オリックス(☆3対0★)日本ハム =リーグ戦19回戦(2024.08.17)・京セラドーム大阪=
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日本ハム
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ORIX
00012000X3901
勝利投手:宮城 大弥(4勝8敗0S)
(セーブ:マチャド(3勝2敗18S))
敗戦投手:バーヘイゲン(1勝1敗0S)

本塁打
【オリックス】森 友哉(8号・4回裏ソロ)

  DAZN
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◆オリックスが3連勝。オリックスは0-0で迎えた4回裏、森のソロで先制する。続く5回には中川と西野の適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・宮城が7回3安打無失点の好投で今季4勝目。敗れた日本ハムは先発・バーヘイゲンが好投を見せるも、打線が沈黙した。

◆オリックス宮城大弥は12試合先発して防御率2・78だが、勝敗は3勝8敗と黒星先行。白星は6月27日ソフトバンク戦が最後で、7月17日西武戦から4連敗中だ。今季は打線の援護に恵まれない登板が多く、9イニング換算の1試合平均援護点は2・0点だけ。最も援護点が多かったのは4月13日日本ハム戦の5点で、ほかはすべて3点以下。特にこの連敗中は0→1→2→1点と少なく、我慢の投球が続いている。

◆7月に支配下復帰を果たした日本ハム梅林優貴捕手(26)が今季初昇格した。「早起きしました」と早朝6時半の新幹線で大阪入り。「やっぱり上がって最初のインパクトって結構大事だと思う。打撃は守りに行かずにしっかり攻めて、守備は堅実に」と意気込んだ。昨オフに育成契約を結んで再出発した今季、イースタン・リーグでは打撃好調で7月24日に支配下選手契約を再び結んだ。ここまで同リーグでは35試合出場で打率3割1分5厘、3本塁打、8打点。「バッティングの捉えるイメージ、スイングの軌道だったりとか、結構変えました」と取り組んだ成果を発揮して2桁背番号「98」を勝ち取った。1軍の舞台に帰ってきた梅林は「(CS争い中で)すごい大事な場面なんで、最初は『今か』と思ったんですけど、今はすごいラッキーだなと思っている。すごい切羽詰まったところでプレーできる機会なんてなかなかない」と試合前に話した。

◆甲子園帰りの日本ハム新庄剛志監督(52)が、リクエストに成功した。2回1死一塁で日本ハム上川畑が三ゴロ。オリックス内野陣は二塁経由の併殺を決めた。だが一塁は際どいタイミングとなり、新庄監督がリクエスト。判定は覆り、2死一塁から試合が再開された。前日16日の同戦でも、8回の守備で一塁セーフの判定に対してリクエストし、アウトに覆していた。この日、新庄監督は甲子園で母校・西日本短大付の3回戦を7回まで観戦(0-4で敗退)。午後0時55分頃に京セラドーム大阪に到着していた。甲子園帰りの一戦で、いきなりリクエストに成功した。

◆オリックス宮城大弥投手(22)が6月27日ソフトバンク戦以来、51日ぶりの4勝目(8敗)を挙げた。7回3安打無失点の好投。6回まで二塁を踏ませず、7回も2死二塁を切り抜けた。結局、三塁も踏ませなかった。8回はペルドモ、9回はマチャドが抑えた。打線は4回に森が先制の8号ソロ。5回は中川と西野の適時打で2点を追加した。投打がかみ合い、チームは3連勝を飾った。

◆日本ハムが5位オリックスに手痛い連敗を喫した。先発ドリュー・バーヘイゲン投手(33)が6回3失点と試合を作るも、打線がオリックス先発宮城の前に沈黙。7回3安打無失点の好投を許し、救援陣からは安打すら放てず完封負けに終わった。日本ハムの連敗は7月7日オリックス戦(京セラドーム大阪)以来、41日ぶりとなった。

◆日本ハム新庄剛志監督(52)が、甲子園での"サプライズ未遂"を明かした。この日は甲子園で母校・西日本短大付の3回戦を観戦。京都国際に0-4で敗れたが、7回まで声援を送った。同校を率いる西村監督とは同級生。白いTシャツ姿で観戦した新庄監督は「西村監督に西短のユニホームを1枚借りてたんですけど、それ着ちゃダメって言われた」と苦笑いで明かした。京セラドーム大阪に到着したのは、試合開始の約1時間前となる午後0時55分。車での移動中に母校の敗退が決まり、「散った~」と苦笑いで球場入りした。

