オリックス(☆3対2★)楽天 =リーグ戦18回戦(2024.08.15)・京セラドーム大阪=
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楽天
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ORIX
100000011X3710
勝利投手:マチャド(3勝2敗17S)
敗戦投手:渡辺 翔太(5勝1敗0S)
  DAZN
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◆オリックスがサヨナラ勝利。オリックスは初回、森の適時二塁打で先制する。その後逆転を許して迎えた8回裏に来田の適時三塁打で同点とすると、続く9回には紅林の適時打で試合を決めた。投げては、4番手・マチャドが今季3勝目。敗れた楽天は、打線が3安打2得点と振るわなかった。

◆「侍ジャパンDAY」として開催され、試合前の始球式を元オリックス、巨人外野手の谷佳知氏(51)が務めた。プロ入り前の96年アトランタ五輪では銀メダル、プロ入り後の04年アテネ五輪では銅メダルの獲得メンバーだった。日本代表の背番号10のユニホーム姿で、ノーバウンド投球を披露。外角高めのボール球となり「ストライク投げたかったんですけど、ちょっとそれましたね。ちょっと残念でした。景色良かったです。(ユニホームは)軽いですね。時代が変わってますね。僕らの時とは生地が違う。ものすごく着心地がいいです」。京セラドームの来場は、15年の現役引退後は初めて。「懐かしい感じがするし、こういう機会があればまた来たい」と笑顔を見せた。5位に位置する今のオリックスのチーム状況については「去年までずっと首位にいて、今年は入れ替えの時期というのもあると思うし、これからじゃないですかね。来年、再来年に向けて戦っていくんじゃないかなと。若手も多く使ってますしね」と語った。日本代表での思い出については「(04年アテネ五輪の)長嶋ジャパンに行かせてもらって、銅メダルだったので悔しい思いをしました。だけど、去年(WBCで)金メダルを取ってくれたのは、日本の野球界にとっても素晴らしいと思っています」と振り返った。

◆オリックス6回の攻撃で、珍しい「併殺打ではないダブルプレー」が発生した。1死一塁から4番森の打球は中堅左への大飛球。これを楽天の中堅手辰己はジャンプして捕球したが、審判はフェンスに打球が当たってからの捕球とした。ただ一塁走者の池田は、ダイレクトでフライを捕球されたと思い、二塁手前から慌てて一塁方向へ戻った。その間に、打者走者の森は二塁に向かっており、追い越す形になってしまった。さらに送球が一塁の鈴木大に渡り、池田は一、二塁間の挟殺プレーでアウトとコールされた。何が起こったのか判然とせず、球場が騒然とする中で、二塁塁審の土山審判がマイクを持った。「まず打者走者の森選手ですが、追い越しでアウト。その後、一塁走者の池田選手にタッグ(タッチ)アウトがありましたので、スリーアウトチェンジで試合再開します」と説明。楽天の応援団から歓声が上がった。オリックス中嶋監督は、その後数分間に渡って抗議を続けたが、判定は覆らなかった。その後、公式記録員からは、森はシングルヒット、併殺打にはならない、との説明がなされた。

◆楽天鈴木翔天投手(27)が球団記録を更新していた連続無失点記録が28試合で止まった。1点リードの8回から登板。先頭の代打中川は二飛に封じたが、続く若月に四球を与える。さらに代走広岡にボークで進塁されると、最後は2死二塁から来田に直球を捉えられ左中間に同点三塁打を浴びた。「投げきってはいたので力負けだと思います」。4月17日オリックス戦以来、約4カ月ぶりの失点を喫した。

