DeNA(☆5対1★)広島 =リーグ戦20回戦(2024.09.03)・横浜スタジアム=
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広島
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DeNA
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勝利投手:東 克樹(12勝2敗0S)
敗戦投手:森下 暢仁(10勝6敗0S)

本塁打
【DeNA】牧 秀悟(19号・2回裏ソロ)

  DAZN
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◆DeNAが4連勝。DeNAは初回、オースティンの適時打で先制する。続く2回裏に牧のソロで加点すると、4回には東と梶原の適時打で3点を奪い、リードを広げた。投げては、先発・東が8回途中1失点の好投で今季12勝目。敗れた広島は、先発・森下が試合をつくれず、打線も振るわなかった。

◆DeNA牧秀悟内野手(26)がNPB史上5人目の大記録に王手をかけた。1点リードの2回先頭、追い込まれながらも広島森下のチェンジアップを左翼席に運んだ。8月12日広島戦(マツダスタジアム)以来、13試合ぶりとなる19号ソロでリードを広げた。「先頭だったのでとにかく出塁することを意識していました。追い込まれていましたが、自分のスイングで捉えることができよかったです!」と振り返った。これで20号にあと1本と王手をかけた。新人から4年連続の20本塁打は西武、巨人での清原和博(13年)、巨人原辰徳(12年)、ロッテ有藤道世(8年)、近鉄石井浩郎(5年)以来、史上5人目で球団史上初の偉業となる。台風10号の影響で4試合が中止となり、チームにとって6日ぶりの実戦。1日の全体練習後には「火曜日の入り方は大事だなと思います」とポイントに挙げた序盤で、主将自らが豪快な一打でムードを作った。記録的20号については「1年目から続けてるものですけど、打てればいいかな、くらいの感覚でいます。狙うとかではなくて、大事な場面で打てたらいいな、という感じです」と話していた。ひと振りでチームに勢いをもたらし、節目の1発にも近づいた。【新人から4年以上連続で20本塁打達成者】西武、巨人 清原和博(86年~98年まで13年)巨人 原辰徳(81年~92年の12年)ロッテ 有藤道世(69年~76年の8年)近鉄 石井浩郎(90年から94年の5年)

◆NPB史上5人目の大記録に王手をかけたDeNA牧秀悟内野手(26)がアクシデントに見舞われた。4回無死二塁、広島森下の146キロ直球が左手甲付近を直撃。その場で顔をゆがめて痛みをこらえながら、自らベンチ裏に治療に向かった。約3分間の治療を経て、小走りで一塁ベースへ向かい、出場を続けた。牧は1点リードの2回、左翼席へ19号ソロを放った。8月12日広島戦(マツダスタジアム)以来、13試合ぶりのアーチで、20号にあと1本と王手をかけた。新人から4年連続の20本塁打は西武、巨人での清原和博(13年)、巨人原辰徳(12年)、ロッテ有藤道世(8年)、近鉄石井浩郎(5年)以来、史上5人目で球団史上初の偉業となる。

◆広島の先発森下が序盤から失点を重ね、チームの連勝が止まった。森下は1回2死走者なしから連打で先制を許すと、2回には先頭牧にソロを被弾。4回に3失点して今季最短4回で降板。今季ワーストタイ5失点で6敗目を喫した。打線はDeNAと同じ7安打を放ちながら、8回に3連打で奪った1得点に終わった。試合後の新井貴浩監督(47)の談話は以下の通り。-森下投手が失点新井監督 こういう日もあると思います。自分で修正点も分かっていると思うので、しっかり修正して次の登板に期待しています。-5回以降は中継ぎ陣が無失点新井監督 後から行ったブルペンが、しっかり頑張ってくれた。点差はちょっとあったんですけど、ワンチャンス、ツーチャンスあれば、なんとかなりそうな雰囲気はベンチにありました。-打線はDeNA東投手に苦戦新井監督 内容的にはまずまず捉えた当たりも多かった。相手もエースで素晴らしいピッチャーなので、序盤の失点が相手を楽にしたかなというのがあったんですけど、各打者いい反応をしていたと思います。-8回に得点したことは今後につながる新井監督 いい攻撃だったと思うし、最後まで何が起こるか分からないぞというベンチのムードでした。

