DeNA(☆4対2★)中日 =リーグ戦18回戦(2024.08.20)・横浜スタジアム=
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中日
0110000002910
DeNA
20100010X4900
勝利投手:中川 颯(3勝0敗0S)
(セーブ:森原 康平(2勝5敗21S))
敗戦投手:髙橋 宏斗(10勝2敗0S)
  DAZN
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◆DeNAは初回、牧と戸柱の連続適時打が飛び出し、2点を先制する。その後同点とされるも、3回裏に京田の適時打で勝ち越すと、7回に戸柱が適時打を放ち貴重な追加点を挙げた。投げては、2番手・中川颯が今季3勝目。敗れた中日は、打線が中盤以降の好機を生かせなかった。

◆「横濱漢祭 2024」で応援総長を務める角田信朗(63)が年齢を感じさせない熱い正拳突きで場内を盛り上げた。昨年から始まった「横濱漢祭」企画。試合前にセンター方向から空手家集団を引き連れて登場した。必勝祈願、対戦相手への敬意、そしてプロ野球への感謝を示す「開会の正拳突き(かいかいのせいけんづき)」を行った。場内にも起立を呼びかけ、立ち上がった大勢のファンとともに20回の正拳突き。熱いパフォーマンスで場内を一体にして盛り上げた。

◆DeNA牧秀悟内野手(26)が球団史上3人目となる新人からの4年連続100安打を達成した。1回2死一、二塁と先制のチャンスで打席へ。試合前まで防御率0・68と盤石の中日高橋宏を相手に初球の外角143キロのカットボールを左前にはじき返した。3試合ぶり、12打席ぶりの安打となる先制適時打で今季100安打目をマークした。新人から4年連続100安打は58年から69年の近藤和彦の12年連続、59年から67年の桑田武の9年連続以来、62年ぶり3人目となった。

◆DeNA戸柱恭孝捕手(34)が難敵・中日高橋宏から約1年ぶりの3安打猛打賞と固め打ちした。14試合ぶり、今季11試合目のスタメンマスク。牧の先制打直後の1回2死一、二塁、高橋宏の154キロ直球を捉えて中前適時打。「前の打者の流れに自分も乗ることができました。大貫を援護することができうれしいです。守備のほうも頑張ります!」と今季初打点で勢いをつけた。さらに3回1死一、二塁からはスプリットを捉えて右前打。5回2死では一飛に倒れるも、1点リードの終盤に貴重な追加点をたたき出した。7回2死一、二塁、145キロスプリットを捉えて中前適時打。試合前までで防御率0・68と盤石の右腕を7回途中4失点でマウンドから引きずり降ろした。スタメン起用に応える3安打で通算対戦打率は11打数5安打とした。

◆中日は連勝が2で止まり、リーグ最速で自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が消滅した。打線は先発高橋宏を援護できず2点を返すのが精いっぱいだった。立浪和義監督は19日に55歳の誕生日を迎えての初戦で黒星。「これだけ借金を抱えているが、残り試合を全力でやる。若い選手もたくさん出ているので何かつかんで成長しないといけない」と話した。

◆DeNAは男性ホルモン全開の「横濱漢祭」で勢いに乗った。角田信朗氏(63)が応援総長として来場。試合前には空手家集団を引き連れて球場全体のファンとともに20回の「開会の正拳突き」で盛り上げた。試合後にはショーも開催。先制打を放った牧は、両拳に「漢」のシールをつけて取材対応。長考の末、「(漢とは)情に厚くて、人望もある、戸柱さんみたいな人だと思います」と絞りだした。

◆DeNA牧秀悟内野手(26)が球団史上3人目となる新人からの4年連続100安打を達成した。1回2死一、二塁、中日高橋宏の初球、外角143キロのカットボールを左前にはじき返した。3試合ぶり、12打席ぶりの安打となる先制適時打が節目の一打になった。新人から4年連続100安打は1958~69年の近藤和彦、59~67年の桑田武以来、62年ぶり3人目。打線は勢いに乗り、難敵の高橋宏から4得点で勝利した。強い日差しが照りつける横浜スタジアム。牧は試合前練習で思考を巡らせていた。直近の11打席で無安打。「自分の打撃ができてないですし、いい当たりもない。いろいろなことをやらないといけないので、思い付いたものをとりあえずやりました」。何でも良いから、きっかけが欲しかった。フリー打撃でバスターで打ってみたり、ティー打撃でバットを短く持ってみたり、石井チーフ打撃兼走塁コーチに助言を受けたり。汗だくで試行錯誤した。効果はあった。日が沈みかけた1回2死一、二塁。試合前まで防御率0・68と盤石の中日高橋宏を相手に打席へ。頭を整理して無意識に初球の外角143キロカットボールに食らいついた。左前にはじき返す先制適時打は3試合ぶり、12打席ぶりの安打は今季100安打目。「安打数は気にしてないですが、良いことではあるので1本1本積み上げていきたい」。記録は気に留めなかったが、新人から4年連続100安打は球団では62年ぶり3人目だった。今季は、なかなか思うようにいかない。3年連続3割超えだった得点圏打率は試合前時点で2割1分2厘。8月からは4番を外れ、原点を思い返した。「自分の打撃はどんな打撃かを思い出しながら、良い時も悪い時も軸は変えずにやっていこうと思って、最近はやってました。1つの軸を持って試合に臨もうと」。まだ、自分を納得させる一打は多くない。節目の100安打目から、本来の輝きを取り戻していく。【小早川宗一郎】入団年から連続100安打 DeNAで4年以上続けたのは58~69年近藤和の12年、59~67年桑田の9年に次ぎ、牧が3人目。ちなみに、プロ野球記録は59~78年張本(巨人)の20年で、現役では源田(西武)が17年から継続中の8年が最長。三浦監督(牧の先制打に)「先制できたのが大きかったなと。(牧は)しんどい時も常に前を見て頑張ってくれています」

