楽天(☆6対1★)西武 =リーグ戦20回戦(2024.08.18)・楽天モバイルパーク宮城=
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西武
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楽天
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勝利投手:瀧中 瞭太(2勝4敗0S)
敗戦投手:武内 夏暉(7勝4敗0S)
  DAZN
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◆投打のかみ合った楽天が快勝。楽天は2回裏、中島、小深田、村林の3者連続適時打が飛び出すなど、打者一巡の猛攻で一挙6点を先制する。投げては、先発・瀧中が6回1失点の好投で今季2勝目。敗れた西武は、先発・武内が精彩を欠き、打線も1得点と振るわなかった。

◆楽天ドラフト5位の松田啄磨投手(22)が18日、約3カ月ぶりに1軍に昇格した。新人で唯一の開幕1軍入りを果たして6試合に登板。主にロングリリーフとして0勝0敗、防御率2・77の成績を残したが、左内腹斜筋損傷により5月19日に出場選手登録を抹消されていた。「けがする前と変わらず、自分ができることをできたらいいかなと思います」と意気込んだ。2軍では8試合で1勝4敗、防御率4・18。先発も経験して今月は4日オイシックス戦で5回無失点、12日DeNA戦で7回途中3失点(自責2)と長いイニングにも適応してきた。1軍ではロングリリーフとして起用される見込みで「投げる場所は変わるんですけど、しっかり継続してやっていきたいなと思います」と話した。23年ドラフトの大卒選手全員が初めて1軍にそろい踏みした。1位の古謝は先発ローテに定着し4勝、中島は前日17日にプロ初の猛打賞をマークするなどスタメン出場が増えている。久しぶりに2人とプレーする松田は「もちろん同期入団で活躍してるので、自分も追いつきたいなっていう気持ちでやってました」と力を込めた。試合前に取材対応した今江監督は松田の起用法について「中ロングのところになってくると思います」と説明。前日に2番手で4イニングを投げた松井が登録抹消となり「うちのピッチャー陣を踏まえて中継ぎはしっかり置いとかないと厳しい。あそこの位置はとにかくぐるぐるぐるぐる回すような形にはなってくる。そこでしっかりチャンスをつかむ選手が1人でもいてくれたらなと思います」と期待を込めた。

◆西武の武内夏暉投手(23)が、序盤の大量失点を悔やんだ。2回に打者一巡となる10人の猛攻から7安打、6点を与えた。5回6失点で降板となり、2試合連続で自己ワーストとなる6失点に「初回から2回までマウンドでの修正ができないまま、大量失点をしてしまいました。序盤の失点は致命傷になってしまうので、気を付けなければいけないのですが、流れを切ることができませんでした」とコメントした。集中砲火を浴びた2回が悔やまれる。1死からフランコ、小郷、石原の3連打を許し、1死満塁で同じルーキーの中島と対戦。4連続ファウル後の5球目、内角低めの直球を左前に運ばれて先制点を献上。なおも1死満塁で小深田に2点適時二塁打、1死二、三塁では村林に2点適時打を打たれ、6連打で5点を与えた。さらに2死一、三塁で自身の暴投で6点目を奪われた。楽天戦は今季3試合に登板し、いずれもクオリティースタート(QS=先発6回以上、自責3以下)をマークしていた。シーズン終盤に差しかかり新人王争いへ勝ち星を積み上げていきたいところだったが、前回登板した11日の日本ハム戦(エスコンフィールド)に続き自己ワーストとなる6失点。ただ、3回以降は立ち直りゼロを並べたことについては「3回からは修正できたので、その点は次に繋がると思います」とコメントした。

◆楽天が6連打で西武ドラフト1位の武内を攻略した。前日17日は2回の8失点が響いて大敗。この日はお返しとばかりに2回に集中打を浴びせ、ビッグイニングを作った。1死からフランコ、小郷、石原が単打でつないで満塁の好機を演出。続くドラフト6位の中島大輔外野手(23)が「先制することができてよかったです」と5球目の146キロ直球を左前にはじき返して先制打を決めた。青学大出身の中島は、国学院大のエースだった武内と東都大学リーグでしのぎを削ってきた。学生時代の正確な対戦成績は覚えていないが「結構打ってると思います」と相性の良さを示した。ルーキーに負けじと小深田、村林も2点適時打で続き、武内の暴投も重なり2回だけで一挙6得点。3試合21イニングで計4得点に抑え込まれていた左腕を撃破するとともに、5連敗中だった8月の本拠地で待望の初勝利をつかんだ。

◆西武の渡辺久信GM兼監督代行(59)が、2試合連続で自己ワースト6失点を喫したルーキー武内夏暉投手(23)に検証と改善を促した。楽天打線に2回につかまり打者10人の猛攻で7安打6失点を浴びた武内だが、3回以降は無失点に抑えた。5回6失点でマウンドを降りた左腕について、指揮官は「悪くなかったと思うんすけど、あれだけヒットを集められてしまった」ことについては課題が出たと指摘した。前回登板した11日の日本ハム戦(エスコンフィールド)でも10安打6失点を許した。2試合合計19安打12失点と打ち込まれているルーキーについて「ちょっと武内にしたら打たれすぎてる。疲れなのか、ボールのキレなのか、コントロールが甘いのか」と考えられる原因を挙げながら「しっかりピッチングコーチたちに検証してもらって、次の登板に備えてほしい」と訴えた。

