西武(★2対9☆)ソフトバンク =リーグ戦20回戦(2024.08.15)・ベルーナドーム=
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ソフトバンク
20202030091014
西武
01100000021111
勝利投手:大山 凌(1勝0敗0S)
敗戦投手:與座 海人(1勝3敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】山川 穂高(24号・1回表2ラン),柳町 達(3号・3回表2ラン),山川 穂高(25号・5回表2ラン),山川 穂高(26号・7回表2ラン)
【西武】古賀 悠斗(3号・3回裏ソロ)

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◆ソフトバンクが一発攻勢で快勝。ソフトバンクは初回、山川の2ランで先制する。その後は3回表に柳町が2ランを放つなど、小刻みに得点を重ねた。投げては、2番手・大山が2回無失点でうれしいプロ初勝利。敗れた西武は、投手陣が精彩を欠き、打線もつながりを欠いた。

◆ソフトバンク山川穂高内野手(32)が3試合ぶりの24号2ラン。4-2の5回1死二塁では25号2ランで今季5度目の1試合2本塁打となった。1回は2死からプロ初の3番起用となった柳町が四球。山川は与座の初球ストレートを左翼スタンド上段まで運んだ。同じ沖縄県出身で元チームメートのサブマリン右腕に痛烈な先制パンチを食らわせた。山川はオールスター後の後半戦だけで18戦11発目。全試合で4番に座る主砲が絶好調だ。また、2-1の3回は無死一塁で柳町が中越え2ラン。臀部(でんぶ)痛で欠場となった栗原の代役3番が結果を出した。

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◆2ラン、2ラン、2ラン! ソフトバンク山川穂高内野手(32)が7年ぶり自身2度目の1試合3本塁打を放った。西武時代の17年8月2日楽天戦(メットライフドーム)以来。後半戦は18試合で12発目と止まらない。1回2死一塁で左翼席上段に先制の24号2ラン。同じ沖縄県出身で元チームメートのサブマリン右腕、与座に痛烈な先制パンチを食らわせた。4-2の5回1死二塁では中押しの25号2ラン。2番手上田の直球にやや詰まりながらも左翼席に運んだ。締めはラッキーセブン。7回1死三塁でヤンから再び左翼席に運んだ。26号2ランはダメ押しだ。26本塁打、79打点はリーグ断トツ。不動の4番は誰にも止められない。

◆/なんということか\高々と上がった打球はレフトスタンドへ#山川穂高 26号2ラン1試合3本塁打は7年ぶり2度目?プロ野球(2024/8/15)??西武×ソフトバンク??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #sbhawks pic.twitter.com/Sz3FY3ZgE5

◆ソフトバンク先発の石川柊太投手(32)は3回6安打2失点で今季4勝目を逃した。2-0の2回は無死一、三塁で蛭間に犠飛を献上。4-1の3回は古賀に3号ソロを浴び、安定感に欠けた。53球での降板となり「打たれたボールは全部甘かったと思います。甘いボールを打たれるまでの過程とその状況にしてしまった自分の力不足です」と肩を落とした。

◆ソフトバンクのドラフト6位ルーキー、大山凌投手(22)がプロ初勝利を手にした。4-2の4回から2番手で登板し、2回無失点。4奪三振と危なげない好リリーフで勝利に貢献した。ヒーローインタビューでは「先発では勝ちにつなげることができなかったですけど、任されたところで結果を出せて良かったです」と笑顔でウイニングボールをかかげた。中継ぎとして6月から1軍昇格。直近2試合は先発登板で、8月1日の楽天戦では4回途中無失点もプロ1勝目とはらならなかった。ルーキーでシーズン途中での配置転換を繰り返しながらも大山に迷いはなかった。「役割が変わっても大丈夫ですよ。何とかなるっす。気合です」。頼もしい新人が悲願の記念星だ。白鴎大足利(栃木)、東日本国際大を経てホークスに入団。チームの新人選手では同5位の沢柳に続くプロ1勝目。小久保監督も「(相手の)流れを止めてくれましたね」とたたえた。

