西武(☆1対0★)ロッテ =リーグ戦21回戦(2024.09.16)・ベルーナドーム=
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ロッテ
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西武
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勝利投手:武内 夏暉(8勝6敗0S)
敗戦投手:鈴木 昭汰(2勝2敗5S)

本塁打
【西武】西川 愛也(6号・8回裏ソロ)

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◆西武が投手戦を制した。西武は両軍無得点で迎えた8回裏、西川のソロで試合の均衡を破る。投げては、先発・武内が7回まで完全投球を展開するなど9回3安打無失点。プロ初完封で今季8勝目を挙げた。敗れたロッテは9回に2死一三塁の好機をつくるも、あと1本が出なかった。

◆ロッテの佐々木朗希投手(22)が試合前、前日15日の対戦で死球を当てた西武野村大に謝罪した。前日の試合で先発した佐々木は7回に野村大への3球目で139球キロのフォークボールがすっぽ抜け、頭部に直撃。プロ5年で初の危険球退場となっていた。死球を当てた直後も帽子を取って謝罪し、「申し訳なかったなと思います」とコメント。この日も改めて一塁側ベンチ前で頭を下げた。前日の佐々木は7回途中で自己ワーストの5敗目を喫し、チームは130試合目で優勝の可能性が完全に消滅した。

◆西武ドラフト1位ルーキー武内夏暉投手(23)が、6回まで完全投球を続けている。ロッテに今季初のカード勝ち越しをかけて先発。「打線の調子が良いと思うので先制点を取られないよう毎回を気をつけてやっていきたい」。6回まで66球を費やし、打者18人に対して奪三振は4、内野ゴロ8つ、フライアウト6つ。走者すら出さない完璧な投球を披露している。武内は今季7勝を挙げているが、8月3日の楽天戦以降、約1カ月間白星から遠ざかっている。

◆西武ドラフト1位ルーキー武内夏暉投手(23)が8回無死まで完全投球を続けたが、ソトに3-2からの6球目、129キロのチェンジアップを運ばれ左前打を浴びた。代走・和田に二盗を決められ、愛斗を四球で出して2死一、二塁。一転してピンチを迎えるも、代打・藤岡を中飛に仕留めて無失点で切り抜けた。ロッテに今季初のカード勝ち越しをかけて先発。「打線の調子が良いと思うので先制点を取られないよう毎回を気をつけてやっていきたい」と7回まで66球を費やし打者18人に対して、奪三振は4、内野ゴロ8つ、フライアウト6つと走者すら出さない完璧な投球を見せていた。

◆ロッテのネフタリ・ソト内野手(35)が完全試合を阻止した。ロッテは西武のルーキー武内夏暉投手(23)を相手に7回まで無安打。テンポ良くストライク先行の投球に打線は手も足も出なかった。だが、8回。先頭打者のソトがフルカウントからチェンジアップを捉え、左安打とし、完全試合を阻止した。

◆西武ドラフト1位ルーキー武内夏暉投手(23)が、6回まで完全投球を続けた。ロッテに今季初のカード勝ち越しをかけて先発。「打線の調子が良いと思うので先制点を取られないよう毎回を気をつけてやっていきたい」。7回まで73球を費やし、打者21人に対して奪三振は4、内野ゴロ9つ、フライアウト8つ。走者すら出さない完璧な投球を披露した。大記録達成も見えてきた8回。先頭のソトにカウント3-2からの6球目、外角高め129キロのチェンジアップを左前に運ばれ、記録達成ならず。観客席からもため息が漏れた。武内は今季7勝を挙げているが、8月3日の楽天戦以降、約1カ月間白星から遠ざかっている。

◆西武が、ロッテに今季初のカード勝ち越しを決めた。8回1死で西川の6号ソロが決勝点となり、競り勝った。投げてはドラフト1位のルーキー左腕・武内夏暉投手(23)が7回まで完全投球。8回先頭のソトに左前打を許して快挙こそ逃したが、9回もきっちり0で抑えてプロ初完封を飾り、8月3日楽天戦以来となる8勝目を勝利を手にした。

◆西武の西川愛也外野手(25)が8回に決勝6号ソロを放ち、ルーキー武内夏暉投手(23)のプロ初完封をアシストした。お立ち台で「ウェ~イ!」と叫ぶのも板についてきた。予期せぬ質問に戸惑う場面もまた、西川らしい。それでも「シンプルに、ポイントをちょっと前にするだけ」というバッティングと同じように素直に突破し、ファンをわかせる。15日の金子侑司外野手(34)の引退試合は、先輩がレフトで自分がセンターだった。「面倒見よくて、接しやすくて、寂しかったです」。そして目を輝かせる。「やっぱ、華がありますよね。最後の守備とか」。ファンの大歓声を起こした、左翼線へのスライディングキャッチ。いつものように帽子も落ちた。「帽子、取りに行きますよ。落としてくださいね」。最後に拾えたことも、また幸せ。60打席もヒットが生まれずに泣いた日々から1年、2年が過ぎ、苦しいチーム状況の中で「3番センター」で起用されることが増えた。「今は外国人もいないですし...」なんて自虐も込めながら、着実に階段を上っている。春季キャンプで真顔で言っていた。「今年ダメなら、オフに外野手の補強があると思っています」苦しい1年で、決して突出した成績ではないものの、抜け出す気配は見せている。これで6本塁打だ。少しずつ見え始めた、プロ野球での活躍。金子侑の姿を見て、思った。「僕も最後は、ああやって仲間やファンから、ああやって送られるような選手になりたいなって」そんなかっこいい選手に-。でも最近は仲間から「ダサッ」といじられることも多いという。何がというと、帽子。つばを折るプロ野球選手が減った中、西川は少し折っている。「折らないのが似合わないです。ストレートキャップ、まじで似合わないです。自分的にもなんか気持ち悪いんです」だから折っている、いじられようとも。「自分が良ければ」なお帽子のサイズは52・5センチ。なかなかの小顔ぶりに、そうでない選手、首脳陣たちが無理にかぶろうといじることも、時折ある。【金子真仁】

