西武(☆1対0★)オリックス =リーグ戦19回戦(2024.08.20)・上毛新聞敷島球場=
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ORIX
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西武
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勝利投手:平良 海馬(2勝2敗0S)
(セーブ:アブレイユ(1勝5敗19S))
敗戦投手:田嶋 大樹(6勝5敗0S)
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◆西武が投手戦を制した。西武は両軍無得点で迎えた7回裏、佐藤龍の適時打が飛び出し、試合の均衡を破る。投げては、先発・高橋光成が5回無失点。その後は4人の継投で完封リレーを展開し、3番手・平良が今季2勝目を挙げた。敗れたオリックスは、打線が相手を上回る10安打を放つも、無得点とつながりを欠いた。

◆西武高橋光成が地元群馬で凱旋(がいせん)登板に臨む。上毛新聞敷島球場では過去2試合先発して0勝2敗。16年6月24日ロッテ戦は5回2/3を7失点、19年5月8日同戦では6回7失点と2試合連続で大量失点を許し、まだ白星を挙げられていない。今季はここまで0勝9敗。今日黒星を喫すれば60年大津(近鉄)以来、64年ぶりの開幕10連敗となるが、地元で初白星を挙げて連敗から脱出できるか。

◆開幕から9連敗と苦しむ西武高橋光成投手(27)はピンチの連続でも5回を無得点に抑えた。今季初勝利はつかなかったが、1-0での勝利に貢献。「久々に粘り強く投げられた」と地元群馬での登板で意地を示した。大歓声を受けて試合に入り「ぐっとくるものがあって、ちょっと泣きそうになった」。毎回の7安打を浴びてもフォークボールを軸に耐えた。上毛新聞敷島球場は、群馬・前橋育英高時代の13年夏の地方大会決勝で完封もした「いい思い出のある球場」。プロ入り後は16年と19年に登板してともに7失点で黒星を喫していただけに「初めてゼロで抑えたので良かった」と息をついた。

◆オリックス田嶋大樹投手(28)は、結婚公表に白星で花を添えることができなかった。7回途中1失点(自責0)の力投も、今季18度目の完封負けと打線の援護がなく、5敗目を喫した。左腕は6回まで三塁を踏ませなかったが、7回は1死後の四球から一、三塁のピンチを残して降板。リリーフが適時打を許し、黒星がついた。「ゾーンの中で勝負できた。最低限はできたけど、最後(イニングを)投げきって終わりたかった」と反省した。大阪出身のモデルの長谷川サキ(30)との結婚を公表。8日に婚姻届を提出した。この日の練習開始時に、ナインから温かい拍手が送られた。「家族をしっかり支えていくという意味では頑張っていきたい。より一層頑張ろうというと、自分が苦しくなる。あまり背負いすぎず、二人三脚で頑張っていけたら。いろいろ乗り切っていけたら」と語った。チームの連勝は4で止まった。▽オリックス中嶋監督(10安打も9残塁で完封負けに)「最後の決めのところ。そこが課題になっている。今までもホームランでしか点が取れていないというのがすべて。じゃあ(適時打が)出なきゃ負けるのかっていう話になりますので」▽オリックス安達(地元・群馬での試合に1軍登録されベンチ入りも出場なし)「出られたらもっと良かったですけど。しゃあないです」

◆地元群馬で5年ぶりの登板となった西武・高橋光成投手(27)は5回7安打無失点で降板。今季初勝利こそならなかったが、要所を締める粘りの投球で試合を作り「今日は楽しみにしていた試合なので粘り強くゼロで終えられたことはよかった」と振り返った。試合は0-0の七回1死一、三塁から西武・佐藤龍が左前に運び1点を先制した。

◆西武は0―0の七回1死一、三塁から佐藤龍の適時打で均衡を破った。先発高橋は7安打を許しながら要所で抑え5回無失点。救援も得点を許さず、3番手の平良が2勝目を挙げた。オリックスは田嶋を援護できず、連勝が4でストップ。