◆ソフトバンク柳町達外野手(27)がプロ初の3番起用に応えた。1発を含む2安打3打点。2-1の3回無死一塁で中越えに3号2ランを放った。前打者の川瀬が10球粘って中前打を放っており「(川瀬)晃が粘ってチャンスを作ってくれて、自分も続いてチャンスを拡大しようと打席に入りました」と最高の結果で続いた。7回1死三塁では左越え適時二塁打。左臀部(でんぶ)痛で欠場した栗原の代役3番が存在感を出した。

◆西武はソフトバンクより1本多い11安打を放ちながらも、わずか2点しか奪えず完敗した。相手の4本塁打に対し、古賀のソロ1本のみ。渡辺GM兼監督代行も「相手はホームラン4本全部がランナーを置いてだから、当然得点がたくさん入るのは決まっている。うちはヒットが出ても、最終的に得点につながらなかった。分かりやすいゲームです」と振り返った。

◆止まらない、止められない。ソフトバンク山川穂高内野手(32)が西武時代の17年以来7年ぶり、自身2度目の1試合3本塁打を放った。1回、5回、7回といずれも2ランアーチ。残り38試合を残して昨季のパ・リーグ本塁打ランキングのトップだった26号に並んだ。後半戦は18試合で12本塁打。絶好調の4番に導かれ、チームは8カード連続の勝ち越しを決め、優勝マジックは28となった。小久保裕紀監督の一問一答は以下の通り。-3本塁打の山川は練習から好調小久保監督 もう今は本来の山川のどっしりさが出てますね。-小久保監督も巨人時代に1試合3発の経験がある小久保監督 1回あったね。それは覚えています。-3回は2番川瀬が粘って中前打。直後に3番起用した柳町が2ラン小久保監督 うん。(川瀬)晃の活躍ね。今日は(今宮)健太を休ませようという話しで、晃がしっかりね。バントもそうだし、ファウルで粘りながらヒットも打っていい活躍をしてくれました。-先発の石川は3回2失点で降板したが小久保監督 山川の2ラン、柳町の2ランで今日は落とせないなと思ったので。あの回で見切りました。-栗原が左臀部(でんぶ)の違和感で欠場小久保監督 様子を見ます。明日から? まだ分からないです。

◆昨日の敵は今日の友ならぬ。西武にとっては、昨年の友が今日の敵となって襲いかかった。投手陣が崩れ、今季FA移籍したソフトバンク山川穂高内野手(32)に1試合3本塁打6打点。初回2死一塁から、先発の与座が直球を捉えられ24号先制2ランを浴びた。5回1死二塁の第3打席では2番手の上田が25号2ランを許し、さらに7回1死三塁の第4打席では4番手のヤンが26号2ランを献上した。西武戦での本塁打は山川が7本、ロッテ・ポランコが6本、ソフトバンク近藤、オリックス森がともに4本。かつての主砲が古巣の本拠地でアーチを積み上げ、被本塁打数でトップとなった。試合前までの山川の対西武戦での成績は、19試合で打率2割1分1厘、4本塁打、13打点。他のパ・リーグに所属するチームと比べて抑えていたが、この試合で3発で計6打点と荒稼ぎし、打率は2割3分7厘に到達した。試合後に対策を徹底できていなかったかという厳しい問いに対して、渡辺久信GM兼監督代行(59)は「徹底できなかったということはないです。ちゃんとやってますから」と語気を強めて反論した。そして「調子の良いバッターに対して安易な入り方をして、一発で仕留められている。バッテリーがしっかり今後、こういう反省を踏まえて検証もしながらやっていかないといけない」と猛省を促した。前夜に連敗を8でストップ。迎えたこの日の試合は相手より1本多い11安打を放ちながら、わずか2点を奪うにとどまった。一発攻勢に沈む展開で敗れる形に「相手はホームラン4本、全部、ランナーを置いてだから。当然、得点がたくさん入るのは決まっている。うちはなかなかヒットが出ても、最終的に得点につながらなかった。分かりやすいゲームです」。指揮官のいら立ちが最後まで収まることはなかった。

