてない。(痛めたのは)背中の方じゃないですかね。後から誰かが言うと思います」9勝目がかかっていた大関は6回のマウンドに上がりながら投球練習を途中でやめ、トレーナーとともにベンチへと下がった。その後交代が告げられ、尾形崇斗投手(25)が緊急で登板していた。前日17日は右足首を負傷した近藤健介外野手(31)が出場選手登録を抹消されたばかり。優勝マジック5としているソフトバンクに試練が訪れている。

◆日本ハムが対ソフトバンク6連勝でゲーム差を9に詰めた。2回1死一、三塁、水野達稀内野手(24)の中犠飛で先制し、2点リードの9回にはフランミル・レイエス外野手(29)の今季チーム100号となる左中間への21号ソロで点差を広げた。クライマックスシリーズで戦う可能性が高い、みずほペイペドームは4連勝締めと、ポストシーズンへの好材料となった。先発の伊藤大海投手(27)は9回9安打でプロ初の2試合連続完封。自己最多を更新するリーグトップの13勝目を挙げた。13勝4敗で勝率も7割6分4厘でトップに立っており、勝率タイトル受賞のノルマ13勝に到達した。

◆日本ハム新庄剛志監督(52)が、6回の守備から交代となった伏見寅威捕手(34)の状態について説明した。「ちょっとぎっくり腰気味で。(試合中?)そう。もしかして昨日からちょっとあったのかなあ。昨日ちょっとパスボール多かったじゃないですか。ちょっと多いなと思いながら。責任感強い子なんで、ちょっと違和感あってもね、今日、伊藤君だったから、もしかして我慢して出ていたかもしれない。明日休みで。移動が長いでしょ。また腰に悪いから、このボールを渡しておきます」。チームは19日に北海道へ移動して、20日にエスコンフィールドで楽天戦。21日からは京セラドーム大阪でオリックス戦と空路移動が続くこともあり、大事を取った模様だ。指揮官は症状を和らげるため、ベンチで投げ上げている勝利呼ぶ"幸運球"の一時的なレンタルプランも、思い描いていた。

◆リーグ優勝目前のソフトバンクに再び試練が訪れた。日本ハム戦に先発した大関友久投手(26)が背中の違和感により5回で緊急降板。前日17日に右足首を負傷した影響で登録抹消された近藤健介外野手(31)に続くアクシデントに見舞われた。試合も今季11度目の完封負けで日本ハムには6連敗。優勝マジック5は2日連続の足踏みで、最短優勝は21日に延びた。その瞬間、ホークスベンチが慌ただしい動きを見せた。6回表の直前だ。先発で5回1失点だった大関の様子がおかしい。イニング前の投球練習を中断。倉野1軍投手コーチとトレーナーがマウンドに駆け付け、大関は自らの足でベンチ裏に下がった。数分間の治療の後に大関は緊急降板。試合後に小久保監督は「来週はどうですかね。ちょっと心配です」と険しい表情を浮かべた違和感を訴えた箇所は「背中の方」と話した。大関は11日の楽天戦で自己最多8勝。防御率も2・50と先発ローテーションの軸だった。倉野投手コーチは「来週は難しいと思っています」と話し、登録抹消の可否については「最終的には明日(19日に)判断しますが、来週は投げられないと思うので、そうなる(抹消)かなと思います」と離脱を覚悟。今後は2軍からの昇格はなく現有戦力で乗り切る。大関の後に緊急登板した尾形は、先頭の上川畑を振り逃げで出塁させて追加点を献上。打線も伊藤の前に今季11度目の完封負けを喫した。試練が続く。前日17日は右足首を負傷した影響でリーグ首位打者の近藤が出場選手登録を抹消された。優勝マジック5とはいえ、残り12試合の大一番でアクシデント連発。20日は右太もも裏の負傷で戦列を離れている柳田が2軍戦で実戦復帰するが、シーズン中の復帰は不透明だ。現有戦力で目前に迫ったリーグ優勝をつかみたいところだ。日本ハムには6連敗で、直近4連敗はみずほペイペイドーム。本拠地でも勝てず、対戦成績は11勝11敗1分けで五分になった。最短優勝は21日に延期。ポストシーズンにも一抹の不安を残す連敗。新庄ハムが不気味だ。【只松憲】▽ソフトバンク大関(5回1失点も6回に緊急降板)「先制点を取られてしまいましたが、最少失点で粘ることができたところは良かったと思います。あのようなタイミングで降板することになってしまい、申し訳ないです」

