巨人(☆6対2★)中日 =リーグ戦21回戦(2024.08.24)・東京ドーム=
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中日
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巨人
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勝利投手:井上 温大(7勝4敗0S)
敗戦投手:柳 裕也(4勝5敗0S)

本塁打
【中日】ブライト 健太(1号・7回表2ラン)
【巨人】浅野 翔吾(2号・1回裏ソロ)

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◆巨人は初回、浅野のソロで先制に成功する。その後は5回裏に吉川の適時打などで2点を追加すると、6回には浅野が適時打を放ち、リードを広げた。投げては、先発・井上が7回途中2失点8奪三振の好投で今季7勝目。敗れた中日は、投打ともに振るわなかった。

◆巨人は4連勝中の井上温大が先発。今季中日戦の井上は2試合登板して2勝0敗。7月3日は8回0失点、8月10日は6回0失点で、このカードは14回を投げてまだ失点がない。ここまで中日打線を46打数7安打、被打率1割5分2厘に抑えており、打たれた長打は10日宇佐見の二塁打1本だけだ。

◆巨人浅野翔吾外野手(19)が先制2号ソロを放った。1回1死、カウント2-1から中日柳の134キロカットボールを強く大きなフォロースローで、左中間スタンドに運んだ。「まずは出塁することを考えて打席に立ちました。最高の結果になってよかったです」と出塁の意識がアーチにつながった。プロ初となる2番スタメンだった。試合前時点で8月は27打数10安打の打率3割7部、1本塁打、7打点と結果を出し続ける。上位打線での起用に応えた。

◆プロ初の2番スタメンの巨人浅野翔吾外野手(19)がプロ初の猛打賞を決めた。1回1死、中日柳から先制の2号ソロを放つと、その後もバットの勢いは止まらず。5回先頭では左中間へ二塁打で出塁し、2点目のホームを踏んだ。6回1死一、二塁では中堅への適時打で続いた。6回時点で、8月は31打数13安打の打率4割1分9厘、2本塁打、9打点となった。

◆プロ初の2番スタメンの巨人浅野翔吾外野手(19)が先制弾を含む、プロ初の4安打で勝利に貢献した。19歳9カ月の浅野が先制アーチを含む4安打。巨人で10代選手の4安打は08年4月24日に19歳4カ月の坂本が横浜戦で記録して以来、16年ぶり。坂本の4安打は単打3本と二塁打1本で、巨人10代選手の本塁打を含む4安打は93年9月2日に19歳2カ月の松井が横浜戦でマークして以来になる。松井は第1打席から右本、左安、中安、右安で、浅野と同じく先制のVアーチを含む4安打だった。

◆3年目の中日ブライト健太外野手(25)がプロ1号を放った。4点を追う7回1死一塁で代打で登場。巨人先発井上の144キロ直球を左翼席に突き刺した。21年に上武大からドラフト1位で入団も故障などで2年目の昨季は33試合出場止まり。「初本塁打まで時間がかかりましたが、打てて良かった。次は勝ちにつながる一打を狙っていきたい」。代打ながら4試合連続出塁中で、立浪監督も「結果を出しているのでどこかでチャンスを」と、敗戦の中でのアピールに目を細めた。▽中日柳(約2カ月ぶりの1軍登板も5回8安打3失点で5敗目)「リズムの悪い投球になってしまいました」

◆中日の連勝が止まった。6月16日のロッテ戦以来の先発マウンドに上がった柳裕也投手(30)だったが、初回に巨人浅野に先制2号ソロを被弾。その後、4回までは粘りの投球を続けたが5回2死一、三塁から吉川に適時打を浴び、直後に暴投でさらに1点を失った。5回3失点で降板し、6月6日以来の白星を逃した。2試合29安打17得点で連勝した打線も、この日はブライトの代打プロ1号2ランのみで、今季60敗目を喫した。試合後の立浪監督のコメントは以下の通り。-(自ら切り出し)「柳は、当然ここ(東京ドーム)でやるんで、なんとか最少失点で、と思っていたけど。パスボール(ワイルドピッチ)とか、あのへんの1点というのが...。ブライトの本塁打が出ただけにもったいなかった。6回にもじわじわと離されていった点数ももったいなかったかなと思う。対井上にには、ブライトは代打でいいところで打ってくれたけどで、やっぱり真っすぐを仕留め切れていないのが。そこを意識させられて、すかされる。同じようにやられているんで、まずは真っすぐをしっかり捉えていかないと。今日も(対戦が)3回目。展開的にも対井上のときは先に点をやっているのが多い。2つ(2試合)、勢いよく点は取れたけど、まだまだ課題はある」-初回失点が続く「ホームランは、この球場だからつきもの。浅野選手をアレ(初回先制ソロ)で乗せてしまった」-ブライトはプロ1号「ここのところ四球を取ったり、ずっと結果を出している。ポジション的なところで、スタメンではいけるところが難しいけど。こうやって結果を出してくれたので、どこかでチャンスをという風に思っている」

