中日(5対5)阪神 =リーグ戦20回戦(2024.08.17)・バンテリンドーム=
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阪神
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中日
20001000200051200
勝利投手:-
敗戦投手:-
  DAZN
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◆阪神は3-3で迎えた6回表、中野と佐藤輝の適時打で2点を挙げ、勝ち越しに成功する。対する中日は9回、2死満塁から代打・福永が2点適時打を放ち、再び同点とした。延長10回以降は両軍の投手陣が互いに得点を許さず、4時間45分の熱戦は規定により引き分けに終わった。

◆阪神にとっては思いもよらぬ「敵から塩」だった。試合前、愛知東邦大の吹奏楽団と東邦高校マーチングバンド部による「TOHO MARCHINING BAND」がパフォーマンスを披露した。センターから「栄冠は君に輝く」を奏でながら歩き出し、まず向かった先は何と三塁側の阪神ベンチの目の前だった。全員がベンチ内を向いて臨場感たっぷりに「六甲おろし」を演奏。さらには佐藤輝明内野手(25)の応援歌を演奏すると、場内から驚きの声。「かっとばせ~テール!」のかけ声もあった。続いて大山悠輔内野手(29)の応援歌、個人チャンステーマを披露し、流れるように阪神のチャンステーマに移った。イントロが流れると阪神ファンのテンションも上がり、スタンドからの手拍子が大きくなった。「お手柔らかに、かっとばせ阪神!」とアレンジされたかけ声には笑いも起きた。ベンチ内で待機していた一部選手やコーチも、楽しそうに聞き入り、拍手で感謝の意を示した。マーチングバンドはその後、一塁側の中日ベンチ前に移動。同じように選手の応援歌などを演奏した。

◆阪神4番の佐藤輝明内野手(25)が待望の一打で先制点をもたらした。0-0の初回1死一、二塁。中日先発メヒアの149キロ直球を詰まりながらも右前に運び、二塁走者近本を一気に生還させた。佐藤輝の適時打は8日ヤクルト戦(神宮)以来、27打席ぶりとなった。

◆阪神近本光司外野手(29)がまたも初回から集中力を発揮した。1番中堅として出場し、プレーボール直後の1打席目。相手先発メヒアの146キロ速球を逆方向に打ち返し、左翼オーバーの二塁打を放った。これで近本は4試合連続の初打席安打。その後1死一、二塁となり、佐藤輝の先制右前適時打で生還を果たした。虎のリードオフマンが、この日も仕事を果たした。

◆阪神村上頌樹投手(26)が2回までにプロワーストの4四球を与えた。1点先制した直後の1回裏。先頭の岡林に左前打を浴び、4番細川、5番石川昂と2者連続四球を与えた。2死満塁で、6番高橋周にカウント2-2から149キロ高めの直球を左翼へ、逆転の2点適時打を浴びた。バンテリンドームでは今季2度目の登板で、前回7月12日は細川に2ランを許すなど、7回3失点。リベンジを期すマウンドで、四球からリズムを崩した。

◆阪神が拙攻で逆転チャンスを逸した。1-2の3回、不安定なウンベルト・メヒア(27)に対して先頭四球をきっかけに無死満塁。ここで中日は2番手・福敬登(32)にスイッチ。前川右京外野手(21)が4連続ボールで労せずして同点。一気に攻め込みたいところだったが、木浪聖也内野手(30)は前に飛ばせず空振り三振。梅野隆太郎捕手(33)は二ゴロ併殺と最悪の展開になった。

◆阪神が重要プレーのリクエストに成功した。5回、同点に追い付かれてなお2死二、三塁のピンチで村上頌樹投手(26)から富田連投手(22)に交代。富田は岡林勇希外野手(22)を高いバウンドの一ゴロに打ち取ったが、俊足岡林とベースカバーに走る富田との勝負になり、一塁塁審はセーフの判定。この間に二塁走者も一気に本塁を駆け抜けて「2点」が中日に入った。ただ、アウトと確信していた富田はセーフ判定と同時に猛烈アピール。一塁の大山悠輔(29)も即座にリクエストを岡田彰布監督(66)に促した。リプレー検証を終えた球審はアウトに判定を変更した。

◆阪神村上頌樹投手(26)が5回途中8安打3失点でマウンドを降りた。自己ワーストの5四球を与え、リズムを崩した。1点先制した直後の1回裏。先頭の岡林に左前打を浴び、4番細川、5番石川昂と2者連続四球を与えた。2死満塁で、6番高橋周にカウント2-2から149キロ高めの直球を左翼へ、逆転の2点適時打を浴びた。3-2の5回には2死から四球と安打で一、二塁。途中出場の田中に145キロ直球を右適時打。再び同点に追いつかれたところで、2番手の富田に交代した。この日は母校の智弁学園(奈良)が夏の甲子園で小松大谷(石川)に勝利し、8強入りを決めたが、母校とのダブル白星とはならなかった。

