DeNA(-降雨のため試合中止-)阪神 =リーグ戦19回戦(2024.08.29)・横浜スタジアム=
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◆阪神才木浩人は4番打者を抑えている。今季、才木の被打率は2割6厘だが、4番打者に対しては57打数8安打、0本塁打の被打率1割4分で、三振を17個奪っている。2安打されたのは7月16日巨人戦の岡本和しかおらず、4番に許した打点もその試合での1打点だけ。残り19試合は4番を打点0に抑えている。今日も4番打者を封じ、11勝目を目指す。

◆29日のDeNA-阪神戦(横浜)は、悪天候が予想されるため中止が決まった。阪神は27、28日と連敗を喫しており、この日中止が決まったため、残り2試合を残して8月は10勝13敗1分けで、月間負け越しが決まった。30日には甲子園で巨人戦が予定されているが、台風10号の影響により、30日は東海道新幹線の一部区間で終日運転を取りやめることが発表されていた。また、30日のウエスタン・リーグ、オリックス-阪神戦(ほっともっと神戸)も中止が発表されている。

◆阪神岡田彰布監督(66)、コーチ、選手、チームスタッフらは29日、DeNA戦(横浜)の中止を受けて午後に帰阪した。練習も行わなかった。台風10号の影響で悪天候が予想されるため、午後1時過ぎに中止が発表されていた。30日はすでに、東海道新幹線の三島~名古屋間で始発から終日運転見合わせが発表されており、仮にこの日に試合が行われていれば、帰阪方法が難航していたところだった。

◆DeNAが29日、台風10号の影響をまともに食らった。予定されていた阪神戦(横浜)は午後1時30分頃に雨天中止が発表。雨がぱらつく中でグラウンドや室内練習場で体を動かし、30日からの中日3連戦(バンテリンドーム)に備えて名古屋移動を目指した。しかし、大雨の影響で東海道新幹線の静岡駅ー掛川駅間で午後5時ごろに運転見合わせに。約2時間後の午後7時前にはこの日中の全線運転取りやめがアナウンスされた。球団は「本日、球団スタッフ、選手全員が名古屋に移動することはできませんでした」と発表。名古屋にたどり着いたグループとたどり着かなかったグループで分断される形となった。30日はすでに三島ー名古屋間の新幹線の終日運休が決定しており、開催地への移動が困難になるという珍しい事態となった。

◆29日のDeNA対阪神の19回戦(横浜)は悪天候が見込まれるため、午後1時30分に中止が発表された。今季阪神の雨天中止は6度目。予告先発はDeNAがジャクソン、阪神は才木が発表されていた。

◆DeNAー阪神戦は悪天候が予想されるため、午後1時30分に中止が発表された。阪神の中止は2カ月ぶりで今季6度目。既に2年ぶりの負け越しが決まっていた夏のロードは9勝13敗1分。また8月は10勝13敗1分で、残り2試合で、負け越しが決まった。選手は練習を行わずに各自、帰阪した。30日から甲子園で巨人3連戦に挑む。

◆悪天候が予想されるため、試合は中止となった。4位のDeNAは3連勝中で、3位の阪神と1・5ゲーム差に接近。三浦大輔監督(50)は「一戦、一戦やっていくだけ。相手がどこであろうと勝っていくしかない」と視線を先に向けた。調子を落とし、4日に出場選手登録を外れた大和が、1軍に合流した。チーム最年長の36歳は「充電満タン。ゲームに出る中で感覚が戻ってきた」と明るい表情を浮かべ、「勝つしかない。とにかくチームのために自分がやるべきことをやるだけ」と決意を示した。30日から中日3連戦(バンテリンドーム)に臨む。先発は初戦がスライド登板となるジャクソン、2戦目はドラフト5位・石田裕(中大)、3戦目はケイの見込み。

◆新横浜駅からの帰阪の際に運行状況を確認する阪神・岡田彰布監督(撮影・松永渉平)

