1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 6 | 10 | 1 | 3 |
日本ハム | 0 | 1 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 11 | 0 | 0 |
勝利投手:杉山 一樹(4勝0敗0S) (セーブ:松本 裕樹(2勝2敗12S)) 敗戦投手:宮西 尚生(0勝1敗0S) 本塁打 |
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◆ソフトバンクは5点を追う4回表、栗原と山川の2者連続本塁打など、打者10人の猛攻で同点とする。そのまま迎えた延長10回には正木のソロが飛び出し、リードを奪った。投げては、4番手・杉山が今季4勝目。敗れた日本ハムは、7番手・宮西が痛恨の一発を浴びた。
◆ソフトバンク有原航平が日本ハム戦に先発。日本ハム戦は通算4試合先発して0勝2敗で、まだ古巣から白星を挙げていない。今季は29イニングを投げて被打率2割2分5厘とまずまずだが、よく打たれるのが松本剛。ここまで11打席対戦して11打数5安打の被打率4割5分5厘。前回8月3日の対戦でも2安打を許している。今日は天敵を抑えて古巣から白星を挙げられるか。
◆ソフトバンク今宮健太内野手(33)が遊撃の守備でスーパープレーを見せた。初回1死。日本ハム松本剛の放ったボテボテのゴロに猛チャージした。素手でボールをつかみ、そのまま一塁へランニングスロー。遊ゴロに仕留め、先発の有原を好守でもり立てた。バットでは第1打席の1回1死から右前打をマーク。試合序盤から攻守で躍動した。
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◆夏のエスコンフィールドにも「黒いきつね」が姿を見せた。4月に着用し7割1分4厘の高勝率を誇った「エスコンフィールド1周年ユニホーム」を再着用した選手同様、この日はファイターズガールも"漆黒コスチューム"できつねダンスを披露。肩が露出した「大人っぽい」と評判だった衣装の再登場に、ネット上ではファンも「選手の1周年ユニフォームもうれしいけど、ファイターズガールのユニフォームもかっこよくてかわいくていいよね」「むしろ通年これでいい」「あまりにもかわいい 破壊力強すぎる」と歓喜した。
◆ソフトバンク山川穂高内野手(32)が月間10本塁打目となる両リーグトップの28号ソロを放った。1-5の4回無死の第2打席。日本ハム福島の外角149キロ直球を捉えると、打球は左中間スタンドへと飛び込んだ。栗原に続いて2者連続アーチとなった。山川は「真っすぐを完璧に捉えることができました。栗原のホームランの流れに乗ることができました」と振り返った。月間2桁10本塁打は5年ぶり4度目。19試合目での到達は自身最速となった。
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◆日本ハムが"漆黒ユニホーム"で負けた。首位ソフトバンクに延長戦の末敗れ、連勝が3でストップした。4月に着用し7割1分4厘と高勝率を誇った「エスコンフィールド1周年ユニホーム」を再着用。2回に伏見寅威捕手(34)の左前適時打で先制すると、3回にも5安打を集め4得点と試合を優位に進めたが、福島蓮投手(21)が4回に5点を失って追いつかれた。同点の10回に7番手でマウンドに上がった宮西尚生投手(39)が、正木智也外野手(24)に決勝本塁打を浴びた。"漆黒ユニホーム"の成績は通算5勝3敗1分けとなった。2位ロッテに敵地で同一カード3連勝し本拠地に戻ったが、首位ソフトバンクに力負け。ゲーム差は11・5に広がった。
