広島(☆2対1★)阪神 =リーグ戦21回戦(2024.08.24)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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阪神
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広島
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勝利投手:大瀬良 大地(5勝3敗0S)
(セーブ:栗林 良吏(0勝4敗34S))
敗戦投手:門別 啓人(0勝2敗0S)
  DAZN
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◆広島は3回裏、2死二三塁から末包の2点適時二塁打が飛び出し、先制に成功する。投げては、先発・大瀬良が6回途中2安打1失点。その後は4投手の継投でリードを守り抜き、大瀬良は今季5勝目を挙げた。敗れた阪神は、打線が中盤以降の好機を生かせなかった。

◆阪神の先発は高卒2年目左腕の門別啓人投手(20)。5月3日巨人戦(東京ドーム)以来、今季2度目の先発マウンドで、プロ初勝利を目指す。22日の練習中に腰の違和感を訴え、前日23日まで2試合を欠場していた前川右京外野手(21)は「6番左翼」で3戦ぶりにスタメン復帰した。

◆阪神先発の門別啓人投手(20)には、プロ野球「524勝目」の期待がかかる。名字に「別」のつく投手の白星は、プロ野球史上過去2人しかいない。別所毅彦(南海-巨人)NPB歴代5位の計310勝を挙げた。巨人在籍中の221勝は、現在も球団最多として輝く。引退後は野球評論家としても人気を博し、豪快な笑い声がトレードマークだった。北別府学(広島)抜群の制球力で、赤ヘル黄金時代の大黒柱として君臨した。沢村賞2度受賞。広島一筋213勝を挙げ、こちらも球団1位だ。門別が勝てば、2人の名投手に続き「524勝目」となる。なお「別」のつく選手の登板はほかに、別当薫が48、49年に阪神で2試合、移籍先の毎日で52年に1試合登板も未勝利に終わった。本職は打者で、通算155本塁打をマーク。監督として史上10位の1237勝を挙げた。この3人は後に、全員が野球殿堂入りを果たし、球史に名を残した。門別も続くか。

◆阪神前川右京外野手(21)が死球に悶絶(もんぜつ)した。7回無死一塁で島内颯太郎投手(27)の投球が、右足のすね付近に当たった。レガーズが途切れている部分で、その場にもんどり打って倒れ、痛みに顔をゆがめた。岡田彰布監督(66)も心配そうにベンチの前に出て状況を見守った。足を引きずりながら一塁に歩きかけたが、岡田監督は代走を送った。前川は腰の違和感で2試合を欠場。3試合ぶりにスタメンとして試合復帰したばかりだった。

◆高卒2年目左腕の阪神門別啓人投手(20)は5回6安打2失点と粘投するも、プロ初勝利はお預けとなった。初回、先頭の秋山に中前打を許すも、中村奨と小園を二飛に打ち取り、最後は4番末包をスライダーで空振り三振。2回は坂倉、菊池の連打と自身の暴投で1死一、三塁のピンチを招いたが、会沢を外のツーシームで遊ゴロ併殺に仕留めた。しかし3回1死で、秋山に左前打、中村奨に四球を与えると、暴投が絡んで2死二、三塁。迎えた末包に高めに入った直球を捉えられ、右翼へ2点先制適時二塁打を許した。それでも4回は6番菊池から3者凡退。5回も2死から中村奨に左前打を許したが、最後は捕手坂本が二盗を阻止し、これ以上の失点は許さず。直後の6回の攻撃で代打渡辺を送られ、降板となった。3回6失点(自責4)で敗れた5月3日巨人戦(東京ドーム)以来、今季2度目の先発マウンド。待望の初勝利とはならなかったが、広島大瀬良と投げ合い、成長した姿を見せた。

◆阪神が大事な3連戦の2戦目を落とした。首位広島に連勝はならず、ゲーム差は再び「5」に広がった。2位巨人とも再び3ゲームとなった。拙攻が響いた。1点ビハインドの7回無死一、二塁。8番木浪聖也内野手(30)がスリーバント失敗。勝負どころで犠打を決め切ることができなかった。糸原健斗内野手(31)、原口文仁内野手(32)と連続で代打を送り込む勝負手も不発だった。先発は門別啓人投手(20)。5月3日の巨人戦以来、約3カ月半ぶりの1軍登板で5回2失点と粘った。左打者が並ぶ広島打線を相手に岡田監督の「秘策」として送り込まれた若武者が試合をつくったが、プロ初勝利は遠かった。

◆阪神大山悠輔内野手(30)が、顔面に自打球を当てた。9回、栗林のフォークにくらいつきファウルとしたものの、ボールは地面に跳ね返って右ほほ付近に当たった。1度はベンチに戻ったが、すぐに打席に戻り試合は再開。その後、右飛に倒れた。