◆日本ハムに大きな"戦力"が帰ってきた。6月にくも膜下出血で倒れた小村勝球団社長(58)が現場復帰を果たし、試合前に新庄剛志監督(52)を始め、首脳陣や選手らと再会した。一時は生死をさまようほどの大病から驚異的な回復を遂げた"奇跡の社長"による涙声の激励にチームも発奮。エース伊藤大海投手(27)の2試合連続完封勝利で首位ソフトバンクに6連勝とした。CS出場へのクリンチナンバーは5。最短で22日に新庄政権3年目で初のCS進出が決まる。どうしても勝ちたかった。新庄監督も試合後の第一声で、この試合への強い思いがあふれ出た。新庄監督 今日は小村社長がくも膜下出血から奇跡的な回復をして、初めて球場に来ていただいて。みんなの前へ顔を見せてくれて。なんとしても今日は、小村社長のために勝つぞという気持ちで試合に臨んだ。よかったです、勝てて。試合開始2時間前。「幽霊やないよ」と笑みを浮かべて球場入りしたのは小村社長だ。その数分後、サプライズの温かく大きな拍手に包まれて感涙した。新庄監督も試合前に自身のインスタグラムで、その様子の動画を投稿した。小村社長が球団関係者に誘導されたのは三塁側ベンチ裏の食堂。新庄監督やコーチ陣、選手、スタッフが勢ぞろいしていた。小村社長 頭をケガして後遺症はないんですけど、後遺症はちょっと涙もろくなったかもしれません。以前と変わらぬ軽妙な関西弁でユーモアを交えながら笑いを誘ったが、涙声で言葉を続けた。小村社長 チームの調子が良くて、勇気づけられて何とか生還しました。エスコンでのCS、見せてください。お願いします。このまま頑張ってください。ありがとうございました。6月に北海道・北広島にある球団事務所で倒れた。札幌市内の病院で生死のはざまで受けた、10数時間に及ぶ開頭手術が成功。そこからは医師も驚く奇跡的な回復を見せ、約3カ月で現場復帰となった。見舞いにも通っていた新庄監督は、小村社長へ「僕たちが日本シリーズに連れて行くので、楽しんで」と声をかけた。試合は2回に先制。6回に追加点。9回はレイエスの今季チーム100号の21号ソロも飛び出し、エース伊藤が完封。涙声の激励に応えた最高の勝利だ。逆転優勝は厳しくても、CSからの日本一は夢ではない。涙もろくなった"奇跡の社長"を泣かせる下克上はここから。チームが大きな推進力を得た1日となった。【木下大輔】○...レイエスが今季チーム100号となる21号ソロを放った。2点リードの9回先頭で、ソフトバンク又吉の高めストレートを捉えた。「チャンスで凡退が続いていた。ちょっと欲しがりすぎていたので、冷静になって甘い球を狙った」。新庄監督就任後、チーム100号は、1年目の22年が142試合目、昨季は141試合目、今季は現体制最速の130試合目での到達となった。

◆リーグ優勝目前のソフトバンクに再び試練が訪れた。日本ハム戦に先発した大関友久投手(26)が背中の違和感により5回で緊急降板。前日17日に右足首を負傷した影響で登録抹消された近藤健介外野手(31)に続くアクシデントに見舞われた。試合も今季11度目の完封負けで日本ハムには6連敗。優勝マジック5は2日連続の足踏みで、最短優勝は21日に延びた。小久保監督の一問一答は以下。-伊藤の前に完封負け小久保監督 まぁねえ。でも130球を超えていても、ランナーを背負ってピンチになってからの球が全然違いましたしね。初回と2回の(チャンスの)ところで1点が取れなかったのがね。そのままこういった感じになりましたね。-6回は振り逃げから失点につながった小久保監督 (捕手の)海野? あぁ、まぁまぁまぁ。それでもピッチャーはよう頑張った。オスナもこの前の登板より全然よかったし、木村光なんか中14日しょ。彼も結構期待できるピッチングをしましたしね。いいところいいところであった。-近藤が離脱し、今日は中村晃を5番に据えた小久保監督 正木がいま(調子が)イマイチなんでね。スタメンも含めてちょっと考えないかんかなと思いながら。ちょっとこれから考えます。

