楽天(★4対11☆)西武 =リーグ戦19回戦(2024.08.17)・楽天モバイルパーク宮城=
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西武
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楽天
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勝利投手:今井 達也(5勝8敗0S)
敗戦投手:古謝 樹(4勝5敗0S)

本塁打
【楽天】阿部 寿樹(7号・3回裏ソロ)

  DAZN
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◆西武は初回、外崎と山村が適時打を放ち、3点を先制する。続く2回表には5本の適時打が飛び出すなど、打者14人の猛攻で一挙8点を追加し、序盤から試合を優位に進めた。投げては、先発・今井が6回4失点で今季5勝目。敗れた楽天は、先発・古謝が誤算だった。

◆元A.B.C-Zの河合郁人(36)が、セレモニアルピッチを行った。メインMCを務める岩手めんこいテレビの情報番組「サタデーファンキーズ」内で結成した野球チーム「本宮ファンキーズ」の活動の一環で来場した。名前の「ふみと」にちなんだ背番号「2310」の楽天ユニホームを着て登場。捕手役を務めた岩手出身の楽天阿部に向かってノーバウンドで投げ込むと、客席から大きな拍手が送られた。河合は「番組で作っていただいた野球チームでもピッチャーを務めてはいるのですが、野球を愛する身として、こうして試合前のマウンドに立たせていただくこと自体に緊張してしまいます。でも、登場曲に、憧れの大先輩・木村拓哉さんの新曲『Head Shot』をかけてもらって、気持ちを高めて本番に臨むことができました(だいぶ逸れましたが...)」などとコメントした。

◆西武今井達也投手(26)が6回4失点で、1カ月半ぶりとなる5勝目を挙げた。2回までに11得点の援護を受けたが、阿部にソロ本塁打を許すなど3回までに4失点。4回以降はゼロで抑えるも「ほとんどの回で、先頭打者を出塁させてしまったところは反省点。もう少し、ピンポイントに投げることができればよかった」と振り返った。

◆大敗の中で一筋の光をもたらした。楽天ドラフト6位の中島大輔外野手(23)が、「2番左翼」でフル出場。西武今井から3安打2打点、プロ初の猛打賞をマークし「すごいいい投手から打てたのは、自信につなげてというか、調子に乗りすぎるのは違うと思うんですけど、今後に生きてくるというか、いいアピールだったかなと思ってます」。チームは今季8度目の2ケタ失点で敗れたが、存在感を示した。ルーキー中島のバットから快音が響いた。初回無死一塁から今井の2球目スライダーを強振。あとひと伸びで本塁打のフェンス直撃右越え二塁打を放った。2回2死満塁では、カウント1-2からチェンジアップを中前に運んで2点適時打。5回は初球カーブを右前にはじき返した。チームが一時13連敗していた天敵・今井を苦にしない。2日西武戦(ベルーナドーム)ではプロ初本塁打となる決勝2ラン。この日も3安打で「相性いいから打てたっていうよりかは、いいピッチャーだからわくわくできたというか、向かっていけた結果が良かったのかなと思ってます」と謙虚に振り返った。通算対戦成績は10打数5安打の打率5割として「今井キラー」ぶりを示した。

◆これぞ山賊打線。西武が7年ぶりの先発全員安打&全員得点となる16安打、11得点を挙げ、楽天に大勝した。あまりのケチャドバ!ぶりに、試合後の渡辺久信GM兼監督代行も「何を聞きたい?」とニンマリ。指揮官も笑みが出るほどの圧勝劇でカード初戦を制した。序盤にたたみかけた。楽天先発の古謝の立ち上がりを攻め、初回に3点を奪取。1点をかえされた直後の2回には打者一巡となる14人の猛攻で7安打8得点。22年5月28日のDeNA戦以来となる1イニング8得点を奪って試合を決めた。4回に奥村に左二塁打、6回に中前打が出て、2017年6月8日の巨人戦以来となる先発全員安打&全員得点を達成した。台風7号の接近で前夜のカード初戦が中止。迎えたこの日も試合前に一時は大粒の雨が降った。悪コンディション下で投げる先発の今井達也投手(26)を援護しようという気持ちが、一体感を生み出した。つないで、つないで、つないで、1試合16安打は今季最多。チーム最多となる4安打2打点をマークした源田は「すごくベンチも良い雰囲気でした」と振り返り、とにかくどんどん野手が点とっていくしかないと思っているので、今日のような攻撃がまたできるようにしたい」。次戦もケチャドバ! を目指す。

