阪神(☆9対4★)中日 =リーグ戦23回戦(2024.09.04)・阪神甲子園球場=
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中日
2000020004821
阪神
60002100X91331
勝利投手:村上 頌樹(6勝9敗0S)
敗戦投手:小笠原 慎之介(5勝10敗0S)

本塁打
【中日】細川 成也(18号・6回表ソロ)
【阪神】井上 広大(2号・1回裏2ラン)

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◆阪神は2点ビハインドの1回裏、井上の2ランなどで一挙6点を奪い、逆転に成功する。そのまま迎えた5回には、木浪の適時打などで2点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・村上が6回途中4失点で今季6勝目。敗れた中日は、先発・小笠原が誤算だった。

◆阪神のスタメンが発表された。井上広大外野手(23)が「6番左翼」でスタメンに名を連ねた。プロ初本塁打を放った8月28日DeNA戦以来の今季7試合目のスタメン。今季甲子園では7打席で無安打5三振だが、快音を響かせて勝利に貢献できるか。阪神の村上頌樹投手(26)が先発マウンドに上がる。3試合連続で白星から遠ざかっており、8月2日DeNA戦以来の約1カ月ぶり6勝目を狙う。前日3日は首位広島と2位巨人が敗れて上位3チームで"独り勝ち"で首位とのゲーム差を4・5と縮めた。2日連続でゲーム差を詰められるか。

◆阪神井上広大外野手(23)が甲子園初アーチを放った。初回無死一塁。5連打で4得点を挙げた直後の打席だった。中日小笠原の初球146キロ直球を一振りでジャストミート。高々と上がった打球は左翼席に吸い込まれる今季2号2ランとなった。「みんながどんどん打っていい流れを作ってくれた打席だったので、ストライクは思い切って打とうと思っていました。ストレートをしっかり捉えることができました」8月28日DeNA戦(横浜)でプロ5年目で初の本塁打を放った井上。4試合ぶりのスタメン出場で、いきなり最高の結果を出した。阪神井上が甲子園初アーチ。井上は履正社(大阪)時代の19年夏の甲子園で3本塁打を放っている。阪神にドラフトで入団した選手で、高校時代に甲子園で本塁打を打ち、プロでも甲子園で本塁打を記録したのは、最近では光星学院(青森、現八戸学院光星)の12年夏に4本塁打し、阪神でも16年から22年まで通算9本打った北條史也、大阪桐蔭3年春、夏に2本塁打し、阪神入団後の21年に打った藤浪晋太郎、11年夏に日大三(西東京)で2本塁打し、プロでも通算5本打った高山俊らがいる。

◆阪神が初回先頭からの6連打で豪快にスコアをひっくり返した。初回に2点先制されたがその裏、無死一、二塁から森下翔太外野手(23)の右中間二塁打で、すかさず同点。大山悠輔内野手(29)の中越え二塁打で二、三塁とすると佐藤輝明内野手(25)が中前に詰まりながらはじき返して、2点を勝ち越した。まだ終わらない。6番で起用された井上広大外野手(23)が初球の直球を狙い打ち、左翼越えに2号2ラン。一挙6得点のビッグイニングとした。

◆2日連続での上位3チーム内での"独り勝ち"の可能性に場内が湧いた。3回終了時にバックスクリーンに他球場の試合経過が映し出されると、広島と巨人がともにリードを許す展開。場内の阪神ファンはドッと沸き、拍手が起こった。3回を終えて阪神は6-2と4点リード。初回に2点を先制されたが、裏の攻撃で初回の先頭から6者連続安打で一気に6点を奪って逆転した。

◆阪神の「満塁男」木浪聖也内野手(30)が本領発揮した。6-2の5回1死満塁で左前打を放ち、1点を加えた。今季、満塁では14打数8安打、打率5割7分1厘、15打点と圧倒的な成績だ。

◆阪神の先発野手8人が全員安打をマークした。初回に先頭近本光司外野手(29)から怒濤(どとう)の6連打で6得点。5回には残りの坂本誠志郎捕手(30)木浪聖也内野手(30)が安打した。さらに9番投手の村上頌樹(26)は無安打ながら、5回に内野ゴロで打点を挙げ、文字通りの全員攻撃で試合の主導権を握った。

◆阪神が2日連続の「独り勝ち」で上位2チームを猛追した。初回の猛攻で逆転勝ちし、連勝で貯金5。3カードぶりのカード勝ち越しとなった。今季の甲子園での中日戦は9勝1分けで無敗を継続。上位3チームで唯一の勝利となり、首位広島とのゲーム差を3・5、2位巨人とは3に縮めた。初回に村上頌樹投手(26)が2失点。佐藤輝明内野手(25)の失策も絡み、嫌な流れだった。直後に流れを取り戻した。先頭の1番近本光司外野手(29)から6番井上広大外野手(23)まで6連打。無死一、二塁で森下翔太外野手(24)が右中間へ同点の2点適時二塁打を決めた。さらに無死二、三塁で佐藤輝がミスを取り返す勝ち越し2点適時打。井上が2号2ランで締めた。履正社(大阪)で19年夏の甲子園を制した井上。星稜(石川)との決勝で奥川(現ヤクルト)から本塁打を放ち頂点に導いた男が、1軍ではプロ初の甲子園アーチを放った。初回に6得点は今季チーム最多となった。5回には「満塁男」木浪聖也内野手(30)が左前適時打を放ち貴重な追加点。村上も内野ゴロで1点を挙げた。先発野手全員安打の猛攻だった。6回には4番大山の犠飛で1点追加。攻撃を手を緩めなかった。村上は初回の失点から立ち直り6回途中4失点(自責1)。8月2日DeNA戦以来、約1カ月ぶりの6勝目となった。今季の投球回は137回1/3となり、次回登板にも2年連続の規定投球回に到達する。5日の中日戦で同一カード3連勝を目指す。

◆動画は下記Xロゴをクリックすると見られます/甲子園のレフトへ美しい弧\ノーステップ打法で開花#井上広大 第2号2ランホームラン?プロ野球(2024/9/4)??阪神×中日??見逃し配信中#DAZNプロ野球 #hanshin pic.twitter.com/iq8w0oeEEo

◆やっぱり先輩とは相性がいい! 阪神森下翔太外野手(24)が、中日小笠原に初回から襲いかかった。2点を先制されたその裏。無死一、二塁で右中間にライナーではじき返した。一塁から中野も一気にかえる2点二塁打。あっという間に追いつき、胸を張った。「昨日、チャンスで打てなかったので今日は何としても、と。1つのチャンスをものにできればチームもいけるぞという雰囲気になる。自分が3番打者としてしっかり打つことがこれからも大切になる」小笠原は東海大相模の3学年先輩。今季は10打数2安打と分が悪かったが、データを洗い直し、ポイントを高めに設定。読み通り、外角高めに来た147キロを完璧にたたいた。2回にも二塁内野安打。プロ通算は21打数9安打で対戦打率を4割2分9厘に上げた。これで得点圏打率も3割4分2厘に上昇。打点はチーム一番乗りで60を突破して「61」に。並んでいた中大の先輩のDeNA牧の上位をいき、トップの巨人岡本和、ヤクルト村上に4差に肉薄。「チャンス、打点にはこだわってやってきたので」。一番ほしいタイトルも、視界に入ってきた。8回最終打席は2死から四球を選び、チームは3者凡退イニングなし。先発野手全員安打で、前日の高橋宏に続いて中日の2本柱を打ち崩した。「明日勝たないと意味がない。もう9月なので先を見据えても仕方ない。やれることをしっかりやるだけです」。一戦必勝、1打席集中を誓った。【柏原誠】

