1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 6 | 0 | 1 |
中日 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 3 | 10 | 0 | 1 |
勝利投手:髙橋 宏斗(12勝3敗0S) (セーブ:マルティネス(1勝3敗38S)) 敗戦投手:ヤフーレ(5勝10敗0S) 本塁打 |
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◆中日は0-0で迎えた3回裏、川越の3ランで先制に成功する。投げては、先発・高橋宏が8回1失点7奪三振の快投。最後は2番手・マルティネスが締め、高橋宏は今季12勝目を挙げた。敗れたヤクルトは、先発・ヤフーレが試合をつくるも、打線が援護できなかった。
◆中日高橋宏斗投手(22)がついに本塁打を浴びた。今季対戦510人目の打者となる村上に139キロカットボールを右翼席まで運ばれた。川越の先制3ランで援護をもらった直後、4回先頭打者に許した今季初被弾だった。1リーグ時代の1944年に笠松実(阪急)と内藤幸三(朝日)が記録して以来、途絶えているシーズン規定投球回到達者の被本塁打0。80年ぶりの偉業が目前に迫っていたが「ホームランは打たれるものだと思いますし、打たれてもおかしくないような球も(これまで)投げている。運がよくてここまで打たれていないだけかなと」と話していた。「打たれちゃいけない場面は細心の注意を払いながら、状況判断しながら大胆に攻めていきたい」とも話していた。戦後初の偉業は途絶えたが、4年目右腕に動揺はなかった。
◆中日高橋宏斗投手(22)が今季初被弾も8回5安打1失点で12勝目をマークした。防御率も1・14で1位をキープ。戦後初のシーズン被本塁打0は消えたが、4年目右腕の快投は止まらない。4回だった。今季対戦510人目の打者となる村上に139キロカットボールを右翼席に運ばれた。川越の先制3ランで援護をもらった直後の被弾だった。「村上さんの一発はもったいなかったですが、8回を1点に抑えられてよかった。いろいろ周りから言われてましたが、ホームランは打たれるもの。(今季初被弾を)打たれたのが村上さんでよかったと思います」と微妙な心境を口にした。1リーグ時代の1944年に笠松実(阪急)と内藤幸三(朝日)が記録して以来、途絶えているシーズン規定投球回到達者の被本塁打0。80年ぶりの偉業は消えた。だが、1950年の2リーグ制移行では同条件での最少被本塁打は2本。2023年の山本由伸(オリックス)までわずか3投手しかいない。村上に一発こそ浴びたが、ヤクルト戦は今季4戦4勝。シーズン規定投球回まで残り8回1/3だ。「規定投球回は最低限クリアしたいポイント。これからも油断せずに頑張ります」。得意のツバメ狩りで、戦後初となる1被本塁打での防御率1位を完全に射程圏にとらえた。▽中日川越(3回、決勝の2号3ラン)「チームに貢献できてうれしいです」
◆セ・リーグ本塁数トップの神様が、打たれない男からついに撃った。3点を追う4回先頭。ヤクルト村上宗隆内野手(24)が、右翼へアーチを描いた。「うまく拾えて良かったです」。中日先発・高橋宏斗投手(22)の1ストライクからの2球目、真ん中低めに入った139キロカットボールを捉えた。厳しいコースも「反応できて打てたのでよかったです」と淡々と振り返った。チームは今季、高橋宏に手を焼いていた。試合前時点で、リーグ単独トップの防御率1・14を誇る右腕に3戦全敗。本塁打0。村上自身も試合前までは、8打数1安打4三振に封じられていた。それは他球団も同じで、巨人、広島、阪神、DeNAのどの打線も、高橋宏から本塁打を打っていなかった。そんな中で、村上様の会心の一撃だったが、「もちろんいい投手なのは分かっていますけど、打線として攻略できなかったので。ロースコアで負けていますし、そこはちょっと悔いが残るところがあります」と話すにとどめた。