◆阪神がまさかの「2点内野安打」で土壇場に追いつかれた。2点リードの9回。守護神岩崎優投手(33)が2死満塁のピンチを招き、代打福永裕基内野手(27)の打球は三遊間へ。抜ければ同点の可能性が高かったが、遊撃の木浪聖也(30)がぎりぎりでキャッチ。ただ二塁走者の代走尾田剛樹(24)は、木浪が止めたことに気付かなかったのか、脇目も振らず三塁を蹴ってホームに走っていた。木浪は三塁オーバーランを刺すために、三塁手の佐藤輝明(25)に送球。ただ、佐藤輝が振り向いた先に尾田がいない。あわてて本塁送球しようとしたが、すでにヘッドスライディングで生還するところだった。この回のサヨナラピンチは防いだが、痛恨のプレーで延長戦にもつれ込んだ。

◆阪神が4時間半超えの乱打戦の末に、今季6度目の引き分けとなった。5-5の延長12回に2死一、二塁の好機をつくるも、2番中野拓夢内野手(28)が遊ゴロに倒れ、勝ち越せず。首位広島とのゲーム差は4・5のままとなった。初回、先頭の近本光司外野手(29)が右翼への二塁打で出塁。これで4戦連続の第1打席での安打となった。1死一、二塁から佐藤輝の右前適時打で先制。しかし直後に先発の村上頌樹投手(26)が3四球を出すなど苦しみ、逆転を許した。3回に前川の押し出し四球で追いつき、5回に木浪の二ゴロの間に1点を勝ち越すも、再び直後に同点に追いつかれる展開。勝敗の行方が分からない中、6回のチャンスでたたみかけた。1死から近本が四球で出塁し、二盗に成功。相手の暴投もからみ1死三塁から、中野が勝ち越しの右前適時打を放った。続く森下は左飛も、佐藤輝明内野手(25)がこの日2本目の適時打を放ち2点差に広げた。 だが、9回に岩崎優投手(33)が2死からまさかの2失点で5-5となり、延長戦に突入。延長11回には7番手の岡留英貴投手(24)が2死満塁のピンチを迎えたが、空振り三振で切り抜け、拳を握った。阪神は前夜16日に連敗を喫し、首位広島とは今季最大のゲーム差4・5に広がっていた。もう負けられない一戦で、阪神ナインが意地を見せた。

◆阪神は4時間半超えの接戦の末に引き分けた。今季6度目。シーソーゲームの展開になった。同点の6回に中野拓夢内野手(28)、佐藤輝明内野手(25)の適時打で2点を勝ち越し。2点リードの9回。守護神岩崎優投手(33)が追い付かれた。2死満塁から代打福永裕基内野手(27)の打球は三遊間へ。遊撃の木浪聖也(30)がぎりぎりでキャッチ。木浪はオーバーランを刺すために、三塁手の佐藤輝に送球。だが佐藤輝が振り向いた先に尾田がいない。すでにヘッドスライディングで生還するところだった。総力戦となった延長戦は両者譲らず、ドロー決着となった。岡田彰布監督(66)の一問一答は以下の通り。-9回の木浪は判断の難しいプレーだった「木浪の判断ちゃう、サードの指示やんか。ボール追いかけてるやつ(木浪)が、そんなん、走者見られへんねんから」-サードも見えていなかったか「見えてなかったいうのと、見てなかったいうのは違いがあるよな。野球勘やけどな、それはもう。誰が近くで見てるの。誰が指示せなあかんの。簡単なことやんか」-満塁にしたのが痛かった「いやいや、結局点が入るときはフォアボールやって、ずっと言ってるやろ。向こうも点入る時そうやし、こっちもそうやんか。もうフォアボール出した時点で、もうな。そんな一番分からんバッターやんか、対戦のないような。そやろ。それにフォアボールなんやもん、しゃあないやん」-岩崎の配置転換は「え? 何も考えてないよ、そんなの。いま終わって」-村上も...「何かもう、いっぱいありすぎて答えようがないわ。そんな素人に分からんようなことがいっぱいありすぎて」

◆中日はベンチメンバー26人を使い切り、執念の引き分けに持ち込んだ。負ければ自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が消滅する瀬戸際。同点の11回に最後の野手・味谷を代打に送り、1人残った松山に12回を託した。立浪監督は「(選手を)使い切って勝負をかけたけど、ケガ人が出ずに終われて良かった。(9回で)追いつけたので勝ちきりたかった。負けなかったことが良かった」と4時間45分の熱戦に汗を拭った。6位だったヤクルトが勝ち、5位に並ばれた。