◆中日高橋宏斗投手(22)が7回途中4失点でKOされ、今季2敗目を喫した。6月28日に1敗目を喫したDeNAにまたも黒星をつけられたが、再び規定投球回に到達。防御率は0・96で0点台を死守し、さらに開幕からの被本塁打0も継続した。「左打者の対応がうまくできなかった。いいピッチングができなかった。ここ3週間くらい立ち上がりが悪い」。戸柱には初回、7回、元チームメートの京田には3回に、それぞれ適時打を許した。4失点中、3失点を左打者に食らった。自慢の直球、スプリットがとらえられ、「粘り切れなかった」と肩を落とした。それでも大記録への挑戦は終わっていない。今季16試合で10勝2敗、防御率0・96。残り5~6試合の登板が想定され、規定投球回到達は濃厚だ。防御率0点台で規定投球回をクリアすれば2リーグ分立後では70年の村山実(阪神)以来史上2人目の快挙。同様に被本塁打ゼロの投手は2リーグ分立後にはいない。「修正します」と22歳は前を見据えた。【伊東大介】

◆いつか来るこの時のために、ずっと準備してきた。DeNA戸柱恭孝捕手(34)が14試合ぶり、今季11試合目のスタメンマスクで躍動した。牧の先制打直後の1回2死一、二塁、難敵の中日高橋宏の154キロ直球を捉えて中前適時打。今季初打点で勢いをつけた。さらに3回1死一、二塁からはスプリットを捉えて右前打。5回2死では一飛に倒れるも、1点リードの終盤に貴重な追加点をたたき出した。7回2死一、二塁、145キロスプリットを捉えて中前適時打。試合前までで防御率0・68と盤石の右腕を7回途中4失点でマウンドから引きずり降ろした。スタメン起用に応える1年2カ月ぶりの3安打猛打賞とした。戸柱は言う。「日頃からしっかり練習して準備してたので。結果がどうあれ、自分は準備してやってきたんだ、という思いでゲームに臨めました」。強い日差しを浴びながら、早出練習に打ち込んできた。「振る量は意識してきて。すごく暑いんですけど、石井コーチとか鈴木コーチに守備についてもらって早出練習をやってきたので、それも生きたんじゃないかなと思います」と感謝した。投手陣をリードする面でも準備は怠らなかった。普段から明るいキャラクターで若手にも自ら話しかける。1点リードの5回2死満塁、打者は細川としびれる場面で登板した中川颯もその1人。「前の登板、良いボールだったね。全然勝負できるね」と日ごろから背中を押してきた。言葉通り細川に6球中5球を直球で攻め、右飛に打ち取った。「年齢も上の方なので、自分がマスク被った時にちょっとでも生きればいいかなと思って、普段からしっかりしゃべるようにしてます」と準備のたまものだった。野手陣では上から4番目。ベテランだからこそ、準備の大切さを身に染みて分かる。残り34試合。シーズン最終盤で来るここぞの場面のために、また準備する。

◆DeNA・東が2年連続の2桁勝利となる10勝目を目指し、21日の中日戦に先発する。キャッチボールなどで登板に備え「チームが勝つことが大事。そのためにやることをやるだけ」と淡々と語った。延長十二回の末に0-0で引き分けた7日の対戦で投げ合った松木平との再戦。「ロースコアの展開になる。先制点をやらないこと」と気を引き締めた。

◆DeNAが中日3連戦で実施するイベント「横濱漢祭(よこはまおとこまつり)」の幕が明け、応援総長を務める空手家の角田信朗氏(63)が音頭を取り、試合前に観衆との正拳突きで気合を入れた。イベントのテーマは「昇天漢拳(しょうてんおとここぶし)」。2年連続で応援総長を務める角田氏が、ファンとともにチームを鼓舞する。

