DeNA(☆5対2★)中日 =リーグ戦21回戦(2024.09.13)・横浜スタジアム=
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中日
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DeNA
10030010X51000
勝利投手:ケイ(6勝6敗0S)
(セーブ:森原 康平(2勝6敗25S))
敗戦投手:松葉 貴大(5勝6敗0S)
  DAZN
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◆DeNAは初回、無死一三塁から佐野が犠飛を放ち、幸先良く1点を先制する。そのまま迎えた4回裏には、梶原と牧の連続適時打で3点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・ケイが7回2失点9奪三振の力投で今季6勝目。敗れた中日は、投打ともに振るわなかった。

◆DeNAは13日からの中日2連戦を験担ぎグルメの代表格である「カツ」にまつわる祭典「カツしかないフェス」として初開催する。スタジアム内の飲食店舗でカツにまつわるさまざまな商品を提供する。また、イベント限定企画として球団マスコットのバートがカツの姿に変身した「カツバート」として登場する。

◆DeNA牧秀悟内野手(26)が自身初めて2ケタ盗塁となる10盗塁目を決めた。今季すでに20本塁打を放っており、12球団ではソフトバンク近藤に次いで2人目の「2ケタ本塁打ー2ケタ盗塁」達成となった。2試合続けて「2番二塁」で先発。1打席目に右前打を放つと、4回2死一、二塁、中日松葉から右前適時打で追加点をもたらした。さらに一、三塁の一塁走者として初球に二盗を成功。7月2日のヤクルト戦以来、2カ月ぶりの盗塁をマークした。盗塁企図は10回で成功は10と成功確率はいまだに100%を維持している。チームは今季、キャンプから佐竹走塁アナリスト、石井チーフ打撃兼走塁兼一塁ベースコーチとともに走塁改革に取り組んだ。牧は1年目から2、3、2と計7盗塁だったが、今季はこれで自身初の2ケタ盗塁を達成。海の向こうではドジャース大谷が50本塁打、50盗塁に肉薄しているが、牧も足でチームに貢献した。

◆中日が3連敗し、借金は今季最多16になった。初回は三塁手の福永裕基内野手(28)の失策が絡み先制を許し、3点を追う9回2死では二塁打で出塁した二走石川昂弥内野手(23)が代打川越の打席でのけん制死でゲームセット。DeNAに4年連続の負け越しも決まった。最下位ヤクルトが勝利し、0・5ゲーム差に詰め寄られた。試合後の立浪監督のコメントは以下の通り。-(自ら切り出し)「(DeNAは)打線が当然いいチームなんで、なんとか少ない点数でと思ったんですけど。松葉もミスがらみで先制点をとられて、(4回の)3点のところで2死まで(いって)、なんとか粘れれば、というところだったけど。確かに相手投手(ケイ)はできが良かったかもしれないですけど、これからレギュラーを取れるかどうかという選手もたくさんいる中で、気を抜いたプレーではないでしょうけど、そういうミスもたくさん出ている。打てる、打てないというのは、相手があることですけど、やれることをもっとやっていかないと、チームが変わっていかない。その辺は、我々の指導不足といえばそれまでかもかもしれませんけど、もっとしっかりできるようにやっていきたいなと思ってます」

◆DeNA牧秀悟内野手(26)が"走打"で躍動した。4回2死一、二塁、中日松葉から右前適時打を放つと、一、三塁の一塁走者として初球に二盗を決めた。7月2日ヤクルト戦以来、2カ月ぶりとなる10盗塁目。セ界一番乗りで「2ケタ本塁打&2ケタ盗塁」に達した。7回にも二塁打から連続タッチアップの好走塁で生還。「後ろに良い打者がいるので足を絡めたら点が取れますし、仕掛けられて良かった」と駆け回った。キャンプから推し進めるチームの「走塁改革」を主将自ら体現する。1年目から2、3、2と計7盗塁も、今季は一気に増加。盗塁死はなく、成功率はいまだに100%を維持している。「(足は)速くはないですけど、それなりに。チームの方針で盗塁できる選手は果敢に攻めてますし、自分もそれに乗っかってるだけ」と謙遜するが、同じく2ケタ本塁打、2ケタ盗塁の経験者である石井チーフ打撃兼走塁兼一塁ベースコーチは「勘が良くて、走ることのセンスはチームで屈指」と絶賛する。験担ぎもかねて「カツしかないフェス」として開催された一戦。12球団最速で「20-10」を決め、2試合連続「2番」で打線を引っ張った。「(チーム全体で)朝の入り方、準備の仕方が1カ月前より変わってると思います」と牧。主将が打って走って3位広島に1ゲーム差に迫った。【小早川宗一郎】▽DeNA三浦監督(牧について)「チームが走塁の意識を高めようとしている中、率先して背中で見せてくれて、頼りになるキャプテンだと思います」▽DeNAケイ(前日からのスライド登板で7回2失点と好投し、2カ月ぶりの6勝目)「白星を飾れることは素晴らしいこと。9月の大事な時期に勝ててうれしいです」

