巨人(☆3対0★)ヤクルト =リーグ戦22回戦(2024.09.05)・長良川球場=
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ヤクルト
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巨人
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勝利投手:戸郷 翔征(10勝7敗0S)
(セーブ:大勢(1勝2敗24S))
敗戦投手:山野 太一(1勝3敗0S)

本塁打
【巨人】岡本 和真(22号・5回裏3ラン)

  DAZN
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◆巨人は両軍無得点で迎えた5回裏、岡本和の3ランで先制に成功する。投げては、先発・戸郷が7回1安打無失点の好投。その後はケラー、大勢の継投で完封リレーを展開し、戸郷は今季10勝目を挙げた。敗れたヤクルトは先発・山野が試合をつくるも、打線が1安打無得点と沈黙した。

◆岐阜県出身の「高嶺のなでしこ」東山恵里沙が、試合前にダンスパフォーマンスを行った。巨人ファンを公言しており「長良川球場は地元の大きな球場と知っていたので緊張しましたが、岐阜のファンの皆さんが温かく迎え入れてくださってうれしかったです。ジャイアンツファンの皆さんや会場の熱量が全身に伝わってきて、とても楽しい時間でした」とコメントした。

◆ヤクルト山野太一投手(25)が1発に泣いた。5回、2死から連打で一、三塁のピンチを招くと、巨人の4番岡本和に初球の真っすぐを右翼席へ運ばれた。今季の白星は6月12日のソフトバンク戦で挙げた1勝のみ。約3カ月ぶりの勝利を目指したが、5回3失点で3敗目が付いた。「一番大事なところで甘く入ってしまった。逆球いってしまって、ホームランだけを、長打を気を付けようと思って入ったんですけど、自分の技術不足が。厳しくいけばよかったって、すごい後悔があります。失点の仕方が毎回同じ。簡単にホームランを打たれて大量失点という形なんで、そこを見つめながらやりたい」と反省した。岡本和は初回の第1打席も、3回の第2打席も初球を振ってきていた。高津臣吾監督(55)は「全部無駄になっちゃったね。あの1球で。わざわざ投手コーチに『初球、気を付けろ』と言わせに行かせて、配球もコントロールもミスしたわけなので。投手コーチもバッテリーコーチもご立腹じゃないですか。悔しいですね。僕が悔しいですね」と厳しかった。打線は初回先頭の西川遥輝外野手(32)の右前打のみで、1安打に封じられた。連勝は2で止まった。

◆巨人が投打の柱が、岐阜城のふもとで本領を発揮した。岡本和真内野手(28)が5回、ヤクルト先発山野から先制の22号3ラン。投げては今季初の中4日で先発した戸郷翔征投手(24)が7回1安打無失点で10勝目を挙げ、3年連続2桁勝利をマーク。巨人は連敗を2で止めた。巨人が3投手のリレーで1安打完封勝ち。唯一のヒットは初回先頭打者の西川。巨人が初回先頭打者の1安打だけに抑えた完封勝ちは、46年7月22日金星戦(諏訪完投)59年4月26日国鉄戦(堀内完投)81年4月11日阪神戦(定岡完投)91年4月27日大洋戦(宮本完投)に次いで33年ぶり5度目。継投での「スミ1安打完封リレー」は今年8月31日ヤクルト戦の広島が記録しているが、巨人では球団史上初めて。ヤクルトは8月31日広島戦でも、初回の1番長岡の1安打だけで完封負け。「スミ1安打」の完封負けをシーズン2度も喫したのはプロ野球史上初。

◆岐阜出身の巨人吉川尚輝内野手(29)が地元で攻守において躍動した。9試合ぶりに2番に入り、3回に右前安打、5回には岡本和の先制3ランの起点となる中前打でマルチ安打をマーク。中京高、中京学院大ともに、慣れ親しんだ長良川球場で、地元ファンの声援を受け「学生時代たくさんやったんで思い出深い球場。声援がすごい力になりました」と感謝した。

