西武(★1対2☆)楽天 =リーグ戦21回戦(2024.08.23)・ベルーナドーム=
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楽天
1001000002601
西武
0000000101500
勝利投手:藤井 聖(8勝3敗0S)
(セーブ:則本 昂大(3勝2敗25S))
敗戦投手:松本 航(1勝7敗0S)

本塁打
【楽天】辰己 涼介(5号・1回表ソロ)

  DAZN
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◆楽天が接戦を制した。楽天は初回、辰己のソロで先制する。そのまま迎えた4回表には、小郷の適時打で貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・藤井が6回3安打無失点の好投で今季8勝目。敗れた西武は、8回に押し出し四球で1点を返すも、続く好機であと1本が出なかった。

◆プロフィギュアスケーターの浅田真央さん(33)が23日、プロ野球の西武-楽天戦(ベルーナドーム)で始球式に臨んだ。立飛ホールディングスの冠試合で、同社の敷地内に今秋に名前を冠した「MAO RINK」が完成する。「TACHIHI 100」のユニホームに身を包み、「前回はバウンドしてしまったので、リベンジを果たせました」とノーバウンド投球を披露。06年の中日-広島戦以来18年ぶり2度目の大役だった。リンクは2階建てで、メインリンクとサブリンクの2面を完備する。「先月伺った時には氷も張られていました。滑るのが楽しみです」と笑顔。スクール、アカデミーを設け、アイスショーなども開催する拠点になる。来月には34歳になる。「また新たなチャレンジをいくつもしていくので、私も挑戦者としてこれからも頑張っていきたい」と決意をみせた。

◆約3カ月半ぶりの先発した西武松本航投手(27)が、楽天打線を3回1失点に抑えた。初回2死で辰己に初球150キロの直球をバックスクリーン右に運ばれる先制アーチを浴び「初回の2アウトから本塁打を打たれ先制点を与えてしまったことは反省点です」と振り返った。その後は立ち直り最少失点に封じ、4回から2番手の水上にマウンドを譲った。

◆楽天先発の藤井聖投手(27)が、約1カ月ぶりの勝利をかみしめた。6回92球を投げ3安打無失点で8勝目。「石原がすごくリードをうまくしてくれて。前日からいろいろ話し合ってすごくいい結果につながった」と女房役の好リードに支えられ、後半戦に入って初めての白星を手にした。「やっぱりすごく楽になりましたね。やっと0に抑えられて良かった」と胸をなで下ろした。4回からは3イニング連続で3者凡退に仕留め「とにかくゾーンで勝負という気持ちで投げた」と振り返った。オールスター明けの後半戦は4失点、7失点と2試合連続で黒星。「ほぼ背水の陣みたいな思いで臨んでいた」と迎えた試合できっちり役割を果たし、目標としてきたシーズン10勝まであと2勝に迫った。「早川に先に(10勝を)してもらって、僕はあとに続くって感じで」と勝ち星を積み上げる。

◆西武は8回に押し出し四球で挙げた1点のみに終わり、今季初の4連勝を逃した。相手先発の藤井には三塁すら踏めず6回まで投げられ、渡辺GM兼監督代行は「簡単に打たされて、どうなのかなと思ってしまうところもある」と苦言を呈した。直近5戦で計6点と貧打に苦しむ。「序盤の先発投手への入り方はあまり良くない。プロだから、しっかりやってもらいたい」と打線の奮起を促した。

◆楽天の辰己涼介外野手(27)が、攻撃のけん引役を果たし4連勝に導いた。先制ソロを含む4打数2安打1本塁打1打点。ともに西武先発の松本の初球を捉えた。初回2死から真ん中寄り150キロの直球を完璧に合わせ、バックスクリーン右に運ぶ5号ソロ。「第六感がここで降ってきたっす。基本的に1打席目の初球振らないんですけど、勝手に体が動いた」と本能に従った。3回2死一塁の第2打席でも直感がさえ渡る。「ちょっと崩されたんですけど、狙い球やったんで」と今度は115キロのカーブを右前へ飛ばしチャンスを広げた。21日のソフトバンク戦に続く2試合連続のマルチ安打をマーク。存在感が光った。好結果の裏に休日の過ごし方があった。22日にベルーナドームで行われた西武-オリックス戦を家族でバックネット裏で観戦。「選手がどういう感じに見られているのかとか。俯瞰(ふかん)的な感じで見られて楽しかった」と試合に臨むイメージを膨らませると、初回に7月28日のロッテ戦以来となるアーチを描いた。「昨日は休日返上でベルーナドームの勉強をしたかいがありました」と予習? の成果を実感。チームに貴重な貯金1をもたらし、2ゲーム差で3位ロッテを追走する。【平山連】