◆ソフトバンク打線が4回に"打者一巡返し"で5点差を追いつき、延長戦を制した。0-5の4回。先頭の3番栗原陵矢内野手(28)が右中間スタンドへ反撃の13号ソロを放った。続く4番山川穂高内野手(33)は28号ソロを左中間スタンドへ突き刺し、2者連続アーチとなった。その後も、1死二塁から7番柳町達外野手(27)が中前タイムリーをマーク。なおも2死一塁で周東佑京内野手(28)が適時三塁打、牧原大成内野手(32)は適時二塁打とこの回一気に5得点で試合を振り出しに戻した。直前の3回裏に先発した有原航平投手(32)が打者一巡の猛攻を浴び、4失点していた。直後にホークス打線が目覚め、打者一巡で日本ハム福島をノックアウトした。
◆ソフトバンク栗原陵矢内野手(28)の1発が大逆転劇の号砲となった。5点差の4回表。先頭で打席に立った栗原が右中間スタンドへ13号ソロを打ち込んだ。「ビハインドの展開で、何とか出塁してチャンスメークしようと思った」。自身10試合ぶりのアーチからこの回、一挙5得点。試合を引き戻すと、延長10回に決着。「ホームランになってよかった」と、反撃のノロシの一振りに笑顔だった。▽ソフトバンク周東(4回のタイムリー三塁打に)「打ったのはツーシームだと思います。守備のミスを何とか取り返すという気持ちだけでした」▽ソフトバンク牧原大(4回、同点に追いつくタイムリーに)「打ったのはまっすぐ。みんなでつないだ同点のチャンス。絶対に生かそうと集中した」▽ソフトバンク柳町(4回、3点目となる中前タイムリーに)「連打のいい流れの中で、思い切ってスイングをすることができた。適時打で続くことができてよかった」
◆日本ハムが高勝率の"漆黒ユニ"再着用で、首位ソフトバンク討ちを狙ったが、競り負けた。同点の延長10回1死、7番手で登板した宮西が、ソフトバンク正木に勝ち越しソロを浴び、4試合ぶりの黒星。ロッテとの前カード3連勝で勢いに乗り本拠地に戻ってきたが、首位相手の大事な初戦を取ることができず、ソフトバンクとのゲーム差は再び11・5差に開いた。漆黒パワーも、首位の強さをはね返すことができなかった。同点の延長10回1死、前人未到の400ホールドを成し遂げた鉄腕が打たれた。7番手の宮西が、ソフトバンク正木に投じた外角ストレートを捉えられ、中越え決勝ソロ。新庄監督は「正木君が外に逃げる遅いボール待ってるんじゃないかなって。伏見君に僕が『まっすぐいってくれ』と言って。(直球を捉えられ)僕のミスです」と指揮官自ら、反省した。験のいい戦闘着も、難敵からの白星は簡単ではなかった。新球場1周年記念として4月に使用した黒基調の限定ユニホームを再着用。前回はホーム8戦で使用し5勝2敗1分けの勝率7割1分4厘。新庄監督が「気分転換にもなるし、なんか強い雰囲気(になる)」と自ら球団に要望し復活した強運衣装も、最後の1点を引き寄せられなかった。だが、決して悲観する内容ではない。2回には先頭の清宮の中前打を起点に、レイエスの中前打、上川畑の送りバント、マルティネスの四球で1死満塁。伏見の左前適時打で、ハーラートップを走るソフトバンク有原から、あっさり先制点を奪った。3回にはレイエスの16試合連続安打となる中前適時打などで一挙4点を挙げたが、直後の4回に先発福島がつかまり、同点に追い付かれた。まさかの5点差逆転負け。指揮官は「5点取ってもずっと気が抜けないですね。集中打っていうのを持っているチームなので。でもうちも点取られても追いついて逆転するケース今年は多いので、またやってきます」。悔しい敗戦を雪辱の糧にする。【永野高輔】
◆好調の日本ハム、フランミル・レイエス外野手(29)が3安打を放ち、出場16試合連続安打をマークした。1点リードの3回1死二、三塁の第2打席は中前への適時打。「あの状況では三塁ランナーをかえすことが一番の目的で、落ち着いて打席に入りました。フライでもよかったですが、結果的にヒットを打てたのでうれしいです」と振り返ったが、勝利につなげることはできなかった。