◆ロッテは西武のルーキー武内夏暉投手(23)に完封負けを喫し、2連敗で同カード今季初の負け越しとなった。CS圏を争う4位楽天が勝利し、2ゲーム差に迫られた。7回まで打線が沈黙。武内のストライク先行のテンポのいい投球に、1人の走者も出せなかった。8回先頭のソトの左安打で完全試合は阻止したが、ホームは遠かった。吉井理人監督(59)も「横から見たからあんまり詳しいことは言えないんですけど」とした上で「あのシンカーはなかなか捉えられないかな」と脱帽した。今季14度目の0封負けで、指揮官は「いいピッチャーが来ると、なかなか打てないのは打てないんですけど、それでもなんとかしなきゃいけない」。17日からは楽天との負けられない敵地2連戦へ。奮起を促した打撃陣の活躍で、眼下の敵を突き放してCS進出へ大きく前進する。

◆西武ドラフト1位ルーキー武内夏暉投手(23)が7回までパーフェクトの快投を見せ、プロ初完投&初完封で8勝目を挙げた。8月3日の楽天戦(ベルーナドーム)以来となる白星を手にし「どの球種もコントロールできて、自分の持ち味が出せた。今まで投げ切れてなかった9回を投げ切れたのがうれしい」と成長を実感した。7回まで打者21人に対して奪三振は4つ、内野ゴロ9つ、フライアウト8つ。1人の走者すら出さない内容に球場がざわついた。22年4月10日のロッテ佐々木朗以来となる完全試合が現実味を帯びる中で、武内自身も「観客も盛り上がっていたので、5回ぐらいからですかね」と意識し始めた。8回先頭のソトに左前打を許し快挙達成を逃したが「いつか打たれると思っていたので。打たれた時の気持ちの準備はしていました」と変わらなかった。1点リードした9回。連打を浴び2死一、三塁の最大のピンチでも攻めの姿勢を崩さず、角中を148キロの直球で一ゴロに仕留めて両手を上げてガッツポーズ。「最後は気持ちも盛り上がりましたし、楽しめました」と強心臓も光る内容。価値ある1勝で新人王獲得へ大きな弾みを付けた。【平山連】▽西武渡辺GM兼監督代行(プロ初完投&初完封の武内)「ストレートが良かったからこそ、変化球がいきた。今日は本当に100点に近い。(新人王に向けて)今日勝ったのは大きいんじゃないのかな」ルーキー武内がプロ初完封で8勝目。新人の完封は今年の松本健(ヤクルト)と石田裕(DeNA)に続いて3人目。西武では16年8月11日日本ハム戦の多和田以来で、スコア1-0での完封は99年4月27日ロッテ戦の松坂以来25年ぶりだ。また、西武の新人で8勝以上は07年岸(11勝)以来だが、左投手では56年畑、60年近藤、81年杉本、93年杉山の各7勝を上回り、新人左腕の球団記録を更新した。

◆ロッテ・佐々木朗希投手(22)が、試合前の練習中に黒木投手コーチ、小野投手コーチとともに西武・野村大樹内野手(24)に謝罪した。頭を下げる姿があった。前日15日の登板で七回先頭の場面でフォークボールがすっぽ抜けて野村大の頭部に当ててしまいプロ初の危険球と判断され降板となっていた。試合後には「申し訳なかった」と話していた。

◆ロッテ・田中晴也投手(20)が、7月14日のオリックス戦以来、約2カ月ぶりに先発し、一回にいきなり自己最速を2キロ更新する155キロを計測した。先頭の長谷川を四球で歩かせ、1死から西川には安打を浴びて二、三塁のピンチを背負った。それでも佐藤龍を三ゴロ、外崎には直球勝負で三球三振に仕留め、最後の球で155キロを記録した。新潟・日本文理高から入団2年目。今季は7月3日の日本ハム戦でプロ初勝利を飾るなど試合前の時点で3試合に登板し、1勝1敗、防御率2・40の成績を残していた。期待の右腕は「自分のやることはやってきた。前回と違って不安な部分も少ないですし、自信を持って臨めると思う。今年だったら一番いい状態でいける」と意気込んでいた。