◆日本ハム伊藤大海投手(27)が、プロ入り初の2試合連続完封勝利で、チームを首位ソフトバンク戦6連勝に導いた。自己最多タイ135球の熱投で、9回9安打無失点。3日同戦の4回から22イニング連続無失点を継続し、13勝、勝率7割6分4厘とリーグ2冠。CSへのクリンチナンバーを「5」とし、最短で22日に6年ぶりのCS出場が決まる。伊藤が天敵を抑え、自身最多シーズン4度目の完封劇につなげた。9回2死一、二塁、川瀬を外角低め直球で左飛に打ち取った。試合前時点で今季15打数6安打の打率4割。苦手にしていた打者で締めた。「嫌っすね。同級生なんですけど。何とか抑えられたところをプラスに捉えたい」。CSでの再戦も見据え、慎重に言葉を選んだ。22年7月9日、同じ福岡でのソフトバンク戦で投げた自己最多に並ぶ135球。9回でも150キロを超える球威に、新庄監督は驚く。「3試合前ぐらいから1回と9回のスピードがそんなに変わらない。逆にちょっと上がってるぐらい。力感なく、リリースポイントに100%で伝えられる投げ方っていうのを完璧に掴んだような気がします」。常時ベストなボールを投げ続ける開幕投手に感服した。100%を維持するために打ち出した今オフのテーマが、"脱100%"だった。昨季は8月末に7勝目を挙げ、終盤4試合は白星がなかった。侍ジャパンで共闘した1学年下のオリックス山本(現ドジャース)が年間通して白星を挙げ3年連続沢村賞。その姿に触発され「波を少なくしたい」とイメージをふくらませてきた。「80%ぐらいの感じでリズムゲームしているような感覚。ポンポンポンポン投げられているかな」。意識的に2割のゆとりを持ちながら投げることで、今季は8月下旬から4連勝と結果がともなってきた。勝利数、勝率でリーグ単独トップ。「防御率が悪くて見栄えが悪かったんですけど、この2試合で戻してきたので、次も楽しみたい」。防御率は試合前の2・91から、2・75に改善。6年ぶりCS出場へ、クリンチナンバーも「5」となった。シーズン序盤は野手に助けられた分、ここからは自身がゼロを並べ続ける。日本ハム伊藤が10日西武戦に続き、初の2試合連続完封勝利。日本ハム投手の2試合連続完封は上沢が18年5月16日西武戦、同23日ロッテ戦でマークして以来、球団6年ぶり。日本ハムのシーズン4完封は11年ダルビッシュ(6完封)以来。連続試合完封のパ・リーグ記録はダルビッシュら過去8人(9度)の3試合が最長だが、次回登板でタイ記録なるか。伊藤はリーグ単独トップの13勝目を挙げ、最高勝率のタイトル条件(13勝以上)をクリアした。勝率7割6分5厘はリーグトップをキープ。日本ハムでは15年大谷以来の最高勝率を狙う。○...レイエスが今季チーム100号となる21号ソロを放った。2点リードの9回先頭で、ソフトバンク又吉の高めストレートを捉えた。「チャンスで凡退が続いていた。ちょっと欲しがりすぎていたので、冷静になって甘い球を狙った」。新庄監督就任後、チーム100号は、1年目の22年が142試合目、昨季は141試合目、今季は現体制最速の130試合目での到達となった。○...水野が2試合連続で決勝打を放った。2回1死一、三塁で先制の中犠飛。同学年の万波が左前打でチャンスを広げた後とあり「マンチュウ(万波)がつないでくれたので、何とか続きたいと思っていました。最低限の仕事ができてよかったです」。17日は同点に追い付いた直後の6回2死三塁で中前勝ち越し打。これで万波(11)に次ぐ、チーム2位の8度目のV打となった。