◆ソフトバンク山川穂高内野手(33)が初のエスコン弾を放ち、月間10本塁打に到達した。1-5の4回無死の第2打席。日本ハム福島の外角149キロ直球を仕留めた。振り抜いた瞬間に手応え、飛距離とも十分。「真っすぐを完璧にとらえることができました」と自画自賛の一打。大きな放物線を描いた打球は左中間スタンドに着弾。両リーグトップを独走する28号ソロ。エスコンフィールドは初本塁打となった。主軸2人のそろい踏み弾が逆転の呼び水となった。直前に先頭の栗原が反撃のソロ。山川は「栗原のホームランの流れに乗ることができました」と振り返った。2者連続アーチで劣勢の空気が一変。この回打者10人の猛攻で5得点と試合を振り出しに戻した。8月は驚異的なペースでアーチを量産する。これで西武時代の18年4月の10本、同年9月の10本、19年5月の11本に次いで5年ぶり4度目の月間2桁本塁打だ。さらに19試合目での到達はキャリア最速となった。チームは3連敗を阻止し、2位日本ハムとの3連戦初戦を制した。優勝マジックを一気に2つ減らし、M21とした。Vロードを突き進むホークス打線のど真ん中に頼れる山川がいる。【佐藤究】
◆日本ハム水野達稀内野手(24)が3回2死満塁での第2打席で、中前へ2点適時打を放った。2回の第1打席も1死満塁の好機だったが遊飛に倒れていた。「同じ満塁の場面でやられていたので、何とかやり返したいという気持ちでした」。同点の9回にも先頭で中前打を放ち複数安打を記録したが、サヨナラのホームを踏むことはできなかった。
◆ソフトバンク松本裕樹投手(28)がリベンジを果たした。1点を勝ち越した延長10回裏に登板し、12セーブ目を挙げた。21日の楽天戦では9回裏に2失点で逆転サヨナラ負け。小久保監督も「前回、1点リードからやられているし、いろんな意味で大きい勝利」とたたえた。
◆パ・リーグ首位のソフトバンクが、2位日本ハムとの直接対決3連戦の初戦を制した。5点差を追いつき、5-5の延長10回に正木智也外野手(24)が決勝の3号ソロ。1死走者なしで左腕宮西の直球をバックスクリーン左まで運んだ。5点差逆転は16年以来8年ぶり。連敗を2で止め、優勝マジックは一気に2減らし、M21とした。32試合を残してシーズン勝ち越しも決定した。ソフトバンクが8年ぶりの大逆転劇を見せた。3回までにエース有原が5失点。まさかの乱調で5点ビハインドを強いられたが、強力打線が黙っていなかった。4回に栗原、山川の2者連発などで一挙5得点。16年6月29日のロッテ戦(ヤフオクドーム)以来となる最大5点差逆転勝利だ。2位日本ハムとの敵地3連戦でカード初戦を取った。試合に終止符を打ったのは3年目の正木だ。5-5の延長10回1死走者なし、宮西の直球をバックスクリーン左に運んだ。「この前の試合でスタメン落ちしたので。すごく悔しい思いもしましたし、連敗していることも分かっていたので」。21日の楽天戦では9試合ぶりに出場なく、サヨナラ負けを見つめるしかなかった。22日の移動日をはさんでリベンジの3号決勝ソロ。仙台の悔しさを北の大地で晴らした。22日の移動日は三浦、川村とジンギスカンを食べてリフレッシュ。宿舎に帰れば「先発、中継ぎの映像をしっかり見ました」と準備を怠らなかった。黒星をつけた宮西の映像も当然「見ました」。宮西は正木との対戦前まで右打者には18打数無安打だった。「宮西さんは今年、右バッターに0割0分0厘だった。『初ヒット打ってきます』って村松コーチに言ったら打てました」。最高の形で通算859試合目の登板だったベテラン左腕との真剣勝負を制した。打線の奮起に加え、この日はリリーフ陣も無失点リレー。今宮や栗原、牧原大の好守備も光った。小久保監督は「本当に打線がよくつながったし、リリーフ陣がしっかりしのいだ。あとは守備。ああいうプレーが勝利につながった」とたたえた。連敗を2でストップ。2日足踏みしていた優勝マジックも一気に2つ減らした。M21でシーズン勝ち越しも決定。0-5からでも勝ちきる。小久保ホークスはしぶとく、強い。【只松憲】