◆西武の武内がプロ初完投を3安打完封で飾り、8勝目を挙げた。制球が抜群で丁寧な投球が光った。打線は0―0の八回に西川のソロ本塁打で均衡を破った。ロッテは打線が沈黙し、5回無失点と好投した田中晴を援護できなかった。

◆西武のドラフト1位・武内夏暉投手(23)=国学院大=がプロ初完投を3安打完封で飾り、8勝目を挙げた。制球が抜群で丁寧な投球が光った。打線は0―0の八回に西川のソロ本塁打で均衡を破った。武内のデータは以下のとおり。?西武の新人・武内が被安打3でプロ初の完封勝利。新人投手による完封勝利は、5月15日のヤクルト・松本健吾(○2-0広島、被安打3、松山)、6月16日のDeNA・石田裕太郎(○5-0西武、被安打4、ベルーナドーム)に次いで今季3人目。?新人投手のスコア1-0の完封勝利は、2021年5月16日の楽天・早川隆久(被安打3、対オリックス、京セラドーム)以来3年ぶり。西武(前身を含む)では1999年4月27日の松坂大輔(被安打3、対ロッテ、西武ドーム)以来25年ぶり。左投手では56年6月13日の畑隆幸(被安打3、対高橋、平和台)以来68年ぶり。?西武の新人投手が8勝以上を挙げたのは、07年の岸孝之(11勝)以来17年ぶり。左投手では93年の杉山賢人らの7勝の抜いて最多。

◆両軍無得点の八回、西武・西川が右翼席へ決勝の6号ソロを放った。「何とか(武内に)援護点と思っていた。ポイントだけ逃さないように、前で泳ぐくらいのイメージでいきました」と左腕鈴木の外角直球を半ば強引に引っ張り込んだ。花咲徳栄高では3度甲子園に出場し、3年夏は埼玉県勢初優勝。渡辺監督代行は「高校時代から見ているけど、世代で一番くらいの打者。長打力もあり今後が楽しみ」と将来性を示した25歳に上機嫌だった。

◆表情は変わらずとも、気迫は球威に乗り移った。1-0で迎えた九回2死一、三塁。西武のドラフト1位・武内夏暉投手(23)=国学院大=が116球目に最速148キロを計測し、代打・角中を力ない一ゴロに打ち取った。今季8勝目をプロ初完封で飾り、新人王に死角はなくなった。「いや、もう...。気持ちよすぎます。今まで9回を投げ切れていなかったのでうれしい。誰にも言われていなかったですけど、五回を終わって(完全投球だと)意識していました。狙っていました」新人らしく素直に喜びを爆発させた。内外角の制球が抜群で、八回先頭のソトに左前打を許すまで打者21人に完全投球。3ボールは佐藤の1度だけだった。八、九回はピンチを背負ったが、「楽しめました。そう自分に言い聞かせていました」と崩れず、3安打6奪三振1四球にまとめた。5月19日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)。完封ペースで九回のマウンドに上がるも、投球練習で左太もも裏に違和感を覚え途中降板。地元で両親が見守る前の投球だけに悔しさが残っていた。「九回の投球練習でよぎったんですが、乗り越えられたので完封するという気持ちだった」。球団新人では2016年の多和田真三郎以来となる完封と、球団新人左腕最多の8勝目を手にした。さらに今季131回?を投げ、規定投球回に再到達。ローテーションを維持すれば残り2試合先発可能で、球団新人では07年の岸孝之(現楽天)以来となるシーズン規定投球回達成も視野に入る。日本ハム・金村らとの新人王レースを大きくリードしている。「この時期に勝てたことは自分にとってもうれしい。1つ上(のステージ)にいけるのかなと思います」と武内。10年以降は牧田、源田、平良、水上と続く球団の新人王の系譜。武内が手にすれば先発投手では1999年松坂大輔以来、25年ぶりとなる。(横山尚杜)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
81453 0.643
(↑0.003)
M5
(↑2)
14548
(+1)
352
(-)
103
(-)
84
(+1)
0.256
(-)
2.520
(↑0.02)
2
(-)
日本ハム
67538 0.558
(↓0.005)
11
(↓1)
15493
(+5)
438
(+6)
99
(+2)
80
(+1)
0.248
(-)
2.960
(↓0.03)
3
(-)
ロッテ
65606 0.520
(↓0.004)
15.5
(↓1)
12458
(-)
462
(+1)
69
(-)
58
(+1)
0.250
(↓0.001)
3.230
(↑0.02)
4
(-)
楽天
62613 0.504
(↑0.004)
17.5
(-)
17445
(+6)
513
(+5)
68
(+2)
80
(-)
0.243
(-)
3.750
(↓0.01)
5
(-)
ORIX
58703 0.453
(↓0.004)
24
(↓1)
12360
(-)
404
(+1)
65
(-)
52
(-)
0.237
(-)
2.760
(↑0.02)
6
(-)
西武
43862 0.333
(↑0.005)
39.5
(-)
12310
(+1)
451
(-)
55
(+1)
70
(+1)
0.211
(↑0.001
3.090
(↑0.02)