◆オリックスが不運な"併殺"を乗り越え、今季6度目サヨナラ勝ちを飾った。最後は9回無死満塁から紅林が右前に今季3度目の殊勲打を放った。ただ中嶋監督は試合後、6回の攻撃で発生した珍しいプレーに怒りを込めて言及。「俺、今まで野球やってて見たことないわ。ある?」。1死一塁で森の大飛球は中堅フェンス際へ。三塁塁審が寄って打球判断し、フェンスに当たってから中堅手の辰己が捕球したと判断してセーフのジェスチャー。ところが池田はこれを見ることができず、フライアウトと思って一塁へ戻った。この時に打者走者の森は二塁へ走っており、追い越したとしてアウト。さらに池田は一、二塁間で挟殺プレーによるアウトとなった。1点を追う場面で、チャンスが急にしぼんだ。指揮官は審判団に抗議。三塁塁審だけではなく、二塁塁審にもジェスチャーが必要だと訴えたが、打球判断をするのは1人だけと退けられた。「(抗議開始から)5分過ぎてますって言うから『退場にしていいよ』っていうしかないじゃん」。連敗を止めたのが、何よりの救いだった。▽オリックス紅林(9回サヨナラ打)「最近は全然得点圏で打ててなかった。これを続けていくことが大事。(監督に)初めてハイタッチされたんで、すごくうれしかった。次は抱きついてもらえるようにしたい」▽オリックス池田(6回の併殺になった走塁に)「僕のミス。完全に周りが見えていなかった。勝手に(フライアウトと)自分で判断したのが良くなかった。何を言おうとダブルプレーになってしまっているので」▽責任審判の嶋田一塁塁審 まず三塁塁審が打球判定をしました。ノーキャッチだから、追い越しアウト。キャッチなら追い越しはなくなる。(二塁塁審のジェスチャー要求は)中嶋監督から受けました。それはできない。審判として打球判定は1人がやるので。あのケースは三塁が。そこに対して二塁が今度は走者の動きを見ないといけない。判定はひとつなので、それに対して走者は動いてもらうしかない。

◆楽天が同一カード3連勝をあと1歩で逃した。1点リードの8回に3番手鈴木翔天投手(27)が同点打を許し、9回無死満塁から4番手の渡辺翔が紅林にサヨナラ打を浴びた。今江監督は「ここまで非常に頑張ってくれてた選手ばっかりなんで仕方ないですね。彼らでやられたら仕方ないと思ってます」。京セラドーム大阪最終戦で16年から続いていた連勝と、今季関西での試合の連勝がともに8でストップした。

◆オリックスは今季6度目のサヨナラ勝ちを飾ったが、試合後の中嶋聡監督(55)は不満が爆発した。6回の攻撃時の珍しいダブルプレーを巡る審判の判定、および動きに関してだ。1死一塁で森の大飛球は中堅フェンス際へ。三塁塁審が寄って打球判断し、フェンスに当たってから中堅手の辰己が捕球したと判断してセーフのジェスチャー。ところが池田はフライアウトと思って一塁へ戻った。この時に打者走者の森は二塁へ走っており、追い越したとしてアウト。さらに池田は一、二塁間で挟殺プレーによるアウトとなった。1点を追う場面で、チャンスが急にしぼんだ。以下は中嶋監督との、主な一問一答。-フェンス際のプレー中嶋監督 いやー、ねえ。サードの塁審が(打球判断)やってました、セーフにしました、セカンドの審判じゃなくサードの審判を見てくれ、って、そんなプレーですか? セカンド(付近の)ランナー(池田)がサードの審判見ます? 俺、今まで野球やってて見たことないわ。ある? セカンドの審判もなんかゼスチャーするよね。何もしないでそれを...。難しいこと言うよな。-池田が判断するのは難しかった中嶋監督 そりゃ難しいでしょ。誰も分からないでしょ。(フライを直接)捕ったかどうかなんか。リクエストくらいの話でしょ。-リクエストは使えない?中嶋監督 使える。あれ自体は。けど、(森が池田を)追い越してしまったのはどうしようもないよね。だから、どう取るか、でしょ。池田は戻って、トモヤ(森)は(打球が外野を)越えてると思ってて、判断ですからね。そりゃ(自然と)抜くわね。セカンドの審判が何かしてくれないと、誰も何もできないよね。「やらないから」と言われても。「やったから」って(二塁塁審は)やってないからね。それをもっともらしく言われても、誰が納得するんや。-遠くで三塁塁審が両手を広げて「セーフ」の合図を出していたが中嶋監督 ランナーが二塁回ってしまってるでしょ。(フライを)捕ったと思ったらセカンドベースを踏んで、戻ってこなきゃいけない。それをサードの審判見ながら行く? セカンド(の審判を)見るよね。近くにいるから。それが何のリアクションもなかったら、何をしたらいいか分からない。戻らんかったらアウトやし。-抗議の時に、二塁塁審はリアクションしないと言っていたのか中嶋監督 うん。しないのが普通だからと。ありえる? 高校野球見てたら、してたで。してない? セーフってやってたで。みんなに知らせるように。プロはやんないの? これは聞かないといけないと思うよ。判断としてね。意見書というか、聞かなきゃ。難しくない? 俺らも選手に何て言えばいいか分からない。-併殺というのは納得しがたい中嶋監督 もしリクエストして、あれが捕ったとなったら、(アウトは)1人で終わってるよね。でもこっちはアウトの(判定を求める)リクエストをしないといけない。ある?-勝敗に直結したらもっと大変だった中嶋監督 イラっとして終わりやね。(抗議開始から)5分過ぎてますって言うから「退場にしていいよ」っていうしかないじゃん。-意見書も中嶋監督 聞いてみないと。これから先、どうするのかという話。意見書というか、聞かないと。よくするためでしょ。責任審判の嶋田一塁塁審 まず三塁塁審が打球判定をしました。ノーキャッチだから、追い越しアウト。キャッチなら追い越しはなくなる。(二塁塁審のジェスチャー要求は)中嶋監督から受けました。それはできない。審判として打球判定は1人がやるので。あのケースは三塁が。そこに対して二塁が今度は走者の動きを見ないといけない。判定はひとつなので、それに対して走者は動いてもらうしかない。