◆阪神が大事な3連戦の2戦目を落とした。首位広島に連勝はならず、ゲーム差は再び「5」に広がった。2位巨人とも再び3ゲームとなった。拙攻が響いた。1点ビハインドの7回無死一、二塁。8番木浪聖也内野手(30)がスリーバント失敗。勝負どころで犠打を決め切ることができなかった。糸原健斗内野手(31)、原口文仁内野手(32)と連続で代打を送り込む勝負手も不発だった。木浪は「あそこが全てですね。しっかり練習します」と猛省した。

◆阪神が大事な3連戦の2戦目を落とした。首位広島に連勝はならず、ゲーム差は再び「5」に広がった。2位巨人とも再び3ゲームとなった。拙攻が響いた。1点ビハインドの7回無死一、二塁。8番木浪聖也内野手(30)がスリーバント失敗。勝負どころで犠打を決め切ることができなかった。糸原健斗内野手(31)、原口文仁内野手(32)と連続で代打を送り込む勝負手も不発だった。岡田彰布監督(66)は試合後、「バントだけやん。それだけや」。さらに質問が飛ぶも「いや、バントだけやって、だから。そういうことやんか」と繰り返し、帰りのバスへ乗り込んだ。

◆阪神桐敷拓馬投手(25)が2試合ぶりの無失点投球で立ち直った。1点ビハインドの8回に登板し2死から四球を出したが得点を許さなかった。前回22日のヤクルト戦は同点の9回に3失点を喫し負け投手となっていた。この日は12球団最多54試合目の登板で仕事を果たした。「ずるずるいかないことが重要。今日はなんとしてもゼロと思って投げました」と振り返った。

◆首位広島が3位阪神との接戦を制した。大瀬良大地投手(33)が6回途中1失点で5勝目を挙げた。広島は最短で27日にマジック26が点灯する。条件は25、27日に広島○○で、巨人●●。巨人が28日以降の残り27試合に全勝しても、最終成績は86勝51敗6分けで勝率6割2分8厘。広島は巨人との残り6試合に全敗しても、他球団との26試合に全勝すれば87勝51敗5分けで6割3分となり、巨人を上回るため。

◆阪神門別啓人投手(20)が1球に泣き、またもプロ初勝利はお預けになった。通算3度目の先発に抜てきされたが0-0の3回、末包に先制決勝の2点二塁打を浴び、5回2失点。代打を出された6回は、味方の反撃も1点止まりで2敗目を喫した。「粘って投げられたのでよかったですが、末包さんへの1球が...」。2死二、三塁で内角を狙った145キロが逆球に。右中間を破られた。「間違ったとしても内角にボール球を投げないと。打たれる可能性がない方のミスならよかった。詰めて、練習したいです」と悔やんだ。今季初先発した5月3日巨人戦(東京ドーム)は3回6失点で降格。6~7月には背中の故障で1カ月間、試合から離れた。盛り返してつかんだ登板だった。地元の北海道日高町ではこの日、5月に続いてパブリック・ビューイングを開催。富川公会堂で約30人が声援を送った。法人、世帯ごとに申し込む後援会会員は順調に増えて195件に。地元からもチームからも、高い期待を受けている。4回、5回は力強い直球をどんどん投げ込んだ。「初回からああいう自分のリズムで投げられたら良かった」と前を向ける材料も。貴重な1軍経験を肥やしにするしかない。【柏原誠】▽阪神坂本(先発の門別をリード)「粘りながら投げてくれた。結果的に(3回は)試合が決まる1本になってしまった。いろいろ勉強もあると思う」

◆阪神森下翔太外野手(24)が猛打賞で22年ドラフト同期の門別を援護した。初回に広島大瀬良の138キロカットボールを中前へ。今季11打数無安打だった右腕から初ヒットを放つと4回にも中前打。6回には2番手森浦から中前に適時打を運び、この日唯一の得点をもたらせた。8日のヤクルト戦(神宮)以来、今季4度目の3安打。それでも「(門別に)勝ちをつけてあげたかった。次、投げる時があれば打線で援護したい」と悔しさをにじませた。▽阪神佐藤輝(前夜2打点も4打数無安打)「いいピッチングをされたので。今日は向こうが上だったと思います」

