ロッテ(☆2対0★)西武 =リーグ戦15回戦(2024.08.27)・ZOZOマリンスタジアム=
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西武
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ロッテ
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勝利投手:小島 和哉(9勝9敗0S)
(セーブ:鈴木 昭汰(2勝1敗5S))
敗戦投手:髙橋 光成(0勝10敗0S)
  DAZN
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◆ロッテは3回裏、佐藤の適時打で1点を先制する。続く4回には、ポランコが適時二塁打を放ち、リードを広げた。投げては、先発・小島が7回無失点の好投。その後は澤村、鈴木とつないで逃げ切り、小島は今季9勝目を挙げた。敗れた西武は、打線がつながりを欠いた。

◆ロックバンド、マキシマムザホルモンのナヲ(48)とダイスケはん(46)が、「岩下の新生姜スペシャルナイター」でファーストピッチセレモニーを行った。投手役を務めたナヲは背番号「70」のユニホームでマウンドに上がり、ワンバウンド投球。「岩下の新生姜」型のバットを持ったロッテ山口から空振りを奪った。「ワンバウンドしてしまったので、悔しかったー!でも、真っすぐキャッチャーに投げられて良かったです!やっぱり性格が出ますね!真っすぐに生きてきたので」とコメントした。捕手役を務めたダイスケはんは背番号「459」のユニホームで、自らリリーフカーを運転して登場。「元々、高校1年生まで野球をやっていたんですけど、最初スタートがキャッチャーだったので、今日はスタートラインに戻って来られたな」と明かした。さらに、「今日を迎えるにあたって、ロッテOB里崎さんの『Satozaki Channel』を見て勉強してきました!今日は女房役としてナヲの良さを引き出せたかなと思います」と感想を述べた。

◆西武高橋光成投手(27)が6回7安打2失点で敗戦投手となり、開幕から10連敗を喫した。開幕からの10連敗は64年ぶりとなった。今季13度目の先発も、白星をつかめなかった。3回にロッテの先頭角中を二塁打で出し、1死後に四球で一、三塁としてから佐藤に先制の右前打を許した。続く4回は2死からまたも角中に安打され、ポランコに左翼フェンス直撃の適時二塁打を打たれた。打線の援護がないまま、チームはロッテに今季開幕から15連敗。ロッテ小島との、13年甲子園春夏優勝投手による投げ合いは、これで1勝2敗となった。高橋が開幕から10連敗。開幕から2桁連敗は60年大津(近鉄)が11連敗して以来、64年ぶり7人目。西武投手の10連敗は22年隅田に並ぶ球団ワースト記録で、開幕からは球団史上初めてになる。開幕から2桁連敗した過去6人のうち未勝利でシーズン終了は56年権藤(大洋)0勝13敗と60年大津0勝11敗だけ。高橋は残り29試合で今季初勝利を挙げられるか。

◆西武高橋光成投手(27)が3度目の「甲子園同年V腕対決」に敗れ、64年ぶりとなる開幕から10連敗を喫した。今季13度目の先発も白星をつかめず。3回にロッテの先頭角中を二塁打で出し、1死後に四球で一、三塁としてから佐藤に先制打を許した。4回は2死からまたも角中に安打され、ポランコに左翼フェンス直撃の適時二塁打を打たれた。6回107球、7安打3四球で2失点。「1球1球、丁寧に投げました。今日できる精いっぱいはできたと思います」。援護に恵まれなかった。これでチームは開幕からロッテに15連敗。自身もチームも勝てていないだけに、相手投手より打者に集中した。それでも意識した。同学年のロッテ小島は、13年センバツ優勝左腕。高橋はその夏の甲子園優勝右腕。仲が良く、20年、21年の投げ合いは1勝1敗だった。"2敗目"が付き「特別な相手なので、次やり返したいなと思います」。機会はきっと、また訪れる。高橋が開幕から10連敗。開幕から2桁連敗は60年大津(近鉄)が11連敗して以来、64年ぶり7人目。西武投手の10連敗は22年隅田に並ぶ球団ワースト記録で、開幕からは球団史上初めてになる。開幕から2桁連敗した過去6人のうち未勝利でシーズン終了は56年権藤(大洋)0勝13敗と60年大津0勝11敗だけ。高橋は残り29試合で今季初勝利を挙げられるか。▽西武渡辺GM兼監督(2戦連続0封負け)「無死で出ても盗塁アウトになったり、狙いではない球で追い込まれた打撃をしてゲッツーになったり。もうちょっと考えてやってくれれば」