◆オリックスが不運な"併殺"を乗り越え、今季6度目サヨナラ勝ちを飾った。最後は9回無死満塁から紅林が右前に今季3度目の殊勲打を放った。ただ中嶋監督は試合後、6回の攻撃で発生した珍しいプレーに怒りを込めて言及。「俺、今まで野球やってて見たことないわ。ある?」。1死一塁で森の大飛球は中堅フェンス際へ。三塁塁審が寄って打球判断し、フェンスに当たってから中堅手の辰己が捕球したと判断してセーフのジェスチャー。ところが池田はこれを見ることができず、フライアウトと思って一塁へ戻った。この時に打者走者の森は二塁へ走っており、追い越したとしてアウト。さらに池田は一、二塁間で挟殺プレーによるアウトとなった。1点を追う場面で、チャンスが急にしぼんだ。▽責任審判の嶋田一塁塁審 まず三塁塁審が打球判定をしました。ノーキャッチだから、追い越しアウト。キャッチなら追い越しはなくなる。(二塁塁審のジェスチャー要求は)中嶋監督から受けました。それはできない。審判として打球判定は1人がやるので。あのケースは三塁が。そこに対して二塁が今度は走者の動きを見ないといけない。判定はひとつなので、それに対して走者は動いてもらうしかない。

◆育成出身2年目のオリックス・才木海翔投手(24)が16日の日本ハム戦(京セラ)でプロ初先発する。登板に備えてキャッチボールやショートダッシュなどで調整した。巡ってきたプロ初の先発の機会に「自分のやることを変えずにストレートでどんどん押すことを考えながら投げていきたい」と意気込んだ。才木は今年5月に支配下登録され、救援で13試合に登板し、0勝1敗、1ホールド、防御率5・02。7月22日の出場選手登録を抹消されてからはファームで先発調整し、今月9日のウエスタン・くふうハヤテ戦(ちゅ~る)では6回3失点で勝利投手となった。登板を控えた心境については「めちゃくちゃ緊張はしている」と苦笑い。リラックスのために球団寮に帰ってから「アイスを食べます。(種類は)『ガツンとみかん』です」と語った。最速156キロの右腕が〝ガツン〟と直球で日本ハム打線をねじ伏せ、プロ初白星を目指す。

◆オリックス・森友哉捕手(29)が4番の仕事を果たした。「とにかく食らいついていきました。先制点を取ることができてよかったです!」一回に2死二塁で打席に立ち、先発・岸の5球目、低めの直球を捉えて右中間へ。先制の適時二塁打で幸先の良いスタートを切った。チームは試合前時点で直近5試合で1・4得点。頼れる4番が63イニングぶりとなる適時打を放ち、チームの苦境を打開した。

◆楽天・鈴木大地内野手(34)が「5番・一塁」で先発出場し、逆転2点三塁打を放った。0-1、六回2死一、二塁。オリックス先発・高島の2球目を仕留め、打球が左中間を深々と割った。今月18日に誕生日を迎えるベテランは、「打ったのは多分ストレート。大阪での最終戦ですからね。最後まで頑張ります」とコメントした。