◆巨人ココ・モンテス内野手(27)が2本の二塁打をマークした。1、3回と、ともに初球を捉え、右翼への二塁打で出塁。7月下旬の1軍合流から23安打のうち半分以上の12本が二塁打だ。「調子がいい時は二塁打も多くなり、ファーストストライクも積極的にたたくことができる。そういう意味では状態はいいのかなと思う」。7試合連続の3番起用で結果を出し、打率3割3分3厘に上昇した。

◆巨人門脇誠内野手(23)が4出塁でチャンスメークした。2回1死は右前打、4回1死は左前打をマークし、自己最長を更新する9試合連続安打。6、8回は先頭打者で四球を選び、追加点のホームを踏んだ。「真ん中を打ちに行くぐらいにシンプルに考えているのが結果につながっていると思う」と8月は打率3割4分。遊撃守備でも3回2死一、三塁のピンチで細川の三遊間の深い打球を処理し、遠投でアウトをもぎ取って躍動した。

◆巨人浅野翔吾外野手(19)が、東京ドームで大暴れした。プロ初の2番でスタメン出場し、初回に2号先制ソロをマークすると、二塁打2本と単打でダイヤモンドを3周してかえってきた。史上最年少サイクル安打こそ逃したが、自身初の猛打賞どころか4安打2打点3得点。2年前の夏、甲子園を沸かせた高卒2年目のドラフト1位が覚醒の兆しを見せ、チームの連敗を2で食い止めた。ユニホームにまだ土も付いていなかった。初の2番に入った浅野が初回の第1打席。カウント2-1から低めカットボールを捉え左中間への2号先制ソロで口火を切った。5回には先頭の打席で左中間二塁打を放ち、次打者モンテスの中飛にタッチアップで三塁進塁、吉川の適時打で生還した。6回にも単打を放ち、残り三塁打で最年少サイクル安打のかかった8回、左翼線への当たりは二塁打。達成ならずも、打って、走って、また打った。東京ドームのダイヤモンドを3周まわってかえってきた浅野のユニホームは土にまみれていた。5回が終わってトイレに行った際、ごみを拾って徳を積んで4安打2打点3得点。「聞いたことある名前の選手ばかりなんですけど、そこは名前負けせずに、自分がやってきたことを信じて強気でやってます」。左手首骨折のヘルナンデスに代わって昇格後の8月は32打数14安打、打率4割3分8厘、2本塁打。暴れ回っている。あの黒土をまた踏みたくて仕方がなかった。2年前の今ごろは甲子園を走り回った。「ユニホームは高校生なんで1枚。それをドロドロにしてプレーして、1球1球に球場がどよめいて。緊張なんてまったくない、ただただ楽しかった」。高松商(香川)を8強に導き、準々決勝では敗れはしたが2ランを放ち近江(滋賀)と熱戦を演じた。「だからプロに入って、早く甲子園に行きたいんです。いつも甲子園の前に2軍に落ちちゃって」。セ・リーグの敵地で唯一行けていないのが甲子園。30日からの敵地阪神3連戦を前に優勝を争うチームに、もはや欠かせない存在になっている。連敗を2で食い止める活躍にも「レギュラーで使ってもらっているわけじゃない」と言い切る浅野。「レギュラー定着できるよう監督に日々アピールをするつもりでやっているので、緊張とかなく自分のやることをできている」。浅野しか味わえない19歳の夏。しびれるような青春を過ごしている。【栗田成芳】

