巨人(★2対8☆)中日 =リーグ戦20回戦(2024.08.23)・東京ドーム=
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中日
20011031081401
巨人
2000000002700
勝利投手:福谷 浩司(1勝0敗0S)
敗戦投手:西舘 勇陽(1勝3敗1S)

本塁打
【中日】宇佐見 真吾(1号・7回表2ラン)

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◆投打のかみ合った中日が快勝。中日は初回、宇佐見の適時打で2点を先制する。その後4-2となって迎えた7回表には、細川の適時打と宇佐見の2ランで3点を奪い、相手を突き放した。投げては、先発・福谷が6回2失点の好投で今季初勝利。敗れた巨人は、投打ともに振るわなかった。

◆プロレスラー藤波辰爾(70)が"燃える闘魂"アントニオ猪木さんとの「橙魂シリーズ」コラボ企画で始球式に登場した。名字にちなんだ背番号「2473(ふじなみ)」のユニホーム姿で、4代目タイガーマスクが構えるミット目がけて投げ込んだ。「タイガーのミットにパチンッといきたかったんだけどね。猪木さんにバカヤローって怒られているよね」と、継承する猪木イズムで自ら奮い立たせるようにダメ出しした。始球式直前、練習したのはわずか10分程度だった。「猪木さんの場合は、今日の僕じゃないけど、行けば分かるさ、やれば分かるさ、あの通りですよ」と笑顔。腰痛を抱える中、ほぼぶっつけ本番で大観衆の前に登場。「我々もドームでは何度もリングに上がって試合をしていますけど、野球場のマウンドの上じゃ雰囲気が全く違うし、勝手が分からないね。なんか浮足だってたね」と、猪木さんのシンボルでもある赤いタオルを首に掛けながら役割をまっとうした。

◆/ドームに虹をかけた\緩いカーブを待って一振り#宇佐見真吾 今季1号ホームラン#福谷浩司 もこの笑顔?プロ野球(2024/8/23)??巨人×中日??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #dragons pic.twitter.com/z79HFiacKW

◆巨人ドラフト1位の西舘勇陽投手(22)は悔しい先発デビューとなった。開幕から救援陣を支えてきた右腕にとって、約2カ月ぶりの1軍登板はプロ初先発のマウンドだった。だが立ち上がりから安定感を欠き、初回2死満塁から2点適時打で先制点を献上した。同点の4回には内野ゴロの間に勝ち越しを許すと、5回にも犠飛から失点して5回99球4失点で降板。リリーフ陣も失点を重ね、敗戦投手となった。チームは2-8で敗れて2連敗も、首位広島も敗れたためゲーム差は2のままとなった。初回から顔には汗が滴った。プロ初先発のドラフト1位右腕・西舘がいきなり試練に見舞われた。2死二塁、中日細川を迎えた。得点圏に走者を背負い、慎重に攻めたが、簡単にはいかない。初球から3球連続ボールでカウントを悪くし、四球を与えた。続く石川昂もフルカウントから四球を許した。立ち上がりの2死満塁のピンチで粘れなかった。カウント2-2からの5球目。141キロカットボールが真ん中に入った。宇佐見に先制の右前2点適時打を献上。中日打線に粘られ、際どいコースは見極められた。初回だけで球数は37球を費やした。打線の援護を受け、2、3回は無失点に封じた。ただ、4、5回とも先頭出塁から二塁打でピンチを広げて1失点ずつ重ねた。5回を6安打3四球の4失点。プロ2勝目はならず、リードを許す展開でマウンドを降りた。開幕から中継ぎで26試合に登板し、1勝2敗19ホールドだった。疲れが見え始めた6月30日に2軍降格し、後半戦から先発に転向した。全球で決め球のように力を入れていたリリーフと違い、長いイニングを投げるため、制球重視で投げる力配分を意識してきた。しかし、立ち上がりから洗礼を浴びた。プロ初先発の予定だった16日DeNA戦(横浜)が台風で中止となり、1週間遅れで迎えた先発デビュー戦だった。本拠地で迎えるプロ初先発に「ホームなのでファンの方が多い中で投げられるのはうれしい。声援もビジターより大きくなるので、それを力に変えられるようにしたい」とマウンドに向かった。首位広島を2ゲーム差で追う中での一戦だった。「まずは結果を残さないと」と何より結果が欲しかった。悔しさの詰まった99球だった。【上田悠太】