◆阪神の1番近本光司外野手(29)が初回の6者連続安打の火付け役となった。2点ビハインドの初回。中日先発小笠原に追い込まれたが、112キロ変化球を左前に運んだ。「結果的に点が入って良かった」と6番井上まで安打が続き6得点につながった。連続試合安打も17に伸び、4回にも左前打で2試合連続マルチ安打。安打数は試合前時点でヤクルト長岡に1差の2位だったが、138安打でリーグトップに浮上した。中日、ヤクルトと下位チームとの6連戦に「今週は絶対に落とせない。1つ1つ勝ち切るということが大事」と引き締めた。

◆阪神が2日連続の「独り勝ち」で上位2チームを猛追した。初回の猛攻で逆転勝ちし、連勝で貯金5。3カードぶりのカード勝ち越しとなった。今季の甲子園での中日戦は9勝1分けを無敗を継続。上位3チームで唯一の勝利となり、首位広島とのゲーム差を3・5、2位巨人とは3に縮めた。岡田監督の一問一答は以下の通り。(テレビインタビュー)-初回から大きく動いたゲーム「いやいや、まあ、2点取られてね、なんか嫌な感じやったけど、よくつながりましたよね。6番までね。おーん」-6連打、打者一巡の猛攻。どんな攻撃だった「いやいや、どんな攻撃ってね。久しぶりによく打つなーと思いましたけど」-チャンスに強い森下の同点打、ミスを取り返す佐藤輝の勝ち越し打「いやいや、まあ、それはまあね、初回にね、そういう形で出たんですけど。とにかくもうこれからはチャンスというかね、その誰が回ってくるかわからないけど、そこでタイムリー打って、点を積み重ねていくというか。そういうゲームをね。ほんと結果だけになってくるので、そういう意味では集中打というか。そういう意味では2点取られた後だったので、そういう意味では大きかったですね」-井上は甲子園初アーチ「うん。そうですね。まあ便乗して、最後。でも、とにかく追加点というか、そういうのが大きいですよ」-木浪が満塁でまた打った「いやいや、それはまあ、いいことと思いますよ」-4番大山が犠飛でかえす手堅いパターンもあった 「6点取った後にね、なかなか点が取れなかったけど、次の1点次の1点というかね、やっぱり5点くらいあるとちょっと勝ちパターンのピッチャーも休ませられるので、そういう意味で1点1点積み重ねというか、あそこ1点2点が大きかったですね」-村上の投球について「いやー良くなかったですね。前回も同じようにね。前回は横浜かな? 同じようなね、前半でも単調になってね。2回からやっとカーブを使い出すというかね、横浜そのままですよ、横浜で言うたことを繰り返すからまたああいうことになるんですよ」-1カ月ぶりの6勝目を挙げたのは自信になるか「いやいや、そんなん全然ないんじゃないですか。本人は勝ち投手と思ってないんじゃないですか」-島本、石井、及川の無失点リレーは「いやいや、6連戦のまだ2試合目ですから、何とか、7回どけはね、6回は村上投げ切って欲しかったんだけど、あそこまでいくともうしょうがないんでね。7回だけ、上位打線だけ、あそこ抑えればね、あとは何とかいける、逃げ切れるっていうね、そういう感じだったんで石井だけは行きましたけどね」-広島、巨人が敗れてゲーム差は縮まった。残り20試合「いやいや、そんなん全然関係ないですよ、そんなの。誰もそんなこと言ってないし、ずっと、1試合1試合勝っていくだけなんで、そんな計算はしてないですけどね」

◆阪神が2日連続の「独り勝ち」で上位2チームを猛追した。初回の猛攻で逆転勝ちし、連勝で貯金5。3カードぶりのカード勝ち越しとなった。今季の甲子園での中日戦は9勝1分けを無敗を継続。上位3チームで唯一の勝利となり、首位広島とのゲーム差を3・5、2位巨人とは3に縮めた。岡田彰布監督の一問一答は以下の通り。(ペン囲み)-井上の志願2軍戦出場がきいたか「いや、そら分からん。でもこういう結果に表れるんやからな」-前回真っすぐのことを言っていた「いやいや、だから、昨日のな。ストレート2つね、速いボールを空振りした後に、自分の感じで遅れているいうの修正して、なあ、ライトフライやけどな、昨日はな。あの打席がなかったら今日は使わなかったけどな」-東の本塁打に続き初球だった。一発で仕留められる「一発で仕留めるいうか、どっちかいうたらどさくさ紛れで1、2、3でいってるやん。そういうことやんか。一発で仕留められるとか、そういう次元とか、一発で仕留めるバッターなんか誰ひとりいてないよ」-この時期に本塁打打てる打者が出てきた「今日はたまたま出たけど、そんな簡単なもんじゃないで、そんなん」-佐藤輝も取り返した「エラーの後のタイムリー初めてやろ」-ミスするとしゅんとするイメージ「だから、それは便乗できたいうことやろ。みんなのアレに乗れたいうことやんか。点入らんとな、2アウト一、二塁とかで回ってきたら分からんよ。そういうことや、だから打線でいいつながりになってくるとそうなってくるいうことやんか」-カバーし合いながら「カバー大きいけどな、大変やけど」-初回、安藤コーチがマウンドに行った後にカーブが増えた。監督から指示を「そうやん。真っすぐばっかり。だから去年と同じ感覚でいったらアカンって、坂本にもな。去年やったら抑えられたリードでも今年は違うって。そんなん受けとったら分かるやろ。横浜で3回からカーブ使って、ずっと抑えたやん。最後オースティンに打たれたけどさ、真っすぐ、結局。そういう反省が全然できてないやろ。おんなじや、今日なんか初回から。初回カーブ投げたか? 何で投げへんの。それからカーブでいくつアウトにできた? 宇佐美やろ、岡林やろ、もう1人右もおったな。1球でアウト取れるのに、何で使えへんのかな、もう。だからおんなじことばっか言ってるわ、ベンチで。やれへんもんな」-やれば楽になるのに「そういうことやん。何で苦しい、ぶつかり勝負ばっかするんやろ。な、だから去年のイメージ持ってたらアカンっていうの」

◆中日小笠原慎之介投手が初回に6連打を浴び、6失点と炎上した。2点の援護をもらいながら、その裏に17年7月8日DeNA戦の6回以来となる自己ワーストタイの1イニング6失点。チームは今季甲子園10戦で9敗1分けとなり、5日も敗れると、球団では76年後楽園、80年広島、95年横浜以来4度目の相手本拠地での年間白星なしとなる。立浪監督は「力がないから勝てない。まだまだ明らかに力不足」と怒りをかみ殺した。借金は今季最多14に膨れ上がった。▽中日小笠原(自身7年ぶりの1イニング6失点で10敗)「良い流れを断ち切ってしまい、申し訳ない」