◆日本ハム新庄剛志監督(52)が、甲子園で奮闘した後輩たちに胸を熱くした。この日は甲子園で母校・西日本短大付の3回戦を観戦。京都国際に0-4で敗れたが、7回まで声援を送った。京セラドーム大阪に到着したのは、試合開始の約1時間前となる午後0時55分。車での移動中に母校の敗退が決まり、「散った~」と苦笑いで球場入りした。日本ハムは完封負け。新庄監督はまず自らが率いた試合を振り返り、「この2試合打ってないですけど、今シーズンそんなにずっと打ってない時期が長くないんで。誰かがぱんぱんぱーんと打ってくれたら、その勢いで乗っていけるチームなので」と前を向いた。指揮官は母校の選手たちにも言及。「いや、でも感動した、なんか。1つのアウトに対しても、みんなが声かけて、ヘッドスライディングで帰ってきても拍手送って。西村監督もね、バント失敗しても、『大丈夫、大丈夫』って次のバッターに指示してね。負けはしましたけど、なんかいろいろ学べる部分、選手たちの姿を見て。こういうね、いいところは今のファイターズにマッチしてるというか、そういう野球をしてって。すごく感動を与えるチームになるんじゃないかなって、スタンドで見てて思った」と話した。

◆日本ハム新庄剛志監督(52)が、甲子園で母校・西日本短大付の3回戦を観戦。右翼から好返球を見せた斉藤大将外野手(2年)の守備を絶賛した。場面は2回2死一、二塁。右翼への安打を斉藤が処理すると、本塁へ現役時代の新庄監督ばりの好返球で失点を阻止した。新庄監督はそのシーンに身を乗り出し、15回ほど拍手を送っていた。日本ハムは完封負けを喫したが、新庄監督は斉藤のプレーに興奮冷めやらず。「良かったね。すごいいい肩してたし、(打球への)チャージも良かったし。うわっ(肩)強いな~と思って見てて。甲子園で僕もプレーしてたんで、俺のボールってどれぐらいの勢いのボールに見えたんかなって。俺、上から見たことないから。あの1つのね、送球でも『うわ~っ』て感動させられるんだなって、すごい思いましたね」と言葉を弾ませた。

◆日本ハム新庄剛志監督(52)が、自身の高校時代を思い返した。この日は甲子園で母校・西日本短大付の3回戦を7回まで観戦。移動の車中で敗退を聞くこととなったが、「いやでも、感動した」と言葉を弾ませた。自身は高校3年間で甲子園出場はなし。「高校時代に甲子園でプレーしたかったか」と質問が飛ぶと、「俺? 全くないです。もうプロ(志望)決まってたんで。終わったら(地方大会で敗退したら)、『明日寮出る?』とか『海行こうか!』って言ったら『ふざけんな!』って言われた。みんな泣いてたから。ハハハ。僕もう終わったら終わりで、もう『終わり!』。仕方ないの、考えたって。次の事を考えるタイプだったんで、悔しさはなかったです」と"新庄節"で笑いを誘った。

◆甲子園で母校・西日本短大付の試合を観戦した日本ハム新庄剛志監督(52)が、京都国際・中崎琉生投手(3年)を絶賛した。左腕の中崎は14三振を奪う快投。西日本短大付をシャットアウトし、8強入りを決めた。7回まで試合を見守った新庄監督は、中崎の投球について「ランナーが出てからの間の取り方がものすごくうまくて。バッターがちょうどタイムをかけたい...タイムかけられんの、高校野球? それがギリギリぐらいの、なんかこうね。あれ、嫌なんすよ。すごいうまいなぁ。あとは左バッターに対する変化球とかもすごい良かった」と称賛した。

◆日本ハムのバーヘイゲン投手(33)が、6回3失点で今季初黒星を喫した。4回に森にソロを浴びると、5回は2本の適時打を許した。打線の援護がなく「勝利を呼び込む投球ができず、悔しい思いです」と話した。新庄監督は「少しだけ前回(10日西武戦)、股関節に違和感があって。今日はそんなに違和感なさそうな感じで投げていたんで、全然悪くなかったです」と投球を評価した。