◆7戦連続4番の広島末包昇大外野手(28)が決勝打を放ち、チームを勝利に導いた。両軍無得点の3回2死二、三塁。阪神門別の高め真っすぐを右中間にはじき返した。1回は門別のスライダーに空振り三振を喫し、この打席も直前に空を切っていた。「スライダーを空振りしたので、逆方向にヒットを打とうかなと思った。準備はできていた」。前日の7回に同じ左腕の高橋から右前打した打撃のイメージもあり、浮いた球に反応できた。長打を捨てたコンタクト重視の打撃で、長打にするパワーを見せつけた。20日巨人戦以来の勝利打点で、自己最多のシーズン28打点とした。「自分は出場試合も少ないので、出た試合でしっかり結果を残すだけ。打点や本塁打はチームで一番を目指しているので、どんどん打ちたい」。17日ヤクルト戦から4番起用され、7試合で無安打は1試合のみと首脳陣の期待に応えている。チームも8月は連敗なし。2位巨人とのゲーム差2を維持し、3位阪神とのゲーム差を再び5に広げた。最短で27日にマジックナンバー26がともる。新井監督は「この1勝というのは、ちょっと大きな1勝かなと思います。また、この1勝を明日につなげていきたい」とうなずいた。【前原淳】広島は最短で27日にマジック26が点灯する。条件は25、27日に広島○○で、巨人●●。巨人が28日以降の残り27試合に全勝しても、最終成績は86勝51敗6分けで勝率6割2分8厘。広島は巨人との残り6試合に全敗しても、他球団との26試合に全勝すれば87勝51敗5分けで6割3分となり、巨人を上回るため。▽広島秋山(3戦ぶり先発復帰で2安打)「2日空けてもらって、ちょっと緊張もあった。こういう試合できっかけをつくれたのは良かったし、ホッとしているところもある」

◆阪神前川右京外野手(21)が24日の広島-阪神21回戦(マツダスタジアム)で死球を受け、負傷交代した。7回無死一塁で広島島内が投じた153キロ直球が右足のすね付近を直撃。打席でもん絶し、足を引きずりながら一塁に歩きかけたが、代走が送られた。前川は腰の違和感で22日から2試合を欠場。スタメンで3試合ぶりに復帰したばかりだった。離脱すれば大きな戦力ダウンとなるだけに、軽傷を願うしかない。【

◆広島大瀬良大地投手(33)が6月22日中日戦以来となる5勝目を手にした。立ち上がりから変化球を多く交えながら阪神に的を絞らせなかった。5回まで危なげない投球も、6回は1死から代打渡辺、近本に連続でストレートの四球。中野を空振り三振に切るも、この日2安打されていた森下を迎えたところで降板となった。前回まで2戦続けて試合中盤に大量失点したこともあり「考え過ぎました。結果ダメでした」と、63日ぶり白星も連続四球を悔やんだ。

◆広島が最少得点差を守り抜き、3位阪神に競り勝った。両軍無得点の3回。2戦ぶりに先発復帰した秋山の左前打などで2死二、三塁とし、4番末包が右中間への2点二塁打で先制した。先発大瀬良は5回まで無失点投球。6回に連続四球などで2死一、二塁としたところで降板。代わった森浦が1失点でしのぐと、島内、ハーン、栗林の勝ちパターンの継投で逃げ切った。大瀬良は6月22日以来の5勝目を手にした。試合後の新井貴浩監督(47)の談話は以下の通り。-秋山選手が戻って打線を活気づけた新井監督 "(送球が)当たった箇所もだいぶいいです""行けます"ということだったので、今日出てもらったんですけど、早速のナイスバッティングだったと思います。-秋山選手から末包選手と、3回はいい攻撃だった新井監督 いいバッティングでしたね。高めのボール気味の球だったと思うんですけど。逆球ですかね? 逆方向にいいタイムリーヒットだったと思います。-先発大瀬良投手が6回少し崩れたが新井監督 ナイスピッチングだったと思います。6回のところは流れ的に嫌な感じだった。走者の出し方もそうですし、森下が大地に結構合っていたので、あそこは思い切って森浦で行きました。森浦もあそこをよく1点で切ってくれたと思います。またアツ(会沢)もいいリードだったと思います。-その後のリリーフ陣もいい働き新井監督 はい。こちらはいつも自信を持ってブルペン陣を送り出していますので、今日もみんないい仕事をしてくれたと思います。-大瀬良投手に白星新井監督 良かったですね。今シーズンずっといいピッチングをしていて、なかなか勝ちをつけてやれなかった。チームにとってもいい1勝だったと思うし、大地にとっても、大きな1勝になったのかなと思います。-1勝1敗で明日新井監督 今日のこの1勝というのは、ちょっと大きな1勝かなと思いますね。またこの1勝を明日につなげていきたいなと思います。-「大きな1勝」とは新井監督 今日だけではなく、先々のことも考えているのでね。目先の1勝だけじゃなく、残り試合とか先のことを考えた上で、同じ1勝でもちょっと大きな1勝かなと思う。この1勝を明日につなげていきたいです。