◆広島森下暢仁投手(27)が今季ワーストタイ5失点で今季最短4回で降板、6敗目を喫した。1回2死走者なしから連打で先制点を献上すると、2回にはソロを被弾。4回2死満塁からは投手東から連続適時打を浴びるなど修正できなかった。「初回からゼロで行かないと、こういう展開になるのは分かっていたので、先に点を取られてしまって、流れを悪くしてしまった」。自身にとって5月22日阪神戦以来、13試合ぶりとなる初回失点を猛省した。▽広島新井監督(4回5失点の先発森下に)「こういう日もある。自分で修正点も分かっていると思うので、次の登板に期待しています」

◆DeNA牧秀悟内野手(26)が記録的20号に王手をかけた。1点リードの2回先頭、広島森下のチェンジアップを左翼席に運び、13試合ぶりの19号ソロ。史上5人目で球団史上初となる新人から4年連続20号にあと1本に迫った。4回には左手首付近に死球を受けたが出場を続け、「初めて当たった場所だったので、最初は痛かったんですけど、今はなんともなく。明日様子見てという感じです」と話した。

◆東、雨、雨、雨、雨、東-。DeNA東克樹投手(28)が先発としては異例の連投で連勝した。台風10号の影響で4試合が中止。"台風休み"前、最後の8月28日阪神戦(横浜)で先発し、7回2失点で勝利投手になった。2試合連続先発マウンドのこの日は、広島相手に8回途中7安打1失点。シーズン最終盤の登板機会増も見据えて中5日で役割を全うし「負けられない試合が続くので、何としても勝つという強い気持ちでした」と、これまた2試合連続のお立ち台の景色を見渡した。序盤から繊細かつ大胆に攻めた。チームにとって6日ぶりの実戦。1日にはミーティングで筒香が話をし、チーム全体で「ヌルッと入らないように」と共有。ポイントに挙げていた1回は11球で貫禄の3者凡退に仕留めた。テンポ良く序盤のリードを呼び込んだ。4回2死満塁には自ら左前適時打で今季初打点。「(山本)祐大が打ってくれなかったので、頑張ってランナーをかえしました」と投打で躍動した。無失点投球を続けて完封もチラつく8回2死一、三塁、末包への初球スライダーを捉えられ、左前適時打を浴びて降板。「投げきれなかった」と悔やみながらも、内野安打4つを除けば、捉えられた安打は3つと堂々たる投球だった。異例の"連投連勝"に「別に僕は先発として回ってるだけなのであまり気にはせず」と普段通りを貫き、クオリティースタート(6回以上、自責点3以下)の連続試合記録を32に伸ばした。4連勝で7月27日以来の貯金生活。東がDeNAのラストスパートをけん引する。【小早川宗一郎】▽DeNA三浦監督(台風での4試合の中止明け、初戦で勝利)「なかなかシーズン中に4試合中止ということはないですけど、全員が気持ちを入れていたのが良かったと思います」

◆広島の森下が今季最短の4回で降板した。「優勝するには、(自身の)勝ち数が増えていかないといけない」との意気込みで臨んだが、7安打5失点。自己最多11勝目到達はならなかった。一回2死から佐野の二塁打、オースティンの左前打で先制され、二回は牧にソロ本塁打を許した。2―0の四回は先頭のオースティンに二塁打を打たれ、四死球を与えて無死満塁に。遊ゴロ併殺でピンチを脱しかかったが、申告敬遠で満塁としてから投手、東に打たれた適時打が痛かった。さらに1番の梶原にも2点右前打を浴び、肩を落とした。