◆止まらない、止められない。ソフトバンク山川穂高内野手(32)が西武時代の17年以来7年ぶり、自身2度目の1試合3本塁打を放った。1回、5回、7回といずれも2ランアーチ。残り38試合を残して昨季のパ・リーグ本塁打ランキングのトップだった26号に並んだ。後半戦は18試合で12本塁打。絶好調の4番に導かれ、チームは8カード連続の勝ち越しを決め、優勝マジックは28となった。「どすこ~い」。1試合で3度も叫んだ。場所はかつての本拠地ベルーナドーム。2ラン、2ラン、2ラン。FA加入した主砲が敵地になった所沢で暴れまくった。「いやもう、あの...本当に奇跡だと思います」。天性のアーチスト、山川は余韻に浸った。1回2死一塁。左翼に特大の24号を放った。元チームメートの与座から先制&決勝アーチ。「与座は緩急やタイミングを変えて打たせてくるピッチャー。だからこそ自分のスイングができるカウントで振っていこうと思ったので」。初球をスタンド上段まで運ぶ1発は大暴れの序章に過ぎなかった。4-2の5回1死二塁は中押しの25号、7ー2の7回1死三塁はダメ押しの26号。西武時代の17年8月2日楽天戦(メットライフドーム)以来7年ぶり、自身2度目の1試合3本塁打だ。前回の1試合3発は「ハッキリ覚えています」。7年の時を経て、今度はホークス山川として離れ業を成し遂げた。3本塁打、6打点。「こういう位置にいるのでしっかり狙っていく」。タイトルへの欲は隠さなかった。26本塁打は2位のロッテ・ポランコに8本差をつけてリーグ断トツ。79打点もロッテ・ソトに11打点差をつけた。「ホームランと打点ですね。打率はどうしても勝てないので」。残り38試合を残し、すでに昨季のパ本塁打ランキングのトップだったソフトバンク近藤、楽天浅村らの26号に並んでいる。後半戦は18試合で12本塁打。山川だけがひとり、ケタ違いだ。絶好調の4番に導かれ、チームは8カード連続の勝ち越しを決め、優勝マジックは28となった。現役の巨人時代に1試合3本塁打を記録した小久保裕紀監督(52)も「山川、すごかったですね」と興奮気味だった。6月は0本塁打と不振だったが「4番山川」は開幕から変えなかった。指揮官は「残りの試合で爆発してくれたらいいですよ」とうなずく。4度目の本塁打王、2度目の打点王へ。タカの4番は誰にも止められない。【只松憲】山川が西武時代の17年8月2日楽天戦以来、自身2度目の1試合3本塁打。1試合3発を複数球団で記録したのは02年近鉄、09年オリックスで打ったローズ以来で、日本人選手では近鉄で3度のあとに08年に中日で打った中村紀以来になる。山川は17年の楽天戦もベルーナドーム(当時はメットライフドーム)で3本打ったが、同球場で2度の1試合3発は、89年に2度記録したブライアント(近鉄)に次いで2人目。

◆西武は昨季まで10年間在籍したソフトバンク山川穂高内野手(32)に1試合3本塁打を浴びて大敗した。西武戦での被本塁打数はロッテ・ポランコ(6本)を抜き、山川が7本でトップとなった。渡辺久信GM兼監督代行は「調子の良いバッターに対して安易な入り方をして、一発で仕留められている。バッテリーが反省を踏まえて検証しながらやっていかないといけない」と猛省を促した。

◆ソフトバンクの山川が3本塁打。一回に先制の24号2ラン、三回の柳町の3号2ランを挟んで五、七回にも2打席連発の2ランを放った。2番手で2回1安打無失点の大山がプロ初勝利。西武は与座が3回4失点で流れをつかめず。

