楽天(★0対6☆)オリックス =リーグ戦20回戦(2024.08.31)・楽天モバイルパーク宮城=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
ORIX
00010122061501
楽天
0000000000510
勝利投手:宮城 大弥(5勝8敗0S)
敗戦投手:岸 孝之(3勝10敗0S)

本塁打
【オリックス】頓宮 裕真(6号・4回表ソロ)

  DAZN
チケットぴあ 楽天戦チケット予約 ORIX戦チケット予約
◆オリックスは0-0で迎えた4回表、頓宮のソロで先制する。その後は6回に来田が適時三塁打を放つと、7回には西川と紅林の適時二塁打が飛び出すなど、小刻みに得点を重ねた。投げては、先発・宮城が8回無失点7奪三振の快投で今季5勝目。敗れた楽天は、投打ともに振るわなかった。

◆楽天-オリックス20回戦が大雨の影響で中断した。試合は予定通り午後6時に始まったが、雨脚が急激に強くなり、5分後の同6時5分から中断に入った。初回、楽天先発岸はオリックス広岡、来田を連続三振に仕留めた。3番太田に中前打を打たれ2死一塁となり、4番森が打席に入る直前に試合中断が宣告された。

◆オリックスが完勝で3連勝を飾った。4位楽天との4連戦は、これで初戦から2連勝となった。打線は3回までに5安打を放ちながら楽天岸の前に無得点。4回に頓宮の左越えの6号ソロで待望の先制点が生まれた。6回にはそれまで3三振の来田が、意地の適時三塁打を放って2点目を追加。7回も西川と紅林の連続適時打で4-0とした。8回にも森と西川の適時打でさらに2点を追加した。西川は移籍後初の4安打をマークした。先発の宮城は1回に1死満塁を背負いながら切り抜けると、2回以降はテンポよくゼロを並べた。8回まで投げて5勝目。連続イニング無失点は3試合、23イニングに伸びた。チームは8月を14勝12敗で終え、月間勝ち越しが決定。楽天とは3・5ゲーム差に縮めた。3位ロッテとは6・5差となった。

◆楽天が深刻な得点力不足に陥っている。21イニング連続無得点で、2試合連続&今季16度目の完封負けを喫した。1回に1死満塁の好機を迎えたが、浅村が空振り三振、小郷が三ゴロと凡退。それ以降は7回まで二塁すら踏めず。8回、9回は得点圏に走者を進めたものの、あと1本が出なかった。初回の拙攻が完敗につながった。今江敏晃監督(41)は「初回ですよね。あそこでしっかりつけ込めればっていうところだったんですけど、(オリックス宮城に)いい球を投げられた。ちょっと今、打線が2日連続で得点できてなくて、ちょっと重い空気があるので、そこを打破できるようにしっかりと考え直したいと思います」。ここ10試合で4得点以上は2度。前日までの1番小深田、2番村林の並びを1番村林、2番小深田に代えるなどしたが、結果に結びつかなかった。一方、先発した岸孝之投手(39)は5回114球、8安打7奪三振で1失点と力投も、味方の援護なく10敗目を喫した。4回に頓宮に先制ソロを許すも最少失点に抑え「良かったんじゃないですか。粘れたし」と一定の手応えを示した。

◆オリックス宮城大弥投手(23)が"由伸超え"を果たした。楽天戦に8回無失点で5勝目。25日の23歳の誕生日後は初登板で、プロ通算40勝に達した。球団では58年米田哲也の20歳3カ月、56年梶本隆夫の20歳11カ月に続く歴代3位の年少記録。尊敬するドジャース山本由伸は22年に23歳7カ月で到達しており、これを追い抜いた。「一定のリズムにならないように投げられた。大胆に攻めてもいいけど、慎重になれるところは慎重に。今回、いい感じでできた」と振り返った。台風10号の影響で大阪から仙台への移動便を早めたため、2日前のブルペン投球を登板前日に変更。ただエースは動じない。1回の1死満塁を脱し、リズムよくゼロを並べた。これで3試合、23イニング連続無失点。自身ワースト4連敗の不振から完全に抜け出した。チームは3連勝で8月の勝ち越しが決定。大逆転CSへ、3位ロッテとは6・5ゲーム差にじわり詰めた。▽オリックス頓宮(4回、楽天岸の低めカーブを拾って先制6号ソロ)「追い込まれていたので粘ろうと思っていましたが、うまくとらえることができました」▽オリックス西川(移籍後初の4安打。7回の適時打に)「いい流れに自分も乗ることができて良かった」

◆楽天が2試合連続&今季16度目の完封負けで勝率5割に後退した。打線は1回1死満塁から浅村、小郷が凡退するなど21イニング連続無得点。岸は4回、オリックス頓宮に先制ソロを浴び、5回8安打1失点でリーグワーストタイの10敗目を喫した。今江監督は「打線が2日連続で得点できてなくて、ちょっと重い空気がある。そこを打破できるようにしたい」と厳しい表情で話した。