◆DeNA・牧秀悟内野手(26)が一回に先制打を放ち、1年目から4年連続となる100安打を記録した。球団では1961年の近藤和彦、62年の桑田武に次いで3人目。試合前時点で防御率0・68と安定感が光る高橋宏の初球を捉えた。2死一、二塁で外角低めのカットボールを振り抜き「チームでつくったチャンスで先制することができうれしい」と汗を拭った。

◆?DeNA・牧がプロ1年目の2021年から4年連続でシーズン100安打を達成した。DeNA(前身を含む)の選手でプロ1年目から4年連続でマークしたのは、近藤和彦(1958-69年=12年)、桑田武(59-67年=9年)に次いで3人目。?プロ1年目からプロ野球記録は張本勲の20年連続(59-78年=巨人など)。現役選手でプロ1年目から4年以上続けたのは、巨人・長野久義(10-18年=9年)、中日・京田陽太(現DeNA、17-21年=5年)、西武・源田壮亮(17年から継続中=8年)、阪神・近本光司(19年から継続中=6年)がいる。

◆DeNAは2―2とされた直後の三回に京田の適時打で勝ち越し、七回に戸柱の適時打で加点した。五回途中から2番手で好救援した中川颯が3勝目を挙げた。中日の高橋宏は6回?を投げて8安打4失点と粘りきれず2敗目を喫した。

◆中日は敗れて自力でのクライマックスシリーズ進出の可能性が消滅した。立浪監督は「これだけ借金を抱えているので...。残り一試合一試合を全力でやっていく」と努めて前を向いた。五回2死満塁では、代わった下手投げの中川颯の前に細川が凡退。あと一本が出なかった展開に、監督は「向こうの先発投手も良くなかった中で、追い越せなかったのが敗因」とさばさばと話した。

◆DeNA・戸柱恭孝捕手(34)が3安打2打点で勝利に貢献し、お立ち台で「みんなで取った1勝」と歓喜の余韻に浸った。2日以来の先発マスクをかぶり、試合前時点で防御率0・68を記録した高橋宏から2本の適時打をマーク。守っては5投手をリードし、ピンチの場面ではマウンドで鼓舞した。五回途中から2番手で登板した中川颯は満塁の窮地を切り抜け「前回トバさんと初めてバッテリー組んで、真っすぐがいいボールといってくれた。それを信じて投げた」と感謝した。「横濱漢祭(よこはまおとこまつり)」と銘打たれたイベントの幕が上がった一戦。先制打を放った牧は「漢とは」と問われると「トバさんだと思う。熱くて情があって人望がある」と実感を込めた。

◆是が非でも勝利をものにする。DeNAの意地が見えた一戦だった。道筋をつけたのは牧秀悟内野手(26)だ。試合前時点で防御率0・68を記録した中日先発の高橋宏から先制打を放ち「点を取れない投手。ああいう形で点が取れてよかった」と汗を拭った。一回2死一、二塁で初球のカットボールを左前へ運び、1年目から4年連続の100安打に到達。球団では1961年の近藤和彦、62年の桑田武に次いで3人目とその名を刻んだ。ナインが束になり、演出した先制機だった。先頭の梶原が投手強襲安打を放ち、桑原が投前犠打、佐野が四球で続いた。チームの54犠打はリーグ最少。主に中盤以降に手堅く走者を進めてきた中、この日は今季初めて一回の犠打で勝負をかけた。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
57435 0.570
(↑0.004)
-
(-)
38320
(+8)
268
(+3)
44
(-)
47
(-)
0.239
(↑0.001)
2.240
(↓0.01)
2
(-)
巨人
57476 0.548
(↓0.005)
2
(↓1)
33337
(+3)
300
(+8)
59
(+1)
49
(-)
0.240
(-)
2.600
(↓0.05)
3
(-)
阪神
55516 0.519
(↑0.005)
5
(-)
31357
(+8)
323
(+3)
47
(-)
34
(-)
0.236
(↑0.002)
2.430
(↓0.01)
4
(-)
DeNA
52552 0.486
(↑0.005)
8.5
(-)
34376
(+4)
383
(+2)
75
(-)
50
(-)
0.253
(-)
3.060
(↑0.01)
5
(-)
中日
46588 0.442
(↓0.005)
13
(↓1)
31283
(+2)
356
(+4)
47
(-)
31
(-)
0.238
(↑0.001
2.770
(↓0.01)
6
(-)
ヤクルト
45594 0.433
(↓0.004)
14
(↓1)
35382
(+3)
419
(+8)
76
(-)
48
(-)
0.238
(↓0.001)
3.690
(↓0.05)