◆西武は昨季までのチームメートの山川に3本の2点本塁打を許し、完敗した。渡辺監督代行は「調子のいい打者に対して安易な入り方をして、一発で仕留められている。細心の注意を払わないといけないところ」と険しい表情だった。一回は与座が初球の高め速球を完璧に捉えられ、左翼席に運ばれた。与座は「初回から相手に主導権を渡してしまった」と自らを責めた。

◆ソフトバンクのドラフト6位新人の大山が4―2の四回に2番手で登板し、2回無失点でプロ初勝利を挙げた。ウイニングボールは父親に届けるそうで「毎日、野球を教えてもらっていた。感謝を込めて渡したい」と感慨深げに話した。追い上げられる嫌な展開での登板でも冷静。持ち味である多彩な変化球で4三振を奪って流れを渡さなかった。栃木・白?大足利高から東日本国際大を経て入団した22歳の右投手。既に先発も経験しており「簡単な世界ではないと分かった。もっとレベルアップしたい」と意欲十分だった。

◆〝どすこい花火大会〟だ!! ソフトバンク・山川穂高内野手(32)が2017年8月2日の楽天戦(メットライフ)以来、自身7年ぶり2度目の1試合3本塁打をマーク。昨年までプロ10年間を過ごした古巣の本拠地で圧倒的な存在感を示した。「本当に奇跡だと思います。10年に一回あるかないか」ファーストスイングから快音を響かせた。一回は「自分のスイングをできるカウントでしっかり振っていこう」と与座の初球、130キロの直球を一閃。先制の24号2ランを左翼席上段へ運んだ。4-2の五回は上田から左翼席の最前列へ25号2ラン。七回はヤンのスライダーを左翼席へ26号2ランを運び「やっぱり一発目。初回に打つ打たないでは(結果は)変わってくる」と分厚い胸を張った。3本塁打、6打点の大暴れだった。26本塁打、79打点でリーグ2冠。試合前には西武時代の6年間、指導を受けた辻発彦元監督と談笑。「『やっぱり打てているときはこうだよね』っていう話はしました」と好調時の打撃フォーム再確認した。直近7試合で7発で、手がつけられない状態だ。1試合3発で昨季のパ・リーグ本塁打王の26本塁打に、105試合目で到達した。チームは8カード連続の勝ち越しで、優勝へのマジックナンバーを1つ減らして28。右の大砲は「しっかり(タイトルを)狙っていきたい。打率はどうしても勝てないので、自分の長所をこれからも出していきたい」と自信たっぷりの表情で意欲を示した。(加藤次郎)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
68343 0.667
(↑0.004)
M28
(↑1)
38461
(+9)
285
(+2)
82
(+4)
74
(+2)
0.261
(-)
2.530
(↑0.01)
2
(-)
日本ハム
55437 0.561
(↑0.004)
11
(-)
38399
(+6)
355
(+1)
78
(+2)
70
(+1)
0.249
(-)
2.880
(↑0.01)
3
(-)
ロッテ
55456 0.550
(↓0.006)
12
(↓1)
37391
(+1)
377
(+6)
59
(-)
49
(+2)
0.254
(-)
3.240
(↓0.03)
4
(-)
楽天
50522 0.490
(↓0.005)
18
(↓1)
39370
(+2)
432
(+3)
53
(-)
68
(-)
0.243
(↓0.001)
3.850
(-)
5
(-)
ORIX
46563 0.451
(↑0.005)
22
(-)
38299
(+3)
333
(+2)
47
(-)
43
(+2)
0.236
(-)
2.860
(↑0.01)
6
(-)
西武
30732 0.291
(↓0.003)
38.5
(↓1)
38242
(+2)
386
(+9)
42
(+1)
56
(-)
0.204
(↑0.001
3.340
(↓0.06)