◆近鉄、西武で主砲として465本塁打&2452安打をマークし、西武コーチ時代には清原和博らを育てたサンケイスポーツ専属評論家・土井正博氏(80)が阪神に言及。リーグ3位から日本シリーズ出場を果たし、日本一にも輝いた西武ヘッドコーチ時代の2004年を引き合いに出して、エールを送った。残り24試合で首位に、これだけ差をつけられるときつい。4位と1・5差も心配だ。最後まで諦めずにリーグ優勝を狙うのだろうが、大事なのは、最後に勝って笑う結末だ。優勝がダメでもCSを勝ち上がって日本一に-。ルールがある以上、利用して頂上に立てばいい。私自身、伊東勤監督時代の2004年のリーグ戦ではダイエー(現ソフトバンク)に4・5差を付けられたが、当時のプレーオフを勝ち抜いて日本一になった。格別な気分だった。申し訳ないが、あの年のパ・リーグ首位チームを覚えている人は少ない。阪神にも最終的な勝者になってほしい。そのために何が必要か? 当時を思い出すと、首脳陣は「目の前の試合だけに集中しろ」「トーナメントのつもりで戦え」「諦めなければ、何が起きるのが野球」と選手に訴え続けた。応えてくれた選手は勢いに乗ったし、そこにはナインを勢いに乗せる軸の選手がいた。投手は松坂大輔。大エースだ。今の阪神なら才木だろう。追い詰められたギリギリの戦いの中で、「投げたら勝つ」を実践できる能力を秘めている。攻撃面ではカブレラと和田一浩がシーズン終盤、フル回転で打ちまくった。軸になって盛り上げてくれた。球史に残る助っ人カブレラとの比較は気の毒だが、可能性を秘める大山、佐藤輝に託したい。打てばその瞬間にチームが盛り上がるのは、やはり佐藤輝であり、大山なのだ。追いかけるチームは、上位チームを慌てさせる必要がある。単打を打たれても慌てない。長打だ。広島を、巨人を慌てさせるのは佐藤輝、大山、そして森下の一発長打しかない。リーグ優勝へ諦めずに戦うことで、自然にポストシーズンを戦う態勢は整う。最後に笑うにはどうすればいいか? ゴールを思い描いて、日々を戦い抜いてほしい。2004年の西武 終盤までダイエー(現ソフトバンク)と首位争いを繰り広げた。レギュラーシーズンは4・5ゲーム差の2位だったが、プレーオフで日本ハム、ダイエーを破った。同年はプレーオフの勝者がパ・リーグ優勝となる規定があり、2年ぶり優勝を果たした。日本シリーズでは中日を下し、12年ぶり12度目の日本一にも輝いた。投手陣は大黒柱の松坂大輔がアテネ五輪出場の影響で10勝止まりも、最優秀防御率のタイトルを獲得した。打撃陣はMLB移籍した松井稼頭央の後継として中島宏之が台頭。2年連続本塁打王のカブレラが開幕から長期欠場していたが、和田一浩、フェルナンデスらがカバーした。

◆DeNAは29日、悪天候で阪神戦(横浜)が中止となったことを受け、30日からの中日3連戦(バンテリンドーム)に向けて移動したが、一部が台風の影響で名古屋に到着できなかった。練習を終えた選手らは夕方頃から移動を始めたが、大雨による東海道新幹線の運転見合わせの影響を受けた。