◆阪神村上頌樹投手(26)が制球に苦しみ、5回途中で降板した。初回に1点を先制してもらったがその裏3四球を与えるなど2失点。再び1点を勝ち越した直後の5回にも、2死から四球を与えてピンチを招き、田中に右翼への同点二塁打を浴びた。8安打3失点で5回を投げ切れずに降板。5四球はプロ4年目でワーストだった。「フォアボールが多く、そこで失点してしまった。無駄なフォアボールだったと思います」と唇をかんだ。

◆阪神石井大智投手(27)が17試合連続の無失点投球を決めた。2点を勝ち越した直後の6回に3番手で登板。代打上林を見逃し三振に仕留めると、続く3番川越は左飛。4番細川は三ゴロに打ち取った。両チーム毎回走者を出していた中、この試合初の3者凡退で試合を締めた。「2点リードと思わなかったというか。0ー0とか、なんなら1点負けてるくらいの感じだった。そこをしっかり3人で抑えられたのはよかった」と振り返った。

◆阪神梅野隆太郎(33)が7月21日以来、2度目の3安打をマークした。2回にメヒアから右前打を放つと、7回には藤嶋から中前打。延長10回は先頭でマルティネスから右前にはじき返してチャンスをつくった。初回から不調の村上のリードに苦心し、12回まで1人で計8投手を引っ張った。あと1歩で勝利をつめず「また明日、頑張ります」と言葉少なにバスに乗り込んだ。

◆阪神近本光司外野手(29)が4試合連続の第1打席安打で打線を引っ張った。初回に中日先発メヒアの5球目、146キロ外角高めを逆方向に打ち返して左越え二塁打。その後1死一、二塁となり、4番佐藤輝の右前適時打で先制のホームを踏んだ。「しっかり後ろが打ってくれているので」と後続に感謝。13日の巨人戦(東京ドーム)から、1番で毎試合初回にHランプをともしてチャンスメーク。その間、3試合で初回の得点を呼び込んでいる。4回は福から中前にはじき返し、5-5の延長10回には守護神マルティネスの直球を右前へ。3試合ぶり6度目の猛打賞も決めた。それでも試合は延長12回で引き分けに終わり、「その場面でしっかり自分のやることをやって。もっと点に絡めるように頑張ります」と表情を引き締めていた。

◆阪神岡留英貴投手(24)が延長戦2イニングを無失点で踏ん張った。同点の10回から登板し、1イニング目は3者凡退。11回は先頭細川に四球を与えるなど2死満塁を招いたが、最後は亜大の1学年後輩にあたる田中を空振り三振で切り抜けた。7月17日巨人戦(東京ドーム)以来となった回またぎ登板。「何も考えず、ゼロだけで何とか抑えようと思っていました」と振り返った。

◆バンテリンドームのチームバス乗り場。阪神佐藤輝明内野手(25)の声は、エンジン音にかき消されることなく、力強く響いた。「また切り替えて、明日頑張ります」と前を見据えた。10試合ぶり6度目の3安打で、タイムリーも2本。守備では9回に木浪との連係がうまくいかず、悔しい結果となったが、バットでは頼もしさを取り戻した。初回1死一、二塁でメヒアから右前に運んだ27打席ぶりの先制適時打に始まり、3回も無死一塁から右前打を放って同点を呼び込んだ。さらに大きかったのは3-3で迎えた6回だ。2死二塁で3番手フェリスから左前にしぶとく落とした。中野の一時勝ち越し打に続く適時打で、リードを2点に広げた。「チャンスでも打てたので、それはよかったと思います」と納得の表情を浮かべた。この日の背番号8に力みは見られなかった。初回と6回はチャンスで直球に差し込まれたが、振り回すことはなく、詰まりながらもヒットコースに飛ばした。ヒット3本で敗れた前日16日、岡田監督は名指しこそしなかったが、野手陣に苦言を呈した。「ホームランばっか狙ってるんちゃう? そういうスイングに見えるよな。誰か知らんけど」。再び打線が元気を失いつつあった状況。一夜明けて、4番打者が、得点につながる3本の単打で応えた。浮き沈みこそあるが、8月は打率3割4分5厘、4本塁打、12打点でチーム3冠の働きぶり。前日16日には5日ぶりの安打を放ち、再び上昇気流をつかもうとしている。調子を落とし、スタメン落ちもあった。その間も「練習しているので」と打撃の改善に努めてきた。7月下旬からの8連勝がそうであったように、佐藤輝が輝かなければ、広島、巨人を追う態勢は整わない。【柏原誠】