◆2位日本ハムの敵地に乗り込んだ首位ソフトバンクは0―5の四回に3番栗原、4番山川の2者連続本塁打が飛び出し、6安打を集めて一挙5点を奪った。先頭の栗原が「ビハインドの展開で何とか出塁してチャンスメークしようと思った」と右中間への13号ソロで口火を切った。山川は2球で追い込まれながらも「栗原の本塁打の流れに乗ることができた」と低めの速球を左中間への28号ソロ。直前の守備で失策を犯して失点に絡んでいた周東は「ミスを何とかここで取り返す。その気持ちだけだった」と奮起し、適時三塁打で加わる。打者一巡の猛攻で驚異的な反発力を示した。
◆日本ハムの福島蓮投手(21)は四回途中7安打5失点。リードを守れず降板し、3勝目はお預けとなった。「カード頭に序盤でマウンドを降りてしまい、中継ぎ陣の方々に申し訳ないです」5番・レイエスの中前適時打など三回までに味方打線から5点のプレゼント。大量援護に恵まれたが四回に暗転し、5点を失った。ソフトバンクの3番・栗原の13号ソロ、山川には2者連続弾となる28号ソロを被弾。その後も相手打線の勢いを止めることはできず、柳町、周東、牧原大に適時打を浴びた。試合を振り出しに戻され「点を取ってもらった直後に、こんな展開を招いてしまって本当に悔しいです」と唇をかんだ。
◆ソフトバンクが逆転勝ちで3年連続のシーズン勝ち越し。0―5の四回に栗原、山川の2者連続本塁打などで一挙5点を奪って追い付き、延長十回に正木の3号ソロで試合を決めた。連勝が3で止まった日本ハムは福島が誤算だった。
◆2位・日本ハムは首位・ソフトバンクに逆転負けで接戦を落とし、連勝が3で止まった。5ー5の延長十回に左腕、宮西がカウント3ー1から6番・正木に141キロの直球を左中間スタンドに運ばれ、勝ち越された。新庄監督は「(捕手の)伏見君に僕が真っすぐでいってくれと言った。あれは僕のミスです」。その上で「明日取れば(流れも)変わってくるのでやっていきます」と前を向いた。先発の福島は四回途中7安打5失点と乱調。最大5点あったリードを守り切れず「点を取ってもらった直後に、こんな展開を招いてしまって本当に悔しいです」と唇をかんだ。指揮官は3年目右腕の2軍再調整を示唆した。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
71 | 37 | 3 | 0.657 (↑0.003) | M21 (↑2) |
32 | 476 (+6) | 301 (+5) | 89 (+3) | 77 (-) |
0.258 (↓0.001) | 2.510 (↓0.02) |
2 (-) |
日本ハム |
58 | 47 | 7 | 0.552 (↓0.006) | 11.5 (↓1) |
31 | 423 (+5) | 381 (+6) | 81 (-) | 71 (-) |
0.248 (↑0.001) | 2.920 (↓0.02) |
3 (-) |
ロッテ |
56 | 51 | 6 | 0.523 (↓0.005) | 14.5 (↓1) |
30 | 404 (-) | 402 (+1) | 61 (-) | 54 (-) |
0.250 (↓0.001) | 3.250 (↑0.02) |
4 (-) |
楽天 |
54 | 53 | 2 | 0.505 (↑0.005) | 16.5 (-) |
34 | 387 (+2) | 446 (+1) | 56 (+1) | 68 (-) |
0.243 (↓0.001) | 3.770 (↑0.03) |
5 (-) |
ORIX |
50 | 59 | 3 | 0.459 (↑0.005) | 21.5 (-) |
31 | 314 (+1) | 340 (-) | 52 (+1) | 45 (-) |
0.234 (↓0.001) | 2.730 (↑0.03) |
6 (-) |
西武 |
34 | 75 | 2 | 0.312 (↓0.003) | 37.5 (↓1) |
32 | 259 (+1) | 399 (+2) | 43 (-) | 57 (-) |
0.206 (-) | 3.270 (↑0.01) |
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