◆巨人井上温大投手(23)が自身5連勝で7勝目を挙げた。中日相手に6回1/3を6安打8奪三振の2失点。低めにキレ味鋭い変化球を集めた。4回2死三塁では田中を134キロフォークで空振り三振に仕留めた。「やはり勝ち星は自分のすごく自信になる。強気にいける」と6月13日楽天戦以降は負けなしだ。対中日は3戦3勝となった。7回1死一塁からブライトに2ランを献上し、今季の中日戦21イニング目で初失点こそ喫したが、竜キラーぶりを発揮。「相手打者の特徴を頭にしっかり入れながら、抑えられた。いいイメージで投げられている」と結果につなげた。阿部監督からは、7回先頭の一塁内野安打でベースカバーが遅れたことに苦言を呈された。期待値が高く、求められるものも高い。井上は「厳しいことを言ってもらえるのは自分にとって必要なこと。しっかり反省して次にやっていけたら」と反省を忘れなかった。

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◆巨人・浅野翔吾外野手(19)がプロ入り後初の「2番・右翼」に入った。坂本勇人内野手(35)が「5番・三塁」で2試合ぶりに先発する。

◆巨人・浅野翔吾外野手(19)が先制2号ソロを放った。プロ初の「2番・右翼」で先発し、迎えた第1打席。カウント2-1から中日・柳のカットボールを左中間スタンドへ運んだ。8月14日の阪神戦(東京ドーム)以来の一発で、5試合連続安打をマークした。

◆巨人・浅野翔吾外野手(19)がプロ初の猛打賞と大当たりだ。3-0の六回1死一、二塁では代わったばかりの中日・藤嶋から中堅右へ適時打を放ち、この時点で4打数3安打2打点。5試合連続安打もマークし、勢いが止まらない。一回の第1打席では柳のカットボールを左中間スタンドへ運ぶ先制の2号ソロ。五回は先頭で左中間を破る二塁打を放っていた。三塁打が出ればサイクル安打。浅野が打席に入るたび、G党の歓声が大きくなっている。

◆巨人・浅野翔吾外野手(19)がプロ初の猛打賞となる4安打2打点の活躍を見せた。チームも快勝で連敗ストップ。初の2番起用となった浅野は一回、5試合連続安打となる先制の2号ソロを放つと、五回は先頭で左中間を破る二塁打。3-0の六回では1死一、二塁で中堅右へ適時打を放ち、三塁打が出ればサイクル安打となる八回は左へ二塁打を放った。ヒーローの浅野は、サイクル安打がかかった八回の打席について「打つことに必死だったので、そこはあまり考えてなかったです」と振り返ると、打撃好調の要因を聞かれ苦笑い。インタビューアーから「ちょっと難しい質問してしまったでしょうか」と心配されると浅野は「要因ははちょっとわからないんですけど、2打席目、2本目のヒット打った後にトイレでトイレットペーパーを拾ったので、3打席目が打てたんじゃないかなと思います」と〝うまく打球を拾えた理由〟を明かしていた。

◆巨人はプロ初の2番で先発出場した浅野翔吾外野手(19)が先制の2号ソロを含む4安打2打点で攻撃を引っ張り、連敗を2で止めた。23日の惨敗後に就任後初めて試合後会見を拒否した阿部慎之助監督(45)は「きょうはちゃんと来たよ」と会見場に現れ「本当に勢いづくホームランでしたね」と浅野の先制2号ソロをたたえた。今月1軍に昇格後、絶好調の浅野を2番に起用した理由を「なんとなく。まあ、ここ最近、丸が(塁に)出ても攻撃的に行こうと決めているので。だったら今一番乗っている浅野を、と思っておいた」と説明。プロ初猛打賞を記録した2年目外野手について「毎打席、打とうが打たまいが懸命にやっている姿を見られるのでね。そういうのをみんなマネしてほしいなと思います。みんな懸命にやっているんでしょうけどね」と魅力を語った。また2番から6番に移った吉川も適時打を放ち、「チャンスが回ってくると予想して6番に置いたんですけど、それが上手くハマってくれて。そこで打ってくれて点が入ったので結果的によかった」と振り返った。先発した井上は七回に代打・ブライトに2ランを浴びて初失点したが、七回途中6安打で7勝目。阿部監督は「カバーリングもできないピッチャーですから。そこで罰が当たってホームラン打たれたんだと思います」と守備についてチクリと指摘も忘れなかった。