◆阪神が逃げ切りに失敗し、延長12回の果てに痛恨のドローとなった。2点リードの9回2死満塁。遊撃内野安打の間に、走者2人の生還を許して追いつかれた。相手の好走塁に木浪と佐藤輝の連係ミスも重なったが、岡田彰布監督(66)は佐藤輝に厳しく苦言。攻撃陣は14安打を放つも15残塁で5得点に終わる消化不良だった。首位広島が敗れて4差に縮まったが、勝っていれば3・5差に迫れただけに痛すぎる引き分けだ。チーム今季最長4時間45分。延長12回の激闘を終えた岡田監督に疲労がにじんだ。「何かもう、いっぱいありすぎて答えようがないわ。そんな素人に分からんようなことがいっぱいありすぎて」。負けに等しいドローに、もどかしさを隠さなかった。2点リードで守護神岩崎を投入した9回が、最終回のはずだった。2死満塁のピンチで、三遊間深くに飛んだ代打福永の打球を遊撃木浪が好捕。内野安打で三塁走者細川の生還を許した。この1点はやむなしで、まだ1点勝っている。だが問題は次のプレーだった。木浪は二塁走者の代走尾田が三塁をオーバーランしているのではと予想し、三塁佐藤輝に送球した。受けた佐藤輝はタッチに行こうとしたが、そこに織田の姿はなかった。慌てて体を反転させ、本塁送球しようとした時には尾田がヘッドスライディングで同点のホームイン。佐藤輝は投げることすらできなかった。あぜんぼうぜん。勝負どころで出た痛すぎる連係ミスに、岡田監督は言った。「木浪の判断ちゃう、サードの指示やんか。ボール追いかけてるやつ(木浪)が、走者見られへんねんから」。佐藤輝が木浪に"本塁へ投げろ"と指示するべき場面と厳しく指摘。「見えてなかったのと、見てなかったのは違いがあるよな。野球勘やけどな、それはもう...。誰が近くで見てるの、誰が指示せなあかんの。簡単なことやんか」と感情を押し殺すように続けた。攻撃もすっきりしない展開が続いた。近本、佐藤輝、梅野の3人が猛打賞で6日ヤクルト戦(神宮)以来の2桁14安打を放ったが、ここぞのもう1本が出ない。今季ワーストタイの15残塁で5点止まり。あと1点でも取れていれば、9回の痛恨プレーもなく、逃げ切れていた...と悔いが残る。矛先は守護神岩崎にも向いた。9回同点に追いつかれる直前、代打でプロ初対戦のブライトに四球を与え、2死満塁にしていた。「結局点が入る時はフォアボールやって、ずっと言ってるやろ。一番(岩崎のことも)分からんバッターやんか、対戦のないような。それにフォアボールなんやもん、しゃあないやん」。なげきは止まらなかった。首位広島が敗れてゲーム差は4に縮まったが、勝っていれば3・5差に迫ることができた。逆転Vへ何より勝ちが欲しいシーズンの終盤で痛恨ドロー。第3戦は何が何でも勝ち、大阪に帰りたい。【磯綾乃】佐藤輝(9回の失点場面について)「難しいプレー。(二塁走者が三塁を)回っていたら(木浪が本塁に)1人で投げてくれるかなと思っていたけど、僕は三塁に戻ってきていると思ってプレーしていた。反省して、連係も取りながらやっていきたい」木浪(9回の失点場面について)「(走者が)オーバーランしていると思ってサードに投げた。すぐに投げるんじゃなく、ランナーを見てからホームに投げてもアウトだった。その冷静さがなかった」ゲラ(2点リードの8回に登板。田中に二塁打されるも18試合連続無失点)「自分自身の感じはよかった。ヒットは打たれたけど抑えられてよかったよ」岩崎(2点リードの9回に登板も同点を許す)「リリーフはみんなナイスピッチングで、本当に申し訳ないゲームになりました。ファンの方たちにも本当に申し訳ないです」平田ヘッドコーチ(9回の失点場面について)「木浪はあの体勢やから佐藤輝に任せただけ。佐藤輝はホームに行ってないと思って、オーバーランをタッチしようとしての勘違い」馬場内野守備走塁コーチ(9回の失点場面について)「木浪は早く自分で判断しすぎたのかなと。(佐藤)輝は(ホームに)行ってないと思っているわけですから。あとは(周りが)指示をすればよかったのかなとはなるけどね」

◆負ければ4カード連続負け越しとなる阪神は村上頌樹投手(26)が先発する。中日とは今季5度目の対戦。バンテリンドームでは7月12日以来の登板で、細川に2ランを許すなど、3連続長打を浴びて7回3失点で敗れている。野手では前川右京外野手(21)が「6番・左翼」でスタメン入りした。

◆18日に先発予定の阪神・大竹耕太郎投手(29)がダッシュなどで調整。「対戦していない選手がいるので、その辺はどういうバッターなのか知った上で攻めていけたら。できる準備をしていきたいと思います」と意気込んだ。中日とは今季5試合対戦し、2勝1敗、対戦防御率2・12。虎入り後、初めてバッテリーを組むことが見込まれる梅野と「(自分の情報の)下書きはしました。まだ送ってないです。きょうのゲームもあるので、考える余裕もないかなと思って」とこれから対策を練るつもりだ。