◆楽天のドラフト6位ルーキー中島大輔外野手(23)が、大学時代のライバルから決勝打を決めた。0-0の2回1死満塁。西武ドラフト1位武内の5球目、外角低め146キロ直球を左前に運び、先制点をもたらした。本拠地初のお立ち台では「先輩方がつないでくれたので、なんとかかえしたいなという気持ちは強かったんですけど、心臓バクバクでした」と初々しく喜び、8月の本拠地初勝利に貢献した。青学大出身。国学院大の武内とは、東都大学リーグからしのぎを削ってきた。「結構、打ってると思います」。大学時代の通算対戦成績は19打数7安打で打率3割6分8厘。チームが試合前時点で3試合21イニング計4得点と封じられていた左腕を苦にしなかった。初昇格は7月上旬。2軍の頃は開幕から1軍で結果を残す武内を応援する気持ちもあったという。「大学時代に対戦し、活躍してほしいなじゃないですけど1軍に上がったことがないと自分がどのレベルなのかは分からない」と物差しにしてきた。今では同じ舞台に立ち、前日17日はプロ初の猛打賞、この日は本拠地初の決勝打。俊足巧打の外野手として欠かせない存在になってきた。【山田愛斗】

◆楽天滝中瞭太投手(29)が、1030日ぶりに本拠地で勝った。6回79球、3安打1失点で今季2勝目。楽天モバイルパークでは21年10月23日ソフトバンク戦以来の白星に「あんまりホームで勝ちが少ないと、ちょっとファンの皆さんが不安に思っちゃうので、大丈夫かなみたいな。結構そういうの僕、言われがちなので」と自虐的に話した。テンポ良く打たせて取った。3回は先頭奥村に死球を与えものの、続く炭谷は一邪飛。1死一塁からは西川をシュートで狙いどおりに遊ゴロ併殺に抑え「こうなったらいいなっていう結果だった」。4回には連打で無死二、三塁のピンチを背負ったが、後続を封じて内野ゴロによる1点のみに切り抜けた。「複数失点する試合がかなりあったので、そこを最少失点で終われたのは次のイニングにもつながったかなと思います」と手応えを口にした。今江監督は滝中について「前回もね、いいピッチングをしてくれてたので、今日も期待はしてましたけど、期待どおり、立ち上がりになんとか頑張ってくれたので、打線がカバーできて良かったと思います」と振り返った。

◆楽天のドラフト6位・中島大輔外野手(23)=青学大=が、0-0の二回1死満塁から先制打となる左前適時打を放った。西武先発でD1位・武内(国学院大)の5球目、内角低め直球を鮮やかに流し打った。中島の一打が号砲となり、この回一挙6得点。球団広報を通じて、「先制することができてよかったです。残りのイニングも頑張ります」とコメントした。

◆楽天が快勝した。0―0の二回1死無走者から6連続長短打で5点を奪い、暴投で1点を加えた。滝中は内外角に丁寧に投げ分け、6回1失点で約1カ月ぶりの白星となる2勝目。西武は武内が前回登板に続いて6失点と崩れて4敗目。

◆西武のルーキー武内が2戦連続の6失点で4敗目。5回を投げ、失点は6連続長短打と暴投で崩れた二回だけで「序盤の失点は致命傷になってしまうので気を付けないといけないが、流れを切ることができなかった」と悔やんだ。5月から1点台を保っていた防御率は2・36に悪化した。ただ、三回以降は投球フォームのタイミングの取り方を修正して立ち直りを見せ「次につながるいい終わり方だった」と前向きな材料を挙げた。(共同)

◆楽天は新人王候補の武内から0―0の二回に一挙6点を奪い、そのまま逃げ切った。今江監督は「好投手なので、序盤に一気に畳みかけられたのがよかった」と、6連続長短打などで打者一巡の猛攻を見せた集中攻撃をたたえた。前夜は投手陣が二回に打者14人で8点を許していたが、打線が雪辱。先制打を放ち、プロ初のお立ち台に上がったルーキー中島は「先制点は試合前からのテーマだったのでよかった」と喜びを口にした。(共同)

◆お友達から先制打! 楽天のドラフト6位・中島大輔外野手(23)=青学大=が、0-0の二回1死満塁から左前適時打を放った。「心臓バクバクでした。体がうまく反応して、いい軌道でバットがでてくれた」西武のD1位・武内(国学院大)の5球目、146キロの内角低め直球を鮮やかに流しった。の一打が号砲となり、この回一挙6点を奪った。ともに、東都大学野球で汗を流し、親交を深めてきた。「プロに入ってから一回、ご飯を食べに行きました。僕は仲がいいと思うけど、武内に聞いてみてください」と、苦笑いした。チームの連敗ストップに貢献し、17日のプロ初1試合3安打&2打点に続く活躍。今江監督は「中島の1本目は非常に大きかった」とたたえた。(広岡浩二)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
70353 0.667
(↑0.004)
M23
(↑2)
35469
(+2)
291
(+1)
85
(+1)
76
(+1)
0.260
(-)
2.490
(↑0.01)
2
(-)
日本ハム
55467 0.545
(↓0.005)
13
(↓1)
35402
(+2)
368
(+5)
78
(-)
70
(-)
0.247
(↓0.001)
2.920
(↓0.03)
3
(-)
ロッテ
56476 0.544
(↓0.005)
13
(↓1)
34397
(+1)
385
(+2)
60
(-)
50
(-)
0.251
(-)
3.230
(↑0.01)
4
(-)
楽天
51532 0.490
(↑0.005)
18.5
(-)
37380
(+6)
444
(+1)
54
(-)
68
(-)
0.244
(↑0.001
3.860
(↑0.03)
5
(-)
ORIX
49563 0.467
(↑0.005)
21
(-)
35312
(+5)
336
(+2)
51
(+3)
44
(-)
0.236
(↓0.001)
2.810
(↑0.01)
6
(-)
西武
31742 0.295
(↓0.003)
39
(↓1)
36254
(+1)
396
(+6)
42
(-)
56
(-)
0.206
(-)
3.370
(↓0.03)