◆阪神大山悠輔内野手(29)が初回6得点をアシストした。同点に追いついた直後、無死二塁から中日小笠原の高めに浮いた変化球を強振し、中堅手の頭を越える二塁打。「流れという意味でもすぐに取り返せたのは、ズルズルいかないためにも大事だと思ったので良かったんじゃないかと思う」。6年連続100安打と2桁本塁打は球団右打者では岡田彰布以来で6人目。4番が存在感を見せた。大山が今季の安打数を101とした。既に13本塁打を放っており、6年連続3桁安打と2桁本塁打を達成した。阪神では真弓明信(10年連続)、藤村富美男、佐野仙好、金本知憲(いずれも7年連続)、岡田彰布(6年連続)に次ぎ6人目で、生え抜きでは4人目だ。阪神ドラフト1位入団選手の今季3桁安打は、近本138安打、森下102安打に続き3人目(ほかに同6位の中野が107安打)。ドラフト1位3選手による年間100安打以上は、21年から4年連続となった。今季は佐藤輝も99安打を放っており、同一年にドラフト最上位選手4人が3桁安打なら球団初となる。

◆男には意地がある。阪神佐藤輝明内野手(25)が、ミスを挽回する決勝打で大勝に導いた。2点差を追いついた初回無死二、三塁。小笠原の内角146キロ直球を詰まりながらも中前へ。2点適時打で勝ち越し、一挙6得点の猛攻につなげた。「ミスを取り返すという気持ちでしたし、打線がつながっていい流れだったので、自分もうまくその流れに乗ることができました」初回先頭近本から6連打。その「5人目」として続き、つないだ。8月最後の5試合は2安打と下降気味だったが、9月に入って再び上昇モード。「6連打ですごく良い攻撃ができたと思います」。2試合連続安打に表情は明るい。これで今季99安打とし、新人から4年連続の100安打に王手。すでに到達している近本、森下、大山に続き、ドラフト1位の4選手が同一年に100安打を決めれば、球団初となる。頭文字をとって「近森大佐」4人衆。佐藤輝が快挙達成人となる日は近い。打たなければいけない理由があった。初回の守り。無死一塁で福永の三ゴロを処理。併殺を狙った二塁送球がそれた。結果はオールセーフ。12球団ワーストの22失策目で、初回2失点につなげてしまった。村上登板時は今季5失策目。5月14日の中日戦(豊橋)では、逆転負けの要因となるエラーで翌15日に2軍落ち。村上も3敗目を喫した苦い教訓がある。時は戻せない。ならば打って取り返すしかない。「チャンスだったので結果を残したい、と」。岡田監督も「便乗できたいうことやろ。みんなのアレに乗れたいうことやんか」と流れの大きさを説いた。仲間の力も借り、ミスしたその裏に最高の形で結果を出した。連勝で首位広島とのゲーム差が3・5差に縮まった。背番号8は「まだちょっと差はありますけど、やることやっていきたい」。酸いも甘いも、全てを糧に前へ進む。【中野椋】

◆阪神が逆転勝ちで2夜連続となる上位3チームでの"独り勝ち"を決めた。初回に2点を奪われたが、裏に先頭から6連打で6得点。森下翔太外野手(24)が同点打を放つと、佐藤輝明内野手(25)が勝ち越し打。最後は6番でスタメンに入った井上広大外野手(23)が自身甲子園1号となる2ランを放った。先発の村上頌樹投手(26)は6回途中4失点と苦しみながらも8月2日DeNA戦以来約1カ月ぶりの6勝目を手にした。森下と井上のお立ち台の一問一答は以下の通り森下-1回の打席昨日チャンスで凡退してしまったのでその悔しさを1打席目にぶつけようと打席に入りました。-得点圏で勝負強い打点にはこだわってやってきたので1本出てよかったなと思います。-9月はどんな打撃見せてくれるピッチャーが本当に粘ってくれているので、ピッチャーを助けるような先制点だったり追加点を取っていきたい。-高橋宏、小笠原からの連勝は大きい大きいけど明日勝たないと意味がないと思うので3連勝したい。-井上の1発はどう見ていたベンチから見ていて完璧だったのでさすがだなと思いました。-強力なライバルになってきそうそうですね。負けないように頑張ります。-首位と3・5ゲーム差最後まで諦めなければ何かあると思っているので、ここから勝って首位に立ちたいと思います。井上-歓声いかがめちゃくちゃ最高です。-高校時代も本塁打。1軍で初めて甲子園で本塁打こんな歓声をいただいたことがないくらいの大歓声だったのでこれからももっと打てるように頑張ります。-どんな思いで戦っている1日1日が勝負だと思う。明日も試合に出るならしっかりと結果を出せるように頑張りたいと思います。-今年の9月の優勝戦線への思いはこれから試合に出ることもあると思うので、その試合で自分が活躍してチームを勝利に導けるように頑張ります。-ここからの戦いの決意明日も勝って必ず優勝するので応援よろしくお願いします!

◆阪神坂本誠志郎捕手(30)がマルチ安打で存在感を見せた。5回1死一、二塁から左前打でつないで木浪の適時打を呼び込むと、7回にも右翼超えの二塁打。7月13日中日戦以来、約2カ月ぶりの複数安打だったが、初回6者連続安打で迎えた打席での中飛凡退を反省。「最初にアウトになったのが僕なので、また頑張ります」と引き締めていた。

◆中日小笠原慎之介投手(26)が、2点先制直後の1回裏に6連打を浴びて6失点と炎上した。チームは今季甲子園で10戦9敗1分けで、借金も今季最多の14に。5日の甲子園最終戦で敗れると敵の本拠地でシーズン白星なしになる。相手本拠地での年間白星なしは、過去には76年後楽園(対巨人12敗1分け)、80年広島(対広島10敗2分け)、95年横浜(対横浜9敗)以来となる。試合後の立浪監督のコメントは以下の通り。-初回に2点先制してから小笠原が1回裏に6失点立浪監督 2アウトから宇佐見がいい形で打ってくれて、その後、小笠原が6点取られた。立ち上がりを慎重にはいっているんでしょうけど。あの6点が今日は全てだった。本当にそれだけですね。-カリステが1回無死一、二塁で2ストライクからバント立浪監督 本人が勝手にやったんです。結果オーライで走者は進みましたが。ただ追い込まれてバントするところではない。何とか今日は先に点を取る形で、結果的には送れたんですけど。そのへんはサイン通り動いてくれないと、というところもある。-追い込まれるまではバントのサインだったか立浪監督 そうです。-投手陣が甲子園で苦しむ立浪監督 やっぱりコントロールでしょうね。四球が絡んだり、こういうところで抑えられるようになっていかないと。バンテリンドームで(投手陣は)いいと言われて、いいと思っていたら、ずっとビジターで点を取られている。もちろん点が取れていないこともあり、打つ方も課題だが、ピッチャーも課題ですよね。-6回の攻撃は、岡林がもう1本打てていたら立浪監督 まあ、それを言ったらきりがないのでね。-甲子園でまだ勝てていない立浪監督 力がないから勝てないんですよ。力不足ですよ、まだまだ。明らかに。そう思います。

