巨人(☆4対1★)広島 =リーグ戦18回戦(2024.08.21)・東京ドーム=
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広島
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巨人
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勝利投手:バルドナード(2勝3敗9S)
(セーブ:大勢(1勝1敗20S))
敗戦投手:ハーン(0勝1敗2S)

本塁打
【広島】坂倉 将吾(9号・7回表ソロ)
【巨人】岡本 和真(20号・8回裏3ラン)

  DAZN
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◆巨人が逆転勝利。巨人は1点ビハインドで迎えた7回裏、浅野の適時二塁打で同点とする。続く8回には、無死二三塁から岡本和の3ランが飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、2番手・バルドナードが今季2勝目。敗れた広島は、2番手・ハーンが痛恨の一発を浴びた。

◆新日本プロレスの棚橋弘至(47)が筋肉のススメを説いた。背番号100のユニホーム姿で始球式に登場すると、ダイナミックなフォームから投げ下ろした球は、低い弾道でミットに収まった。一仕事を終えた、新日の社長を兼任する棚橋は「今だったら何でも答えられます」と取材エリアに姿を現した。小中高で野球経験を経験し、本職は左翼ながら投手としても経験があり、こう見えてサイドスローの変化球投手。「さすがに今日はオーバースローでいこう」と肩を慣らして迎えた1球に魂を込めた。小学校からプロ野球選手が夢だった。47歳となった今も現役レスラーとして、リングに立ち続けている棚橋。筋骨隆々の体に胸を張りながら「もしよければ、ウエートトレーニングだったら一緒にできます。野球はあまりうまくなかったんですけど、筋肉はありますので」と競技の枠を飛び越えた合同自主トレを自ら申し出た。「ぜひオフの期間に、基本的な体幹だったり、筋肉量をアップしたという方は、キャンプで沖縄とか暖かいところに行かず、新日本プロレスの道場に来ていただけたら、マンツーマンでやりますので」と、プロ野球選手の肉体改造を歓迎した。

◆/完璧に捉えた\均衡を破る赤い弾丸#坂倉将吾 先制ホームラン?プロ野球(2024/8/21)?? 巨人×広島??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #carp pic.twitter.com/y3VnN7HwmF

◆広島が、巨人岡本和の1発に泣いた。1-1の8回、2番手のハーンが無死二、三塁で、左翼へ決勝3ランを浴びた。今季加入した助っ人左腕は、試合前まで防御率0・43と抜群の安定感を誇っていたが、22試合目の登板で来日初被弾。「ど真ん中に行ってしまった」という痛恨の1発だった。3連勝でのマジック点灯王手を逃し、新井体制で最多タイとなる貯金15もお預けとなった。新井監督は「(ハーンは)いつもいつもゼロで帰ってはこれない。今日は相手の4番が上回ったということ」と淡々。先発床田が粘りの投球を見せ、7回に坂倉の9号ソロで先制。しかし、その裏2死二塁から浅野に同点打を許した。床田は「うまく打たれたという感じです」とうなだれた。指揮官は「(7回の失点は)本人も分かっていると思う。いい投球だった」と責めなかった。首位攻防戦は1勝1敗。切り替えて、また目の前の試合に全力を尽くす。▽広島堂林(通算1000試合出場も敗れ)「強い体に生んでくれた両親、サポートしてくれる家族、使ってくれた歴代の監督やコーチに感謝しています。こういった接戦を落とすのは痛い。何とか勝つことができればよかった」通算1000試合出場=堂林(広島) 21日の巨人18回戦(東京ドーム)に先発出場して達成。プロ野球533人目。初出場は12年3月30日の中日1回戦(ナゴヤドーム)。▽広島坂倉(7回に先制の9号ソロも逆転負けに)「まあ、甘くはないですね。前の2打席でやられてるんで、打つしかないと思って打席に入りました。まだ30試合以上あるので、勝つために最善の準備をしたい」▽広島末包(自己最長の4試合連続マルチ安打)「勝つためにやってるので、重要なところでもっと打てればと思う」▽広島菊地原投手コーチ(ハーンの投球に)「打たれる日もあるので。また次に頑張って欲しい。これで信頼が変わることはない」