◆DeNAが新席種としてテスト販売する横浜スタジアム回遊デッキの「DREAM GATE STAND」に、愛犬を連れた3組のファンが来場した。席はバックスクリーン横に位置。2人が愛犬と観戦できる横浜スタジアム初の「ワンちゃんツインシート」のほか、ソファ付きでくつろげる10人超のグループ席などもある。25日までの主催試合限定で設置する。

◆台風の余波で試合が流れ、6日ぶりの一戦に臨んだDeNA。主将の牧が「入り方はすごく大事」といえば、中5日で先発した東も「目の前の試合をつかみ取るために全員がやれば、いい試合になる」と集中力を高めた。その言葉通り、ナインは立ち上がりからアクセルを踏み込んだ。東が一回を三者凡退で斬ると、打線は直後の攻撃で2死から先制点を挙げた。佐野が右翼への二塁打で好機を演出し、オースティンが左前適時打で続いた。さらに、二回先頭の牧が浮いたチェンジアップを逃さず、左翼席最前列へ19号ソロ。「自分のスイングで捉えることができてよかった」と胸を張った。試合前時点で防御率1・65と安定感が光った広島先発の森下から主導権を奪い、4回5失点で降板させた。8月30日から予定されていた中日3連戦(バンテリンドーム)は、台風の影響で中止となった。チームの大半は名古屋へ向かう新幹線で足止めとなり、牧は車内で約6時間に及ぶ缶詰め状態となった。個々に心身のコンディションを整え、ようやく迎えた9月の初戦。主軸が打ってエースが仁王立ち。東は7回?を1失点で12勝目(2敗)をマークした。チームは4連勝で貯金1となった。

◆DeNAが4連勝。先発の東克樹投手は低めへの制球が良く、7回2/3を投げ1失点で12勝目を挙げた。一回にオースティンの左前打で先制し、二回は牧が19号ソロ。四回は東、梶原の適時打で3点を奪った。広島は森下が4回5失点で6敗目を喫した。

◆DeNAは3日、広島に5-1で快勝。お立ち台でポーズをとる東克樹(左)とオースティン=横浜スタジアム(撮影・荒木孝雄)

◆首位広島は森下が今季最短の4回7安打5失点で6敗目(10勝)を喫した。今季の同カードで2戦2勝を誇ったハマキラーがまさかの炎上となったが、新井監督は変わらぬ信頼を口にした。「そういう日もある。修正能力が高い投手。次回登板に期待している」一回2死二塁でオースティンに先制の左前打を浴び、今季の同カードでは15イニング目で初失点となった。二回には牧のソロ、四回には投手の東、梶原の連打で3失点。頼みの打線は八回に東から1点を奪うのがやっとだった。チームは連勝が2で止まったが、2位巨人がヤクルトに敗れたため0・5ゲーム差のまま首位を守った。残り27試合。47歳の指揮官は6年ぶりのリーグ優勝に向け、選手を信じて後押しする。(柏村翔)

◆DeNA・牧秀悟内野手(26)が1-0の二回に19号ソロを放った。森下の浮いたチェンジアップを逃さず、左翼席最前列へ。1年目から4年連続の20本塁打まで1本に迫り「自分のスイングで捉えることができてよかった」と胸を張った。四回に左手首に死球を受けたが、その後もプレーし続けた。三浦監督は「『大丈夫です』と。キャプテンとしての気持ちだと思う。痛くないはずがない」と思いやった。

