西武(☆3対1★)オリックス =リーグ戦24回戦(2024.09.18)・ベルーナドーム=
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ORIX
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西武
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勝利投手:隅田 知一郎(9勝9敗0S)
(セーブ:アブレイユ(2勝5敗26S))
敗戦投手:エスピノーザ(7勝8敗0S)
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◆西武は1点を追う1回裏、佐藤龍の犠飛で同点とする。続く2回には、滝澤の適時三塁打が飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、先発・隅田が8回1失点11奪三振の快投で今季9勝目。敗れたオリックスは、先発・エスピノーザが力投を見せるも、打線が振るわなかった。

◆/場内からチームメートから大きな拍手\5回裏終了で花束贈呈#源田壮亮 通算1000試合出場達成?プロ野球(2024/9/18)??西武×オリックス??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #seibulions pic.twitter.com/EHIcXsyJWF

◆オリックスが2度目の7連敗を喫し、シーズン負け越しが決定した。課題の打線はこの日も4安打1得点のみ。3戦連続の完封負けは免れたが、投手陣を援護できないという今季おなじみの光景が広がった。幸先は良かった。1回、先頭の大里が三塁内野安打から二盗と足を生かした。西野が進塁打の二ゴロ、続く太田は右犠飛と理想的な先制劇。西武の好投手隅田から1点を難なく奪った。この日は行けるかと思いきや、2回からゼロ行進。2、3回は安打が出たが、4回以降に出た走者は9回の西野の死球のみ。無安打と沈黙は最後まで続いた。今季は全カード負け越したベルーナドームの最終戦。最下位相手に苦戦する姿は開幕から変わらなかった。先発エスピノーザは2回まで2失点も、3回以降は投手戦に持ち込んだ。自身のインスタグラムに最近「Gaman 我慢」と掲載したベネズエラ出身の26歳は、辛抱強く打線の援護を待った。来日最多の118球。7回2失点のハイクオリティースタートも無念の黒星。開幕4連勝スタートも、ついに7勝8敗と負けが先行した。「打線が先制した直後に同点、逆転を許してしまったことは反省しなければいけませんが、全体的にはゾーンの中で勝負をすることができましたし、前回、前々回と長いイニングを投げられていませんでしたので、7回まで投げられたことは良かったと思います」。登板後にそうコメントした右腕はここ8試合勝ちなし、後半戦未勝利と苦しい時間が続いている。チームはCS進出が絶望的。少しでも光明を見いだしたいが、なかなか見つからない苦境だ。

◆最下位確定の西武に「!?」の事実がある。今季の本拠地ベルーナドームでの1試合の平均観客動員数は18日終了時点で2万1427人。借金42の最下位なのに、借金12で5位の昨季より1400人近く多い。「これだけ勝てなくて申し訳ないのに...」と球団関係者も驚く。渡辺久信GM兼監督代行(59)は「営業担当者の努力だし、それだけ『勝ってくれよ』ってことなんだよね」と来客に感謝する。プリンスホテル出身の奥村剛球団社長(57)は以前「ホテルには365日、お客さまが来ます。でもプロ野球は本拠地60日前後」と話していた。球団として最善を尽くす。工夫は多方面に。今季から上原厚治郎打撃投手(41)が広報を兼任し、お立ち台を仕切る。自身も選手出身。気持ちは分かる。「少しでもキャラを立たせたい」。選挙演説風を導入したり、叫ばせたり。この日の隅田は言葉選びの巧みな選手。「隅田は普通に、ですね。とにかく試合の最後にファンと1つになれるように」と打撃投手をしながら頭もフル回転だ。ファンも熱い。片倉正純さん(46)は「仕事と(応援の)ジャンプのしすぎ」で左足を疲労骨折。球場隣のライオンズ整形外科に寄り、松葉づえで来場した。応援仲間から「黙って座っとけよ!」とちゃちゃが入るが「バカヤロー、座ってられるか!」と1本足で跳ねて叫んだ。秋風吹くパ5位、6位の試合なのに1万7638人が集まった。だからこそ来季、同じ低迷はしたくない。【金子真仁】