◆広島が2位巨人との首位攻防戦第2ラウンドで逆転負けを喫した。7回に坂倉将吾捕手(26)の9号ソロで先制したが、先発床田寛樹投手(29)がその直後に追いつかれた。8回には2番手のテイラー・ハーン投手(29)が巨人岡本和に決勝の3ランを浴びた。新井貴浩監督(47)の一問一答は以下の通り。-床田投手、好投だったからこそ7回が新井監督 まあまあ、そこは本人も分かっていると思うんで。でも、ここ最近では一番良かったですね。ボールの切れもそうだし、コントロールも。テンポも良かったと思います。いいボールがいってたと思います。ナイスピッチングでした。-(坂倉のソロで)均衡を破った直後の先頭四球だった新井監督 そこは本人も分かっていると思うし、いいピッチングだったと思う。また次に備えてもらいたいなと思います。-8回はハーン投手新井監督 いつもいつもゼロでは帰ってこれないからね。今日は相手の4番が上回ったということだと思います。-打線は坂倉選手が新井監督 今日もいいホームランだったし、ずっといいスイングができていると思うんで。また、トコ(床田)をよく引っ張っていたと思います。いいリードだったと思います。-試合前、阿部監督とのメンバー表交換では長く会話を交わしていた新井監督 それはちょっと(内容は)言えない。-首位攻防戦が1勝1敗になった。3戦目に向けて新井監督 またしっかり切り替えて明日の試合に臨みたいです。

◆巨人岡本和真内野手(28)がお立ち台で小学生に"食事の基本"を指南した。同点の8回に20号決勝3ランを放ちヒーローになった主砲はお立ち台で小学生インタビュアーと爆笑の掛け合いトークを展開した。「ご飯をたくさん食べるためにはどうしたらいいか」と質問されると「三角食べがいいと思います。ご飯、おかず、みそ汁の三角食べいい」とアドバイスした。囲み取材でも「それが一番大きくなるって習った。偏って食べる子多いんすよ」と重ねた。実は大一番の試合前にも"神ファンサ"で徳を積んだ。練習を見学する小学生から「あっち向いてホイで勝ったらバットをください」といきなりの挑戦状を受けた。結果がじゃんけんにすら勝てずに大完敗。手にしていたバットにサインを書いて約束通りプレゼントした。試合前に小学生に完敗したことについては「運を残していた。あれ全勝だったら打ってない」とポジティブに捉え「僕よく負けるんですよ。あんなに負けると思ってなかった。びっくりした」とも話した。さらには「『あっち向けホイして勝ったらバット下さいい』と言われて、負けんやろと思っていたら、じゃんけんに勝てなかった」と最後は苦笑いも、小学生もファンも自身にとっても、いい1日で締めくくった。

◆巨人岡本和真内野手(28)が大仕事をやってのけた。同点の8回に決勝3ランを放ち、球団では阿部監督に並ぶ4位タイとなる7年連続20号に到達。「もう残り少ないですし、形とかはそういうのは関係なく1試合1試合臨んでいます」と振り返った。試合前に練習を見学する小学生から「あっち向いてホイで勝ったらバットをください」と挑戦状をたたきつけられ、あっさり完敗。「そもそも1回もじゃんけんに勝てなかった」と苦笑いも試合前に徳を積んで貴重な1発につなげた。岡本和が7年連続のシーズン20号。巨人で7年以上続けて20本塁打は、07~13年阿部以来5人目。右打者では81~92年まで12年連続の原に次ぎ、6年連続の長嶋を抜いた。また、岡本和は今季すべて4番での出場で、4番としても7年連続20本。4番で20本を7年続けたのは01~07年カブレラ(西武)以来で、巨人では85~92年まで8年連続の原以来2人目。4番で392本も打っている王は73~78年の6年連続が最長で、7年連続は王を上回った。

◆広島・アドゥワ誠投手(25)が試合前練習に参加し、先発する22日の巨人戦に向けてキャッチボールなどで調整した。「(前回登板6日の巨人戦、東京ドームでのプロ初完封は)たまたま。試合を壊してしまったら、みんなに迷惑がかかる。試合をつくることだけを考えたい」。今季は6勝3敗、防御率3・13と奮闘しており、あと1勝で自己最多の7勝となる。

◆巨人・岡本和真内野手(28)がどデカいアーチを放った。1-1の同点で迎えた八回無死二、三塁。広島・ハーンの初球、153キロの直球を捉え、左翼席上段へズドン! スタンドからは耳をつんざくような大歓声が起きる中、柵越えを確信した様子でバットを放り捨て、一塁へゆっくりと走り出した。20号3ランで7年連続20本の大台に乗せた。この日の岡本和は四回無死一、二塁で中飛、六回2死二塁で三ゴロと、ともに先制機で凡退していただけに、悔しさを晴らす一撃。4番の務めを果たした。