◆巨人戸郷翔征投手(24)が今季初の中4日での先発で7回1安打無失点と無双し、3年連続2桁勝利をつかみ取った。許した安打は初回先頭・西川の右前打のみ。序盤は直球で押し込み、中盤からフォークを決め球にしながら7奪三振をマークした。「中4日ですし、やれることは限られているので疲労も絶対出てくる。それまでにゼロで抑えるつもりで投げていた」。103球の力投で10勝目を挙げた。過去3度あった中4日の登板での防御率は7・82と奮わなかった。4回まで0-0の投手戦を演じると、ベンチでは阿部監督から「1-0でしか勝てないよ」とハッパを掛けられ、好投で応えた投手キャプテンこと"投将"。サウナ、交代浴をいつも以上に増やす一方で、ブルペン投球は回避した。次回、中6日での広島との直接対決を見据え「残り試合数が決まっているので疲労をとることも優先しますし、トレーニングをしっかりして最後まで落ちなければ一番いい」と突っ走る。

◆天下取りだ! 巨人が総大将・阿部慎之助監督(45)の陣頭指揮のもと、投打の大将の活躍で勝利をつかみ首位再浮上した。岐阜城が見下ろす長良川球場での一戦で、若大将・岡本和真内野手(28)の22号先制3ランでのろしを上げると、投手キャプテンの戸郷翔征投手(24)が7回1安打無失点と無双した。今季初の中4日での先発で付け入る隙を与えず3年連続2桁勝利を挙げた。連敗を2でストップさせ、敗れた広島と入れ替わり、6日ぶりにセ界のてっぺんに立った。天下統一拠点の地すら、若大将の眼中になかった。4番岡本和が5回2死一、三塁で、ヤクルト山野の初球、ど真ん中の直球を一撃で捉えた。湿った空気を乾いた音で切り裂き、右翼スタンドへ入る22号先制3ラン。勝利の立役者は試合を終えると、あっけらかんとこういった。「あそこにあったの城やったんすか。暗くなってもあそこだけ光ってたんで『あれなんやろう』って」。岐阜城を背にしてバスに乗り込んだ。総大将から若大将への変わらぬ信頼がたぐり寄せた。8月24日から続いた1番から4番の並びを9試合ぶりに動かした。浅野を7番に置き、代わって2番に入った吉川が2死から中前打。次打者・モンテスが遊撃内野安打でヒットエンドランを成功させ一、三塁と拡大させたチャンスを不動の4番が仕留めた。前夜に完封負けで2連敗を喫した中、阿部監督が「なかなか打線が機能していなかったので、ああいうホームランは大きい」と、打順変更の作戦が功を奏した。指揮官はかつて、ふもとまで登った岐阜城を横目に、試合前練習を左翼の位置から見守った。現役時代の17年7月24日、通算2000安打を目前に、岐阜での全体練習を終えると金華山へと続くゴンドラに乗り込んだ。タオルを頭にねじり鉢巻きにして締めて、難攻不落と言われた岐阜城を間近に見た。「何かを成し遂げるのは簡単なことではない。ここにきて改めて痛感させられた」と語っていた武将・織田信長の天下統一拠点の地。扇の要から総大将へと立ち位置を変えて、勝利への陣頭指揮を執り、首位に再浮上した。中4日で先発した戸郷には「1-0でしか勝てないよ」とハッパを掛けた。「プレッシャーかけちゃったんだけど頑張ってくれた」と"投将"にお褒めの言葉。ヤクルト3連戦、大阪での2試合を落とし、岐阜・長良川に場所を移して迎えた一戦を、投打の猛将と総大将の三位一体となって制し、天下統一が見えてきた。【栗田成芳】岡本和が5回に決勝3ラン。岡本和の勝利打点(V打)は両リーグ最多の今季17度目(2位はソフトバンク山川とロッテ・ソトの14度)で、昨季の16度を上回る自己最多となった。なお、巨人でシーズン17V打は15年坂本以来9年ぶり。

◆動画は下記Xロゴをクリックすると見られます/みんなが笑顔になる\強烈な打球に身を挺して#坂本勇人 ファインプレー?プロ野球(2024/9/5)??巨人×ヤクルト??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #giants pic.twitter.com/DMvM238NX6

◆巨人・坂本勇人内野手(35)が8月28日のヤクルト戦(神宮)以来、5試合ぶりに先発に名を連ねた。腰痛の影響で31日の阪神戦でベンチメンバーから外れたが、1日から復帰。4日のヤクルト戦(京セラ)で代打で出場したが、遊ゴロに倒れた。地元岐阜出身の吉川尚輝内野手(29)が9試合ぶりに2番に入った。