◆田嶋は6回?で1失点の好投も報われず、5敗目を喫した。ストライクゾーンの対角を突く制球が見事で、散発3安打の6三振。七回に四球と内野安打に失策が絡んで1死一、三塁となって降板。救援が適時打を浴びて勝負を分ける1点が入り「最低限はできたが、最後は投げきって終わりたかった」と悔しがった。モデルの長谷川サキ(30)と結婚したことも明らかにした。28歳のサウスポーは「二人三脚で頑張っていけたら」と自然体で語った。

◆西武の佐藤龍が七回に適時打を放ち、両チーム通じて唯一の得点をもたらした。1死一、三塁で吉田の代わりばなの初球を左前へ。「ずっと0―0で見ている方たちもちょっと退屈な試合だったと思う。ここで一発打ったら面白いかなと思って打った」と上機嫌だった。この一打で今季初の3安打をマーク。複数安打は3戦連続となった。左手首骨折から12日に復帰し、奮闘が光っている。

◆凱旋登板で意地を見せた。群馬・沼田市出身の西武・高橋光成投手(27)は、故郷で5年ぶりに開催された試合で5回無失点。今季初勝利はならなかったが、チームの勝利に貢献した。「久々に粘り強く投げられた。次につながる登板になった」1万4661人の超満員のファンで埋まった前橋市の上毛新聞敷島球場は、前橋育英高2年時の2013年夏の群馬大会決勝で完封した「いい思い出のある球場」。同年は甲子園大会に初出場で優勝を飾っており、地元ファンの大歓声を受けてマウンドへ。「グッとくるものがあって、ちょっと泣きそうになった」。毎回の7安打を浴びたが、フォークボールを生かして要所を締めた。今季は開幕9連敗と苦しむが、12度目の登板で初の無失点投球。自らも群馬県出身の渡辺監督代行(前橋工高出)は「非常に粘り強く投げて、勝ちに大きく貢献した」と目を細めた。(石井孝尚)

◆西武・佐藤龍が決勝適時打を含む今季初の3安打。0-0の七回1死一、三塁から代わったばかりの2番手・吉田の初球を左前に運び「やっと巡ってきたチャンスだったので思いきっていった」とうなずいた。6月に左手首骨折で2カ月間の離脱を余儀なくされたが、4試合連続安打とし直近3試合でマルチ安打をマーク。渡辺監督代行は「非常に気持ちが入る選手」とたたえた。

◆スタンドには「たじ結婚おめでとう」のメッセージボードを掲げるオリ姫の姿があった。結婚を公表した日に先発マウンドに上がったオリックス・田嶋が、七回途中1失点と奮投。自責点ゼロで5敗目となったが、見事に役目を果たした。「(前橋は)京セラより、そもそもマウンドは低いが、特に投げづらさはなかった。最低限はできたんですけど、最後は投げ切って終わりたかった」悔やんだのは0─0の七回だった。1死から野村大をストレートの四球で歩かせると、山村は二塁内野安打と二塁手の失策が重なり1死一、三塁のピンチで降板。2番手・吉田が佐藤龍に初球を左前へ運ばれ、これが決勝点となった。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
70363 0.660
(↓0.007)
M23
(-)
34469
(-)
294
(+3)
85
(-)
76
(-)
0.259
(↓0.001)
2.500
(↓0.01)
2
(-)
日本ハム
56467 0.549
(↑0.004)
12
(↑1)
34407
(+5)
371
(+3)
80
(+2)
70
(-)
0.247
(-)
2.920
(-)
3
(-)
ロッテ
56486 0.538
(↓0.006)
13
(-)
33400
(+3)
390
(+5)
60
(-)
50
(-)
0.251
(-)
3.240
(↓0.01)
4
(-)
楽天
52532 0.495
(↑0.005)
17.5
(↑1)
36383
(+3)
444
(-)
55
(+1)
68
(-)
0.244
(-)
3.820
(↑0.04)
5
(-)
ORIX
49573 0.462
(↓0.005)
21
(-)
34312
(-)
337
(+1)
51
(-)
44
(-)
0.237
(↑0.001
2.780
(↑0.03)
6
(-)
西武
32742 0.302
(↑0.007)
38
(↑1)
35255
(+1)
396
(-)
42
(-)
56
(-)
0.206
(-)
3.340
(↑0.03)