◆西武源田壮亮内野手(31)がNPB史上535人目の通算1000試合出場を達成した。5回裏終了後、場内アナウンスで紹介されると拍手を浴びた。ゴールデン・グラブ賞6度受賞の遊撃の名手は、今季も全132試合に出場。渡辺監督代行も「あの細い体で常に試合に出ているということは自分の体調管理もあるんでしょうけど、非常に素晴らしいことだと思います」とたたえていた。通算1000試合出場=源田(西武) 18日のオリックス24回戦(ベルーナドーム)に先発出場して達成。プロ野球535人目。初出場は17年3月31日の日本ハム1回戦(札幌ドーム)。▽西武隅田(引退する増田の登場曲で投げ9勝目)「初登板初勝利の時にウイニングボールを増田さんからもらってすごくうれしくて、感謝の気持ちとかこみあげてくるものを感じてマウンドに上がりました」

◆オリックスは課題の打線は変わらず低調で、2度目7連敗でシーズン負け越しが決定した。太田の犠飛で3戦連続完封負けを免れるのがやっと。西武隅田に封じられ、4回からは無安打。中嶋監督は「本当に投手に申し訳ない」と悩ましげ。高卒2年目の内藤ら若手も起用しているが、内容の乏しい打席が目立つ。指揮官は「ただゲームをこなしているだけで、経験と言えるのか疑問」と苦言を呈した。借金は今季ワーストを更新する13。CS進出が絶望的で、来季への光明すら見えない苦境だ。▽オリックス・エスピノーザ(来日最多118球、7回2失点も8敗目)「全体的にはゾーンの中で勝負できた。前回、前々回と長いイニングを投げられていなかったので、7回まで投げられたことは良かった」

◆西武の源田壮亮内野手(31)ががNPB史上535人目の通算1000試合出場を達成した。5回裏終了後、場内アナウンスで紹介されると場内から拍手を浴びた。ゴールデン・グラブ賞6度受賞の遊撃の名手は、今季も全132試合に出場。節目の1000試合に「うれしいですね。1年目から試合に使っていただいて、1年目2年目で全部試合に出させていただいて。全ての人に感謝したいですね」と丁寧に口にした。チームとして苦しんだシーズンも残り11試合。「今年はスタートする時から全部出るのは目標にしていたので。残りも頑張りたいです」と話していた。通算1000試合出場=源田(西武) 18日のオリックス24回戦(ベルーナドーム)に先発出場して達成。プロ野球535人目。初出場は17年3月31日の日本ハム1回戦(札幌ドーム)。

◆西武隅田知一郎投手(25)が8回1失点で今季9勝目を挙げ、お立ち台に呼ばれた。今季は選手出身の上原厚治郎広報(41)がアイデアをめぐらせ、ヒーローインタビューで選手の個性をより表現しようと取り組んでいる。その上原広報をして「隅田は普通に」というのが基本姿勢だ。引退する増田達至投手(36)の登場曲でマウンドで向かった時のことをインタビュアーに問われた。「初登板初勝利の時にウイニングボールをもらって、すごくうれしかった印象があったし、感謝の気持ちとかいろいろこみあげてくるものを感じてマウンドに上がって。今日は『ライオン』で勝つことができて良かったです」話がとても具体的に、話し方も丁寧で、ひと言ひと言がしっかりしみる。今季最多の11奪三振だったことを問われると。「2週間前にオリックスにぼこぼこにやられたので、やり返してやろうと思って。打たれたヒット数までは三振取れなかったんですけど、無四球で抑えられたので良かったです」真面目なだけじゃなく、こうしてウイットに富んだ表現もアドリブでどんどん入れてくる。「隅田はそのままで」。上原広報が全幅の信頼を置いているのもよく分かる。ロッカー近くに戻っての囲み取材で、隅田に「ささる言葉が多いですが、言葉選びはけっこう心がけていますか?」と尋ねた。隅田は「心がけてないですね」と笑ったので「分かりました」とそれで引き下がろうとしたら、もうひと言。「無意識の言葉だと思います」この"もうひと言"を添えられるのが、やはりすごい。持ち球豊富な隅田は、しゃべりも強い。【金子真仁】