◆阪神村上頌樹投手(26)が苦しみながらも約1カ月ぶりの6勝目を手にした。初回にいきなり2失点。2回以降は立て直したが、6回に再び細川の左翼ソロなどで2点を失った。6回途中5安打4失点(自責点1)で降板したが、リリーフ陣の奮闘や打線の大量援護で白星をつかんだ。「もう少し自分が投げていればリリーフの方も休めた。そこは反省して次に生かしたいと思います」本人も反省を口にしたが、岡田監督も「良くなかったですね」とバッサリ。「前回も同じようにね。2回からやっとカーブを使い出すというかね。(前回の)横浜で言うたことを繰り返すから、ああいうことになるんですよ。本人は勝ち投手と思ってないんじゃないですか」と厳しかった。それでも8月2日DeNA戦(横浜)以来の白星。甲子園の中日戦は今季3戦3勝となった。粘りの1勝を次戦につなげ、指揮官も満点の快投勝利を目指す。

◆阪神木浪聖也内野手(30)が2夜連続で満塁男ぶりを発揮した。4点リードの5回1死フルベースで、中日2番手岩崎の152キロ直球を左前にはじき返した。今季の満塁機は14打数8安打で打率5割7分1厘、15打点と圧倒的な成績だ。前夜も2回無死満塁で先制の2点タイムリー。「打ちにいく勇気というか、しっかりと考えて打席に立っていたので。強いボールでも思い切りいけてよかったです」と充実だった。

◆阪神井上広大外野手(23)が5年目の甲子園初アーチで13安打9得点の大勝に貢献した。19年夏の決勝で星稜・奥川恭伸から3ランを放ち、履正社を全国Vに導いた甲子園の申し子が、15年東海大相模の全国V腕、中日小笠原から初回に2ラン。豪快弾で先頭近本からの6者連続安打&6者連続得点を仕上げた。虎のロマン砲がプロ1号を含むスタメン2戦2発のお目覚め。首位広島と2位巨人も敗れる2日連続の"独り勝ち"で3・5差に再接近だ。地響きのような大歓声を全身で浴びた。井上はかみしめるようにゆっくり、甲子園のダイヤモンドを周回した。「本当に5年間苦しんできた中で打てた1本だったので、よかった」。喜びが一気にこみ上げた。2点ビハインドだった初回に先輩たちの5連打で逆転して2点をリードし、なお無死一塁。「みんながいい流れを作ってくれた打席だったので、ストライクは思い切っていく」。井上が19年履正社を全国Vに導いた4番なら、中日小笠原は15年に東海大相模を全国Vに導いた左腕。その注目対決の初球、146キロの低めの直球を狙い打った。8月28日DeNA戦戦のプロ1号も含め、今季先発試合は2戦連発。4試合ぶりのスタメン起用に応え、21年4月以来3年ぶりの初回6得点を仕上げた。甲子園は運命を変えた場所だ。履正社3年時の夏の甲子園決勝で奥川から逆転3ラン。強烈なインパクトを残してタテジマ入りしたロマン砲がプロ5年目にしてお目覚めだ。「甲子園で活躍して、プロに入れた。それが阪神でまた甲子園で野球ができる。甲子園で試合をする時は輝いてると思えます」プロ1年目の20年は10月ヤクルト戦の甲子園初打席で初安打を放つなど、やはり「甲子園の申し子」。プロへの道を切り開いた聖地で今度は虎党を沸かせた。「高校野球とはまた違った大歓声をいただいた」と感激しきりだった前日3日も準備を欠かさなかった。1軍戦の前に鳴尾浜での2軍広島戦に志願して出場。この日から2試合連続で左腕との対決が見込まれる中、スタメン起用を見越した。これには岡田監督も「自分からいきよった。要領よくなったなあ」と舌を巻くほど。そして起用に応えた特大アーチに指揮官も「便乗して、最後。でも、とにかく追加点が大きいですよ」とたたえた。首位広島と2位巨人が敗れ、2日連続の"独り勝ち"。首位とのゲーム差を再び3・5に縮めた。残り20試合。岡田監督は「1試合1試合勝っていくだけなんで、そんな計算はしてない」と目の前の一戦を勝ち抜くことを強調した。23歳の若虎はお立ち台で「明日も勝って必ず優勝する」と力強く宣言。逆転Vの使者になる。【村松万里子】

◆阪神井上広大外野手(23)がプロ5年目の甲子園初アーチで13安打9得点大勝を導いた。19年夏の甲子園で履正社を全国Vに導いた男が「6番左翼」で出場し、15年夏に東海大相模を全国Vに導いた中日小笠原から初回に2ラン。先頭近本から6者連続安打&6者連続得点を締める豪快な1発でゲームを優位に進めた。虎のロマン砲がプロ1号を含むスタメン2戦2発のお目覚め。首位広島と2位巨人も敗れる"1人勝ち"で再び3・5差に迫った。白球はあっという間に左翼スタンドに到達した。耳をつんざくような大歓声を全身で浴び、井上はゆっくりとダイヤモンドを1周。ホームに生還するとナインから熱い祝福を受けた。「本当に5年間苦しんできた中で打てた1本だったので、よかった」先頭から6連打を2ランで締めくくった。「6番左翼」でスタメン出場。初回に2点を先制されて迎えた1回裏。1番近本から5番佐藤輝まで5連打で一挙4得点。試合をひっくり返した。なお無死一塁で打席へ。「みんながいい流れを作ってくれた打席だったので、ストライクは思い切って打とう」。中日小笠原の初球、146キロ低めの直球を狙い打ちした。プロ初本塁打を放った8月28日DeNA戦(横浜)以来、今季2号2ラン。先発した試合では2試合連発という圧倒的パワーを見せつけた。前日3日には志願の鳴尾浜親子ゲームに出向いていた。試合間隔が空き、この日から2試合連続で左腕との対決が見込まれる中、スタメン起用を見越した。1軍の試合前に2軍の広島戦に出場。これには岡田監督も「自分からいきよった。要領よくなったなあ」と舌を巻いていた。特大アーチに指揮官も「便乗して、最後。でも、とにかく追加点が大きいですよ」とたたえた。井上にとって甲子園は「輝きの場所」だ。履正社(大阪)3年時の夏の甲子園では現ヤクルトの奥川から優勝を決める逆転3ラン。プロ入り後も1年目の20年に甲子園初打席、初安打を放つなど、まさに「甲子園の申し子」。聖地には特別な思いがあった。「甲子園で活躍して、プロに入れましたし、それが阪神で、また甲子園で野球ができる。甲子園で試合をする時は、自分で輝いてるじゃないですけど、そんな感じです」。プロへの道を導いた聖地で今度は虎党を沸かせ、「高校野球とはまた違った大歓声をいただいた」と感激した。これでチームは首位広島とのゲーム差を3・5に縮めた。お立ち台では「明日も勝って必ず優勝する」と力強く宣言した23歳。残り20試合でゲーム差を縮め、岡田監督は「ずっと、1試合1試合勝っていくだけなんでそんな計算はしてないですけどね」。逆転劇の使者に井上がなる。【村松万里子】阪神井上が甲子園初アーチ。井上は履正社(大阪)時代の19年夏の甲子園で3本塁打を放っている。阪神にドラフトで入団した選手で、高校時代に甲子園で本塁打を打ち、プロでも甲子園で本塁打を記録したのは、最近では光星学院(青森、現八戸学院光星)の12年夏に4本塁打し、阪神でも16年から22年まで通算9本打った北條史也、大阪桐蔭3年春、夏に2本塁打し、阪神入団後の21年に打った藤浪晋太郎、11年夏に日大三(西東京)で2本塁打し、プロでも通算5本打った高山俊らがいる。