◆オリックスは1-2の六回の攻撃で発生した森友哉捕手(29)の左中間フェンス際への打球と走塁に関する審判団の判定を巡り、首脳陣が抗議した。1死一塁で森の打球は左中間フェンス際へ。中堅手・辰己がジャンプ一番で捕球したように見えたが、判定はシングルヒット。一塁走者の池田は二塁で走塁死となり、打者走者の森は一走を追い越したとされて〝併殺〟となった。審判団は一連のプレーをマイクでアナウンスしたが、この判定を受けて中嶋監督、水本ヘッドコーチらがベンチを出て抗議。約5分間、審判団に訴えかけたが、判定は覆ることなく、攻撃終了。観客席のオリックスファンからは不満を含んだため息が響いた。

◆オリックス・来田涼斗外野手(21)が終盤に意地を見せた。1―2の八回1死で若月が四球。代走・広岡を送り込み、3番手・鈴木翔が大里への1球目を投げる前にボークの判定を受けて1死二塁。大里は左飛に倒れたが、来田が左中間へはじき返して三塁打で同点に追いついた。

◆オリックスは今季6度目のサヨナラ勝ちで連敗を止めた。1点を追う八回に来田が同点打。九回には先頭の森の二塁打と申告敬遠などで、無死満塁。ここで紅林が冷静に右前にはじき返してサヨナラ打とした。紅林は今季3度目の劇打。接戦をモノにし、同一カード3連敗を阻止した。

◆オリックス・中嶋聡監督(55)が試合後に報道陣の取材に応じ、六回の判定について不満をあらわにした。六回1死二塁で森の打球は左中間フェンス際へ。辰己がジャンプして捕球したように見えたが、審判の判定はノーキャッチで記録はシングルヒット。打者走者の森が、帰塁しようとした一走・池田を追い越したとして併殺となった。ここで中嶋監督はベンチを飛び出し、二塁の土山塁審が打球判定のジェスチャーを行っていなかったとして審判団に約5分間、猛抗議。それでも審判団は三塁の福家塁審が打球判定を担い、二塁の土山塁審は一走の判定をしていたとオリックスベンチに説明。判定は覆ることはなく、3アウトで攻撃終了となった。納得のいかない指揮官は試合後も「二塁の審判が何かしてくれないと、誰も何もできない。セカンドランナーは(三塁塁審を)見えないよね。捕ったかどうか分かってなくて、捕ったと思ってるんだったら、ベース(に戻る)でしょ。そこで行けって言われたら行くやん。各コーチャーがね。超、難しいわ」と不服の様子。続けて「(NPB側の意見などを)聞いてみないと。これから先、どうするのかという話。よくするためでしょ」と、近日中にも球団はNPB側に何らかの形でアクションを取る意向を示した。

◆楽天は自慢の救援陣が誤算で逃げ切りに失敗した。2―1の八回は鈴木翔が2死二塁から来田に同点三塁打を浴び、球団記録を更新中だった連続無失点が28試合でストップ。九回は今季無敗だった渡辺翔が制球に苦しんで無死満塁のピンチを背負い、紅林に2ストライクからサヨナラ打を許した。約4カ月ぶりの失点となった鈴木翔は「(外角に)投げ切ってはいたので力負け」と悔しさを押し殺した。勝てば3位との差を縮める好機だったが、今江監督は「ここまで非常に頑張ってくれた選手ばかり。彼らでやられたら仕方ない」と責めなかった。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
68343 0.667
(↑0.004)
M28
(↑1)
38461
(+9)
285
(+2)
82
(+4)
74
(+2)
0.261
(-)
2.530
(↑0.01)
2
(-)
日本ハム
55437 0.561
(↑0.004)
11
(-)
38399
(+6)
355
(+1)
78
(+2)
70
(+1)
0.249
(-)
2.880
(↑0.01)
3
(-)
ロッテ
55456 0.550
(↓0.006)
12
(↓1)
37391
(+1)
377
(+6)
59
(-)
49
(+2)
0.254
(-)
3.240
(↓0.03)
4
(-)
楽天
50522 0.490
(↓0.005)
18
(↓1)
39370
(+2)
432
(+3)
53
(-)
68
(-)
0.243
(↓0.001)
3.850
(-)
5
(-)
ORIX
46563 0.451
(↑0.005)
22
(-)
38299
(+3)
333
(+2)
47
(-)
43
(+2)
0.236
(-)
2.860
(↑0.01)
6
(-)
西武
30732 0.291
(↓0.003)
38.5
(↓1)
38242
(+2)
386
(+9)
42
(+1)
56
(-)
0.204
(↑0.001)
3.340
(↓0.06)