◆4年ぶりのリーグ優勝に向け、これ以上、引き離されるわけにはいかない。2連敗中の巨人は広島3連戦の第2ラウンド。グリフィンが上がった。「開幕してから1試合たりとも大事じゃなかった試合はない。この時期の首位攻防戦はちょっと重みはあるかもしれないですけど、そこまで過剰に意識することはないと思う」20日の初戦に先発した山崎伊が四回7失点とKOされた広島打線に助っ人左腕が立ち向かった。140キロ台後半の直球とスライダーを操り、翻弄。広島・床田との投げ合いで六回までスコアボードに「0」を並べた。来日2年目を迎えた助っ人は、ここまで13試合に登板し、5勝3敗、防御率3・28。7月20日の中日戦で5勝目を挙げて以降、勝ち星から遠ざかっている。その現状を「得点圏に走者がいるときに、一球の失投でそういう結果をもたらしてしまうことがあった」と分析。勝負どころでの一球の精度に磨きをかけることに重きを置いて調整してきた。この日は、四回に堂林の中越え二塁打、末包に遊撃内野安打を許しが、後続を切り無失点。「得点圏では失投がないよう」との意気込み通り、要所での集中力が光った。しかし、0-0の七回に坂倉にソロ本塁打を打たれ均衡を破られた。それでも打線は奮起する。七回に浅野の適時二塁打で同点。八回には岡本和の20号3ランで勝ち越した。7回6安打1失点のグリフィンの好投を無駄にはしない。

◆巨人は1―1の八回に岡本和の7年連続20本塁打となる3ランで勝ち越した。先制された直後の七回は浅野の適時二塁打で追い付いた。大勢が20セーブ目。広島は床田が坂倉のソロによるリードを守れず、ハーンが来日初黒星を喫した。

◆セ・リーグ2位の巨人は、同点の八回に岡本和真内野手(28)が左翼席に決勝の20号3ランを放って連敗を2でストップ。首位攻防カードで3連敗すれば広島にマジックが点灯していたが、第2戦に勝利してそれを阻止した。阿部慎之助監督(45)が「勝因」と振り返ったプレーがあった。1-1の七回の守備。広島は先頭の秋山が四球で出塁し、代走で俊足の羽月が登場。次打者の野間を空振り三振に取ったボールで、捕手・岸田が二盗を阻止。ピンチの芽を摘んだ。阿部監督は「あの三振ゲッツーで、こっちに流れがきた。盗塁死って流れが変わるってよく言いますから。あそこが勝てた要因じゃないかな。あれが、勝ちにつながったんじゃないか」とうなった。また、先発したグリフィンは七回1死で坂倉に許したソロ本塁打による1失点のみ。坂倉にはカウント1-1から高めのツーシームを右翼席へ運ばれた。指揮官は「坂倉のホームランは僕が行けって言ったので、あそこはバッテリーのせいじゃなくて僕のせい」と配球面で指示を出したことを示唆した。岡本和の7年連続20本塁打は、自信の現役時代に並ぶ数字だが、これには「全然格が違うので。8年、9年、10年と記録を伸ばしていってほしい。すごい集中力で。素晴らしいホームランになりました」と絶賛した。

◆巨人・岡本和真内野手(28)が1-1の八回、決勝の20号3ランを放って試合を決めた。岡本和は2018年から7年連続となる20号本塁打をマーク。巨人の選手が7年以上続けて20本以上放ったのは、王貞治(1962-80年)の19年、原辰徳の12年(81-92年)、松井秀喜の9年(94-2002年)、阿部慎之助の7年(07-13年)に次いで5人目。右打者では原に次いで2人目となり、長嶋茂雄の6年(68-73年)を上回った。