◆試合前に「TOHO MARCHING BAND」(愛知東邦大学吹奏楽団&東邦高等学校マーチングバンド部)の演奏が披露された。「六甲おろし」を演奏しながら、三塁ベンチ前へと歩を進めた一団は、タイガースナインも見守る中、佐藤輝と大山の応援歌を演奏。さらに阪神チャンス時に流される「チャンス襲来」のヒッティングマーチを演奏すると、「お手柔らかに かっ飛ばせタイガース!」とエールを送った。これにはバンテリンに詰めかけた阪神ファンも拍手と歓声。試合前から球場は大きな盛り上がりに包まれた。

◆阪神・近本光司外野手(29)が一回先頭で左越えの二塁打を放った。中日先発・メヒアの146キロを逆方向へはじき返した。悠々と二塁へ到達したリードオフマン。一回先頭で安打を放つのはこれで4試合連続と1番打者としての役割を全うしている。好機を生かしたい打線はこのあと1死一、二塁とし、4番の佐藤輝がバットを折られながらも右前へ。近本が生還し、幸先よく先制した。佐藤輝は8試合ぶりの打点。「打ったのはストレート。いい当たりではなかったですが、形はどうであれタイムリーになってくれてよかったです。まだ序盤で試合はわからないので、チーム全員でこのあと逆転できるように頑張ります」とコメントを寄せた。

◆阪神の先発・村上頌樹投手(26)は1―0の一回、適時打を浴びて2点を失った。中日の中軸を仕留め切れなかった。先頭の岡林に左前打を許し、山本が犠打を決めて1死二塁。ここで16日の同戦で本塁打を放った川越はフェンスぎりぎりの左飛に抑えた。しかし、ここから細川、石川昂に連続で四球を与えて満塁。高橋周には直球を左前に運ばれ、走者2人が生還した。佐藤輝の適時打で先制した直後にいきなり逆転を許した。

◆阪神・村上頌樹投手(26)は1―2の二回、満塁のピンチをなんとかしのいだ。1死から岡林に三塁を強襲する二塁打を浴び、山本に四球を与えて一、二塁。さらに川越の当たりは左翼と遊撃の間に上がり、木浪が懸命に追うもわずかに捕球できず満塁のピンチを招いた。第1打席は四球だった4番・細川を直球を押して空振り三振。続く石川昂は初球で左飛に打ち取って無失点で切り抜けた。立ち上がりの2イニングで57球を要する投球になるも、なんとか1点差で試合をつないだ。

◆阪神は1―2の三回、押し出し四球で同点に追いついた。序盤のうちに主導権を奪い返した。先頭の森下が2打席連続の四球を選び、佐藤輝が右前打、大山が左前打を放って満塁となったところで先発のメヒアが降板。前川は左腕の2番手・福との対戦になった。一度もバットを振ることなく、四球を選んで押し出しで2点目を加えた。一気にたたみかけたいところだったが、木浪が空振り三振に倒れ、梅野は二ゴロ併殺。勝ち越しのチャンスを逃すこととなった。

◆阪神・前川右京外野手(21)が技ありの一打を放った。2-2で迎えた五回。代わったばかりの中日3番手・フェリスから先頭の大山が四球を奪うと、前川が打席に向かった。カウント1-2から4球目、149キロを振り抜くと、打球は左翼線へ。フェアグラウンドに運ぶ一打で無死一、三塁と好機を作った。木浪の遊ゴロ併殺で三走・大山が生還し阪神が勝ち越した。

◆阪神の先発・村上頌樹投手(26)は五回途中で降板となった。リードをもらった直後の投球で踏ん張り切れなかった。3―2の五回2死から宇佐見にこの日5つ目の四球を与えると、村松に中前打を浴びて一、二塁。9番に入った田中には2球目を右翼へ運ばれ、同点とされたところでマウンドを降りた。一回から3四球を与えて2点を失い、二回以降もピンチを作りながらしのいでいたが、五回に捕まった。5回を投げ切れずマウンドを降りるのは4月2日のDeNA戦(京セラ)以来18登板ぶり。2番手の富田が岡林を一ゴロに打ち取り、なんとか同点でこの回を乗り切った。

◆阪神・中野拓夢内野手(28)が意地の一打を放った。3-3と追いつかれた直後の六回だった。1死から近本が四球で出塁すると、二盗に成功。暴投もあって三塁まで進んだ。中日内野陣は前進守備を敷く。カウント3-1から5球目、フェリスの147キロ直球を引っ張った。右前に弾む一打で阪神はこの試合3度目の勝ち越し。中野自身も9日の広島戦(京セラ)以来、7試合ぶりの打点だった。「打ったのはストレート。(近本)チカさんが流れを作ってくれたので、なんとか還したいと思っていました。バッティングカウントでしたし、浮いた甘い球に対して強いスイングができました」。中野はこの日、一回無死二塁の好機で三邪飛。二回2死一、三塁の好機ではニゴロに倒れ、四回1死一塁では中飛に終わっていた。これまでの凡退を取り返す勝ち越し打。打線はなおも2死二塁から佐藤輝が3安打目となる左前適時打を放って5-3とした。