◆巨人・岡本和真内野手(28)が先制の22号3ランを放った。2死から吉川、モンテスの連打でつくった0-0の五回2死一、二塁の好機。ヤクルト先発左腕・山野が投じた初球の直球を豪快に振りぬき、右翼席までかっ飛ばした。今季3本目となる右方向のアーチで本塁打数トップのヤクルト・村上に1本差と接近。主砲が8月27日のヤクルト戦(神宮)以来、6試合ぶりの一発で貴重な先制点を戸郷にプレゼントした。

◆年に一度の舞台に地元のヒーローが帰ってきた。岐阜・羽島市出身の巨人・吉川が凱旋(がいせん)。直近は「6番・二塁」での出場が続いていたが、9試合ぶりに2番に入った。試合前のスタメン発表で名前が場内にアナウンスされると、スタンドからはひときわ大きな拍手と歓声が飛んだ。一回の第1打席は低めのフォークを逆方向へはじき返すも左飛。三回の第2打席は初球のスライダーを右前打。五回の第3打席も中前へ運び、複数安打を記録した。試合が行われた長良川球場の左翼後方、金華山の山頂には岐阜城がそびえ立つ。城主だった織田信長も愛した「鵜(う)飼い」で有名な長良川のほとりにある球場で、吉川は岐阜・中京高―中京学院大時代に何度もプレーした経験を持つ。東海地区大学野球リーグ(岐阜県リーグ)を戦った中京学院大時代は4年時の2016年に全日本大学選手権で初出場初優勝を果たしたが、決して整った練習環境ではなかった。自前のグラウンドはなく、高校や中津川市内の球場や広場などを間借りして練習していた。同球場で昨季は出場機会がなかったが、2022年にはこの日と同じヤクルトを相手に5打数3安打4打点。二塁打が出ればサイクルヒットという大活躍を披露した。生まれ育ち、大学時代まで過ごした岐阜の地で躍動した。

◆〝鬼門〟を突破した。ヤクルト・山野が巨人戦に先発。左翼後方に岐阜城を望む長良川球場で、上々の立ち上がりを見せた。「後のことは考えずに、きれいにいくよりかは、初回は全力で抑えにいくという気持ちでいこうと思う」登板前日の4日、そう意気込んでいた山野。試合前時点で今季先発した5試合では計21失点をしており、いずれも一―三回に集中していた。先発した直近3試合はいずれも3回以下で降板。仕事を果たすためには「立ち上がり」が越えなければいけない壁だった。序盤3イニングは毎回得点圏に走者を背負う苦しい展開。それでも、一回は2死二塁で岡本和を右飛、二回は2死一、三塁で戸郷を見逃し三振、三回は2死二、三塁で長岡の好守もあって大城卓を遊ゴロに抑えた。東北福祉大から入団4年目の今季は、先発も救援もこなしながらアピール。この日の登板に向けても「チャンスをもらえている以上、しっかり結果を残したい。先発する以上、やっぱり勝ち星はほしい」と言葉に力を込めていた左腕。今季初登板となった6月12日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)以来となる2勝目への思いを球に込め、全力で腕を振った。だが、落とし穴が待っていた。0―0の五回2死一、三塁で岡本和に22号3ランを被弾。チームとしては3試合ぶりの先制点を献上し、5回7安打3失点で降板した。

◆巨人が3連敗を免れ、首位に浮上した。戸郷は球が切れ、7回を投げて一回先頭の西川の1安打に抑えて無失点。3年連続の2桁勝利に到達した。打線は五回2死から連打で攻め、岡本和が3点本塁打を放った。ヤクルトは打線が沈黙。