◆前回登板の雪辱を果たした。ロッテ小島和哉投手(28)が7回無失点の粘投で9勝目を飾った。20日の日本ハム戦(ZOZOマリン)では5回5失点で敗戦投手に。「前回、火曜日でイニングも投げられず、中継ぎの方をたくさん投げさせてしまったので、1回でも長く投げようと思って」と意気込んで中6日で試合に臨んだ。今日の調子は「だいぶ良くなかった」としつつも「(佐藤)都志也が使える球と、使えなくても見せ球をしっかり試合の中で使ってくれて、うまくいった部分もあったので。今日は本当に都志也のリードのおかげだったと思います」と先制適時打を放つなど、攻守で活躍した捕手の佐藤に感謝した。カイケルの加入もプラス材料だ。「今日は教わったチェンジアップをぶっつけ本番で結構投げてうまくいったところもある」と、元サイ・ヤング賞左腕の助言も好投につなげた。2年連続の2けた勝利まであと1勝だが「勝つことよりもしっかり試合をつくることを考えて」。これからもチームのために腕を振る。

◆ロッテ・唐川侑己投手(35)が28日の16回戦に先発する。キャッチボールやダッシュをして調整し「登板間隔が少し空きましたが、マリンのマウンドに上がれる喜びを感じて、前回同様、自分のピッチングを心掛けて初回から一つ一つアウトを重ね、チームの勝利に貢献できるように頑張ります」と意気込んだ。プロ17年目の今季は4試合(先発3)に登板し、2勝0敗、防御率0・86。前回16日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)では、先発投手2人をリレーするピギーバックの2番手で登板し、3回2安打無失点と好投した。その後に出場選手登録を抹消されたが、1軍に帯同して25日の練習ではブルペン入りするなど調整を続けていた。

◆ロッテが無失点リレーで開幕から西武戦15連勝とした。三回に佐藤の適時打で先制し、四回はポランコの二塁打で加点。小島が毎回走者を許しながら七回まで粘って9勝目。沢村―鈴木の継投も決まった。西武は高橋が開幕から10連敗。

◆先発した西武・高橋光成投手(27)は6回7安打2失点で、自己ワーストを更新する開幕から未勝利の10連敗を喫した。「終盤はバランスもよく全球種操ることができたので、次につながる投球だったと思います。今日はいかに自分が試合に入り込めるかが重要だと思っていたので、1球1球集中して投げました。毎回ランナーは出してしまいましたが、最後まで集中力を切らさず投げることができました」立ち上がりから走者を背負う投球が続き三回1死一、三塁から佐藤に右前に運ばれ先制を許すと、四回はポランコに適時二塁打を浴び2点目を失った。五回、六回は3者凡退でその回をもって107球でマウンドを降りた。

◆西武は零敗で開幕から続くロッテ戦の連敗が15に伸びた。そのうち14試合は3得点以下。この日も小島から七回まで毎回走者を出しながらちぐはぐな攻撃で、渡辺監督代行は「どうしてもつながらない。うちの打線の現状」と嘆いた。高橋は6回2失点ながら今季初白星をつかめず、2022年に隅田が記録したシーズン10連敗の球団ワーストに並んだ。「今日できる精いっぱいの投球はした。次はリズムを持ってこられるような投球をできたら」と前向きに話した。

◆ロッテの小島が7回6安打無失点でチーム単独トップの9勝目。直球の走りがもうひとつでも、変化球を低めに集めて粘った。昨季に続く2桁勝利にあと一つとし「そこまで意識はしていないけど、9と10では違う」と意欲を口にした。新戦力で同じ左投げのカイケルからチェンジアップの投げ方を教わり、今回の試合でも使ったという。打者の反応から上々の手応えを感じ「いい収穫になった」と話した。