◆ヤクルトの先発ミゲル・ヤフーレ投手(26)が、手痛い1発を浴びた。0-0の3回1死一、二塁から川越へ先制の3ランを献上。高津監督は「もうちょっと緩急つけても良かったと思います」。相手先発が高橋宏ということもあり、同監督は「ロースコアになるのは間違いないと思っていたので、3点というのがやっぱり大きかったですね」と渋い表情だった。
◆ヤクルト・村上宗隆内野手(24)が12試合ぶりとなる24号ソロをマークした。「4番・三塁」で先発出場。三回に3点を先制された直後の四回の攻撃だった。先頭で左打席に入ると、1ストライクから高橋宏が投じた2球目のカットボールを引っ張り、右翼席へと運んだ。50打席ぶりの一発とし「先制されたが、早いイニングに1点を取り返せてよかったです」とコメントした。
◆中日の高橋宏が12勝目を挙げた。球に力があり、8回を1失点と危なげなかった。打線は三回に川越が3ランを放った。マルティネスは38セーブ目。ヤクルトは村上の本塁打による1点止まり。ヤフーレは援護がなく10敗目を喫した。
◆打球は快音を残して、弾丸ライナーで右翼席へ消えた。ヤクルトの4番・村上宗隆内野手(24)が四回、8月24日のDeNA戦(神宮)以来12試合、50打席ぶりとなる24号ソロ。今季被本塁打がなかった中日先発・高橋宏の牙城を崩した。「いい投手だとわかっていた。うまく拾えてよかった」リーグ1位の防御率1・14を誇る右腕に対して「素直にきた球を打とう」と意識し、2球目のカットボールを引っ張った。試合前時点で今季の対戦成績は打率・125。苦戦していた右腕を打破し、本塁打王争いで2位のオースティン(DeNA)、岡本和(巨人)に2本差をつけた。9月は打率・138。試合前のティー打撃ではバットを持たず、左手の平でボールをたたく動作を繰り返すなどもがく姿がある。試行錯誤を重ね、この日は2安打。高津監督は「浮上のきっかけになってほしい」と期待した。最下位のチームはバンテリンドームで6連敗とし、借金20。背番号55は「良かったところは継続していけたら」。待望の一発を復調につなげる。(武田千怜)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
巨人 |
66 | 53 | 6 | 0.555 (↑0.004) | - (-) |
18 | 380 (+6) | 340 (+1) | 69 (+1) | 51 (+1) |
0.243 (↑0.001) | 2.540 (↑0.02) |
2 (-) |
広島 |
63 | 54 | 5 | 0.538 (↓0.005) | 2 (↓1) |
21 | 358 (+1) | 322 (+6) | 49 (-) | 52 (-) |
0.237 (↓0.001) | 2.350 (↓0.03) |
3 (-) |
阪神 |
65 | 57 | 6 | 0.533 (↑0.004) | 2.5 (-) |
15 | 431 (+7) | 372 (+2) | 60 (+2) | 34 (-) |
0.241 (↑0.001) | 2.440 (-) |
4 (-) |
DeNA |
61 | 59 | 2 | 0.508 (↓0.005) | 5.5 (↓1) |
21 | 446 (+2) | 423 (+7) | 88 (-) | 55 (-) |
0.256 (-) | 3.020 (↓0.04) |
5 (-) |
中日 |
53 | 66 | 8 | 0.445 (↑0.004) | 13 (-) |
16 | 328 (+3) | 406 (+1) | 58 (+1) | 35 (-) |
0.240 (↑0.001) | 2.840 (↑0.01) |
6 (-) |
ヤクルト |
50 | 70 | 4 | 0.417 (↓0.003) | 16.5 (↓1) |
19 | 419 (+1) | 493 (+3) | 83 (+1) | 56 (-) |
0.236 (↓0.001) | 3.750 (-) |
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