◆阪神は九回に追いつかれ、中日と引き分けた。打線は一回に佐藤輝明内野手(25)の適時打で先制。1―2の三回に前川が押し出し四球を選んで同点とすると、五回に木浪の併殺打の間に勝ち越した。3―3の六回に中野拓夢内野手(28)の適時打で再び勝ち越し、佐藤輝がこの日2本目の適時打を放ってリードを広げた。先発した村上頌樹投手(26)は一回に四球が絡んで2点を失うと、3―2の五回にも2死から与えた四球がピンチにつながり、同点打を浴びたところで降板。5四球で3失点と試合を作れなかった。富田が五回のピンチをしのぐと、六回からは石井、桐敷、ゲラが無失点リレー。九回は岩崎がマウンドに上がったが、1死満塁で福永の遊撃への内野安打の間に走者2人が生還し、同点に追いつかれた。試合は延長戦でも勝敗がつかず、5時間近い戦いの末に痛恨のドロー決着となった。

◆延長戦で両チームとも決め手を欠いて引き分けた。中日は3―5の九回に代打・福永の2点打で追い付いた。延長十一回のチャンスでは一本が出ず。阪神は抑えの岩崎が誤算。逃げ切りに失敗し、その後の勝ち越し機も生かせなかった。

◆九回、中日・福永裕基に適時内野安打を許す阪神・岩崎優=バンテリンドームナゴヤ(撮影・安部光翁)

◆同点に追いつかれた阪神が痛恨の延長十二回ドロー。九回に登板した岩崎優投手(33)が3安打1四球で2点を失い、延長戦に突入。十回1死一、三塁から中野拓夢内野手(28)、森下翔太外野手(24)が凡退。十二回2死一、二塁では中野が遊ゴロに倒れた。一、六回に2本の適時打を放った佐藤輝明内野手(25)は10試合ぶりの猛打賞&複数打点。五回途中降板の村上頌樹投手(26)は自己ワーストの5四球を与えて3失点。今季延長戦成績は7勝7敗6分。4時間45分の試合時間は今季チーム最長。4カード連続して勝ち越しがなくなった岡田彰布監督(66)の主な一問一答は以下の通り(成績=54勝50敗6分、観衆=3万6281人)。ーー九回の木浪は判断の難しいプレーだった(九回2死満塁で福永の三遊間へのゴロを木浪が好捕。送球を受けた佐藤輝は二走尾田の本塁突入に気がつかず、ベースタッチの素振り。結局、内野安打による2点同点打となった)「木浪の判断ちゃう。サードの指示やんか。ボール追いかけてるヤツが、そんなん、走者見られへんねんから」ーーサードも見えていなかったか「見えてなかったいうのと、見てなかったいうのは違いがあるよな。野球カンやけどな、それはもう。誰が近くで見てるの? 誰が指示せなアカンの? 簡単なことやんか」ーー満塁にしたのが痛かった(九回2死一、二塁で岩崎がブライト健太に四球)「いやいや、結局点が入る時はフォアボールやって、ずっと言ってるやろ。向こうも点入る時そうやし、こっちもそうやんか。もうフォアボール出した時点で、もうな。そんな一番分からんバッターやんか、対戦のないような。そやろ。それにフォアボールなんやもん、しゃあないやん」ーー岩崎の配置転換は「え? 何も考えてないよ、そんなの。今終わって」ーー村上も「何かもう、いっぱいあり過ぎて答えようがないわ。そんな素人に分からんような事がいっぱいあり過ぎて」

◆オリックス、阪神で通算176勝を挙げ、引退後も両チームでコーチを務めたサンケイスポーツ専属評論家の星野伸之氏(58)が九回に2点を失った阪神・岩崎優投手(33)に言及した。阪神にとって痛い引き分けだ。勝ち越した直後の六回に石井が抑えて流れを作り、七回から桐敷、ゲラ、岩崎とつないだ。この形に持ち込んだときには、絶対に勝たないといけない。救援陣の登板が増え、特に桐敷はセ・リーグトップの52試合目と、疲労は確実にたまっているはず。そんな中、4人全員を使いながら勝てなかったことは、苦しいし、今後にも響いてしまう。気になるのは岩崎だ。特に九回2死一、二塁での代打・ブライトへの四球。絶対に歩かせてはいけないのは、本人が一番わかっているはずなのに1球目の変化球、2球目の真っすぐと続けて高めへ抜けてしまった。これは心配だ。もともと抜け球は出る投手だが、細川ら強打者相手に力んで出るのならわかるが、打率・154(13打数2安打)で、ほとんど出場のない若手に、あの抜け方は気になる。原因は疲れしか考えられない。残り33試合、逆転優勝へ一戦必勝が求められる日々。勝ちパターンの投手を、どうマネジメントするかが鍵になるし、もちろん、拙攻が目立った打線が1点でも多く取り、先発が少しでも長いイニングを投げて欲しいということは、強く付け加えたい。