◆「2番・遊撃」で先発した西武・源田壮亮内野手(31)が史上535人目となる通算1000試合出場を達成した。初出場は2017年3月31日の日本ハム戦。

◆西武が3連勝。隅田が8回1失点で9勝目を挙げた。無四球で11奪三振と切れがあった。0―1の一回に佐藤龍の犠飛で追い付き、二回に滝沢の適時三塁打で勝ち越し、八回は外崎の適時打で加点した。オリックスは打線不調で7連敗。

◆尊敬する先輩に堂々の投球を見せた。西武・隅田知一郎投手(25)は一回に先制を許したが、その後は立ち直って試合をつくった。「まだ信じられない。選手としてのかがみで、みんなのお兄ちゃんって感じだった。教わったというよりは見て学びました」17日に今季限りでの現役引退を発表した増田への思いを、そう語った。この日は増田の登場曲「ライオン」(ベリー・グッドマン)とともに自己最多タイとなる9勝目を懸けてのマウンドに上がった。一回、先頭・大里に内野安打を浴び二盗を許すと1死二塁から犠飛で先制を許した。味方が追いついて迎えた二回は1死から紅林に二塁打を浴びたが、後続を連続三振に仕留めた。その後は尻上がりに調子を上げ先発の役割を果たした。前回11日の日本ハム戦は9回2失点、10奪三振の好投も勝敗はつかず。今季はここまで23試合の登板でチームトップタイの8勝9敗、防御率2・90と安定した成績をマークしている。ユニホームを脱ぐ増田に対し「こいつらにライオンズを任せてもいいなと思ってもらえるよう、僕らがチームを引っ張っていきたい」と決意を新たにした左腕が、言葉通りのピッチングを披露した。8回4安打1失点で9勝目をつかんだ。

◆西武・隅田知一郎投手(25)が8回4安打1失点の好投で自己最多タイとなる9勝目。自己最多の11三振をマークするなど堂々の投球で、今季限りでの現役を退く尊敬する増田に白星を届けた。「感謝の気持ちとかいろいろこみあげてくるものを感じてマウンドに上がった」増田の登場曲「ライオン」(ベリー・グッドマン)でマウンドに上がった。一回に先制を許したが尻上がりに調子を上げ四回以降はパーフェクトに抑えた。無四球で8回を1失点にまとめ「ちょっと(増田の)力を借りる部分もあった」と振り返った。渡辺監督代行は「ローテーションを崩さずに1年間投げ切ってくれるというのは評価できる」とたたえた。自身初の2桁勝利にあと1勝。左腕は「次の登板でしっかり達成できれば」と言葉に力をこめた。(石井孝尚)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
81473 0.633
(↓0.005)
M5
(-)
12550
(-)
358
(+3)
103
(-)
85
(+1)
0.256
(-)
2.520
(-)
2
(-)
日本ハム
69538 0.566
(↑0.004)
9
(↑1)
13499
(+3)
440
(-)
100
(+1)
83
(+1)
0.247
(↓0.001)
2.930
(↑0.02)
3
(1↑)
楽天
64613 0.512
(↑0.004)
15.5
(↑1)
15458
(+8)
518
(+1)
68
(-)
81
(-)
0.244
(↑0.001)
3.730
(↑0.02)
4
(1↓)
ロッテ
65626 0.512
(↓0.004)
15.5
(-)
10463
(+1)
475
(+8)
72
(+1)
58
(-)
0.249
(-)
3.270
(↓0.03)
5
(-)
ORIX
58713 0.450
(↓0.003)
23.5
(-)
11361
(+1)
407
(+3)
65
(-)
53
(+1)
0.236
(↓0.001)
2.770
(↓0.01)
6
(-)
西武
44862 0.338
(↑0.005)
38
(↑1)
11313
(+3)
452
(+1)
55
(-)
73
(+3)
0.211
(-)
3.070
(↑0.02)