◆巨人・浅野翔吾外野手(19)が0-1の七回2死二塁で、左中間を破る同点の適時二塁打を放ち、決勝3ランの岡本和とともにお立ち台に上がった。「(直前に先制され)嫌な雰囲気だったので、どうにか振り出しに戻せるように、と思いました。内に真っすぐを投げられたので、落ち球を狙っていきました」高卒2年目とは思えぬ殊勝な言葉に責任感がにじむ。左腕の床田に対し、長く持っていたバットを打席途中で短く握り変え、外角低めに沈むツーシームをすくい上げた。骨折で離脱したヘルナンデスの代役として12日に昇格して以降、14日の阪神戦(東京ドーム)で満塁本塁打を放つなど勝負強さが際立つ。阿部監督は「代打も考えたけど、こういう場面を経験させたいというのが強かった。打ってくれてチームも助かった」とねぎらった。5試合連続で先発起用した理由を「勝負勘を一番、僕は買っている。勝負する顔、戦っている姿勢が僕には良く映る。若い人たちが何年か後にはチームを引っ張っていかないといけない。個人的には彼がスターになってほしい」と大きな期待を口にした。(谷川直之)九回を3者連続奪三振で締め、2年ぶりの20セーブを記録した巨人・大勢 「真っすぐが悪かったので変化球で立て直せてよかった。特別な、大事な試合でも、やることは変わらない」

◆広島は逆転負けで連勝が2でストップ。首位攻防3連戦の第2ラウンドを終え1勝1敗のタイとなったが、新井監督は素直に巨人の主砲・岡本和をたたえた。「いつもいつもゼロで帰っては来られない。きょうは相手の4番が上回った」七回に坂倉の9号ソロで先制したが、その裏に先発・床田が浅野に適時二塁打を浴びて追いつかれた。1─1の八回はハーンが岡本和に勝ち越しの3ランを打たれ、来日22試合目で初黒星となった。「またしっかり切り替えて、あした試合に臨みたい」と指揮官。22日の第3戦は今季の東京ドームでのレギュラーシーズン最終戦となる。3連勝で22日に優勝へのマジックナンバーを点灯させることはできなかったが、勝利で締めくくり2018年以来のリーグ優勝に向けて再加速する。(柏村翔)

◆4番が打てば勝つ!! セ・リーグ2位の巨人は21日、広島18回戦(東京ドーム)に4-1で競り勝ち、連敗を2で止めた。1-1の八回に岡本和真内野手(28)が7年連続20本塁打となる勝ち越し3ラン。球団では長嶋茂雄の6年を上回り、阿部慎之助に並んだ。主将の一発で首位広島との直接対決3連戦を1勝1敗とし、再び1ゲーム差に接近。今カードでの広島の優勝へのマジックナンバー点灯を阻止した。ここぞの場面で完璧な一撃だった。大きな放物線を描いた打球に、東京ドームが興奮のるつぼと化した。1―1の八回無死二、三塁で岡本和が勝ち越しの3ラン。7年連続で20号に到達した。「(七回に同点打を放った浅野)翔吾に助けてもらっていた。この打席は絶対に打つぞと思っていたので打ててよかった」四回は無死一、二塁で中飛、六回は2死二塁から三ゴロと床田の投球術にはまった。八回はハーンが投じた初球の153キロ直球を見逃さず、左翼席中段にまで運んだ。淡々とベースを一周し、ベンチ前に戻って雄たけびを上げた。師に追いつき、レジェンドを超えた。2018年から7年連続で20本塁打を記録。球団で7年以上続けて20本以上放ったのは阿部慎之助(7年)に次いで5人目で、20日の試合で激励に訪れた長嶋茂雄の6年連続を超えた。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
57445 0.564
(↓0.006)
-
(-)
37321
(+1)
272
(+4)
45
(+1)
47
(-)
0.239
(-)
2.260
(↓0.02)
2
(-)
巨人
58476 0.552
(↑0.004)
1
(↑1)
32341
(+4)
301
(+1)
60
(+1)
49
(-)
0.241
(↑0.001
2.580
(↑0.02)
3
(-)
阪神
56516 0.523
(↑0.004)
4
(↑1)
30367
(+10)
327
(+4)
49
(+2)
34
(-)
0.237
(↑0.001)
2.440
(↓0.01)
4
(-)
DeNA
53552 0.491
(↑0.005)
7.5
(↑1)
33383
(+7)
384
(+1)
77
(+2)
50
(-)
0.254
(↑0.001)
3.040
(↑0.02)
5
(-)
中日
46598 0.438
(↓0.004)
13
(-)
30284
(+1)
363
(+7)
47
(-)
31
(-)
0.237
(↓0.001)
2.810
(↓0.04)
6
(-)
ヤクルト
45604 0.429
(↓0.004)
14
(-)
34386
(+4)
429
(+10)
76
(-)
50
(+2)
0.238
(-)
3.750
(↓0.06)