◆セ・リーグ4位のDeNAは13―14日の中日2連戦で士気と勝ち運を上げるべく、「験担ぎグルメ」の代表格である「カツ」にまつわる祭典「カツしかないフェス」を初開催。球団マスコットのBART(バート)がカツの姿に変身し、報道陣にも異例の「カツサンド」の差し入れを実施。「勝つしかない」という強い覚悟を示した。場内では「エビカツバーガー~スペシャルオーロラソース~」や「勝ち星コロッケ!!」などを多数販売。期間中は「DREAM GATE STAND」内外にも飲食エリアが登場し、試合開始から六回裏終了まで、チケットを持っていない来場者も回遊デッキで試合の雰囲気を感じながら飲食を楽しめる。

◆DeNA・牧秀悟内野手(26)が「2番・二塁」で出場。四回に二盗を決め、4年目で初の2桁10盗塁目をマークした。牧は20本塁打を放っており、両リーグ通じて今季初の「20―10」を達成した。3―0とした四回、なお2死一、二塁で迎えた第3打席。松葉から右前適時打を放ってリードを広げると、続く佐野の打席の初球でスタートを切り、二盗に成功した。昨季までプロ入りから3年間で通算7盗塁だった牧。主将となった今季、失敗なしで10盗塁目を決めた。

◆頼れる韋駄天が帰ってきた。左ふくらはぎの張りで欠場が続いていたDeNA・梶原が、「1番・右翼」で3試合ぶりにスタメン復帰。いきなり躍動した。一回の第1打席、三塁手・石川昂の失策で出塁。続く牧の打席で結果的にはファウルとなったが、テレビ解説を務めたNPB通算378盗塁を記録した荒木雅博氏も称賛するスタートを切り、相手バッテリーにプレッシャーを掛け続けた。フルカウントとなり8球目にランエンドヒットに成功。右前打で一気に三塁へと到達し、続く佐野の中犠飛で先制のホームを踏んだ。四回2死満塁の絶好機で迎えた第3打席。中日先発の松葉に対しカウント2―2と追い込まれてからの5球目、外角低めへの変化球に食らいついた。左前へ貴重な2点打を運び「2打席目のチャンスで打てていなかったので、何としても走者をかえすんだと強い気持ちを持って打席へ向かった。追い込まれていたが、コンパクトにうまくアジャストできた」と語った。3年目の今季は7、8月にいずれも月間打率・360を超えるハイアベレージを残し、一気にレギュラーの座をつかんだ。持ち味の快足も光り、チームに欠かせない戦力となった梶原が、飛躍のシーズンを最後まで駆け抜ける。(浜浦日向)

◆DeNAが効果的に得点した。一回に佐野の犠飛で先制し、四回は梶原、牧の連続適時打で3点を追加。2点差とされた七回はオースティンの犠飛で着実にリードを広げた。ケイは7回を2失点で2カ月ぶりの6勝目。中日は3連敗。

◆DeNAは一回、無死一、三塁から佐野が中犠飛。四回は2死満塁で梶原が左前に2点打、続く牧が右前適時打を放った。先発のケイが7回2失点で6勝目を挙げた。牧に関するデータは以下の通り。?今季20本塁打のDeNA・牧が10盗塁に到達(盗塁死0)。DeNA(前身を含む)で同一シーズンに20本塁打&10盗塁以上を記録した選手は、2017年の梶谷隆幸(21本塁打、21盗塁)以来、7年ぶり8人目(10度目)。過去9度はいずれも盗塁死が1つ以上あり、盗塁死0で終えれば球団史上初。?チームで2桁盗塁を達成したのは、梶原(11個)に次いで今季2人目。同一シーズンに複数選手が2桁盗塁を達成したのは18年(3人、桑原=17、神里=15、大和=10)以来6年ぶり。DeNAでは昨季まで、のべ165人がシーズン10盗塁以上を記録。そのうち盗塁死が0だったのは1991年の清水義之(10盗塁)だけ。