◆恩師からの電話が阪神井上広大外野手(23)を奮い立たせた。今季は5月10日に1軍昇格も9試合の出場で、打率2割8厘、10三振で27日に2軍落ち。そのタイミングで、履正社時代の恩師、岡田龍生氏(63=現東洋大姫路監督)からゲキが飛んだ。「三振の内容が悪い。我慢して使おうと思ってもらえるようにせなあかん。この前みたいな内容やったら使おうとは思わへんで」高校時代からずば抜けた長打力の持ち主で「教え子の中でも飛距離は全然違った」という。だが、ストライクを簡単に見逃し、持ち味を発揮できていなかった。打席内容を見て、こまめに連絡をくれる恩師に井上も奮い立った。「電話がかかってきて、頑張ろうと思います」。8月末に再昇格。この日もファーストストライクをしっかり捉えた。岡田氏も願を込めて言った。「阪神ファンの中で野球させてもらって、よかったと思いますね。チャンスを生かして(この先も)1軍でやってほしいですね」。【阪神担当=村松万里子】

◆阪神桐敷拓馬投手(25)を球場全体が後押しした。1点リードの6回に登板。7番木下の右前打などで2死二、三塁の同点のピンチを招き、元同僚の山本を打席に迎えた。3球続けてボールとなったところで、甲子園から大きな拍手が自然発生。1球ごとに送られた大声援に後押しされ、空振り三振に打ち取った。今季59試合目の登板。大台に王手をかけたマウンドで、粘りの無失点投球をみせた。

◆阪神桐敷拓馬投手(25)が今季59試合目の登板で、粘りの無失点投球を見せた。1点差の6回に登板。2死二、三塁の同点のピンチで元同僚・山本から空振り三振を奪った。「粘れて良かった。ゼロでいけたのが本当に良かったし、チームが勝てて本当に良かった。そこに尽きる」と語った。60試合登板の大台に王手をかけた。6試合連続の無失点となった。6月7日西武戦から甲子園では16試合連続で無失点中。今季甲子園では26試合に登板し防御率0・39をマークしている。この日は三振を奪う前に3球続けてボール球を投じると、大きな拍手や声援も発生。「ああいう声援も力になるので、本当にうれしい」と本拠地のファンの応援を力に変えた。

◆阪神は先発の村上頌樹投手(26)が8月2日のDeNA戦(横浜)以来、1カ月ぶりの白星となる6勝目を目指す。今季はここまで20試合に先発し、防御率2・46も5勝9敗。7月26日の中日戦以来となる甲子園では8試合で3勝2敗、防御率0・83と結果を残している。

◆阪神・村上頌樹投手(26)が先発登板。敗れると、今季5勝10敗となり、プロ4年目で初の2桁黒星となる。リーグMVPを獲得した阪神の投手は昨季の村上(10勝6敗、防御率1・75)以外に過去2人いるが、いずれも翌年のシーズンで2桁黒星を喫している。1962年に25勝14敗、防御率1・20でMVPとなった村山実は翌63年は11勝10敗、防御率2・77。2003年に20勝5敗、防御率2・80でMVPに輝いた井川慶は翌04年は14勝11敗、防御率3・73だった。

◆阪神・佐藤輝明内野手(25)が一回に今季22個目の失策を犯した。無死一塁で福永のゴロを逆シングルで捕球したが、二塁へ悪送球。一、二塁とピンチを広げた。続く3番カリステは初球から4球連続でセーフティーバント。三犠打で二、三塁とされ、2死後に村上が許した宇佐見の先制の2点打につなげた。

◆阪神がすぐに追いついた。2点を先行されて迎えた一回。先頭の近本が17試合連続安打となる左前打を放つと、中野も左前打でつないで無死一、二塁。試合前の時点でセ・リーグ得点圏打率トップ3を独占するクリーンアップに打席が巡ってきた。まずは同2位の得点圏打率・339を誇る森下。小笠原の投じた2球目、147キロ直球をとらえた。右中間で弾む2点二塁打でまずは同点。東海大相模高の先輩でもある小笠原から殊勲打を放ち、塁上で右手を突き上げた。さらに、同1位、得点圏打率・349の大山が中越えの二塁打を放って、無死二、三塁。同3位、得点圏打率・333の佐藤輝が打席へ向かった。一回の守備では失点につながる悪送球を喫していた大砲。小笠原の146キロに詰まりながらも中前に運んだ。勝ち越しの2点中前打は名誉挽回の一打。猛虎打線の猛攻は続く。6番に入った井上が初球146キロ直球を捉えると、打球は左翼スタンドへ。2号2ランは甲子園初アーチ。怒涛の6連打を締め、甲子園は大歓声に包まれた。

◆阪神・井上広大外野手(23)が一回無死一塁の第1打席で甲子園でのプロ初ホームランとなる2号2ランを放った。「みんながどんどん打っていい流れを作ってくれた打席だったので、ストライクは思い切って打とうと思っていました。ストレートをしっかり捉えることができました」。小笠原の投じた初球、146キロを捉えた。快音を残して打球は左翼席へ。井上は8月28日のDeNA戦(横浜)で、高卒5年目、プロ82打席目でプロ初ホームラン。大阪・履正社高時代、夏の甲子園大会決勝で星稜高の奥川(現ヤクルト)から逆転3ランを放った甲子園のヒーローが、縦じまのユニホームを身にまとって聖地に再び放物線を描いた。

◆阪神打線が一回から爆発した。2点を先行されて迎えた初回の攻撃。まずは無死一、二塁から3番・森下翔太外野手(24)が右中間へ同点の2点二塁打を放った。「打ったのはストレート。昨日チャンスの場面で打てていなかったので、今日はなんとしても打ちたいという思いがありました。最初の打席でしっかり結果を残すことができてよかったです」。勝負強さが光る若虎が打線を勢いづけると、なおも無死二、三塁から5番・佐藤輝明内野手(25)が勝ち越しの2点中前打。一回の守備で先制点につながる失策を喫していた大砲は「打ったのはストレート。ミスを取り返すという気持ちでしたし、打線がつながっていい流れだったので、自分もうまくその流れに乗ることができました。次の打席も打てるように頑張ります」と気を吐いた。一回先頭から怒涛の6連打で6得点。猛虎打線が試合の主導権を奪い返した。

◆阪神が一回に6得点し、逆転に成功。試合を優位に進める中で、三回に他球場の途中経過が流れた。首位広島も2位巨人もリードを許す展開に甲子園は大盛り上がり。このままいけば虎は首位と3・5ゲーム差に接近。奇跡の逆転優勝が現実味を帯びてくる。