◆巨人阿部慎之助監督(45)が試合後の会見を就任後初めて拒否した。所定の場所に集まっていた報道陣に球団の広報担当者が「すみません。今日はなしです」と伝えた。この日はドラフト1位西舘が終始、安定感を欠く投球内容でプロ入り初先発も、初回から2失点するなど5回6安打4失点。打線も7安打2得点にとどまり、投打で精彩を欠いた。10度目の完封負けを喫した6月8日の交流戦オリックス戦後は「最短4秒だったよな。2秒にしよう。何もない」とだけ話し、切り上げたことはあった。

◆中日福谷浩司投手(33)が今季初先発で6回6安打2失点で今季初白星を手にした。2試合中継ぎ登板からファーム調整を経ての先発。初回に2点を失ったが、2回以降は巨人打線を2安打に封じた。「これで最後かもしれないんだからやってきたことをそのまま続けようと。今日のゲームにつながったのは良かった」。昨年5月23日広島戦以来の白星をかみしめた。▽中日宇佐見(先制適時打に1号2ランで2安打4打点)「(適時打、本塁打ともに)ボールが近づいてきました」▽中日細川(7回に右前適時打)「どうしても追加点が欲しい場面だったので、良い当たりではないですが、落ちてくれて良かったです」

◆巨人浅野翔吾外野手(19)が2試合連続マルチ安打をマークした。初回に投手強襲内野安打で出塁すると、7回の先頭の打席では左前打を放った。これで1軍昇格後は27打数10安打で打率3割7分と好調を維持。浅野は「特に1打席目は集中してやっている。自分も結果を残さないとこの舞台にいられない。チームのことも考えながらやっていきたい」と7試合連続スタメン起用に結果で応えた。

◆巨人ドラフト1位の西舘勇陽投手(22)は悔しい先発デビューとなった。開幕から救援陣を支えてきた右腕にとって、約2カ月ぶりの1軍登板はプロ初先発のマウンドだった。だが立ち上がりから安定感を欠き、初回2死満塁から2点適時打で先制点を献上した。同点の4回には内野ゴロの間に勝ち越しを許すと、5回にも犠飛から失点して5回99球4失点で降板。リリーフ陣も失点を重ね、敗戦投手となった。チームは2-8で敗れて2連敗も、首位広島も敗れたためゲーム差は2のままとなった。西舘はプロ初先発で乱調だった。5回6安打4失点で3敗目。初回は2四球が絡み2死満塁から中日宇佐見に先制の2点右前適時打を浴びた。初回だけで37球。「攻撃につながるような投球ではなかった。苦しくなった時に頼るボールが少ない。張られると自分もきつくなる」と受け止めた。試合後は2軍降格が決まった。失点を重ねた4、5回はファーストストライクを痛打され、ピンチが拡大した。杉内投手チーフコーチは「全力で投げる中で制球をできていない。2軍と違い1軍は簡単に三振をしてくれない。カウントを作る段階でも打たれてしまう」と課題を挙げた。開幕から中継ぎで26試合登板し19ホールドをマーク。2軍再調整を経て、後半戦から先発に転向した。優勝争いの中で先発デビュー戦を託されたが、結果を導けず。カード頭を落とし、貯金は9に減った。

◆巨人のドラフト1位・西舘勇陽投手(22)=中大=がプロ初先発する。3試合連続打点を挙げている2年目の浅野翔吾外野手(19)が「6番・右翼」で出場する。

◆巨人・井上が自身5連勝を懸けて24日の中日戦(東京ドーム)に先発する。今季の中日戦は地元前橋での8回無失点を含む2戦2勝で、14イニングで無失点。得意の相手だが、「抑えているのでいいイメージはありますけど、相手も対策してくる。自信を持って(試合に)入れますけど、試合中は関係なく投げていけたら」と口元を引き締めた。

◆プロレスラーの藤波辰爾(70)が始球式に登場した。捕手役のタイガーマスクにツーバウンド投球し、「ドームでは何度もリングに上がって試合をしていますけど、野球場のマウンドは雰囲気が全く違う。浮足立っていた」と振り返った。この日は橙魂シリーズと銘打たれた一戦。「ミットにパチンッといきかったんだけどね。猪木さんにバカヤローって怒られているよね」と悔しさをにじませた。

◆巨人のドラフト1位・西舘勇陽投手(22)=中大=がプロ初先発し、5回6安打4失点、3四球で降板した。立ち上がりの一回、2四球も絡んで2死満塁のピンチを招き、宇佐見に右前2点打を浴びた。味方打線が同点に追いついた直後の二回は三者凡退に抑えたが、四回に内野ゴロの間に勝ち越しを許し、五回は犠飛で追加点を与えた。5回の攻撃で代打を送られて交代となった。救援として開幕から1軍で腕を振り、1勝2敗、防御率3・57と奮闘。6月下旬に登録抹消され、先発に転向してファームでの登板が続いていた。