◆西武は打線がつながらず、零敗で開幕から続くロッテ戦の連敗が15に伸びた。同一カード15連敗は1995年の対オリックスと並ぶ球団(前身を含む)ワースト記録。開幕からの連敗のプロ野球ワースト記録を更新し、渡辺久信監督代行(59)は「(打線が)どうしてもつながらない」と厳しい表情だった。七回まで毎回走者を出しながら、拙攻が響いた。一回は先頭の奥村が死球で出塁したが、次打者の2球目に盗塁死。七回は先頭の外崎が中前打を放ったが、続く古賀が初球を打って投ゴロ併殺打に倒れた。指揮官は「(七回は)ノーアウトでランナーが出たのに初球をゲッツーっていうのはね。そこら辺が今のうちの打線の現状なのかなと思う」と苦言を呈した。先発した高橋は6回7安打2失点だったが、開幕10連敗。2リーグ制(1950年)以降では60年の近鉄・大津守(11連敗)以来64年ぶりとなった。今季13度目の登板でも初白星を手にできず「今日できる精いっぱいはできた。次は勝てる投球をしたい」と必死に前を向いた。(石井孝尚)

◆ロッテは27日、西武15回戦(ZOZOマリン)に2―0で勝利。対西武で開幕から負けなしの15連勝とし、開幕からの同一カードの連勝のプロ野球記録を更新した。小島和哉投手(28)が7回6安打無失点でチーム単独トップの9勝目(9敗)。こちらも西武戦は2022年8月から8連勝となった。勝利の条件は揃っていた。2022年8月から負けていない〝西武キラー〟の小島が先発し、チームは今季の西武戦を開幕から全勝中。好相性を裏付けるように、左腕が毎回走者を許しながらも無失点に抑えた。「(相性は)特に気にしていなかった。この時期まで来たらチームが勝てれば内容はいいかなと思うので、ゼロで抑えられたのはよかった」7回を6安打無失点。自身の西武戦の連勝を8に伸ばし、チーム単独トップの9勝目を挙げたが「状態はだいぶよくなかった」というように再三ピンチを背負った。六回1死二塁は岸を二ゴロ、山村を一ゴロと変化球を制球して要所を締めた。 小島は苦しんでいた。8月は試合前時点の3試合で防御率5・40。思うようにいかない中、7月下旬に加入した2015年のサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)左腕、カイケルに助言を仰いだ。チェンジアップの握りを教わり「フォームのアドバイスももらった。(チェンジアップの変化は)僕のよりも奥行きがあって、腕の振りもあった」。この日は新球とこれまで自分が投げていたチェンジアップを駆使。2種類を織り交ぜて的を絞らせず「ぶっつけ本番で上手くいった」と手ごたえを得た。チームは西武相手に開幕から負けなしの15連勝。開幕からの同一カードの連勝のプロ野球記録を更新した。負けなしの連勝街道はまだ続く。(森祥太郎)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
72393 0.649
(↑0.004)
M20
(↑1)
29483
(+3)
313
(+1)
91
(+1)
77
(-)
0.257
(-)
2.530
(↑0.02)
2
(-)
日本ハム
60478 0.561
(-)
10
(↓0.5)
28437
(+3)
388
(+3)
83
(+1)
71
(-)
0.248
(-)
2.890
(↑0.02)
3
(-)
ロッテ
58526 0.527
(↑0.004)
13.5
(-)
27407
(+2)
404
(-)
61
(-)
54
(-)
0.249
(-)
3.180
(↑0.03)
4
(-)
楽天
55543 0.505
(-)
16
(↓0.5)
31394
(+3)
452
(+3)
58
(+1)
68
(-)
0.242
(↓0.001)
3.720
(↑0.01)
5
(-)
ORIX
51613 0.455
(↓0.004)
21.5
(↓1)
28317
(+1)
344
(+3)
52
(-)
46
(-)
0.234
(↓0.001)
2.700
(↓0.01)
6
(-)
西武
35772 0.313
(↓0.002)
37.5
(↓1)
29262
(-)
405
(+2)
44
(-)
58
(-)
0.205
(-)
3.240
(-)