◆阪神岡田彰布監督(66)は痛恨の敗戦に、もどかしさを隠さなかった。「バントだけやんか。それだけや」。勝敗の分岐点としたのは7回の攻撃だった。1点を追う展開で先頭の大山が左前打で出塁。続く前川は死球を受け、無死一、二塁。ここで木浪に犠打を命じたが、1ボールから島内の直球に空振りとファウルで追い込まれた。それでも送りたい。8番9番に、代打の切り札糸原と原口を準備させていた。だが4球目の直球もバックネット方向に打ち上げ、スリーバント失敗となった。続く糸原は左翼への大きな飛球。野球にタラレバはないが、送っていれば犠飛で同点の可能性が高かった...。だがそんな問いにも指揮官は「いやバントだけやって。だから。そういうことやんか」と矛先を変えず、同じフレーズを繰り返した。木浪は前夜まで5試合連続安打を放ち、満塁でも勝負強さを見せていたが、「あそこが全てです。しっかり練習します」と責任を一身に背負った。木浪だけを責めるのも酷で、この日は好機はつくってもあと1本が出なかった。4番佐藤輝も不発で4回1死一塁は大瀬良の前に投ゴロ併殺打。森下の適時打で1点差に迫った6回2死一、三塁では森浦の前に左飛に倒れた。8回2死三塁も、ハーンの156キロ直球で3球三振に斬られた。7回の糸原と原口の代打攻勢も及ばず、1点が遠かった。今季の大瀬良先発試合は5戦0勝4敗1分け。23日に高橋の快投などで4に縮めた首位とのゲーム差は再び5となった。逆転優勝へ鯉キラー大竹を立てて挑む第3戦は、何が何でも負けられない。【磯綾乃】

◆阪神前川右京外野手(21)が24日の広島-阪神21回戦(マツダスタジアム)で死球を受け、負傷交代した。7回無死一塁で広島島内が投じた153キロ直球が右足のすね付近を直撃。打席でもん絶し、足を引きずりながら一塁に歩きかけたが、代走が送られた。試合中にトレーナーに付き添われ、病院に向かったとみられる。前川は腰の違和感で22日から2試合を欠場。スタメンで3試合ぶりに復帰したばかりだった。離脱すれば大きな戦力ダウンとなるだけに、軽傷を願うしかない。

◆阪神のスタメンが発表された。小野寺暖外野手(26)が「6番左翼」で23日広島戦(マツダスタジアム)以来、今季3度目のスタメン出場。前日24日に右足のすね付近に死球を受けた前川右京外野手(21)が、この日緊急帰阪。チームの危機を救えるか。先発はコイキラーの大竹耕太郎投手(29)。対広島戦は前回10日に11戦目で初黒星を喫したが、通算8勝1敗の好相性。マツダスタジアムでは移籍後、通算6戦6勝と無類の強さを誇る。

◆阪神は門別啓人投手(20)が今季2度目の先発のマウンドに上がる。高卒2年目の左腕は今季5月3日に巨人戦(東京ドーム)で先発するも、3回6失点で黒星を喫し、2軍で調整を行ってきた。1年前にプロ初登板を果たしたマツダスタジアムで、プロ初白星を目指す。打線では前川右京外野手(21)が「6番・左翼」で3試合ぶりにスタメンに復帰した。

◆阪神・門別啓人投手(20)が先発し、二回に訪れたピンチを断ち切った。一回に続いて回の先頭に安打を許すと、菊池にも三遊間を破って連打とされ、さらに1死後には自らの暴投で一、三塁の状況を迎えた。しかし、ここで会沢には遊撃へのゴロを打たせ、ボールは6―4―3とわたって併殺が完成。連勝へのカギの一つとなる先制点を与えず、左拳を握った。

◆阪神・門別啓人投手(20)が先発し、三回に先制点を奪われた。一、二回は安打を浴びながらも無失点で切り抜けたが、この回はつかまった。1死から1番・秋山に左前打を許すと、中村奨にはこの日初めての四球を与えて得点圏に走者を背負った。ここで小園は何とか一直で仕留めたが、この日2個目の暴投で二、三塁とピンチを広げ、打席には末包。一回2死一塁での最初の打席は空振り三振で上回っていたが、ここは高めの145キロ直球をとらえられ、右中間を破る2点二塁打となった。門別にとっては今回がプロ3度目の先発で、初勝利がかかっている中で重くのしかかる2点。チームにとっては14日の巨人戦(東京ドーム)以来、8試合ぶりの先制点献上となった。

◆阪神・門別啓人投手(20)が先発し、自己最長タイとなる5回を投げて6安打2失点だった。一、二回は安打を浴びながらも無失点でしのいだが、三回は1死から安打と四球、暴投で2死二、三塁を招き、末包に右中間を破る2点二塁打を浴びた。四、五回は立ち直ってスコアボードにゼロを刻んだが、六回に打順が巡ったところで代打を送られ、交代となった。「ボール自体は悪くなかったと思いますが、要所でコントロールミスをしてしまったボールを打たれてしまいました。点を取られたあとは落ち着いて追加点を防ぐ投球ができたと思います」と通算3度目の先発登板を振り返った。代打が送られた六回の攻撃は打線が連続四球で好機を作って2死後に森下がスイッチした左腕・森浦から中前適時打を放って1―2とし、門別のプロ初勝利はお預けとなったが、逆転勝利に向けての後半戦が始まった。