◆中日は14安打と打線が活発だった。同点の四回に田中の内野ゴロの間に勝ち越し点を挙げ、五回に追加点。七回は宇佐見の2ランなどで3点を加えた。先発の福谷は6回2失点で今季初勝利。巨人はプロ初先発の西舘が5回を4失点と崩れた。

◆セ・リーグ2位の巨人は、投手陣が打ち込まれて痛恨の2連敗。ここまで試合後の取材対応の最短は2秒だった巨人・阿部慎之助監督(45)は、就任後初めて会見場に姿を見せなかった。プロ初先発したドラフト1位・西舘勇陽投手(22)=中大=が5回6安打4失点。2番手として登板した赤星も宇佐見に2ランを被弾するなど、3失点と悪い流れを断ち切ることができなかった。打線は一回に3連打などで2点を挙げたが、四回以降は中日投手陣にわずか1安打と沈黙。投打がかみ合わず、優勝争いが繰り広げられるシーズン終盤に手痛い2連敗を喫した。

◆中日の宇佐見が自己最多の1試合4打点を挙げた。一回は2死満塁で西舘の甘く入ったカットボールを右前に運ぶ2点打。七回は赤星の浮いたカーブを右中間席に突き刺す1号2ランとした。「チャンスで打てて良かった」とうなずいた。2016年から4シーズンは巨人に在籍。かつての本拠地で躍動し「僕のジャイアンツ時代が覚えられているか分からないけど、ここで打てて良かった」と笑みを広げた。

◆巨人のドラフト1位・西舘勇陽投手(22)=中大=が登録抹消され、ファームで再調整する見込みとなった。試合後に杉内投手チーフコーチが明かした。西舘はプロ初先発で5回6安打4失点、3四球で降板。右腕は試合後、「野手が追いついてくれた後に2イニング連続で失点してしまった。テンポとしてもよくなかったですし、 攻撃につながるような投球ではなかった。自分が苦しくなった時に頼るボールが少ない。 その少なさで、張られるときつくなる。課題としてはどの球種でもしっかりカウント取れるようにというのが一番」と語った。

◆異例の対応だった。リーグ2位の巨人は投打がかみ合わず2連敗。試合後の会見を最短2秒で切り上げることはあったが、全試合で取材に対応していた阿部慎之助監督(45)が就任後初めて、会見場に姿を現さなかった。要因の一つは〝投壊〟だ。ドラフト1位の西舘がプロ初先発し、5回6安打4失点で黒星を喫した。一回は連続四球などで2死満塁となり、宇佐見に2点打を浴びた。2-2の四回も先頭打者への四球から失点。自身の打席ではバントが投前への併殺打となった。「結果として先発としては駄目だった。野手が追い付いてくれた後に2イニング連続で失点をしてしまった。攻撃につながる投球ではなかった」救援でリーグ新人タイの10試合連続ホールドをマーク。約2カ月の2軍調整で先発転向に備えたが、2軍での再調整が決まった。2番手の赤星は七回に宇佐見に2ランを浴びるなど2回3失点。3番手の今村も1失点。打線は2点を先制された直後の一回に追い付いたが、四回以降はわずか1安打に終わった。広島との首位攻防3連戦を負け越した重い空気を振り払えず。113試合目で初めてとなった阿部監督の会見拒否が、手痛い一敗であることを物語っていた。(樋口航)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
58455 0.563
(↓0.006)
-
(-)
35324
(+1)
276
(+3)
45
(-)
48
(+1)
0.238
(↓0.001)
2.250
(↓0.01)
2
(-)
巨人
58496 0.542
(↓0.005)
2
(-)
30344
(+2)
311
(+8)
60
(-)
49
(-)
0.241
(-)
2.610
(↓0.04)
3
(-)
阪神
57526 0.523
(↑0.004)
4
(↑1)
28372
(+3)
333
(+1)
50
(-)
34
(-)
0.237
(-)
2.440
(↑0.01)
4
(-)
DeNA
54562 0.491
(↑0.005)
7.5
(↑1)
31396
(+5)
395
(+2)
82
(+3)
50
(-)
0.255
(-)
3.070
(↑0.01)
5
(-)
中日
48598 0.449
(↑0.006)
12
(↑1)
28301
(+8)
373
(+2)
48
(+1)
33
(-)
0.240
(↑0.002
2.850
(↑0.01)
6
(-)
ヤクルト
46614 0.430
(↓0.004)
14
(-)
32393
(+2)
436
(+5)
77
(+1)
52
(+2)
0.239
(-)
3.740
(↓0.01)