◆楽天ドラフト1位の古謝樹投手の22歳ラスト登板は、悔しすぎる結末となった。試合翌日の18日が23歳の誕生日だったが、プロ最短の1回0/3を自己ワースト7失点(自責6)でKO。降板後は「申し訳ないです」と短い言葉に悔しさをにじませた。初回、西武先頭西川に死球を与え、続く源田には左前打を許す。いきなり無死一、二塁とされて3番外崎に先制適時打を浴び、なおも無死一、三塁から4番山村に2点適時二塁打で追加点を奪われた。後続は抑えたものの、この回だけで28球を要する苦しい立ち上がりとなった。2回は味方の失策や自らのけん制悪送球なども絡み失点した。無死満塁から源田に適時打を浴びたところで降板。前回登板で勝利をつかみ、4勝4敗の五分でこの試合を迎えた。白星先行を目指してマウンドに上がったが、早すぎるKO劇となった。青山投手コーチらからの助言もあり、登板前のルーティンを変えて臨んだ一戦だった。学生時代から試合前日にブルペン入りも、今回は多くの投手と同様に2日前に投げ込みを行った。「2日前だろうが、前日だろうが、その試合にいい状態で持ってこれなかったのはある意味、準備不足」と反省。「まだシーズン終わってないんで、また切り替えて、またいい状態で次の試合に持っていければいいかなと思います」と前を向いた。

◆楽天のドラフト1位・古謝樹(こじゃ・たつき)投手(22)=桐蔭横浜大=が先発し、1回0/3を5安打7失点(自責点6)、1奪三振でプロ最多失点&最短降板した。一回無死一、二塁から外崎の右翼への適時打で先制され、山村に右翼線2点二塁打。二回は無死満塁から、源田に右前適時打を許したところで降板した。打者11人に対し41球。球団広報を通じて、「申し訳ないです」とコメントした。

◆西武が今季最多の16安打を放って11得点と大勝した。一回に外崎、山村の連続タイムリーで3点先取し、二回は打者14人で7長短打を集めて一挙8点を追加。今井は6回4失点で6月28日以来の白星となる5勝目。楽天は古謝が誤算。

◆西武の今井は6回4失点で、6月28日以来の勝ち星で5勝目をマークした。投球内容はぴりっとせず、得意の楽天相手に三回まで毎回得点を許した。「ほとんどの回で先頭打者を出塁させてしまった。もう少しピンポイントに投げることができればよかった」と制球面に反省点を挙げた。

◆楽天はルーキー古謝が自己最多の7失点を喫し、プロ最短の1回0/3でKOされ「申し訳ない」と、序盤で試合を壊したことをわびた。先発日の前日に本格的な投球練習を行ってきた中、今回は2日前に変更して臨んだ。80球前後で球威が低下する傾向を踏まえての新たな調整は実らず「いつもと違う流れで、心のどこかで焦りがあった。次の登板までにしっかりフィードバックしたい」と話した。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
69353 0.663
(↓0.007)
M25
(↑1)
36467
(+2)
290
(+5)
84
(-)
75
(-)
0.260
(↓0.001)
2.500
(↑0.01)
2
(-)
日本ハム
55457 0.550
(↓0.006)
12
(-)
36400
(-)
363
(+3)
78
(-)
70
(-)
0.248
(↓0.001)
2.890
(-)
3
(-)
ロッテ
56466 0.549
(↑0.004)
12
(↑1)
35396
(+5)
383
(+2)
60
(+1)
50
(+1)
0.251
(↓0.002)
3.240
(↑0.01)
4
(-)
楽天
50532 0.485
(↓0.005)
18.5
(-)
38374
(+4)
443
(+11)
54
(+1)
68
(-)
0.243
(-)
3.890
(↓0.04)
5
(-)
ORIX
48563 0.462
(↑0.006)
21
(↑1)
36307
(+3)
334
(-)
48
(+1)
44
(-)
0.237
(↑0.001)
2.820
(↑0.02)
6
(-)
西武
31732 0.298
(↑0.007)
38
(↑1)
37253
(+11)
390
(+4)
42
(-)
56
(-)
0.206
(↑0.002
3.340
(-)