◆オリックス宮城大弥(23)が51日ぶりの白星を挙げた。7回3安打無失点で、6月27日ソフトバンク戦以来の4勝目。自身ワーストだった4連敗を止め、チームを3連勝に導いた。「走者が出ても冷静にいられたことがベスト。(連敗中は)テンポが良すぎた部分もあれば、悪かった部分もあった。そうした部分を意識ながら」。投球の"間"などに工夫をこらし、得点圏に進められたのは7回の2死二塁だけ。三塁を踏ませず、本来の投球を取り戻した。失点したことで黒星が続いたが、今季は援護に恵まれていないのも確か。試合前の段階で、9イニング換算の1試合平均援護点は2・0点だけ。特にこの連敗中は0、1、2、1点と少なかったが、気持ちは折れなかった。「ゼロで抑えていれば、引き分け以上のものしか得られない。やっぱりゼロで抑える、1になる、2になる、それだけで状況や流れも変わる。試合が決まる点数というのもあるので」。何としても点をやらないという、強い責任感で前へと突き進んだ。この日はドジャース山本由伸の誕生日。昨年までエースとして在籍した右腕へ、後輩左腕は「おめでとうございます。なんかプレゼント待ってます。来週、僕(の誕生日が)あるんで」と逆におねだり。春先にLINE(ライン)を送ったが「既読無視されたままだった」と7月末に"追加連絡"して返信があり、少しアドバイスももらった。苦しい時期を乗り越えたが「この先、どう勝ちに向かっていくかが大事」。CS圏の3位ロッテとは9ゲーム差あるが、少しでも可能性を広げていく。【大池和幸】中嶋監督(宮城について)「1つのアウトと1球1球、今までは軽いビッグイニングを作っていたぶん、どこまでも手を抜かないで投げていた」森(4回に先制決勝の8号ソロ)「(バーヘイゲンが)ストライク先行できていたので、初球は何でもいこうと思っていた」

◆後輩たちに感謝した「真夏の新庄劇場」だった。日本ハム新庄剛志監督(52)が強行軍で母校の西日本短大付(福岡)の試合を甲子園で観戦した。到着直後に聖地がパニック状態となり、別室へ移動するハプニングもあったが、7回まで母校の試合を目に焼き付けた。その後、京セラドーム大阪へ移動してオリックス戦の指揮を執った。母校も自軍も敗れてはしまったが、日本一を目指して戦うシーズン終盤へ向けて大きなパワーを得た1日となった。新庄監督は人生で初めて甲子園の放送席から野球を見た。「感動した」。高校時代に一緒に聖地を目指した西村監督が率いる、母校の後輩たちの必死なプレーは感動の連続だった。新庄監督 1つのアウトに対して、みんなが声をかけて。西村監督もバントを失敗しても「大丈夫、大丈夫。次、次」ってバッターに指示して。(右翼から好返球を見せた斉藤大将外野手も)良かったね。いい肩していたし、チャージもよかった。1つの送球でも感動させれるんだなぁって。負けはしましたけど、いろいろ学べる部分があった。本当はもっと"OB感"丸出しでエールを送るつもりだった。事前に、西村監督から母校のユニホームを1枚借りていた。それを着て応援したかったが、「それ着ちゃダメって言われたんで(笑い)」。素直に指示に従った。代わりに白Tシャツにグレーのパンツ、赤いネルシャツを腰に巻いてド派手なサングラスも着用する私服姿で観戦だ。すぐにバレた。放送席に現れて1分も経たないうちにファンが集まりだしてパニック状態に。最上階のロイヤルスイートルームへ移動となった。新庄監督 入った瞬間に「ビッグボス」って、みんな言っていたから手を振ったら拍手が起きて、別室に変更されました(笑い)。もう24メートルぐらいのオーラが甲子園中に光っていたから、すぐバレました...もう、ええって(笑い)。7回まで後輩たちのプレーを見て甲子園を離れた。約25分間の移動中に敗戦を知って「散った~」と苦笑いで京セラドーム大阪入り。日本ハムもオリックスに敗れて41日ぶりの連敗となったが、強行軍で得たパワーは計り知れない。新庄監督 (後輩)選手たちの姿を見て、いいところは今のファイターズにもマッチするし、すごく感動を与えるチームになるんじゃないかなって思ってスタンドで見ていた。甲子園で2勝もしてくれて、楽しい思いにさせてくれた。次は感動させる番。さらにドラマチックな「秋の新庄劇場」へフル充電完了だ。【金子真仁、木下大輔▽新庄監督ドキュメント午前10時17分 甲子園のバックネット裏のスタンド席に到着。「すごいなぁ。(甲子園のスタンドには)初めて来た。めっちゃきれいだな」と着席。1分もたたないうちに観客に気付かれてパニック状態。手を振って歓声にも応えていたが、約5分後には警備員が10人ほど緊急派遣されて観客に「自分のチケットの座席にお戻りください」と何度もアナウンスされる。同24分 観客が通路に押し寄せる危険な状況となり、急きょ最上階のロイヤルスイートルームへ移動。甲子園のライナービジョンに表示された「神村学園」の「神」の上に座ったように見える神がかったシーンも。今回のような対応について、大会関係者も「清原以来では」と驚く。同51分 西日本短大付の試合が始まる。同11時10分 2回表に右翼から補殺を決めた斉藤大将外野手(2年)のプレーに15回ほど拍手。同21分 3回裏に奥駿仁外野手(2年)が放った遊撃内野安打に「セーフ!」のジェスチャーも、犠打失敗で両手を上げてオーマイガーのジェスチャー。同40分 5回表にスクイズ阻止を察した瞬間にうなずき、軽く拍手。同51分 5回裏が終わってクーリングタイム。新庄監督も飲み物をゴクリ。午後0時25分 7回裏が終了し、甲子園を少し見渡して席を立つ。10人ほどのファンがスマホ撮影で出待ち。「新庄さん頑張って~」に対して「は~い」と言って同28分に京セラドーム大阪へ向けて出発。同55分 京セラドーム大阪へ到着。18日先発の伊藤大海を取材中の報道陣の横を通り抜ける際に「散った~」と苦笑い。同2時1分 オリックス戦が開始。同4時38分 0-3でオリックスに敗れる。同47分 報道陣へ取材対応後、京セラドームを後にする。