◆甲子園でよみがえるしかない-。阪神は29日、DeNA戦(横浜)が台風10号の接近による悪天候予想のため中止となった。佐藤輝明内野手(25)ら虎ナインは夏の長期ロードを終え、30日から甲子園で行われる巨人戦に備えて急ぎ新幹線で帰阪した。痛恨の2連敗で連覇を狙うチームが陥った危機は、7連勝中の本拠地で吹き飛ばすしかない。悲壮感を持って戦うサトテルも、岡田虎も、甲子園で輝きを取り戻す。横殴りの雨と風が、夏の長期ロードの終わりを告げた。接近する台風10号の影響でDeNA戦は午後1時30分に中止が発表された。それから30分後、新横浜駅のホームには決意を新たに、帰路に就く佐藤輝の姿があった。「(甲子園に)戻って、地の利を生かして頑張っていきたい」浮き沈みの激しい1カ月だった。同じく横浜の地から始まった夏の長期ロード。直前まで絶好調だった大砲は勢いそのままに2日のDeNA戦から4試合連続複数安打。6日のヤクルト戦(神宮)では初の3試合連続ホームランも放った。だが、自身の連続失策など守備の乱れもあってその勢いに陰りが見える。13日の巨人戦(東京ドーム)ではスタメン落ちも味わった。そこから何とか持ち直し、絶対に落とせないと乗り込んだ長期ロードの最終カード、27日からのDeNA戦(横浜)。28日は7月13日から先発時は任されてきた4番から6番に降格したが、きっかけにはならなかった。直近4試合では内野安打1本で打率・062(16打数1安打)、6三振、2併殺打。28日の試合後に岡田監督は「そら、4番が打てへんからや。打てへんやろ、ずっと。(佐藤輝を)よう(4番で)使ったほうやで」と打順降格の理由を説明したほど、状態は芳しくない。

◆阪神・井上広大外野手(23)はプロ初本塁打から一夜明けて「積み重ねが出たかなと思う。引き続きやっていることを継続してやっていきたい」と語った。残り24試合のうち15ゲームが甲子園。履正社高時には選手権大会優勝など輝いた舞台での初アーチにも期待が懸かる。「ホームランを打ってすごい声援をいただいたので、次からも声援をいただけるように、しっかりと結果を出していきたい」と力を込めた。

◆死球の影響で3試合連続でベンチから外れている阪神・前川右京外野手(21)は万全を強調して30日の巨人戦を見据えた。「状態は大丈夫。台風明けからちゃんといけるように。最近打てていないので、まず打たないと話にならないと思う」。24日の広島戦(マツダ)で島内颯太郎投手(27)の直球を右膝付近に受けて負傷退場。25、26日は関西の病院で診察を受け、1軍帯同を続けている。28日のDeNA戦(横浜)では自身の負傷がきっかけで昇格した井上広大外野手(23)が左翼で先発し、プロ初アーチを記録。新たなライバルも台頭してきた今、ここで離脱するわけにはいかない。「(甲子園は)とてもすごい声援なので、力に変えて頑張りたい」。1カ月ぶりとなる本拠地での復活を目指す。(中屋友那)

◆阪神・森下翔太外野手(24)は早々の中止決定に「いい休養を取れるように、ポジティブにやっていくだけ」と前を向いた。約1カ月ぶりに甲子園に戻って戦う巨人戦。今季は本拠地で打率・313、5本塁打、27打点と結果を残している。同学年の戸郷翔征投手(24)や東海大相模高の先輩、菅野智之投手(34)らとの対戦が予想される3連戦。「ホームでできた方がやっぱりやりやすさはある。ここから甲子園が続くので頑張っていきたい」と意気込んだ。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
巨人
62496 0.559
(-)
-
(-)
26360
(-)
317
(-)
64
(-)
49
(-)
0.242
(-)
2.570
(-)
2
(1↓)
広島
60485 0.556
(↓0.005)
0.5
(↑0.5)
30335
(+1)
292
(+5)
45
(-)
49
(-)
0.238
(↓0.001)
2.270
(↓0.03)
3
(-)
阪神
58556 0.513
(-)
5
(-)
24386
(-)
353
(-)
52
(-)
34
(-)
0.237
(-)
2.510
(-)
4
(-)
DeNA
57572 0.500
(-)
6.5
(-)
27419
(-)
408
(-)
85
(-)
53
(-)
0.256
(-)
3.080
(-)
5
(-)
中日
50628 0.446
(↑0.005)
12.5
(↑0.5)
23311
(+5)
385
(+1)
52
(+2)
35
(-)
0.239
(↑0.001)
2.830
(↑0.02)
6
(-)
ヤクルト
47644 0.423
(-)
15
(-)
28404
(-)
454
(-)
79
(-)
53
(-)
0.240
(-)
3.740
(-)