◆バットを折られても、くじけなかった。4番の意地とプライドを一押しに込めた。痛恨ドローにもわずかな希望。頼もしい阪神・佐藤輝明内野手(25)が帰ってきた。「チャンスでも打てたので、それはよかったと思います」一回1死一、二塁の先制機。メヒアの149キロ直球を振り切った。バットは根元から粉砕。それでも白球は右前に落ちた。先制打は8試合ぶりに挙げた打点だった。「練習しているので、打ててよかったです」8月のスタートは絶好調。しかし、7日のヤクルト戦(神宮)で喫した連続失策から潮目が変わった。守備の乱れは好調だった打撃にも影響を及ぼし13日の巨人戦(東京ドーム)ではスタメン落ちの悔しさも味わった。輝きを失った4番に比例するように、チームも苦戦を強いられる。打線はつながりを欠いた。やはり鍵は佐藤輝だった。三回にも右前打を放つと、六回2死二塁では左前適時打で今季6度目の猛打賞。得点圏打率・342は森下を抜いてチームトップに浮上した。佐藤輝が10試合ぶりに複数安打を放てば打線も10試合ぶりの2桁14安打。4番のバットが勢いづけることは間違いない。「また切り替えて、明日、頑張ります」逆境は続く。それでも、佐藤輝が逆転Vへの望みを絶やさない。(原田遼太郎)

◆阪神・村上頌樹投手(26)は制球が定まらなかった。自己ワーストの1試合5四球。五回途中8安打3失点で降板し、反省の弁を繰り返した。「フォアボールが多かった。そこで失点してしまって、ムダなフォアボールだった」1点を先制した直後の一回、2四球と安打で2死満塁のピンチを招くと高橋周に左前へ逆転2点打を浴びた。二回を終えた時点で57球に達した。3-2の五回2死では宇佐見への四球から一、二塁とされて、田中に右前に同点打を許し、降板となった。岡田監督は村上について「(試合での課題が)何かもう、いっぱいありすぎて答えようがないわ」といらだちを隠せなかった。昨季わずか15四球だった村上はこれで25四球。「粘りきれず、チームの皆さんに申し訳ないです」とうなだれた昨季のMVP。よどんだ空気を払拭したい。

◆阪神・近本光司外野手(29)が切り込み隊長の役割を果たし、3試合ぶりの猛打賞を記録した。一回先頭で左翼へ二塁打を放ち、4試合連続の初回先頭安打で出塁。佐藤輝の適時打で生還し、四回と延長十回にも安打を放った。「きょうもしっかり後ろが打ってくれている。その場面でしっかり自分のやることをやって、もっと点に絡めるように頑張ります」と力を込めた。

◆阪神・岩崎優投手(33)が4試合ぶりのセーブ失敗。5―3の九回1死から細川、石川昂の中軸に連打を浴び、2死満塁となって福永に遊撃への2点内野安打を許した。6日のヤクルト戦(神宮)でサヨナラ打を浴びた後、3試合無失点だったが、長続きしなかった。「リリーフみんなナイスピッチングで、本当に申し訳ないゲームになりました。ファンの方たちにも本当に申し訳ない」と頭を下げた。

◆六回に登板した阪神・石井大智投手(27)が、打者3人を12球で打ち取り、試合を引き締めた。「2点リードでしたが、0-0か、1点負けているぐらいの感じ(雰囲気)だったんで。しっかり3人で抑えられたのはよかった」。17試合連続無失点としたことについては「(記録は)関係ないです。自分は与えられたところでしっかり仕事をするだけ」と頼もしかった。

◆阪神・中野拓夢内野手(28)が一時勝ち越しの一打を放った。3―3の六回1死三塁でフェリスの直球を引っ張って右前へ運んだ。「チカさんが流れを作ってくれたので、なんとかかえしたいと思っていました」。延長戦に入ってからは十回1死一、三塁で空振り三振、十二回2死一、二塁で遊ゴロに倒れ、あと一本が出なかった。