◆阪神・佐藤輝明内野手(25)は無視できなかった! 一回、2-2の同点迎えた無死二、三塁。打席でバットを手にした佐藤輝はおもむろに空に向かって〝スイング〟。虫を払おうとしていた。直後にバットを折られながらも左腕・小笠原から勝ち越しの2点打。初回先頭から6連打で大逆転劇を演出した。

◆満塁男が本領発揮だ。阪神・木浪聖也内野手(30)がリードを広げる左前打を放った。6-2で迎えた五回。中日の2番手・岩崎から、大山が左前打を放つなど1死満塁の好機を作った。打席には、満塁での打率・538と抜群の相性を誇る木浪。前夜3日の同戦では、満塁機で好投手・高橋宏から決勝の2点左前打を放った男は、やはり満塁で強かった。岩崎の152キロ直球をはじき返し、リードを広げる一打。木浪はこれで満塁時の打率・571に上昇した。

◆阪神の先発・村上頌樹投手(26)は六回途中4失点で降板した。一回は佐藤輝の失策もあって2点を献上。それでも味方が逆転して迎えた二回以降は立ち直った。六回は先頭の細川に18号ソロを許すと、2死三塁から村松の打球を二塁手・中野がファンブル。ここで降板した。5回2/3を投げ、5安打4失点も自責は1.味方の守備に足を引っ張られながらも粘りの投球で8月2日のDeNA戦(横浜)以来、約1カ月ぶりの今季6勝目の権利を手にしてマウンドを降りた。

◆阪神が逆転勝利で2連勝を収めた。一回に2点を奪われるも、その裏の攻撃で打線がつながる。近本光司外野手(29)、中野拓夢内野手(28)の連打で好機を作ると、森下翔太外野手(24)が同点の2点打。大山悠輔内野手(29)も二塁打でつないで佐藤輝明内野手(25)の2点打で勝ち越すと、締めは井上広大外野手(23)の甲子園初アーチとなる2号2ラン。6連打で6得点を奪った。五回にも木浪聖也内野手(30)の適時打、六回にも大山の犠飛で加点し、流れを渡さなかった。先発の村上頌樹投手(26)は六回途中4失点(自責1)で6勝目。首位広島、2位巨人がともに敗れたため、首位と3・5ゲーム差に迫った。

◆一回、2点本塁打を放った阪神・井上広大。1イニング6得点で逆転に成功。中日を下し、首位に3・5ゲーム差と接近した=甲子園球場(撮影・根本成)

◆近鉄、西武で主砲として465本塁打&2452安打をマークし、西武コーチ時代には清原和博らを育てたサンケイスポーツ専属評論家・土井正博氏(80)が一回に失策、勝ち越し打の阪神・佐藤輝明内野手(25)に言及した。一回に佐藤輝の悪送球が出て2失点。心配したが、自分のバットで取り返したのは大きい。守備のミスが続いて、周囲の声が聞こえていると思う。今はシーズンの途中だから、すべて聞き流して、悩み過ぎないことだ。ただシーズンオフから来春のキャンプにかけては、守備最優先の練習をするしかない。私が打撃コーチだった西武キャンプでは好打者でも守備練習が最優先だった。連日、特守メニューが組まれる。徹底的にノックを受けて、終わって余力があれば、打撃コーチのところに行くというシステム。私はいつも「待ち」だった。決して名手ではなくても、その中で一定のレベルまで守備力を上げたのが清原和博であり、中村剛也。守備練習ばかりでも、打撃で一番大事な下半身が自然に強化されていった。打つことが大好きだから、どれだけ疲れていても、私のところへ来て打っていた。素材は超一流の佐藤輝には、そんな鍛え方が適しているかもしれない。今は、何が起きてもバットで返す! の気持ちでラストスパートしてもらいたい。

◆阪神が逆転勝利で2連勝。今季、甲子園で(30勝18敗2分け)となり、11試合を残して勝ち越しを決めた。一回に2点を奪われるも、その裏、近本光司外野手(29)、中野拓夢内野手(28)の連打で好機を作ると、森下翔太外野手(24)が同点の2点打。大山悠輔内野手(29)も二塁打でつないで佐藤輝明内野手(25)の2点打で勝ち越すと、締めは井上広大外野手(23)の甲子園初アーチとなる2号2ラン。6連打で6得点を奪った。五回にも木浪聖也内野手(30)の適時打、六回にも大山の犠飛で加点し、流れを渡さなかった。先発の村上頌樹投手(26)は六回途中4失点(自責1)で6勝目。首位広島、2位巨人がともに敗れ、首位と3・5ゲーム差に迫った(成績=61勝56敗6分、観衆=4万2604人)。一回にプロ2号2ラン。甲子園ではプロ初アーチとなった井上 「いや、もう甲子園初ホームランということで、みんなちょっとすごいお祭りみたいな感じになっていましたけど。よかったです」一回に自己最多を更新するシーズン22個目の失策を犯したが、その裏の2点打で挽回した佐藤輝 「取り返したいというか、普通にチャンスでしっかり結果を残したいなと思って。結果的には取り返せてよかったです」五回に満塁のチャンスで適時打を放った木浪 「準備というか、ちゃんと打ちにいく勇気というか、そういうのをしっかりと考えて打席に立っていたんで。強いボールでも思いきりいけてよかったですね」2安打1打点の大山 「全部良かったと思います」六回途中4失点(自責1)で6勝目を挙げた村上 「久々に勝ち投手になったのはよかったし。もう少し自分が投げていれば、リリーフの方も休めたと思うので。まあ、そこはシッカリと反省し、次に生かしたいと思います」