◆阪神が1―2の七回に訪れた逆転機をフイにした。この回から登板した広島・島内を相手に、まず先頭の大山が左前打を放つと、続く前川は死球で出塁。無死一、二塁の大チャンスを迎えた。しかし、バットを寝かせた木浪が送りバントを決めきれず、スリーバント失敗。ベンチはここから立て続けに代打策を繰り出したものの、糸原が初球を打って左飛に倒れると、原口も遊ゴロに打ち取られ、生かすことができなかった。

◆プロ初勝利を目指した今季2度目の挑戦も、1球に泣いた。先発した阪神・門別啓人投手(20)は5回2失点。首位を走る広島打線に立ち向かったが、リードを許してマウンドを降りた。「どこまでいけるか分からないですけど、自分の力を出し切れるように。早く初勝利をしたいという思いがありますけど、気持ちが先走らないように。本当に全力で立ち向かうだけだと思っています」そう意気込んで臨んだ1軍のマウンドは、5月3日の巨人戦(東京ドーム)以来。同戦では3回6安打6失点(自責4)と精彩を欠き、翌4日からファームで調整を行ってきた。「ずっと真っすぐの質とか、そういうところを求めてやってきました」。そして次に声が掛かったのは、重要な首位広島との直接対決第2ラウンド。前日23日に快勝した流れに乗りたいところだった。一、二回はともに先頭打者に安打を許しながらも、丁寧に変化球をコースに投げ分けてゼロを並べた。だが、2巡目に入った三回。1死から秋山にこの日2本目の安打を浴びると、中村奨には四球を与えて一、二塁のピンチを招いた。続く小園は一直で2死としたが、末包への初球で暴投して2死二、三塁に。そしてカウント1―1からの3球目だった。内角を狙った直球が真ん中に入り、仕留められた。右中間を破られる適時二塁打で、2点の先制を許してしまった。北海道・日高町で生まれ、東海大札幌高を経て2023年ドラフト2位で阪神に入団。ルーキーイヤーの昨季は2度、1軍のマウンドを経験すると、今季は春季キャンプから猛アピールし、中継ぎで開幕1軍入りした。昨年9月15日にプロ初登板を果たしたマツダスタジアム。またも初白星をつかむことはできなかった。六回の攻撃で代打が送られ、5回75球、6安打2失点で交代。「ボール自体は悪くなかったと思いますが、要所でコントロールミスをしてしまったボールを打たれてしまいました。点を取られたあとは落ち着いて追加点を防ぐ投球ができたと思います」と振り返った。降板後はベンチの最前列で、味方の逆転を信じて試合を見守った。(中屋友那)

◆阪神は1点が遠く、痛い敗戦を喫した。先発した高卒2年目左腕・門別は三回に安打と四球、暴投で2死二、三塁のピンチを招くと、4番・末包の右中間を破る2点二塁打で先制点を献上。この回以外は無失点だっただけに悔やまれるイニングとなった。打線は2点を追う六回に森下の中前適時打で1点を返すも、七回は無死一、二塁のチャンスを木浪のスリーバント失敗と糸原&原口の代打陣の凡退で生かせず。八回も1死二塁で森下と佐藤輝が快音を響かせることができず、九回は栗林に試合を締められた。首位を走る広島との大事な3連戦は初戦の23日こそ勝利したが、これで5ゲーム差に逆戻り。連覇に向けて重い1敗となった。

◆広島・大瀬良大地投手が六回途中1失点で6月22日(中日戦)ぶりの5勝目(3敗)を挙げた。チームは1点差ゲームを競り勝ち、貯金は再び今季最多タイの「14」。首位をキープした。大瀬良は最速145キロの真っ直ぐに多彩な変化球を交え五回まで無失点の好投。六回1死一、二塁の場面で中野を三振に斬りお役御免。代わった森浦が森下に中前適時打を打たれたが、後続と断つと、その後は救援陣がリードを守り抜いた。打線は三回2死二、三塁から末包が右へ2点二塁打を放ち先制した。ヒーローの大瀬良は「最後ちょっとそわそわさせてしまって、すみませんでした」と謝罪すると、約2カ月ぶりの白星には「あんまり考えないようにしてたんで、とりあえずチームが勝てたんで、それが1番かなと思います。ゲーム差とか残り試合とか、色々周りから言われることが増えてきましたけど、 僕らがやることは変わらないので、目の前の一戦を勝つことだけを考えて、マウンドに上がりました」と試合を振り返った。打のヒーロー末包は「大地さんに勝ちをつけるっていうチーム全員の思いで打席に立ったので、点が取れてよかったです」と勝利を喜んだ。