◆打って走れる、頼れる主砲だ。リーグ4位のDeNAは13日、中日21回戦(横浜)に5―2で勝利。2連勝で首位巨人と5ゲーム差、3位広島と1ゲーム差に接近した。「2番・二塁」で出場した牧秀悟内野手(26)が3安打1打点。四回は4年目で初の2桁盗塁となる二盗を決め、盗塁成功率100%で今季両リーグ初の「20本塁打&10盗塁」をマークした。勝つために、主砲がグラウンドを駆け回った。疲労の蓄積するシーズン終盤でも関係ない。牧が好走塁連発でチームを連勝に導き「後ろにいい打者がいるので、ああやって足を絡めたら1点取れる。今年はそういう強さもチームにあるので、仕掛けることができてよかった」と胸を張った。3―0とした四回2死一、二塁。右前適時打を放ってリードを広げ、続く佐野の1球目で二盗に成功した。4年目で初の2桁盗塁に、失敗なしで到達。「投手が打者に集中しているのでチャンス。思い切っていくだけ」と状況判断もさえ、今季12球団でただ一人となる20本塁打と10盗塁の両方を記録した。2点差に迫られた直後の七回先頭では、右翼線への一打で好走塁を見せて二塁打に。続く佐野の中飛で、強肩岡林の万全でない捕球体勢を見て三塁を陥れる好判断。「走塁は基本好き。速くはないけど、それなりに走れる」とオースティンの犠飛につなげた。プロ入りから昨季までの3年間で通算7盗塁だったが、現役時代に4度の盗塁王に輝いた石井チーフ打撃兼走塁コーチは「勘がいい。走ることのセンスはチーム屈指。梶原くらいの走力があれば盗塁王をとれる」と技術をたたえる。今季は走塁強化を担当する佐竹アナリストも加わり、牧は「ただ走るだけでなく、しっかり準備して勇気をもっていけている」と明かした。バットでも全て右方向へ3安打を放ち、4試合連続複数安打&今季11度目の猛打賞をマーク。チームは3位広島と1ゲーム差に迫り、首位巨人とも5ゲーム差だ。奇跡の大逆転を信じて、主将が最後まで駆け抜ける。(浜浦日向)

◆DeNAの公式パフォーマンスチーム「diana」が、恒例のリレー対決「Hisense ハマスタバトル」で通算100勝を挙げた。アンカーとしてゴールテープを切ったAkiは「今日は通算100勝がかかっていたので、絶対勝利するという思いを自分自身に言い聞かせて挑みました。(イベント)カツしかないフェスを開催中ということもあり、無事に勝利することができてよかったです!」とコメントした。ハマスタバトルは昨季から四回終了時のイニング間イベントとして行われており、dianaは通算成績を100勝35敗(勝率・740)とした。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
68546 0.557
(↓0.005)
-
(-)
15396
(+2)
349
(+7)
71
(+1)
51
(-)
0.243
(-)
2.550
(↓0.03)
2
(1↑)
阪神
66586 0.532
(↑0.004)
3
(↑1)
13441
(+7)
379
(+3)
62
(+1)
35
(+1)
0.242
(↑0.001)
2.460
(↓0.01)
3
(1↓)
広島
63575 0.525
(↓0.004)
4
(-)
18363
(+3)
343
(+7)
49
(-)
53
(-)
0.236
(-)
2.440
(↓0.03)
4
(-)
DeNA
63592 0.516
(↑0.004)
5
(↑1)
19455
(+5)
428
(+2)
90
(-)
57
(+2)
0.256
(↑0.001
3.010
(↑0.01)
5
(-)
中日
53698 0.434
(↓0.004)
15
(-)
13335
(+2)
428
(+5)
59
(-)
35
(-)
0.240
(↓0.001)
2.900
(↓0.01)
6
(-)
ヤクルト
53704 0.431
(↑0.005)
15.5
(↑1)
16443
(+7)
500
(+2)
87
(+1)
58
(+1)
0.240
(↑0.001)
3.710
(↑0.01)