◆セ・リーグ4位のDeNAは3日、広島20回戦(横浜)に5-1で快勝し、連勝を4に伸ばして貯金1とした。中5日で先発した東克樹投手(28)が八回途中7安打1失点と好投し、12勝目(2敗)を挙げた。?東が今季12勝目(2敗)。前回先発勝利したチーム116試合目に続いて、チーム2試合連続で勝利投手。先発投手がチーム2試合連続で勝利投手となったのは、2021年の楽天・岸孝之(7月14日、8月13日=チーム88、89試合目、東京五輪中断期間を挟む)以来3年ぶり。DeNA(前身を含む)では1983年の遠藤一彦(シーズン2度、8月14、19日=チーム87、88試合目、9月23、29日=チーム114、115試合目)以来41年ぶり。?昨年は16勝をマーク。DeNAの投手が2年続けて12勝以上したのは、98、99年の斎藤隆(13→14)以来25年ぶり。左投手では58、59年の鈴木隆(15→12)以来65年ぶり2人目。?三浦監督が監督通算259勝とし、大矢明彦と並ぶ球団歴代4位となった。最多は別当薫の494勝。

◆セ・リーグ4位のDeNAは3日、広島20回戦(横浜)に5-1で快勝し、連勝を4に伸ばして貯金1とした。中5日で先発した東克樹投手(28)が八回途中7安打1失点と好投し、12勝目(2敗)を挙げた。チームは台風10号の影響で4試合が中止に。異例の〝2連投〟となった左腕は、球団の先発では1983年の遠藤一彦以来、41年ぶりにチーム2試合連続で勝利投手となった。台風の余波で4試合が流れ、実に6日ぶりの一戦だった。チームの再出発を託された東は、抜群の安定感で再び勢いをもたらした。八回途中1失点で12勝目。お立ち台で喝采を浴び「負けられない試合が続く。何としても勝つという強い気持ちだった」と勝利の余韻に浸った。5-0の七回1死から2者連続の内野安打を許し、ここぞとばかりにギアを上げた。直球勝負で矢野を三球三振に仕留め、続く代打の中村奨はチェンジアップでタイミングを外して遊飛。「一番力のある球で(矢野を)三振に取れたのは大きかった」と納得顔で振り返った。投げるだけにとどまらない。2点リードの四回2死満塁で迎えた第2打席では森下の速球を捉え、三遊間を破る適時打を放った。続く梶原の右前2点打につなげ、防御率1点台の右腕の攻略に貢献し、三浦監督は「東のタイムリーは大きかった」とたたえた。チームは勝率を5割に戻した矢先、悪天候に水を差された。8月30日から予定されていた敵地での中日3連戦は流れ、大半が名古屋へ向かう新幹線で足止めに。車内で約9時間にわたり缶詰め状態となった選手もいた。練習日だった1日に全体ミーティングを行い、4位からの反撃に向けて士気を高めた。東によると、精神的支柱を担う筒香からもナインを鼓舞する話があったという。「より目の色を変えて戦うというところで勝つことができた」。エースは異例の〝2連投〟で好投。逆襲のストーリーが、再び動き出した。(鈴木智紘)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
62495 0.559
(↓0.005)
-
(-)
27348
(+1)
298
(+5)
48
(-)
50
(-)
0.238
(-)
2.270
(↓0.03)
2
(-)
巨人
63516 0.553
(↓0.005)
0.5
(-)
23368
(+3)
326
(+4)
65
(+1)
50
(+1)
0.242
(-)
2.570
(-)
3
(-)
阪神
60566 0.517
(↑0.004)
4.5
(↑1)
21395
(+4)
359
(+1)
53
(-)
34
(-)
0.238
(↑0.001)
2.500
(↑0.01)
4
(-)
DeNA
58572 0.504
(↑0.004)
6
(↑1)
26424
(+5)
409
(+1)
86
(+1)
54
(+1)
0.256
(-)
3.060
(↑0.02)
5
(-)
中日
50638 0.442
(↓0.004)
13
(-)
22312
(+1)
389
(+4)
52
(-)
35
(-)
0.238
(↓0.001)
2.840
(↓0.01)
6
(-)
ヤクルト
48664 0.421
(↑0.005)
15.5
(↑1)
25409
(+4)
469
(+3)
79
(-)
54
(+1)
0.238
(-)
3.730
(↑0.01)