◆阪神が直接対決で連勝を逃し、首位広島とは再び5差、2位巨人とも3差に広がった。今季2度目の先発となった門別啓人投手(20)は三回に適時二塁打を浴び、5回2失点で降板。打線は六回、森下翔太外野手(24)の中前適時打で1点差に迫ったが、七回無死一、二塁の好機で木浪聖也内野手(30)がスリーバント失敗、糸原健斗内野手(31)、原口文仁内野手(32)の代打陣が凡退した。森下翔太外野手(24)が4度目の猛打賞を記録する一方で佐藤輝明内野手(25)は六、八回の得点機で倒れるなど、4打数無安打だった。チームは19度目の1点差敗戦。試合後の岡田彰布監督(66)は言葉少なだった(成績=57勝53敗6分、観衆=3万1604人)。ーータラレバだが、七回「バントだけやんか。それだけや」ーーその後の糸原も外野フライを打っていただけに「いやバントだけやって。だから。そういうことやんか」

◆広島が三回に末包の適時二塁打で奪った2点で逃げ切った。先発の大瀬良は5回?を1失点で6月以来の5勝目。九回を抑えた栗林はリーグ最多に並ぶ34セーブ目。阪神は5安打1得点に終わり、2年目の門別を援護できなかった。

◆中日、西武、阪神で通算1560安打を放ち、楽天初代監督を務めたサンケイスポーツ専属評論家の田尾安志氏(70)が阪神の覇気のなさを指摘した。大事な試合だったが、必死さが伝わってきたのは阪神ではなく、広島だった。大一番でミスを重ねる阪神は、本当に優勝を狙っているチームなのかと疑問を感じてしまった。象徴的なのは2点を失った三回1死一塁で打率1割台の中村奨を簡単に歩かせたのは大きなミス。直後の暴投も痛かった。攻撃では七回無死一、二塁からの木浪の送りバント失敗。すべてボール球だった。実戦的な準備ができていたのだろうか。ミスという表現は適切ではないかもしれないが、六回1死一、二塁からの中野の中途半端な空振り三振も寂しすぎる。四球狙いだったのか、と思われても仕方がないスイングだった。木浪にしても、中野にしても、俺が決める! の気持ちがどこまであったのか。対する広島は、23日もやるべきことをやっての敗戦。きっちりした野球はできている。今季の阪神と広島の差を、この2試合で見せつけられた。25日は、もう負けられない。数字の上で可能性は残るが、流れから見ても厳しい。ミスのない、きっちりした野球で、何が何でも勝ってもらいたい。

◆マツダスタジアムを赤く染めるスタンドの大声援を背に4番が役割をまっとうした。首位に立つ広島と3位阪神との直接対決第2戦。188センチ、112キロの巨漢打者・末包昇大外野手(28)が先制の2点二塁打を放った。「きのうは相手に先制されてやられたので、きょうは先制することができて良かったです。ダイチ(大瀬良)さんの援護点にもなって良かったです」0─0の三回1死から秋山が左前打、中村奨が四球でつなぎ、一、二塁とチャンスを広げた。小園凡退と相手のバッテリーエラーで2死二、三塁とし、末包が門別の高めの速球を逆方向となる右中間へ。二塁に到達すると両手を上げて喜んだ。この日は、21日の巨人戦(東京ドーム)の試合中にボールがふくらはぎに当たり、2試合連続でスタメン外となっていた秋山が、3試合ぶりにスタメン復帰した。一回先頭で中前へクリーンヒットを放つと三回1死では左前打を放って先制点をお膳立て。最多安打4度を誇るヒットメーカーが存在感を発揮した。チームは20─22日の2位巨人との3連戦を2勝1敗で勝ち越し。東京から広島への移動日ゲームだった23日の阪神との第1戦は1─3で落としたが、この日は3試合ぶりに先制に成功。阪神の終盤の攻撃を凌ぎ、1点差で逃げ切った。2018年以来のリーグ優勝に向けて突っ走るナインが本拠地で躍動した。(柏村翔)