◆/さぁ巻き返しへ\緩急使って危なげなく#宮城大弥 6月27日以来の4勝目<投球内容>回数:7球数:96安打:3三振:3四球:1死球:0失点:0?プロ野球(2024/8/17)??オリックス×日本ハム??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #bs2024 pic.twitter.com/9A2RIjunDV

◆日本ハムが41日ぶりの連敗を喫した。オリックス宮城を打ち崩せず、今季8度目の0封負け。新庄監督も「宮城君、8敗しているんだ...なんか攻略法あるんかな(笑い)。よう打つな他のチームは」と苦笑い。今カードは2試合で計8安打と打線が湿っているが、「今季は打てない時期が長くならない。誰かがパパパンって打ってくれたら、その勢いで乗っていけるチーム」と心配していなかった。

◆育成契約から支配下登録へ返り咲いた日本ハム梅林優貴捕手(26)が、今季初昇格で即出場した。8回に代打で空振り三振。その裏の守備ではマスクをかぶった。今季はイースタン・リーグで3割超えの打率を残し、7月24日に支配下登録された。一度は引退も脳裏をよぎったが、再び1軍で一歩を踏み出した。梅林が1軍の舞台に立つのは3年連続。だが、これまでとは違う感覚だった。8回に代打で空振り三振。その裏、荒れ気味だったマーフィーの投球を、育成選手として磨いてきた守備で受け止めた。1死満塁のピンチを併殺で切り抜け「久々の1軍だったので、意識しないようにとは思ったんですけど、終わってみたらすごい緊張してた」と振り返った。現役引退がよぎった。昨年10月29日、千葉・鎌ケ谷で戦力外通告を受けた。育成契約を打診された当時25歳の梅林は「あるだろうなと思っていた。野球を続けるかどうかっていうのも。年齢も年齢ですし。考えたいと思います」と話していたが、背番号165で再起を図った。「1回クビになってから、それ以下はないと思ってた。全部プラスだと思って、前向きにやってきた」。今季は2軍で3本塁打を放ち、打率も3割1分5厘をマーク。背番号98で1軍へ舞い戻った。チームはロッテと白熱した2位争いを展開している。新庄監督は「伏見君の脇腹、ちょっと違和感あるっていうことで」と、梅林昇格の意図を説明。早朝6時半の新幹線で駆けつけた梅林は「最初は『今か』と思って。今はすごくラッキーだなと思って。切羽詰まったところでプレーできる機会はなかなかない。早く結果を出さないと、すぐ場所を取られる立場だと思う。結果はもっとこだわってやりたい」。田宮や伏見に加え、清水やルーキー進藤もいるレベルの高い捕手陣で、存在感を示す。【黒須亮】梅林優貴(うめばやし・ゆうき)1998年(平10)3月14日、広島生まれ。高陽東から進んだ広島文化学園大時代は朝はガソリンスタンド、夕方以降はバスの洗車と2つのバイトを掛け持ちして最高月収は約5万円。19年ドラフト6位で日本ハム入団。22年に1軍デビューし、同年4月27日オリックス戦でプロ初安打。5年目の今季は育成選手としてスタートし、7月24日に支配下選手登録された。今季推定年俸は770万円。171センチ、81キロ。右投げ右打ち。

◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレイバック】日本ハム新庄剛志監督が母校西日本短大付の応援で甲子園に登場!全国高校野球選手権3回戦に進んだ後輩のプレーを観戦。試合途中で京セラドーム大阪に移動しオリックス戦で普段通り指揮を執りました!