◆3連勝とした5位オリックスの中嶋聡監督(55)が、歯車のかみ合った試合を振り返った。苦しんでいた打線が15安打で6得点。打率2割以下だった頓宮が先制ソロを放ち、西川は移籍後初の4安打をマークした。高卒ルーキー横山聖を除く先発全員安打の猛攻だった。指揮官は「苦しんでいた人たちが1本ずつ出たというのは非常にいいし、これでちょっと吹っ切れてくれたらいいなと思いますし。毎回毎回打てるわけじゃないんでね。(試合の)最初の方が、なかなか点が入らないのがあんまり変わらないですね」。3回まで5安打も無得点だった攻撃にやや不満もあったようだが、全体的に選手をたたえた。「これでドバッと行きそうか」と問われた指揮官は、まるで酸っぱいものを食べたような顔で5秒近く思案。ようやく目を開いて「...って感じ。言葉にならんって感じ。わかんないですね。それだけは」と苦笑いを浮かべた。8月を14勝12敗で終え、月間勝ち越しが決定。監督は「本当だったら投手陣の頑張りに応えて、もっともっとというのがあったけど、そこがうまくいかなかった部分もある。あと残り試合全部そういう形でいけたら」と打線の奮起に期待しながら、9月以降の残り25試合に目を向けた。4位楽天とは3・5ゲーム差。3位ロッテとは6・5差となった。

◆本拠地・楽天モバイルパーク宮城が、ため息に包まれた。「6番・右翼」で先発出場した楽天・小郷裕哉外野手(28)が先制機で三ゴロに倒れた。一回2死満塁の絶好機。オリックスの好投手、宮城の149キロの直球を流し打ち、痛烈なゴロを放ったものの、相手三塁手のドラフト1位・横山聖(上田西高)の好守に阻まれた。この逸機が響いたか、七回まで0ー4と劣勢が続いている。今季は8月30日までに12球団でただ一人、フルイニング出場を果たした。パ・リーグでは2019年の西武・秋山翔吾(現広島)以来、5年ぶりとなる全143試合フルイニング出場が目標。達成すれば球団初の大仕事となるが「代えられない選手を目指す」と鼻息は荒い。追い風が吹いてきた。今江監督はオリックスとの試合前に、「小郷をスタメンから外す選択肢はない。この先、何が起こるか分からないが、現時点でそこに関しては何の迷いもない」と公言した。今季は同30日時点で114試合に出場し、打率・256、6本塁打、41打点、23盗塁。指揮官は「いまは本来の力を発揮していないが、一流のプロ野球選手になるには乗り越えていかないといけない」と奮起を促した。

◆オリックスが15安打6得点で快勝して3連勝。四回に頓宮のソロで先制し、六回に来田の適時三塁打で加点。終盤にも得点を重ねた。宮城が8回5安打無失点で5勝目。楽天は2試合連続の零敗を喫し、5回1失点の岸が10敗目。

◆楽天はオリックス投手陣に2試合続けて無得点に封じられ、3位ロッテとのゲーム差を縮められなかった。今江監督は「打線は少し重たい空気がある。そこをしっかり打破できるように」と話した。一回、宮城の立ち上がりを攻めて1死満塁の先制機をつくったが、浅村と小郷が凡退。二~七回は二塁すら踏ませてもらえなかった。監督は「つけ込む隙はやっぱり初回だった。あそこで何とか点を取れていたら」と悔やんだ。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
73413 0.640
(↑0.003)
M17
(↑2)
26490
(+4)
324
(+1)
95
(+2)
79
(+1)
0.255
(-)
2.560
(↑0.01)
2
(-)
日本ハム
61498 0.555
(↓0.005)
10
(↓1)
25448
(+1)
401
(+2)
87
(-)
75
(+1)
0.248
(↓0.001)
2.900
(-)
3
(-)
ロッテ
60546 0.526
(↓0.005)
13
(↓1)
23418
(+1)
421
(+4)
61
(-)
54
(-)
0.249
(-)
3.210
(↓0.01)
4
(-)
楽天
56563 0.500
(↓0.005)
16
(↓1)
28403
(-)
465
(+6)
61
(-)
69
(-)
0.243
(↓0.001)
3.730
(↓0.02)
5
(-)
ORIX
54613 0.470
(↑0.005)
19.5
(-)
25329
(+6)
345
(-)
53
(+1)
48
(+2)
0.236
(↑0.002
2.640
(↑0.02)
6
(-)
西武
37792 0.319
(↑0.006)
37
(-)
25277
(+2)
415
(+1)
47
(+1)
60
(+2)
0.207
(↓0.001)
3.200
(↑0.02)