◆声優の斉藤朱夏と高槻かなこが西武-楽天22回戦でセレモニアルピッチを務めた。斉藤は山なりの球でノーバウンド、高槻もワンバウンド投球を披露して大役を果たした。「ラブライブ!シリーズ×パ・リーグ6球団スペシャルコラボレーション」と銘を打たれ、この日は人気テレビアニメ「幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-」とのコラボ試合。アニメの中でヨウ役を務める斉藤とハナマル役を務める高槻が来場し、セレモニアルピッチのほか試合中のイニング間のイベントにも出演する。試合後にはグラウンドで有料のトークショーを行うなど盛りだくさんな内容となっている。

◆楽天が4連勝。藤井は制球良く6回無失点で7月21日以来の白星となる8勝目を挙げた。則本が25セーブ目。一回に辰己のソロで先制し、四回に小郷の適時打で加点した。西武は八回の好機で1点にとどまり、連勝が3で止まった。

◆西武は八回に押し出し四球で挙げた1点のみに終わり、今季初の4連勝を逃した。相手先発の藤井には三塁すら踏めず六回まで投げられ、渡辺監督代行は「簡単に打たされて、どうなのかなと思ってしまうところもある」と苦言を呈した。直近5戦で計6点と貧打に苦しむ。「序盤の先発投手への入り方はあまり良くない。プロだから、しっかりやってもらいたい」と打線の奮起を促した。

◆楽天の藤井が6回3安打無失点で約1カ月ぶりの白星となる8勝目をマークした。前半戦では7連勝の快進撃もあり、初のオールスター戦出場も果たしたが、後半戦に入って2戦2敗と失速していただけに「背水の陣という思いで臨んだ。すごく楽になった」と安どの表情を浮かべた。三回まで毎回走者を出したが、四回以降は三者凡退を重ね「厳しいところとアバウトなところの割り切りがしっかりできたのがいい結果につながった」と話した。チームは4連勝で勝ち越し1とし、3位ロッテに2ゲーム差に迫った。今江監督は「そんなことは気にせず、目の前の試合を戦っていく」と気を引き締めた。

◆楽天・辰己涼介外野手(27)が一回2死からバックスクリーンへ5号ソロ。この一発が決勝点となり、チームを4連勝に導いた。「何か第六感が降ってきました。基本、1打席目の初球は振らないですけど、降ってきました。タイミングが合っていたので体が動きました」西武・松本が投じた150キロの直球を一閃。7月28日のロッテ戦(楽天モバイルパーク)以来、20試合ぶりのアーチを放った。三回2死一塁でも初球を右前打。4打数2安打1打点で打率・294とした。22日はチームの休養日だったが、家族でベルーナドームに西武―ロッテを観戦に訪れた。「いろいろレストランとか、いい席で見ました。野球選手である以上はなかなかできない経験。選手のうちに見に行きたいと思っていた」と、客席から俯瞰して球場全体を見渡した。貯金1とし、3位・ロッテに2ゲーム差に迫った。「3番打者として四球での出塁や、3人で終わらないというところで非常にいい仕事をしてくれている」と辰己を評価した今江監督。逆転でのクライマックスシリーズ進出へ、さらなる連勝街道に乗りたい。(横山尚杜)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
71373 0.657
(↑0.003)
M21
(↑2)
32476
(+6)
301
(+5)
89
(+3)
77
(-)
0.258
(↓0.001)
2.510
(↓0.02)
2
(-)
日本ハム
58477 0.552
(↓0.006)
11.5
(↓1)
31423
(+5)
381
(+6)
81
(-)
71
(-)
0.248
(↑0.001)
2.920
(↓0.02)
3
(-)
ロッテ
56516 0.523
(↓0.005)
14.5
(↓1)
30404
(-)
402
(+1)
61
(-)
54
(-)
0.250
(↓0.001)
3.250
(↑0.02)
4
(-)
楽天
54532 0.505
(↑0.005)
16.5
(-)
34387
(+2)
446
(+1)
56
(+1)
68
(-)
0.243
(↓0.001)
3.770
(↑0.03)
5
(-)
ORIX
50593 0.459
(↑0.005)
21.5
(-)
31314
(+1)
340
(-)
52
(+1)
45
(-)
0.234
(↓0.001)
2.730
(↑0.03)
6
(-)
西武
34752 0.312
(↓0.003)
37.5
(↓1)
32259
(+1)
399
(+2)
43
(-)
57
(-)
0.206
(-)
3.270
(↑0.01)