◆低い弾道の打球が中堅手の前で弾み、阪神・森下翔太外野手(24)は歓喜の三塁ベンチに向かって左手を挙げた。鋭い反応で反抗の一打を放ったが、勝利には届かず。笑顔は見せずに適時打を振り返った。「たまたまセンター前にいった。今回はいい結果になりましたけど、次もしっかり1本出せるように準備したい」0―2の六回2死一、二塁。直前で代わった2番手・森浦の直球をたたいた。「インコースの真っすぐとチェンジアップに対応しようと思って(打席に)入っていた」。闘争心を燃やしつつ、冷静に狙い球へのアプローチを思い描き、反撃の1点を刻んだ。一回には今季11打数無安打だった大瀬良から中前打。四回にも安打を放った。「前の自分の打席を見ても真っすぐをどんどん続けてくる打席はなかった。真っすぐがきても(次に)変化球が来る予測はしていた」と修正の成果を見せたが、同期入団の門別は白星をつかめず。「本当は勝ちをつけてやりたかった」と悔しがった。試合前まで打率・111(27打数3安打)と苦戦していたマツダで固め打ち、今季4度目の猛打賞で奮闘。それでもチームは競り負け、自身も八回1死二塁の好機では右飛に倒れた。首位広島とのゲーム差は再び5に拡大。食らいつくためには勝利のみが求められる25日の3戦目に向け、決意を新たにした。「首位争いしているチームなので、何とか勝ち越していければ次につながる。負けられない戦いだと思います」反抗の一打を放った背番号1は、自らに言い聞かせるかのような力強い言葉とともに勝負の一戦に臨む。(邨田直人)

◆阪神・坂本誠志郎捕手(30)は門別を懸命にリードした。「あの一本(末包の決勝打)が結果的に、試合が決まる一本になってしまったけど、いろいろと勉強もあると思う」。17日の2軍戦でもコンビを組み、1軍での先発バッテリーは今回が初。「次にまたいい投球ができて、早く初勝利とかができるように。また次、頑張りたい」と、経験を今後に生かしてくれることを願った。

◆桐敷は気迫の1回零封だった。「今日は本当に何としてもゼロでいくという思いがあった」。22日のヤクルト戦(京セラ)で0回?を4安打3失点で2年ぶり黒星を喫した。屈辱を胸に17球で3つのアウトを奪った。しっかりと仕切り直し「任された場面をゼロでいって、野手陣にいい流れを持ってこられればいい。それを最後まで続けていきたい」と気を引き締めた。

◆阪神・佐藤輝明内野手(25)は全打席走者を置いて迎えたが、快音を残せず4打数無安打。2打点を挙げた23日の同戦のような勝負強さを発揮できなかった。大瀬良には一回2死一塁で三飛、四回1死一塁では投ゴロ併殺に打ち取られ、今季は11打数1安打と苦戦。「いいピッチングをされた。向こうが上だった。カットボールがいいですし、コントロールも(いい)」と振り返った。

◆初勝利にはまた届かなかった。今季2度目の先発となった阪神・門別啓人投手(20)は、5回2失点の力投も2敗目。1球の失投を悔やんだ。「末包さんのところの1球。あそこは間違ってもインコースにボール球というか、打たれる可能性がない方向のミスならよかった」0―0の三回。1死から安打と四球で走者を背負うと、2死後に暴投。2死二、三塁で4番末包へのカウント1―1からの3球目だった。内角を狙った直球は真ん中付近へ。右中間への2点二塁打とされ、これが決勝点となった。それでも四回は三者凡退に抑え、五回も無失点。「点を取られてからの方がリズム良く投げていけた」と4つの三振も奪った。今季初先発した5月3日の巨人戦(東京ドーム)では3回6安打6失点。一回から4失点した3カ月前と比べると、立ち上がりも失点後も踏ん張り、ひと回り成長した姿を示した。だからこそ、勝利を渇望する。降板後にはすぐに坂本と話し込む姿があった。「(坂本には)練習するしかないというふうに言われた。配球どうこうというより、あそこでしっかり投げ切れるように練習していきたい」大きな期待が懸かる高卒2年目左腕には、確かな手応えと課題が残った。すべてを糧にして、次回こそ輝く星をつかみ取る。(中屋友那)

◆いよいよ崖っぷち...。阪神は首位広島に1―2で敗れ、ゲーム差は再び今季最大の5差となった。岡田彰布監督(66)は七回無死一、二塁の好機での犠打失敗を敗因に挙げ、勝負どころでもやるべきことができない現状を嘆いた。25日も敗れ、2位巨人が勝つか引き分ければ、自力2位の可能性も消滅してしまう。連覇を狙う岡田虎にとって今季最大の踏ん張りどころだ。もう今季何度目だろうか...。ミスが絡んだワンプレーの重みがずっしりとのしかかった。自ら流れを手放し、首位広島に敗戦。好機で痛恨のバント失敗が響いた黒星を、岡田監督は吐き捨てるように振り返った。「バントだけやんか。それだけや」1-2の七回。3番手の島内を攻め、先頭の大山が左前打を放ち、続く前川の死球で一、二塁とチャンスを作った。すかさず三塁ベンチから将がサインを出す。木浪がバットを寝かせて犠打を試みたが、1ボールから空振り、ファウル。最後は高め直球を仕留め損ねてスリーバント失敗に終わった。続く代打の糸原は左飛。二、三塁になっていればというシーンに、虎党のため息がスタジアムにもれ響いた。代打攻勢で繰り出した原口も凡退。自滅から逆転勝利への流れを手放し、木浪は「あそこが全てです。しっかりと練習します」と唇をかんだ。