◆巨人は投打の軸が活躍し、連敗を2でストップさせた。阿部慎之助監督(45)は「それしかないっていう勝ち方だったな。途中で『1-0でしか勝てないよ』と戸郷にプレッシャーをかけちゃったんだけど、頑張ってくれたね」と中4日で好投した戸郷をたたえた。先発した戸郷は、2年ぶりの中4日での登板も、7回7奪三振無失点。3年連続の2桁10勝目を挙げた。打線は、4番の岡本和が五回に22号3ランをマーク。エースと主砲で大きな1勝をもたらした。快投した右腕に指揮官は「真っすぐが要所でしっかり使えていたのがよかった」と目を細め、主砲の一発には「ほんと大きなホームラン」と脱帽した。本拠地・東京ドームで迎える7日からのDeNA戦に向けて青年監督は「ずっと大事な試合。相手に関係なく、勝てるように全員でやりたい」と気持ちを切り替えた。

◆岐阜県出身の巨人・吉川尚輝内野手(29)が〝地元凱旋〟で躍動した。「2番・二塁」で先発した左打者は、三回の第2打席で右前打、五回の第3打席も中前打を放ち、3試合ぶりのマルチ安打を記録。岐阜・中京高―中京学院大時代に何度もプレーした慣れ親しんだ球場で存在感を示した。地元ファンの大歓声を浴びた吉川は「学生時代にたくさんやった球場なので、思い出深い球場。年に1回しか試合がないですけど、声援がすごく力になった」と感謝した。

◆セ・リーグ最下位のヤクルトは、打線が一回先頭・西川の右前打以降安打がなく、今季14度目の零封負け。連勝が2で止まった。投げては先発の山野太一投手(25)が、課題だった序盤の3イニングは何とか無失点で切り抜けたものの、五回2死一、三塁で巨人の4番・岡本和に22号3ランを被弾。第1、2打席ともに1球目からスイングを仕掛けてきた主砲に、初球の甘く入った直球を痛打された。高津臣吾監督(55)の主なコメントは以下の通り。――先発・山野は5回7安打3失点だったが、もう少し粘ってほしかった「全部無駄になっちゃったね。(岡本和に3ランされた)あの1球で。わざわざ(伊藤)投手コーチに『初球、気をつけろ』と言わせに行かせて、配球もコントロールもミスしたわけなので、まあ悔しいですよね」――岡本和には1打席目から全て初球スイングされていた「そうなんですよ。そうやって本人たちはもちろんわかっていることで、何なんだろうと。投手コーチもバッテリーコーチもご立腹じゃないですか」――直球を痛打されたが配球の選択は「配球は何とも言えないですね。ただ、初球から振ってくるということですよ。全部条件がそろっている。それまでの打席よりもそろっている3打席目。ランナーも2人いる。その中でインコースの真っすぐで打ち取れると思ったのか、それをミスして外に行ってしまったのか、ワンスイングで試合が決まってしまう状況なので。ジャイアンツの4番・岡本さんですからね。悔やまれる1球ですね」――山野は課題だった立ち上がりは抑えただけに悔やまれる「そうですね。悔しいですね。僕が悔しいですね」――打線は巨人先発・戸郷を打ち崩せず。一回先頭・西川の右前打以降安打がなかった「中4日であれだけのピッチングをするんですからね。すごいと思いました。すごい投手だなと思いました。いろいろ対策練って打席には立ったんですけど、できたことも、できないこともあって非常に難しい投手でした」――村上を2番で起用した意図「いや、一番は本人の気分転換ですね。いろいろこちらでできることはやってあげたいと思っているんですけどね。あとは本人が努力して、どう修正していくかだと思うんですけど」――四死球もあって少ない好機から何とか得点にという形だったが「そうですね。まあ(安打)1本じゃ勝てないですね。1本(岡本和の3ラン)で3点取られましたけど」――6日は移動ゲームで阪神戦(神宮)に臨む「うーん。うーん。ちょっと反省したいです。今日の」

◆ヤクルト・高津臣吾監督(撮影・沢野貴信)

◆中京学院大を卒業するまで岐阜で育った羽島市出身の吉川が、故郷に錦を飾った。五回2死では岡本和の3ランを呼び込む中前打を放つなど2安打、1犠打。球場内のグッズショップでは、親戚が羽島市で営む「吉川養鶏 COCCOPURIO」の記念品が配布される凱旋(がいせん)ムードの中、「学生時代にたくさんプレーした思い出深い球場なので、勝ててよかった」とうれしそうだった。