◆オリックス・山下舜平大投手(22)が18日の20回戦に先発する。1カ月半ぶりの1軍先発に向け、キャッチボールやショートダッシュなどで調整した。練習後に取材に応じ、「チームに勝ちをもたらせるような投球をしたい」と気合を入れた。先発の柱として期待されて迎えた4年目の今季は開幕から制球面に課題を残し、安定感を欠く内容が続いた。1軍とファームを行き来し、7月19日には救援要員として再昇格したが、登板した3試合すべてで失点を記録するなど、結果を残すことができずに同29日に2軍降格となった。その後は先発調整に戻り、再びチャンスをつかんだ形だ。今季はここまで8試合に登板(救援で3試合)し、0勝4敗、防御率6・38。今季6度目の先発で初白星を挙げることができるか。プロ初登板で開幕投手を務めた昨季は9勝を挙げて新人王に輝いた剛腕は「たくさん迷惑をかけたので、チームの勝利に貢献できたら。まだまだCSも可能性あるので、少しでも貢献できたら」と意気込んだ。

◆オリックス・森友哉捕手(29)が先制弾を放った。「しっかりと振り抜いて、芯で捉えることができました!先制点を取ることができてよかったです!!」四回1死で先発・バーヘイゲンの初球、チェンジアップを完璧に捉え、右翼席に運んだ。8号ソロでバッテリーを組む先発の宮城を援護した。森は今月だけで、すでに4本目の本塁打を記録し、打撃好調だ。

◆オリックス・中川圭太内野手(28)が貴重な追加点を挙げた。1―0の五回に先頭の紅林が遊撃内野安打で出塁。ここで打席に立つと、先発・バーヘイゲンに対してファウルで粘り、9球目のスライダーを左翼線へ。一走の紅林は一気に三塁を踏んで本塁突入。大激走に息があがったような苦悶の表情を浮かべたが、しっかりとスライディングで追加点のホームを踏んだ。その後、西野にもタイムリーが出て3点差に広げた。中川は今季は56試合の出場で打率・240、2本塁打、15打点(試合前時点)と低迷。今月10日のロッテ戦(ZOZOマリン)でソロ本塁打を含む2安打と活躍して以降は快音を響かせることができていなかったが、5試合ぶりに「8番・中堅」で先発した試合で首脳陣の期待に応える活躍を見せた。

◆オリックスはエース・宮城の好投で今季5度目の3連勝を飾った。打線は四回に森の8号ソロで先制し、五回には中川、西野の適時打で効果的に加点して試合を優位に進めた。登板4連敗中だった宮城は日本ハム打線を散発3安打に封じ、7回無失点で4勝目。6月27日のソフトバンク戦(京セラ)以来、1カ月半ぶりに白星をつかんだ。チームは3カードぶりのカード勝ち越しに成功し、借金8とした。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
69353 0.663
(↓0.007)
M25
(↑1)
36467
(+2)
290
(+5)
84
(-)
75
(-)
0.260
(↓0.001)
2.500
(↑0.01)
2
(-)
日本ハム
55457 0.550
(↓0.006)
12
(-)
36400
(-)
363
(+3)
78
(-)
70
(-)
0.248
(↓0.001)
2.890
(-)
3
(-)
ロッテ
56466 0.549
(↑0.004)
12
(↑1)
35396
(+5)
383
(+2)
60
(+1)
50
(+1)
0.251
(↓0.002)
3.240
(↑0.01)
4
(-)
楽天
50532 0.485
(↓0.005)
18.5
(-)
38374
(+4)
443
(+11)
54
(+1)
68
(-)
0.243
(-)
3.890
(↓0.04)
5
(-)
ORIX
48563 0.462
(↑0.006)
21
(↑1)
36307
(+3)
334
(-)
48
(+1)
44
(-)
0.237
(↑0.001
2.820
(↑0.02)
6
(-)
西武
31732 0.298
(↑0.007)
38
(↑1)
37253
(+11)
390
(+4)
42
(-)
56
(-)
0.206
(↑0.002)
3.340
(-)