◆24日の広島戦で死球を受けた阪神・前川右京外野手(21)は、試合中にトレーナーとともにタクシーで球場を離れた。病院に向かったとみられる。七回の第3打席で島内の直球が右膝付近に直撃。苦悶(くもん)の表情でその場にうずくまり、トレーナーに支えられながらベンチに退いて負傷交代となった。この日は腰の違和感から復帰して3試合ぶりの先発出場だったが、再びアクシデントに見舞われた。

◆1点差が、果てしなく遠く、遠く感じた敗戦だった。1点を取るのが何と難しいことか。昼間に、一瞬で4点を取る衝撃シーンを見たばかりだったのに。日本時間の土曜の昼下がり、絶叫された方も多かったでしょう。当番デスク席の川端亮平も興奮していた。「大谷は本当にすごいですねぇ。サヨナラ満塁本塁打で『40-40』を決めてしまうのですから。しかも、甲子園の球児の活躍の邪魔をしないように、高校野球が終わってから打つ。後輩たち、よく頑張った! 次はオレの番だ!という感じ。カッコ良すぎます」そこまでホメるか、とあきれるぐらいに絶賛、また絶賛。確かに、海の向こうの劇弾には、ただただ恐れ入るばかり。「漫画のような」活躍ができるのは、スーパースターだからこそ。その一方で、デスク川端は困惑していた。「東京サンスポは大谷で1面から紙面を大展開するのが早々と決まったんですが、大阪サンスポは、阪神という偉大なコンテンツがありますからね。ナイターで阪神が、大谷を上回る劇的な勝ち方をしてくれたら...」甘い考えは、木っ端みじんに砕け散る。かくして、大阪サンスポの1面も大谷に決定!それにしても-。野球の華は本塁打、そしてサヨナラ安打。その両方が重なったサヨナラ満塁本塁打って、どんな気分なんだろうか?阪神の長い歴史でも、8本しか生まれていない。新庄剛志(1994年)、グレン・デービス(96年)、福留孝介(2013年)、高山俊(19年)。この4本はナマで目撃した。感動の甲子園が瞬時によみがえってくくる。

◆悔しい~! わずか1点差だけど惨敗です...。先発投手は広島がノーヒットノーラン男の大瀬良、そして阪神はプロ未勝利の2年目門別、カープの圧倒的優位を門別が苦しみながらも5回2失点と踏んばったのに...悔し~い!!虎党だけど冷静に見て『セコム負け』です!! 決して昨年のアレで浮かれたわけではないやろうけど? 分かりやすく言うと、危機管理。得点の奪えない打線、しかも今季はボールが飛ばないことに気付いていたはずなのに、ペナント後半まで中野に送りバントの指示を出さなかった岡田阪神。そーいうセコムの希薄さが本日1点を追う七回無死一、二塁での木浪のバント失敗からの無得点となったのでは...と思うのだ!!とは言うものの、わずか5安打1点じゃ逆転アレンパは夢物語もいいところやね、ハ~ァ...。かくなる上はノルかソルかの大バクチしかないやろー!!守備はこの際、目をつぶり!! 絶不調の中野に代わりセカンドに渡辺を起用するくらいの打撃優先型でいったれー!! えっ、ならばスタメン捕手原口? いや、それは...えーい、それもええわー!!

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
59455 0.567
(↑0.004)
-
(-)
34326
(+2)
277
(+1)
45
(-)
48
(-)
0.239
(↑0.001
2.240
(↑0.01)
2
(-)
巨人
59496 0.546
(↑0.004)
2
(-)
29350
(+6)
313
(+2)
61
(+1)
49
(-)
0.242
(↑0.001)
2.610
(-)
3
(-)
阪神
57536 0.518
(↓0.005)
5
(↓1)
27373
(+1)
335
(+2)
50
(-)
34
(-)
0.237
(-)
2.440
(-)
4
(-)
DeNA
54572 0.486
(↓0.005)
8.5
(↓1)
30396
(-)
398
(+3)
82
(-)
50
(-)
0.254
(↓0.001)
3.080
(↓0.01)
5
(-)
中日
48608 0.444
(↓0.005)
13
(↓1)
27303
(+2)
379
(+6)
49
(+1)
33
(-)
0.239
(↓0.001)
2.880
(↓0.03)
6
(-)
ヤクルト
47614 0.435
(↑0.005)
14
(-)
31396
(+3)
436
(-)
78
(+1)
53
(+1)
0.240
(↑0.001)
3.710
(↑0.03)