◆一回に6連打6得点の阪神が快勝した。近本光司外野手(29)の17戦連続安打を起点に、森下翔太外野手(24)の2点二塁打で同点。一回の守備で22失策目を機に2点を奪われた佐藤輝明内野手(25)の中前2点打で勝ち越し。井上広大外野手(23)の甲子園初本塁打となる2号2ランで6点を挙げた。五回は木浪聖也内野手(30)の左前打などで2点を加えた。木浪の満塁成績は14打数8安打15打点。六回は大山悠輔内野手(29)が犠飛を放ち、森下、佐藤輝との打点揃い踏みは今季10度目で全勝。六回途中4失点(自責1)の村上頌樹投手(26)は6勝目(9敗)。チームは中日に甲子園10戦9勝1分。連夜のセ界3強独り勝ちで、2位巨人と3差、首位広島とは3・5差。岡田彰布監督(66)の主な一問一答は以下の通り(成績=61勝56敗6分、観衆=4万2604人)。ーー井上には前回、真っすぐのことを言っていた「いやいや、だから、昨日のな。ストレート2つね、速いボールを空振りした後に、自分の感じで遅れているいうの修正して、なあ、(八回代打での)ライトフライ(細川の落球で失策出塁)やけどな、昨日はな。あの打席がなかったら、今日は使わなかったけどな」ーーDeNA・東に続く本塁打。一発で仕留められる「一発で仕留めるいうか、どっちかいうたら、どさくさ紛れで1、2、3で行ってるやん。そういうことやんか。一発で仕留められるとか、そういう次元とか、一発で仕留めるバッターなんか誰ひとりいてないよ」ーーこの時期に本塁打打てる打者が出てきた「今日はたまたま出たけど、そんな簡単なもんじゃないで、そんなん」ーー佐藤輝も取り返した「エラーの後のタイムリー初めてやろ」ーーミスすると気落ちするイメージ「だから、それは便乗出来たいうことやろ。みんなのアレに乗れたいうことやんか。点入らんと、2アウト一、二塁とかで回って来たら分からんよ。そういうことや。だから打線で、いいつながりになって来ると、そうなって来るいうことやんか」ーーカバーし合いながら「カバー大きいけどな、大変やけど」ーー初回、安藤投手コーチがマウンドに行った後にカーブが増えた。監督から指示を「そうやん。真っすぐばっかり。だから去年と同じ感覚で行ったらアカンって、坂本にもな。去年やったら抑えられたリードでも今年は違うって。そんなん受けとったら分かるやろ。横浜(8月28日DeNA戦)で三回からカーブ使って、ずっと抑えたやん。最後オースティンに打たれたけどさ、真っすぐ、結局。そういう反省が全然出来てないやろ。おんなじや、今日なんか初回から。初回カーブ投げたか? 何で投げへんの。それからカーブでいくつアウトに出来た? 宇佐見やろ、岡林やろ、もう1人右もおったな。一球でアウト取れるのに、何で使えへんのかな。だからおんなじことばっか言ってるわ、ベンチで。やれへんもんな」ーーやれば楽になる「そういうことやん。何で苦しい、ぶつかり勝負ばっかするんやろ。な、だから去年のイメージ持ってたらアカンっていうの」

◆先発した阪神・村上頌樹投手(26)は5回?を5安打4失点(自責1)。打線の援護を受けて8月2日以来の今季6勝目(9敗)を挙げたが笑顔はなかった。「久々に勝ち投手になったのはよかったが、もう少し長いイニングを投げていればリリーフの方を休ませることができたと思う」一回、宇佐見に先制2点打を浴びた後、岡田監督は安藤投手コーチにマウンドに向かわせ「カーブを投げろ」と指示させた。そこから村上は直球主体からカーブを多めに投げ、二回以降は4イニング無失点。六回、細川の被弾と守備のミスで1点を献上し、降板した。岡田監督は「(MVPを受賞した)去年と同じ感覚でいったらアカン。坂本も去年は抑えられたリードでも今年は違うって。きょうなんか、初回からなんでカーブ投げへんの」とバッテリーへの苦言が止まらなかった。

◆阪神の〝満塁男〟木浪聖也内野手(30)が連日の快音を響かせた。6-2の五回1死満塁から貴重な追加点となる左前適時打に「(坂本)誠志郎さんがつないで満塁のチャンスを作ってくれたので、いくしかなかった」と熱く語った。3日も二回無死満塁から先制の左前2点打を放ち、八回には押し出しの四球を選んでいた。これで満塁では打率・571(14打数8安打)、1本塁打、15打点となった。

◆阪神・石井大智投手(27)が七回に登板。2番から始まった中日上位打線を三者凡退で抑えた。「細川選手に粘られながらも四球を出さずにしっかりと打ち取れたのはよかった」。失点が目立つ登板もあったが、これで3試合連続無失点。5点差での起用について岡田監督は「七回だけ、上位打線だけ抑えればあとは何とかいける、逃げ切れるという感じだったので石井だけは行きました」と信頼を口にした。

◆阪神・近本は一回先頭で6連打の口火を切る左前打を放ち、17試合連続安打とした。四回にも左前打をマークし2試合連続のマルチ安打。今季138安打となり、1差で追っていたヤクルト・長岡が無安打だったため近本がリーグ単独トップに立った。「(一回は)結果的に点になったのでよかった。どの週もどのカードも落とせないので一つ一つ勝ち切ることが大事」と力強く語る。近本らしく安打を重ねていく。

◆8月31日に中継ぎ要員で1軍昇格した阪神・及川が、八回からマウンドに上がった。「いいリズムではなかったけど、勝ちゲームでゼロで戻ってこれたのはよかった」。先頭への四球などもあったが、7月13日の中日戦(バンテリンドーム)以来の中継ぎ登板で2回3安打無失点。昇格後初マウンドで結果を残し、胸をなでおろした。

◆得点圏ですさまじい集中力を発揮する男、阪神・森下翔太外野手(24)が嫌な流れを断ち切った。3試合ぶりの安打は、試合を振り出しに戻す2点二塁打だ。「2点取られた中で最初のチャンスをものにできたのは、流れとしてはすごくいい流れだった」失策が絡んで2点を先制された直後の一回だった。近本、中野が安打で続き無死一、二塁。同点、逆転を信じる虎党の期待に背番号1が応えた。1ストライクからの2球目、「データで低めの真っすぐが少なかった」と小笠原の外角高め147キロ直球を振り抜いた打球は右中間へ。2者が生還し、すぐさま同点に追いついた。甲子園は逆転優勝を信じて詰めかけたファンの興奮に包まれ、この回6連打で一挙6点を挙げた。初タイトルとなる打点王の座も見えてきた。この日の2打点で61打点とし4位浮上。65打点でトップを走る岡本和、村上を4差で追う。「チャンス、打点にはこだわっている。投手を助ける先制点や追加点を取っていきたい」。残り試合数が少ない点では不利だが、どん欲に狙っている。得点圏打率・342は大山(・355)に次いでリーグ2位。3位は佐藤輝(・340)で、上位を虎のクリーンアップが独占している。「一つのチャンスをものにできれば、行けるぞという雰囲気になる。最初に自分が3番打者として打てることが大切」。勝負強い中軸の一番手・森下の一打で機先を制する。「9月なんで先を見据えても仕方がない。やれることをしっかりやるだけ」がむしゃらに、打点をかせぎまくる。24歳のバットが、大逆転での連覇へ導く。(萩原翔)

◆2-2の同点とした直後の一回無死二塁では阪神・大山が中越え二塁打。佐藤輝の勝ち越し打のおぜん立てし「流れという意味では、あそこ(一回)ですぐに取り返せたのは、ズルズルいかないためにも大事。そういう意味ではよかった」とうなずいた。五回先頭の打席では左前打を放ち2得点へつなげた。4点差に迫られた六回1死三塁では勝利を決定づける左犠飛。2安打&1犠飛と結果を残した。