◆巨人は5日、ヤクルト22回戦(岐阜)に3-0で勝利。0・5ゲーム差で追っていた広島が敗れたため8月30日以来、6日ぶりに首位を奪回した。岡本和真内野手(28)が0-0の五回、均衡を破る22号3ランを右翼席へ放った。6試合ぶりの一発は、今季3本目となる右方向への豪快弾。4年ぶりの〝セ界統一〟へ向け、4番打者がバットで号砲を鳴らした。天下統一ならぬ〝セ界統一〟が岐阜から始まる。舞台は左翼後方に岐阜城を望む長良川球場だ。0-0の五回2死一、三塁。岡本和が右翼席へ22号決勝3ランを運んだ。貫禄のある構えから狙いを定め、直球を〝一太刀〟。夜空にアーチを架け、珍しく声を弾ませた。「最高の結果です。ヒットを一本も打ったことがなくて、僕にとってはあまり縁起のいい球場ではなかったので、うれしかった」ヤクルト3連戦初戦の3日は九回2死まで無得点で、前夜4日に今季17度目の零敗を喫した打線はこの日も三回まで5残塁。打開したのは岡本和だ。ストライク先行の傾向が強かった山野の初球を狙い、逆方向の右翼席へ。広島がDeNAにサヨナラ負けしたため、8月30日以来の首位浮上に導く一発となった。

◆難攻不落の城としても知られた岐阜城のごとく、巨人・戸郷翔征投手(24)は攻め入る隙を与えなかった。2季ぶりの中4日先発で7回103球、1安打無失点。3年連続の2桁となる10勝目(7敗)をつかんだ。「初回から飛ばしていくつもりだった。(阿部)監督が気合が入っていた。活を入れてもらったので、何とか勝ててよかった」味方打線が毎回のように好機を生かせず、0-0だった序盤、ベンチで阿部監督から予言を受けた。「1-0でしか勝てないよ」。1点が勝負を左右する展開だと念押しされ、疲れは吹き飛んだ。許した安打は一回先頭で西川に許した右前打のみ。リーグトップを走る奪三振数も7個加えて139とした。阿部監督は「プレッシャーをかけちゃったんだけど、頑張ってくれた。素晴らしいですよ」とねぎらった。ともに12勝を挙げた2022、23年に続く2桁勝利。高卒6年目にして通算53勝を挙げるエースは「素直にうれしい。上に菅野さんがいるので、何とか追いかけて頑張ります」と、リーグトップの13勝をマークしている先輩の背中を追う。次回登板は中6日で優勝を争う広島戦(マツダ)となる見込み。正念場で力を振り絞る。(谷川直之)

◆巨人・坂本勇人内野手(35)が8月31日の阪神戦の練習で訴えた腰痛から復活し、「6番・三塁」で5試合ぶりに先発出場した。二回には左翼線へ二塁打を放ち、通算2400安打まで2本と迫る35歳は「(スタメンは)うれしかった。勝ててよかったです」と笑顔。昨年同時期の広島戦で、原前監督から三塁転向を打診された長良川球場で、華麗な三塁守備も披露した。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
巨人
64526 0.552
(↑0.004)
-
(↓0.5)
21371
(+3)
329
(-)
66
(+1)
50
(-)
0.242
(-)
2.560
(↑0.02)
2
(1↓)
広島
62515 0.549
(↓0.005)
0.5
(↑0.5)
25352
(+3)
308
(+4)
48
(-)
52
(+2)
0.237
(-)
2.310
(↓0.01)
3
(-)
阪神
62566 0.525
(↑0.004)
3
(↑0.5)
19406
(+2)
364
(+1)
54
(-)
34
(-)
0.239
(-)
2.480
(↑0.01)
4
(-)
DeNA
60572 0.513
(↑0.004)
4.5
(↑0.5)
24434
(+4)
413
(+3)
88
(-)
54
(-)
0.256
(-)
3.030
(-)
5
(-)
中日
50658 0.435
(↓0.004)
13.5
(↓0.5)
20317
(+1)
400
(+2)
53
(-)
35
(-)
0.239
(↑0.001)
2.880
(-)
6
(-)
ヤクルト
49674 0.422
(↓0.004)
15
(↓0.5)
23412
(-)
472
(+3)
80
(-)
55
(-)
0.237
(↓0.001)
3.690
(↑0.01)