◆巨人・浅野翔吾外野手(19)がプロ初の猛打賞となる4安打2打点の活躍を見せた。浅野のデータは以下のとおり。?19歳9カ月の巨人・浅野が1試合4安打(本塁打1、二塁打2、単打1)。巨人の10代選手の1試合4安打以上は2008年4月24日の坂本勇人(19歳4カ月、対横浜、4安打)以来16年ぶり。坂本は10代で猛打賞(1試合3安打以上)を7度記録したが、本塁打を含む猛打賞は1度もなかった。本塁打を含む猛打賞は1994年6月7日の松井秀喜(19歳11カ月、対ヤクルト、1本塁打を含む3安打)以来30年ぶり。?巨人の選手の1試合3長打以上は昨年9月2日の岡本和真(対DeNA、3長打=本塁打1、二塁打2)以来。10代選手では67年10月10日の堀内恒夫(19歳8カ月、対広島、本塁打3)以来57年ぶり。

◆巨人・浅野翔吾外野手(19)が24日、中日21回戦(東京ドーム)で決勝の2号ソロを含む4安打2打点でプロ初の猛打賞をマーク。2番打者で初めて起用され、勝負強さを発揮した。井上温大投手(23)は七回途中2失点で7勝目。チームは6-2で勝利し、連敗を2で止めた。美しい放物線を描いた白球が、オレンジに染まるスタンドに吸い込まれた。プロ入り後初の2番に座った浅野が一回、第1打席に左中間へ決勝ソロ。大歓声を背にダイヤモンドを一周した。「打順が変わっても自分がする仕事は変わらない。変化球をきれいに打てた」ここまで下位打線での起用が続いており、上位に入るのは今季初。カットボールを捉えた先制弾を皮切りに五回に左中間へ二塁打、六回には1死一、二塁から中前適時打。八回の左翼線二塁打が三塁打ならサイクル安打達成という活躍で、4安打をマークした。〝大谷流〟の習慣が運を引き寄せた。第3打席でこの日2本目の安打を放ち、吉川の適時打で生還してベンチへ戻るとトイレへ。そこで床に落ちていたトイレットペーパーのゴミを発見し、拾って捨てた。

◆巨人・井上温大投手(23)は七回途中2失点で7勝目。チームは6-2で勝利し、連敗を2で止めた。マウンドでも若武者が輝いた。高卒5年目の伸び盛り、井上が七回途中2失点。自身5連勝で7勝目を手にした。「低めに集められた。先制点を与えないテーマはクリアできた」五回以外は毎回走者を背負いながら連打は許さない。スライダーやフォーク、カーブなどの球種を満遍なく使い、的を絞らせなかった。阿部監督とのお決まり(?)のやり取りも出た。井上について話を振られた指揮官は「カバリングもできない投手ですから。そこで罰が当たってホームランを打たれたんだと思います」とバッサリと切り捨てた。七回先頭で村松が放った打球が一塁ベースに当たり、内野安打となったプレー。井上はわずかに一塁ベースカバーが遅れた。1死後、代打ブライトに2ランを浴びて降板した。普段、グラウンドで2人きりで言葉を交わすことも多い指揮官から「酷いの一言」など試合後の会見でたびたび指摘を受けるが「厳しいことを言ってもらえるのは自分に必要なこと。ベースカバーの遅れも自分で防げるポイントだった」と〝愛のムチ〟を受け止めた。素直な心が成長の原動力だ。(谷川直之)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
59455 0.567
(↑0.004)
-
(-)
34326
(+2)
277
(+1)
45
(-)
48
(-)
0.239
(↑0.001)
2.240
(↑0.01)
2
(-)
巨人
59496 0.546
(↑0.004)
2
(-)
29350
(+6)
313
(+2)
61
(+1)
49
(-)
0.242
(↑0.001
2.610
(-)
3
(-)
阪神
57536 0.518
(↓0.005)
5
(↓1)
27373
(+1)
335
(+2)
50
(-)
34
(-)
0.237
(-)
2.440
(-)
4
(-)
DeNA
54572 0.486
(↓0.005)
8.5
(↓1)
30396
(-)
398
(+3)
82
(-)
50
(-)
0.254
(↓0.001)
3.080
(↓0.01)
5
(-)
中日
48608 0.444
(↓0.005)
13
(↓1)
27303
(+2)
379
(+6)
49
(+1)
33
(-)
0.239
(↓0.001)
2.880
(↓0.03)
6
(-)
ヤクルト
47614 0.435
(↑0.005)
14
(-)
31396
(+3)
436
(-)
78
(+1)
53
(+1)
0.240
(↑0.001)
3.710
(↑0.03)