西武(☆7対6★)ロッテ =リーグ戦18回戦(2024.09.13)・ベルーナドーム=
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ロッテ
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西武
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勝利投手:佐藤 隼輔(2勝1敗0S)
(セーブ:アブレイユ(2勝5敗25S))
敗戦投手:澤村 拓一(1勝2敗1S)

本塁打
【ロッテ】ソト(20号・3回表2ラン)

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◆西武が逆転勝利。西武は2点ビハインドで迎えた6回裏、岸と西川の適時打が飛び出し、同点とする。続く7回には、外崎と岸の適時打で3点を追加し、勝ち越しに成功した。投げては、4番手・佐藤隼が今季2勝目。敗れたロッテは、最終回に1点差に迫るも及ばなかった。

◆ロッテのソトは8日楽天戦から3戦連発中。今日の西武戦でも本塁打を打てば、DeNA時代の19年6月以来、自身2度目の4戦連発となる。また、今季の本塁打は19本で、DeNA時代の18~21年に次いで5度目のシーズン20本塁打へもあと1本。両リーグでの4戦連発と20本塁打を同時に達成できるか。

◆元テレビ東京アナウンサーでタレントの森香澄(29)が、自身初のセレモニアルピッチに挑戦した。西武-ロッテ戦に駆けつけ、自身の誕生日の6月16日にちなんで背番号「616」のユニホームとバルーンスカートをおしゃれに着こなしマウンドに上がった。「どうにかしてノーバンでいこうと思っていたんですけど」と狙った投球は右にそれて2バウンド投球になった。自己採点は「40点」と悔しそうにしながらも、そこはタレント。「表情は頑張りました。どの瞬間を撮られても大丈夫なんじゃないかと、そこは頑張りました」。あざとい笑顔をたっぷり振りまき初挑戦を終えて「ぜひリベンジしたい」と誓った。

◆西武長谷川信哉外野手(22)が2点を追う5回2死に快音を響かせた。左中間を破る二塁打を放ち、中継が乱れる間に三塁を陥れた。米国で最も不吉な日として嫌われる「13日の金曜日」にちなみ、真剣勝負のグラウンドでは「恐怖の1番バッターに上り詰めたい」と意気込んでいた。後続が打ち取られて得点こそならなかったが、ロッテの選手たちを警戒させるに十分の一打となった。

◆米国で最も不吉な日として嫌われる「13日の金曜日」だが、本拠地ベルーナドームではどこ吹く風。西武は、この試合まで1勝16敗と苦手にしていたロッテから逆転勝ちを収めた。8日ソフトバンク戦から続いた連敗を4で止め、シーズン100敗阻止まであと1勝に迫った。誤算にも動じなかった。先発松本が5回途中4失点KOされたが、打線が奮起して3回以降コツコツと得点を積み上げた。1点差に詰め寄った6回2死二塁では、7番西川が決死のヘッドスライディングで二塁適時内野安打。「どうにかしたい気持ちで打ちにいき、一塁まで必死に走りました」と執念が実り同点に追いついた。4-4の7回2死満塁で外崎が勝ち越しの中前2点適時打。さらに岸も左前適時打と続き、打者8人の猛攻で3点を奪った。そのまま逃げ切り、ロッテ戦2連勝を飾った。

◆ロッテのネフタリ・ソト内野手(35)が19年以来自身2度目の4戦連発を放つも、空砲に終わった。3回の20号2ランに「本塁打はうれしいことだけど、まずはチームのために打つことだよ」と殊勝に話した。5回までは試合を優位に進めたものの、6回に横山が連続長打、7回に沢村が3四死球と崩れて2イニングで計5失点。16勝1敗と圧倒的に優勢だった西武に痛い黒星を喫し、連勝も3で止まった。

◆ロッテのネフタリ・ソト内野手(35)が、三回2死二塁で4試合連続となる右越えの2ランを放った。これで3年ぶりとなる20号にも到達した。「しっかり前で捌くことが出来たし、ゾーンに来た球を打ち返すことが出来たよ!スーパーマリオパワー健在だね!」カウント1―1から松本航の外角直球を一閃。高々と上がった打球は右翼席の最前列付近に吸い込まれていった。試合前時点で9月は打率・500(24打数12安打)、12打点と絶好調。この日も助っ人のバットから快音が響いた。ソトは京セラドーム大阪でのオリックス2連戦が始まる前日9日にUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)に妻と観光に訪れた。その際にマリオのアトラクションで楽しみなどし「マリオにパワーをもらった。自分のリラックスできる1日を過ごすことができて、それが(好調に)役立っている」と話していた。

◆西武・古賀が9試合ぶりの打点となる中前適時打を放った。9月に入って打撃不振に陥っていたが、待望の初打点をマークし、ベース上でガッツポーズを見せた。「打ったのは真っすぐです。チャンスの場面でしたので思い切りいきました。タイムリーヒットになってよかったです」3点ビハインドの三回無死二塁。カウント3-1からの左腕メルセデスの真っすぐを捉え、中前にはじき返し、二走の山野辺が生還した。福岡大大濠高から中大を経て2022年ドラフト3位で入団。2年目の昨季は正捕手として100試合に出場。自慢の強肩を生かしてリーグトップの盗塁阻止率・412をマークし、11月には日本代表入りを果たし「アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」に出場を果たした。今季はここまで92試合に出場し打率・231、3本塁打、11打点。打撃向上を課題に掲げた今季は2月のキャンプで連日居残り特打に臨み、暗くなるまでバットを振り込んだ。6、7月は結果が出ずに苦しんだが、8月は42打数14安打で打率・333をマークし徐々に復調しつつある。チームはすでに3年ぶりの最下位が決定したが、来季を見据えた25歳の古賀のアピールはまだまだ続く。(石井孝尚)

◆西武が逃げ切り連敗を4で止めた。2―4の六回に岸と西川の連打で追い付き、七回は外崎と岸の連打で3点を勝ち越した。ロッテはソトの4戦連発となる20号2ランなどで先行したが、救援陣の崩れが響いて連勝が3で止まった。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
78453 0.634
(↑0.003)
M10
(↑1)
17534
(+8)
351
(+3)
103
(-)
81
(-)
0.256
(-)
2.580
(-)
2
(-)
日本ハム
67518 0.568
(-)
8.5
(↓0.5)
17483
(-)
425
(-)
95
(-)
79
(-)
0.247
(-)
2.900
(-)
3
(-)
ロッテ
64586 0.525
(↓0.004)
13.5
(↓1)
15456
(+6)
454
(+7)
69
(+1)
56
(-)
0.251
(-)
3.250
(↓0.03)
4
(-)
楽天
60613 0.496
(-)
17
(↓0.5)
19432
(-)
503
(-)
65
(-)
80
(-)
0.242
(-)
3.740
(-)
5
(-)
ORIX
58673 0.464
(↓0.004)
21
(↓1)
15359
(+3)
390
(+8)
64
(+1)
51
(-)
0.239
(-)
2.760
(↓0.03)
6
(-)
西武
41852 0.325
(↑0.005)
38.5
(-)
15302
(+7)
449
(+6)
52
(-)
66
(-)
0.210
(↑0.001
3.140
(↓0.02)