◆ソフトバンクは中村晃外野手(34)が「5番・一塁」で先発する。5番打者での出場は今季初。15日のオリックス戦(京セラドーム)で通算1500試合出場を達成したばかりの17年目のベテランにポイントゲッターの期待がかかる。

◆ソフトバンク・大関友久投手(28)が適時打を放った。六回に入る直前の投球練習を行ったところで突如捕手の海野に歩み寄り、トレーナーとともにベンチに下がった。間をおかず、小久保監督が緒方崇斗投手(25)への交代を告げた。大関は二回に1死からマルティネスに二塁打、万波に左前打と連打を許すと、1死一、三塁から水野の中犠飛で先制点を許した。その後は3イニングでゼロを並べていた。5イニング75球を投げて、被安打3、1失点。

◆又吉克樹投手(33)が0-2の九回に5番手で登板し、史上110人目の通算500試合登板を達成した。今季37試合目のマウンドに臨んだ又吉だが、先頭のレイエスに1ボールからの2球目を左翼席に運ばれた。11年目のサイドスローは通算ホールド数を171としており、史上4人目の200ホールドも視野に入る。

◆ソフトバンクは日本ハム先発の伊藤に完封されて2連敗。優勝へのマジックナンパーは5のままとなった。大関友久投手(28)は二回1死一、三塁から犠飛で先制を許した。その後は得点を許さなかったが、六回の投球練習後に急遽降板。代わって登板した尾形崇斗投手(25)も1点を失った。九回には通算500試合目の登板となった5番手・又吉克樹投手(33)がレイエスにソロを被弾した。打線は伊藤から相手を上回る9安打を放ちながら反撃出来なかった。

◆日本ハムは伊藤が9安打を浴びながらも粘り、今季4度目の完封でリーグ単独トップの13勝目を挙げた。打線は二回に水野の犠飛で先制し、2―0の九回はレイエスがソロを放った。ソフトバンクは好機をものにできず、2連敗。

◆ソフトバンクの優勝へのマジックナンバーは5のまま。最短優勝決定日は21日となった。条件はソフトバンクが20日のオリックス戦、21日の楽天戦に連勝、日本ハムが20日の楽天戦、21日のオリックス戦に連敗でリーグ優勝が決まる。

◆日本ハム・伊藤大海投手(27)が10日の西武戦に続く今季4度目の完封勝利(9安打2四球)で、リーグ単独トップの13勝目を挙げた。日本ハム投手の2試合連続完封は2018年の上沢直之(5月16日の西武戦→同23日のロッテ戦)以来6年ぶり。シーズン4完封以上をマークしたのは、11年のダルビッシュ有(6度)以来13年ぶり。15年の大谷翔平、18年の上沢らの各3度を上回った。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
81473 0.633
(↓0.005)
M5
(-)
12550
(-)
358
(+3)
103
(-)
85
(+1)
0.256
(-)
2.520
(-)
2
(-)
日本ハム
69538 0.566
(↑0.004)
9
(↑1)
13499
(+3)
440
(-)
100
(+1)
83
(+1)
0.247
(↓0.001)
2.930
(↑0.02)
3
(1↑)
楽天
64613 0.512
(↑0.004)
15.5
(↑1)
15458
(+8)
518
(+1)
68
(-)
81
(-)
0.244
(↑0.001)
3.730
(↑0.02)
4
(1↓)
ロッテ
65626 0.512
(↓0.004)
15.5
(-)
10463
(+1)
475
(+8)
72
(+1)
58
(-)
0.249
(-)
3.270
(↓0.03)
5
(-)
ORIX
58713 0.450
(↓0.003)
23.5
(-)
11361
(+1)
407
(+3)
65
(-)
53
(+1)
0.236
(↓0.001)
2.770
(↓0.01)
6
(-)
西武
44862 0.338
(↑0.005)
38
(↑1)
11313
(+3)
452
(+1)
55
(-)
73
(+3)
0.211
(-)
3.070
(↑0.02)