◆そんなバカな!? 阪神は中日と延長十二回の末、5-5で引き分けた。2点リードの九回2死満塁で福永のゴロを遊撃手・木浪が好捕も、二走・尾田を刺すために三塁へ送球。その間に生還を許し、振りだしに戻された。今季最長4時間45分の試合で14安打も15残塁の拙攻。岡田彰布監督(66)は佐藤輝のミスだと明言したが...。首位広島とは4ゲーム差と縮まったものの、後味が悪すぎるドローだ。勝利まで、あと1人だった。九回を任された岩崎が冷や汗を流しながら、何とか逃げ切ろうか、というところだった。ところが、信じられないプレーが起こった。「木浪の判断ちゃう、サードの指示やんか。ボール追いかけてるやつが、そんなん、走者見られへんねんから」岡田監督が語気を強めた。5-3の九回2死満塁で代打・福永の左翼へ抜けようかという打球を木浪が逆シングルで止めた。そこまではよかった。木浪は三塁・佐藤輝へと送球した。二走・尾田がオーバーランをしたと思った。しかし、実際には尾田は三塁を蹴って本塁に突入しており、佐藤輝はヘッドスライディングでの生還を見ているだけ。まさかの2点内野安打としてしまった。「見えてなかったというのと、見てなかったというのは違いがあるよな。野球勘やけどな、それはもう」

◆ふ~っ(溜息)。負けなくてよかった~、が正直な気持ちだけど...。この引き分けはアレンパに黄色信号から赤信号に変わった試合だったのだ。2点リードで勝利目前の九回。虎の守護神・岩崎がまたもやリードを守れず同点に...。この光景を今季何度、目にしたことだろう?いや、岩崎を責めるのはやめよう!! そもそもが岩崎のクローザーは、とりあえず代役で...と始まったのだが、そのままなしくずしにしてしまった、そのツケが回ってきたということでしかないのだ。ま、岡田監督もフロントも38年ぶりのアレに浮かれて、危機管理を怠ったといわれても仕方ない部分もあるんだろうけどさ~、いいことあったら浮かれるよ、人間だもの...。と、わが身と重ね心底は怒れない俺なのだ。てか、この逆境大プレッシャーの中、逆転アレンパを決めたら大感動の雨嵐やないか!! アレ? そんな光景をつい最近目にしたような? そーや、パリ五輪で彼、彼女らが堂々とやり遂げてくれたやないかァ!! さあ、残り33試合、虎はいくつメダル獲るんやー!!

◆今や昔の常套(じょうとう)句だと思っていた「死のロード」となっている現実から目を背けるわけではない。だが、今週は虎と同じくらい馬が気になる。18日は札幌競馬場のメインレースで札幌記念が行われる。最も格が高いGⅠレースが行われない夏競馬で、唯一のGⅡレース。1着賞金が7000万円と高額で、2歳牝馬GⅠの阪神ジュベナイルフィリーズの同6500万円を上回るほどで、「スーパーGⅡ」とも呼ばれる。馬産地の北海道で開催されることもあり、GⅠ昇格を望む声が多くあがるくらい人気のレースだ。比較的涼しい北海道で行われるなど条件がいいため、秋の大レースを見据えてここから始動する有力馬も多い。今年は2021年の日本ダービー、22年のドバイシーマクラシックを制したシャフリヤール、22年の皐月賞を勝ったジオグリフ、22年のホープフルステークスを単勝14番人気で優勝したドゥラエレーデと3頭のGⅠウイナーが参戦。その他にも1998年の名牝エアグルーヴ以来、史上2頭目の連覇を狙うプログノーシスなど好メンバーがそろった。現地に乗り込んで取材しているレース部・増本隆一朗の声は弾んでいた。「2年連続の札幌記念取材で、今年も楽しみなレースですよ。昨年は本命のソーヴァリアントが3着だったので、今年はズバッと当てたいですね。今年はプログノーシスで勝負します!!」。詳細は1面掲載の予想原稿の方でたっぷりどうぞ。もう1頭、気になるのがいれば教えてくれない? そう水を向けると「ジオグリフですね。けいこの動きが抜群でしたからね。2021年に同じ札幌コースで行われたGⅢ札幌2歳Sを勝っていて、この舞台は合っていると思います」と、こちらも好感触を伝えてきた。なるほど。こっちから買ってみようかなあ。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
55435 0.561
(↓0.006)
-
(-)
40304
(+3)
263
(+6)
42
(+2)
47
(-)
0.236
(-)
2.230
(↓0.04)
2
(-)
巨人
57456 0.559
(↑0.005)
0
(↓1)
35333
(+11)
290
(+1)
58
(+1)
49
(-)
0.241
(↑0.002)
2.550
(↑0.02)
3
(-)
阪神
54506 0.519
(-)
4
(↑0.5)
33345
(+5)
312
(+5)
46
(-)
34
(+2)
0.233
(-)
2.370
(↓0.02)
4
(-)
DeNA
50552 0.476
(↓0.005)
8.5
(-)
36370
(+1)
380
(+11)
73
(-)
49
(-)
0.253
(-)
3.090
(↓0.04)
5
(1↑)
ヤクルト
45574 0.441
(↑0.005)
12
(↑1)
37377
(+6)
403
(+3)
75
(-)
48
(-)
0.239
(-)
3.600
(↑0.01)
5
(-)
中日
45578 0.441
(-)
12
(↑0.5)
33273
(+5)
348
(+5)
47
(-)
31
(-)
0.235
(-)
2.750
(↓0.02)