◆甲子園にこだました虎党の悲鳴を、歓声で上書きした。ミスは取り返せばいい。前を向き、食らいつく。阪神・佐藤輝明内野手(25)の執念が乗り移った白球は、しぶとく二遊間を破った。「普通にチャンスでしっかり結果残したいなと思って。結果的には(ミスを)取り返せてよかったです」痛恨のミスから始まる一戦だった。一回無死一塁の守備。福永の打球は平凡な三ゴロ。しかし、ボールが手につかず二塁へ悪送球。結局この失策が先制点につながった。それでも、名誉挽回のチャンスは早々に巡ってきた。一回、森下の2点二塁打で同点とし、なおも無死二、三塁の好機で打席へ。小笠原の146キロ直球にバットは折れた。ただ、意地を込めて決勝の2点打とした。ミスを帳消しにするひと振りに、静かにうなずく大砲の姿があった。今季22失策はセ・リーグワースト。そのミスが失点につながるシーンも目立つ。守備力向上は佐藤輝にとって喫緊の課題だ。それは誰よりも佐藤輝自身が分かっている。遊撃手・木浪との連係ミスで引き分けに持ち込まれた8月17日の中日戦(バンテリンドーム)。その翌日、グラウンド入りした佐藤輝は真っ先に木浪のもとへ向かった。腰を下ろし、前日のプレーについて確認を行う。その後は馬場1軍内野守備走塁コーチ、熊谷&中野と守備談義へ。

◆連夜のセ・リーグ上位独り勝ちや! 阪神は一回先頭から驚異の6連打が飛び出し、中日に9-4で快勝。井上広大外野手(23)の甲子園初本塁打となる2号2ランが6連打目となり、一挙6点を奪い逆転した。チームは中日に甲子園10戦9勝1分けの無敗とし3カードぶりのカード勝ち越し。甲子園での今季の勝ち越しも決め、2位巨人とは3ゲーム差、首位広島とは3・5差だ。打った瞬間、スタンドインを確信した。井上が放った放物線が〝5年ぶり〟に甲子園の空に架かる。本拠地初アーチとなる一発で、驚異の6連打をド派手に飾った。「ほんとにめちゃくちゃ最高です。いただいたことがないぐらいの大歓声だったので、これからももっと打てるように頑張ります」試合の流れを完全に手繰り寄せた。2点を追う一回、佐藤輝までの5連打で逆転。4―2となった無死一塁で、小笠原の初球を一閃した。8月28日のDeNA戦でプロ初アーチを放ったばかりの若虎が、先発では2戦連発となる2号2ランで突き放した。1840日前。履正社高の4番として臨んだ2019年夏の甲子園決勝でも、星稜高・奥川(現ヤクルト)から逆転3ランをバックスクリーン左にほうり込んだ。母校の甲子園初優勝を呼び込む値千金弾から5年。プロ通算17試合、32打席目で記録した甲子園1軍公式戦初アーチだった。岡田監督も「きのうのストレート2つ空振りした後に修正して。(結果は右飛失策でも)あの打席がなかったらきょうは使わなかった」と評価した。迷わず振りぬいたのは148キロの直球。1号も同じだった。真っすぐを仕留めたことに、井上の成長が詰まっていた。5月に昇格したが、打率・208で降格。その後はなかなか声がかからない。8月21日に野口が抹消されても、右打ちの外野手として先に呼ばれたのは小野寺。そんなとき、近くで井上の姿を見てきた北川2軍打撃コーチが声をかけた。「今までダメだったなら、思いっきり何かを変えないといけないんじゃないか」井上の考えも尊重していた。ただ、上がれなかった。北川コーチは「広大は、自分のタイプの打者には真っすぐは来ないというのがあったと思う。でも僕は真っすぐを捉える率が足りないと思った」と分析。二人三脚で「変化球を空振りすることを、ダメだと思わない」と考え方を改めた。

◆爽快な朝を迎えた虎党のみなさま、「虎のソナタ」をどこで読んでますか? 駅売店やコンビニで購入して電車内で。それともスマホを操作してその画面で。配達された新聞を朝食を食べながら...が昔は多かったと思うが、SNSの普及もあって、家庭内の読者は減っている。これも時代の流れ、仕方がない。米国では9月4日は「新聞配達員の日」。米国の少年、フラハティ君が地方紙「ニューヨーク・サン」の宅配の仕事を始めたのがこの日だったから制定されたらしい。200年近く昔のお話。新聞社に勤める立場としては、最も感謝しなければいけない方々であることは間違いない。アナタのお家に届くのも、新聞配達員のおかげだ。個人的には高校時代の一時期、新聞配達を経験した。これが、きつい。しんどい。辛い。体験が後の人生で特に生かされてもいない。いや、唯一、あるとしたら名将・野村克也との会話が弾んだことか。サンケイスポーツ評論家時代、記者席で隣に座った際に「実は私も...」と話したら、思い出話を語ってくれた。ただし〝真剣度〟が違う。こちらは遊びのための小遣い稼ぎ。ノムさんは家計を支えるため、小学校の4年生から約6年間、休むことなく配り続けた。気軽に話題を持ち出して、申し訳ない気持ちになったものだ。野村伝説の涙なしでは語れない苦労話をここで書きだしたら、大連載になってしまうので、辞めておく。が、そもそも、一家の生計のために新聞配達という学生はずいぶん減っていると思う。

◆4日付のこのコラムで阪神について「アレンパは99%厳しい」と書いた俺...。すると、大阪サンケイスポーツの重鎮、虎の暗黒時代に記者席で煮え湯を飲まされ続けた上田雅昭記者からメールが届いた。「まだまだ諦めたらダメですよ。ことしの流行語大賞はメイクアレンパです。笑」と!!ガツーンとハンマーで後頭部を殴られたような気分になった。そーや、ホンマに...。来る日も来る日も虎が黒星を重ねた30年前のあの頃、それでも俺たちを虎番は「明日こそ! 次の試合は!」と奮い立たせ、決して目を伏せることだけはしなかったのだ!!それが虎党の最後の尊厳であったはずなのに...。あゝ自分が情けねー!! で、本日の試合が始まったら、一回いつも通りの佐藤輝のエラーからいきなりの2失点。「アホ! 何がアレンパや! 3位も危ないわ!!」と俺の尊厳はどこにいったの?ところが、その裏に6連続安打で6点の打線爆発!! 井上の2ランも特大や~!! 終わってみれば9得点に。上位の広島、巨人も敗れて首位と3・5ゲーム差...。諦めたらダメ! 虎の戦友・上田記者に何か人生さえも教えられた夜だったのだ...。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
62505 0.554
(↓0.005)
-
(-)
26349
(+1)
304
(+6)
48
(-)
50
(-)
0.237
(↓0.001)
2.300
(↓0.03)
2
(-)
巨人
63526 0.548
(↓0.005)
0.5
(-)
22368
(-)
329
(+3)
65
(-)
50
(-)
0.242
(-)
2.580
(↓0.01)
3
(-)
阪神
61566 0.521
(↑0.004)
3.5
(↑1)
20404
(+9)
363
(+4)
54
(+1)
34
(-)
0.239
(↑0.001
2.490
(↑0.01)
4
(-)
DeNA
59572 0.509
(↑0.005)
5
(↑1)
25430
(+6)
410
(+1)
88
(+2)
54
(-)
0.256
(-)
3.030
(↑0.03)
5
(-)
中日
50648 0.439
(↓0.003)
13
(-)
21316
(+4)
398
(+9)
53
(+1)
35
(-)
0.238
(-)
2.880
(↓0.04)
6
(-)
ヤクルト
49664 0.426
(↑0.005)
14.5
(↑1)
24412
(+3)
469
(-)
80
(+1)
55
(+1)
0.238
(-)
3.700
(↑0.03)